シズム

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シズム
登場作品 SSSS.DYNAZENON
声優 内山昂輝
デザイン 坂本勝
初登場SRW スーパーロボット大戦Y
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人?
性別
誕生日 1月2日
年齢 5000歳以上
身長 159cm
体重 46kg
所属 怪獣優生思想
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シズムは『SSSS.DYNAZENON』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

怪獣使いの集団「怪獣優生思想」のメンバー。元々はガウマと同じ5000年前の人物で、当時は怪獣使いとして某国の姫君に仕えていたが、その後失踪し、現代に再び姿を現した。人型ではなかったり変形するなど、特殊なタイプの怪獣のコントロールを得意とする。

5000年前にジュウガ達がガウマと相討ちになった際には一人だけ姿を見せておらず、ボイスドラマではこの直前に行方不明になったことが示唆されており、フジヨキ台に現れるまでの経緯は不明。

他のメンバーと同様に軍服に似た衣装に金髪と褐色肌が特徴。寡黙で冷静な性格であり、時には他のメンバー達にアドバイスを行うこともある。また、ジュウガ曰く、シズムは「怪獣の声を聞くことができる」という。そう言った側面もあってか、4人の中ではもっとも「本義としての怪獣優生思想」に近い考え方の持ち主。

後にフジヨキ台高校に交換留学生として転入し、麻中蓬南夢芽と同じクラスになり、度々彼らと交流していく。

真意の窺い知れない存在であったが、その目的は「無上の自由」を手に入れること。彼にとっては怪獣こそがまさにその体現者であり、それゆえに怪獣優生思想を掲げていた。しかし、ダイナゼノンとの戦いの中で怪獣の種(バロックパール)が死に絶えたことを理解すると、体内に宿していた最後のバロックパールを用いてガギュラを顕現させ、迎え撃つグリッドナイト同盟ガウマ隊との決戦に雪崩れ込んだ。

ジュウガ達をも取り込んだガギュラはカイゼルグリッドナイトを圧倒したが、当のシズムはこの時点でほぼ勝負を捨てており、蓬が試みた起死回生のインスタンス・ドミネーションも無抵抗に受け入れ敗北、怪獣諸共滅び去った。

「自由であること」を目指して怪獣の世界を夢見ていたシズムだが、彼の在り方は言うなれば「自由と言う言葉に囚われる」という不自由であり、それこそガギュラの二つ名である「咬文嚼字」そのままの状態に陥っていたと言える。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Y
初登場作品。当初は他の怪獣優生思想のメンバー達と共に八神市を拠点にしているため、Yzネクストと行動を共にする敵キャラクターという珍しい立ち位置にある。
敵対時は怪獣の掛け合い要員として参加し、仲間になった場合はダイナゼノンリライブパイロットとして加入する。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力[編集 | ソースを編集]

『Y』ではガウマと比較すると技量こそ同値だが、それ以外の能力は一回りずつ劣る。
機体性能こそ同等とはいえ、同レベルに活躍させたいと思ったならば追加育成を行いたい。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

Y
集中閃き幸運覚醒友情
防御と支援に偏ったラインナップ。最後に習得する「友情」「絆」が実に意味深。
オニジャが攻撃系精神を担当できるため躊躇なく「覚醒」にSPを注ぎ込め、余った分は「幸運」にも回せる。

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

Y
援護攻撃L2、援護防御L2、ヒット&アウェイ精神耐性EセーブL1
援護能力の高さは有難いが、底力・ガードが無いためフォロー推奨。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

自軍フェイズ開始時に気力+3。移動力+2。
『Y』にて採用。怪獣優生思想のメンバーは誰も加速を持たないため、移動力+2はありがたい。

人間関係[編集 | ソースを編集]

怪獣優生思想 [編集 | ソースを編集]

ジュウガオニジャムジナ
怪獣優生思想のメンバー達。

ガウマ隊 [編集 | ソースを編集]

ガウマ
かつての仲間。
麻中蓬南夢芽
ガウマ隊のメンバー達。彼らの学校に転入。幾度か交流するが、実際には二人の間に生まれた情動を利用してガギュラを育てていた。
山中暦飛鳥川ちせ
ガウマ隊のメンバー達。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

神野銘
『Y』では彼女の研究に興味を持ち接触を図った。ただし、当人からは(李から招聘を受けていた最中であったこともあり)軽くあしらわれている。
ゴジラ (S.P)
『Y』では怪獣達の声を聴いたことでいち早く「怪獣の王」の存在を察知し、「破局」の到来を心待ちにしている。ゴジラのことを「完全な自由」の存在と評している。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「駄目だよ。返して来たら?」
「「だって人のでしょ?ムジナはどうしたいの?」
6話にて酔いつぶれた暦の隣に置いてあったダイナストライカーを盗んだムジナに対して。「自由であること」を目指すシズムだが、このように盗んできた人のモノを返すように促したり、他にもゴミはきちんとゴミ箱へ捨てたりなど、意外にも社会的なモラルやルールを守ろうとする部分が随所に見受けられる。
「本当は……俺たちは怪獣さえあれば、誰に従うこともなく自由になれるはずなんだ」
ボイスドラマ10.01回において。この話で催されていた宴席ではほとんど食事をせず水ばかり飲んでおり、不穏な雰囲気を漂わせつつこの台詞でシナリオを〆る。
「でも良いよ、俺はこういう怪獣を待ってた」
「これでみんな自由になれる」
ガルニクスを掴もうとしてオニジャ達が取り込まれていくのを見て。
過去を投影するガルニクスの力をきっかけに多くの人々の情動が喚起され、多くの怪獣が生まれると読んでいたシズムだが、その種であるバロックパールはこの時、彼自身が宿すものを残して死に絶えていた……。
「怪獣はどこまでも自由であるべきだ……」
最終話にて、自分自身にインスタンス・ドミネーションを発動。体内のバロックパールを顕在化させガギュラへと変貌する。
「人が理解できないものこそ怪獣なんだ。彼らは常に人の理の外にある。怪獣は何かに縛られたりはしない……君だって見ただろ?」
「怪獣の力さえあれば、時間や空間、生きることや死ぬことからも解放される」
「もう少しで無上の自由に辿り着けたのに……後悔はないの?」
「君たちはそうやって、無自覚に自由を失い、やがて自分自身を縛っていくんだ」
ガギュラを掴んだ蓬との対話の中で。
「自由」の象徴である怪獣、そのための手段である怪獣使いの力を手放し、「かけがえのない不自由」を目指した蓬の選択は、完全な自由を望むシズムにとっては理解の及ばないものだった。
『Y』でも再現されたが、この時は互いに背を向けていたことの再現なのか、会話シーンでありながら二人の立ち絵が交互に表示されるという特殊な形になっている。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「誰にも止められないから、怪獣の王なんだよ」
『Y』より、到来したゴジラウルティマについて。ゴジラとはどういう存在かを端的に表した一言。
「何にも屈しない、誰にも止められない……あれこそが完全な自由……」
「あれは怪獣じゃない。怪獣の王なんだよ」
Chapter 07メインミッション「しゅうえんのまくあけ」より、ゴジラの存在に戦慄する怪獣優生思想に対して。
シズムにとって怪獣とは自由の象徴であると共にその体現者であるため、不滅にして最強の怪獣であるゴジラとは、彼にとっては理想そのものなのだろう。
「自由だな、俺達……」
Chapter 07最終話のシナリオデモより、オオタキファクトリーに集まりエーアデント市街地の保全作業に向かう中で。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ネオフォビア
生生流転怪獣。
ガギュラ
自身に宿っていたバロックを用いて変貌した咬文嚼字怪獣。

SRWでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ダイナゼノンリライブ
『Y』で他の優生思想メンバーらと共に操縦。