エイム・プレズバンド
エイム・プレズバンド | |
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登場作品 | |
声優 | 増谷康紀 |
デザイン | 岡本光晴[1] |
初登場SRW | スーパーロボット大戦T |
SRWでの分類 |
パイロット ラストボス |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 48歳 |
所属 | 地球連邦軍→UND→銀河統一計画(激闘ルートのみ) |
役職 | 士官(パイロット)→地球連邦議会議員(「暁の会」代表)→UND士官 |
エイム・プレズバンドは『スーパーロボット大戦T』の登場キャラクター。
概要[編集 | ソースを編集]
本作における自軍部隊「Tread on the Tiger's Tail(虎の尾を踏む)」の命名者であり、部隊の支援者。かつては地球連邦軍のエースパイロットとして名を馳せており、VTXユニオンの社長であるダイマ・ゴードウィンとはライバルかつ親友同士。地球連邦の改革を勧める政治家グループ「暁の会」の代表であり、「力の無い市民のために地球を守る」事を目的としてその私欲の無い清廉潔白な性格から市民から絶大な支持を得ていた。
しかし、物語終盤において地球側におけるUNDの協力者であった事が判明。そればかりか「人類は黄金の時代に進むことはできない」という黄昏の時代特有の諦観に染まっており、あえてUNDの傘下に入り10億の地球人を売り渡す事で地球を外宇宙から守ろうとしていた。
前述の通り彼自身の行動には私欲が無く、UNDに下ったのも彼なりの地球に対する善意であり、その点はT3の面々に認められていたがUNDに下る事を良しとせず結局対立。さらにT3が想定外の奮戦を行い外宇宙を始めとする多くの脅威から地球を守った事に衝撃を受け、自身こそが黄昏の時代の体現者だった事を悟る。
大気圏上におけるUNDとの最終決戦では専用機のイーファスΩに乗り込んで自ら前線へと赴き、揺らいだ信念を確固たるものにするためT3に戦いを挑む。通常ルートでの最期はゾヌーダと化した卯都木命を危険視し始末しようとするも、直後に戦場に現れたダイガイアン1号に載ったダイマの手により粛正された。
なお、通常ルートと激闘ルート共に、結成した「暁の会」はエイムの暴挙判明後および死後においても、エイムと決別したうえで組織改革および地球圏への貢献を続けていくこととなった。
激闘ルートでの動向[編集 | ソースを編集]
激闘ルート最終話では展開が異なり、劣勢となった時に何者かからの通信が入り地球へと降下。直後に通信相手であったダイマに粛正を受けるも脱出し、今までの自分は死んだとしてダイガイアン2号へと乗り込みダイマと手を組む。一度ダイマに討たれたのは自身の贖罪を果たすための一種の茶番劇であり、ある種の開き直りを見せた挙句、UNDと手を組んだ自身の行いを反故にするような発言までする始末であった。
最期はダイガイアン2号の撃破と共に運命を共にし、ダイマに玉砕を促すような言葉を残して散っていった。
その能力の高さからは想像しがたいが、実際は心の弱い人間であり、T3の活躍に伴い自分たちの過ちを理解し始めても、ラグナヤルやダイマの野望に協力し続け、彼らを窘めることもしなかった。最終的に投降を選んだダイマと異なり、自らの行いを顧みることなく死を選び、そればかりかダイマに「間違っていた道でもここまで来たら突っ走れ」と言い残したのも、その弱さに起因するものと言えよう。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦T
- 初登場作品。最終話両ルート前哨戦の相手。激闘ルートではダイガイアン2号に乗って再登場し、ラスボスの一人となる。エースボーナス込みで3回行動を行うため、攻撃対策をしっかり取る事。
- 担当声優の増谷康紀氏はOGシリーズでいくつかのネームドキャラを演じた後、今作で版権スパロボ初参加。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
能力値[編集 | ソースを編集]
能力値は盟友・ダイマとほぼ互角。格闘、技量、防御では僅かに劣るが、射撃や回避はエイムの方が上で射撃に至っては全パイロット中1位、回避においてもバーサーカーアレンビーに次いで全パイロット中2位である。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ダイマ・ゴードウィン
- 親友。通常ルートでは彼に断罪されるが、激闘ルートではその後、贖罪を済ませた(つもりにした)事でダイガイアン2号に搭乗して復帰し共に戦う。強く自信に溢れた彼に心酔しており、彼をサポートすることで自らの欠けた自信を補っている節も。ダイマが自らの力を妄信した背景に、エイムが先回りして彼を守ってきたのを黙っていたのではないかという憶測がある。
- ラグナヤル・ディンハーリッシュ
- 彼と秘密裏に通じ、結託していた。実力を互いに認めており友人ともとれる関係となっていたが、内心では組むことを嫌がっていたようで、激闘ルートでは彼を踏みにじるような発言を行った。
版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- ハマーン・カーン
- 物語序盤では、彼女と通信していた。
- 卯都木命
- 通常ルートの最終話では、機界新種から戻ったばかりの彼女を人類の脅威となる可能性として排除しようとするが、直後に現れたダイマに阻止される。
- スパイク・スピーゲルらビバップ号の仲間
- エドの自称も含めて全員のフルネームを言えることからスパイクからは「意外と話せるやつ」といい印象を決戦中に持たれ、その際エイムは「周りがそうはさせてくれなかった」と腹を割って話せた。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「全ての罪は俺が背負う!」
- 戦闘時の決め台詞。このスタンスの下、若き日にはダイマの知らないところで彼のフォローに暗躍していた可能性が高い。
- 「お前に倒されるとはな…」
「それも…悪くはない…な…」 - 通常ルート最終話。命を手にかけようとした瞬間にダイガイアンにより粛清される。
- こちらのルートではある意味、まともな最期を遂げたとも言える。
- 「死んださ。かつての私はな」
- 激闘ルート、ダイガイアン2号に搭乗して戦場に現れた際の発言。要するに「一度死んだ(ふりをした)事で罪を清算し生き返った」と言いたいらしい。
- エイム「2体のダイガイアンと機動要塞VTX…。その力があれば、UNDに恭順する必要などない」
ダイマ「そうだ、エイム!俺達の友情の力で未来を切り拓くぞ!」 - ダイマと揃っての前口上。友情と言える場面かもしれないが、ラグナヤルからしてみればUNDへの協力も自身との信頼も反故にする暴言でしかないだろう。
- 「俺はダイマの影…! だから、ダイマがいる限り、俺は絶対に負けん!」
ダイマ「俺は太陽となり、エイムと世界の未来を照らす! 来い、T3! 俺たち二人の力を見せてやる!!」 - 前口上その2。ユーザーの中には「薔薇の花が咲き乱れているようにしか見えない」「ある意味サギリを主人公とした展開の対比」「おっさんずラブ」という声も出ている。
- 「ならば俺とダイマを止めてみろ!」
「それができれば、人類は加害者にも被害者にもならず宇宙へ旅立っていけるはずだ!」 - 激闘ルートより、ティラネード・レックスとの戦闘開始前台詞。ラミィから「攻撃されることを恐れていたのにする立場になるなんておかしい」との批判を受けて。
- T3に対して発破をかけているとも期待を寄せているともとれるその物言いや、主人公が彼のこの発言を真っ当な信念・覚悟として受け取っているあたり、「人類が困難を乗り越えて前に進むための最後の障壁として立ちはだかる」という意志の表れともとれる。外敵に同胞を売り渡そうとし、最終的に敵と同じ道を進もうとするダイマを支持しつつ、心のどこかでは黄昏の時代の体現者も同然だった自分もろとも打ち破って前へ進んでほしいと願っていたのかもしれない。少なくとも、ただただ地球全土を己の野望に巻き込むことしか考えず、批判に暴言で返すようなことしかできないダイマよりははるかにまともに聞こえてくるセリフである。
- 「俺は…ここまで来られただけで十分だ…」
「ダイマ…。お前は…迷うな…」
「たとえ、それが間違った道でもここまで来たら突っ走れ…」 - 激闘ルートにおける最期の台詞。この遺言がダイマにとって最後に残された信念となった。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- ファミリーネームの由来は「バンプレスト」と思われる。
- こちらもダイマ・ゴードウィンと同じ理由で、キャラクター事典には担当声優が未表記の「プレズバンド」名義、担当声優が表記された「エイム」名義で登録されている。
- ダイマがリュウセイが成長しなかった可能性と評される事から、エイムはライが道を間違えてしまった可能性と言えなくもない。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ Gzブレイン『スーパーロボット大戦T パーフェクトバイブル』495頁。
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