スキエンティア

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スキエンティア
外国語表記 Scientia[1]
登場作品

バンプレストオリジナル

デザイン 露木篤史[2]
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 四足歩行型機動兵器
全高 284.5 m
動力 プロトンノヴァドライブ
開発 始原文明エス
所属 ザ・データベース
パイロット インファレンス
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スキエンティアは『スーパーロボット大戦W』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ザ・データベースこと知の記録者が運用する超大型機動兵器。自律機動記録プラントのコアにして、知の記録者の本体である「スキエンティアの心臓」が機体に搭載されている。

銀色に輝くケンタウロスのような姿をしており、284.5mというヴァルザカードをしのぐ巨体を持つが、肝心の武装面は胸部と両腕部を展開・共振させて放つプロトンエネルギーのビーム砲「サルース・ルーメン」と、接近戦用の両頭槍「サンクティオ・ハスタ」のみと最低限。

しかし、機能効率を限界まで突き詰めた結果、総合戦闘力は既存のどの機動兵器をも上回っており、その脅威はラダムイバリューダーが一目おくほど。

知の記録者が稼働した当初は存在しなかった機体であり、現在の宇宙に転移した後に数千年と言う途方もない年月をかけて建造・調整が進められ、最後に知の記録者のマスターシステムが移管したことで完成した。実戦投入がいつ頃のことかは不明だが、3519年前に獅子座文明に侵攻した際には互角の力を持っていたゴライオンに迎撃され、痛み分けに終わっている。

聖バレンタインの光」の原因となった機体であり、ヴェルターの残存戦力を壊滅させたが、この時はアーキオーガンが捨て身で放ったアンク・アタックで相殺され、撤退している。

1年後の本星での決戦ではノイ・ヴェルターの前に投入されるも、データを遥かに上回る力を持った彼らの前に撃破された。

しかし「スキエンティアの心臓」はインファレンスが秘密裏に建造していた新たな最終兵器・サピエンティアに移植されており、稼働したサピエンティアの攻撃によって破壊された。なお「W」ではルートによって経緯が異なり、1周目ではインファレンスの本体もサピエンティアに移管され、クリティックの本体を残したまま消滅。

2周目ではクリティックが先手を打ってサピエンティアを奪取しており、インファレンスの本体を残したまま破壊されたが、アプリカントが密かにヴァルアルムに本機の予備機としての機能を持たせており、バックアップ機能によってインファレンスの人格を保護している。

戦後、知の記録者の面々が全員自前の機体を持っていたことと、マスターシステムがサピエンティアに移管されたこともあり、この機体は復元されていない。

「スキエンティア」とはラテン語で「知識」を意味する。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦W
第1部終盤のイベントで出現して、最終回で対峙する。ラスボスの前座枠ではあるが、遠近共に全く隙が無いため思ったより攻め辛い。特殊能力面は最低限ではあるが、特殊効果は通じないので真っ向勝負あるのみ。
二周目では量産型が4機製造されている(パイロットはディセイバー)。サピエンティアを囲むように動き、援護防御で本命へのダメージを中々許さない。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

サルース・ルーメン
ラテン語で「救いの光」。両腕にエネルギーを集中、胸部を展開して撃つプロトンエネルギー砲。その威力はオーガンのアンク・アタックと互角。運動性半減の特殊効果つき。
方向指定型のMAP兵器版があり、インファレンスの能力値の高さもあって一網打尽にされかねない。
第一部最終話(第27話)のイベントではこれを三連発して来るため、印象に残りやすい(サンクティオ・ハスタは演出で冥王星が出て来る都合上ここでは使えない)。
サンクティオ・ハスタ
ラテン語で「制裁の槍」。システムを高速機動用の「モード・ケンタウロス」に切り替え、テッカマンブレードのテックランサーに似た双頭の槍を生成し、突撃して連続で突き刺す。その後地面に叩き付け、連撃を叩き込んで埋め込んだ後、出力を全開にし、星を貫通するほどのエネルギー刃で貫いてトドメ。決戦場は知の記録者のプラントなのだが、そこは演出。最初の突撃がヒットしたときインファレンス搭乗機には、赤字に白い線で描かれたカットインが出るのだが、コンマ1秒なので注視していないと見逃す。装甲30%減少効果つき。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

特殊効果武器無効
知の記録者の機動兵器の共通能力。搦め手を一切受け付けないため、頑強なこの機体相手に真っ向勝負を強いられるのは厳しい。
EN回復L

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

LL
300m近い巨体であるため当然このサイズ。ちなみに版権作品で比較するとガンバスターより40mもデカい。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「Knowledge Recorder」
知の記録者のテーマ。アルムアルクス以外全機に設定されているが、優先度が高いのは本機とアルムストラである。

名場面[編集 | ソースを編集]

消えゆく灯台守
機界新種との死闘は終わった。だが、安堵する間もなくヴェルターに次なる任務の指示が下る。木星蜥蜴こと木連にプラントが技術協力していたことが判明し、国連安保理が武力制裁を決定したという。それだけなら彼らの出る幕はないのだが、先遣隊は一部将校の独断により、人類同士の戦いに用いることを禁じられている核兵器を搭載していた。武力制裁自体は止められずとも、核攻撃の暴挙は止めなければならない。
しかし、物質昇華によって疲弊しきったヴェルターの実働戦力は、直前まで出撃できなかったヴァルストークファミリーテッカマンブレードを含む、ごくわずかなものだった。それでも彼らは依頼を遂行すべく宇宙へあがるが、ブレードを狙うテッカマンエビルが、ボロボロになったオーガンとそれを追って来たラング率いるイバリューダーの大部隊が現れる。幸か不幸か、それぞれの指揮官はそれぞれの標的のみを狙って戦い始め、ヴァルストークは戦域を迂回して突破にかかる。
しかし、その前にまたも立ちはだかる影。人馬にも似た銀の機動兵器は、ヴァルストークを巻き込んで広域攻撃を放つ。迎撃に出たヴァルホークも撃墜され、宇宙空間に放り出されたカズマを救出すべくブレスが飛び出す。そこを目がけて第三射が放たれようとしたその時、ブレードを守るべくオーガンが割り込み、命と引き換えのアンク・アタックで迎撃。高エネルギー同士の衝突に一帯は大爆発を起こし、オーガンは戦死、ブレードとブレス、カズマは消息を絶つ。残存戦力を失ったヴェルターは事実上壊滅し、止める者もないまま核の炎はユニウスセブンを破壊。「聖バレンタインの光」と呼ばれることになるこの惨劇を皮切りに、人類は再び戦乱の時代へと突入していく……。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ソフトバンク クリエイティブ『スーパーロボット大戦W パーフェクトガイド』317頁(書籍では全て大文字表記)。
  2. TUYU氏の2024年1月6日のポストより。