武蔵坊弁慶
武蔵坊弁慶 | |
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読み | むさしぼう べんけい |
登場作品 | |
声優 | 梁田清之 |
デザイン | 鈴木藤雄 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦NEO |
SRWでの分類 |
パイロット サブパイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
年齢 | 20歳 |
所属 | ゲッターチーム |
武蔵坊弁慶は『新ゲッターロボ』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
旧シリーズの「巴武蔵」と「車弁慶」の両者を統合した形で生み出されたキャラクター。名前も「巴武蔵」と「車弁慶」を合わせたものである(この組み合わせ自体がそもそも史実の武蔵坊弁慶に由来すると思われる)。スタッフ達は今までのゲッター3における死亡フラグを無くした弁慶だと述べている。また、服装などは『ゲッターロボ アーク』の山岸獏の要素を取り入れており、終盤の行動も『ゲッターロボ號』の大道剴を彷彿とさせるなど、歴代ゲッター3担当の要素を揃えたと言えるキャラクターとなっている。弁慶が基本だが武蔵でもある為、大雪山おろしを使う。
昔、手が付けられない程の暴れん坊だったが、旅の僧に改心させられて以来、その僧が住職を勤める寺にて真人間になる為に修行を積んでいた(その割に性根はあまり変わっていないが)。念仏だけは言えるように和尚に訓練されている。
一応仏の道を歩んでいるというのにとんでもない生臭坊主で坊さんとしては失格であるが、人の命は大事にしている好漢である。自分を出家させた和尚にも人並みに恩義を感じており、彼が鬼として襲いかかってきた時も説得をあきらめず、他の坊主ともども止む無く引導を渡した後には涙を流している。
無類の女好きで、女とあらばすぐに手を出す。見た目通り腕っ節は強いがものを考えるのは苦手らしく、難しい話を聞くと10秒も持たずに眠る。そんな頭だがバイクの改造などならお手の物で、まだパイロットでない頃からゲッターの修理をする事もできた。彼の持つ守り刀「童子切丸」は物語の中盤で重大な秘密が明らかになる。
ある夜、自分の恩師である和尚と仲間の坊主が全員鬼に転じたことで寺から逃げ出す。逃げ込んだ先の山中で竜馬に出会い、彼を追って来た早乙女によって強引にゲッターロボのパイロットにされてしまうが、その後は和尚と仲間達の仇を討つ為に自ら鬼との戦いへ身を投じて行く。ゲッター3で戦う時、攻撃する時の掛け声には仏道の言葉を入れている。
過去の平安時代に飛ばされた時に一人だけ2年も生活し嫁さんを作っていた(尻に敷かれているが)が、その後隼人と合流した際に逃げ出した。
上記のように、人の道を大分外れているもののこれでも『新ゲッターロボ』作中では一番まともな人物である。その為、ゲッターロボを危険と判断し一人で破壊しようとしたが、竜馬によって阻止された。なお、阻止した竜馬自身もゲッターが危険な存在である事は理解しており、破壊しようとした弁慶を「この中で唯一マトモだっただけ」と周囲に評していた。ゲッターチームに選ばれた理由も他の二人はおろか研究所職員までも含めて『ゲッターに狂っていく』であろうと予測される中でマトモな価値観を保てるであろうという早乙女博士の判断からであったため、見事に期待に応えたと言える。
最終回のラストでは、かつての和尚と同じく旅の僧となっている。
なお「武蔵坊」は史実の武蔵坊弁慶と違い、れっきとした苗字。ミチルからも「武蔵坊君」と呼ばれる。
梁田氏はロボット作品で悪役を演じる機会が多いが、その中で珍しい最初から味方側のキャラである(尤も正義とはあまり言えないが…)。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦NEO
- 初登場作品。今回は竜馬よりも先にゲッターチームにスカウトされている。原作通り、アースティアの世界に飛ばされた際に半年も生活しており、本人もすっかり馴染んでしまっていた。
- また、女好きの設定は描写されていない。女性を見ても手を出さず、異世界に飛ばされても嫁を作っていない。
- 今回彼の能力とゲッター3が強いので無双も不可能ではない。エースボーナスもゲッター3と相性が良く、元々の堅さにエースボーナスが加わることで、味方ユニット随一の頑強さを誇る。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- 防御
- 『NEO』。被ダメージを20%軽減。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- 流竜馬
- チームメイト。よく喧嘩している。ゲッターチームに入る切っ掛けになった。
- 神隼人
- チームメイト。隼人の話が難しくて眠る事が多い。平安時代では途中から合流する。
- 早乙女博士
- 「ゲッターに取り込まれないこと」を役目として仲間に引き入れた。
- 早乙女ミチル
- 一目惚れする。
- 和尚
- 改心させられて以来、この僧の元で真人間になる為の修行を積んでいた。弁慶は恩師として和尚を尊敬しており、和尚も情けない姿に呆れながらも、鬼化する最後の瞬間まで弁慶の身を案じていた。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- J9の面々
- 『NEO』では早乙女博士の意を受けた彼らによってスカウト(というより拉致)され、ゲッターのパイロットとなった。
- アララ・ミルク
- 『NEO』にて、パフリシア城の城下町で一番美味い大衆食堂『金鹿亭』を彼女に教えた。ちなみにラムネスは「食いしん坊っぽい人に聞くと良さそう」とアドバイスしている。
- セラナン・パフリシア
- 『NEO』ではアースティアの世界に飛ばされた時に雇ってもらった。隼人を口コミで雇わせもした。
- 大牙剣
- 『NEO』では彼に対する特殊援護台詞が存在。共にダイナミック作品のキャラであると同時に、弁慶の声が彼のライバルであるドルクと同じためとも思われる。
- タマQ
- 『NEO』では彼が死んだと勘違いされたとき、彼の為に念仏を唱えた。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「情けない」
- 彼の口癖で、元は和尚が弁慶によく言っていたものが移ったらしい。実際、作中で1度だけ和尚とハモったことがあった。
- 「分かりたくない事だってあるだろうがぁ!」
- 第3話、鬼になったら倒さなければならないという事実を認めたくなくて竜馬に言った台詞。後半にはゲッターに乗りたくないが敵は倒さないといけない事で悩む、まともな部分を持つ弁慶らしい台詞である。ちなみにこの前の話である2話で、隼人の部下である革命組織の男が鬼になった際、隼人は躊躇せずに一撃で殺した。
- 「和尚様…ほんとに、俺が分からねぇのか?…何とか言えよ、和尚…!もう寝ないからよ…説教でもなんでも垂れてくれぇ!」
「和尚ぉ…和尚ぉぉぉ…!」 - 鬼となった和尚に対して、諦めずに説得を続けるも、鬼となった人間が戻る方法は存在せず…。彼自身が和尚をあの世へ送ったのだが、その今際の際、弁慶にほんの一瞬だけだが穏やかな表情を浮かべていた…。
- 「引導を渡すのは俺の務めだ!」
- 鬼になった、自分の恩師である和尚と仲間の坊主達を弁慶は極楽浄土に送った。
- 「……観音さまだ」
- ミチルを一目見てつぶやいた台詞。NEOでは女好きの描写がオミットされたため、彼女を見てもその台詞を言うことはなかった。
- 「お、俺のせいかよ!?」
- 第5話、琵琶湖で鬼獣を倒した後に地震が起きた際、竜馬から弁慶が暴れすぎたせいだと言われたときの台詞。その後黒平安京が姿を表す。NEOでもタマQが死んだと思われた時にイズミと一緒に念仏を唱えた際、タマQが起きあがったために竜馬から適当な念仏のせいで化けて出たと言われ、この台詞を言っている。
- 「俺にはさっぱりわからねえ。ゲッターってのはいったい何なんだ?」
- 第7話、鬼の狙いと防衛のためにゲッター線を利用するという矛盾。そして、「早乙女は、その構造を認めないだろう」という隼人の仮説を聞いた後、頭を悩ませた時に。このときの弁慶の発言は視聴者の言葉とも取れる。
- 「もう終わりか? 情けない…使える部品とゲッターエネルギーは、全部頂いてぇ…」
- 第9話、平行世界でゲッターと同化した弁慶。この台詞は竜馬の乗るゲッター1を襲った時の台詞。なお、この時はゲッターポセイドンに似た機体と同化していた。
- 「ゲッターから…離すな…俺を、ゲッター…からぁ…」
- 平行世界における弁慶の最期の台詞。死亡フラグは異世界の弁慶が請け負ったようだ。
- 「あんなものを見たくて、俺はゲッターに乗ったんじゃない!」
- 第11話、戦いで新宿を壊滅状態にしてしまった後、弁慶は一人でゲッターを破壊する為にロケットランチャーを携え、行動を開始した。
- 「竜馬ぁぁぁぁぁ―――――ッ!!!」
- 第13話(最終話)にて。ゲッター線に取り込まれかけ、狂気のままに四天王を嬲る竜馬の暴走を止めるために隼人と共に叫んだ魂の叫び。
- 「ゲッター線って、一体何だったんだ?」
- エピローグの2年後、かつての和尚同様旅の僧となり、早乙女研究所跡地で隼人とミチルと再会した弁慶は、竜馬の身を案じつつ、ゲッター線への疑問を再び口にするのだった。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「済んだもなにも、寝ている間にトンズラよ!」
- 第7話の台詞。ハヤトの「済んだのか?」、すなわち「別れは告げたのか」という言葉の返しだが…何やらかしたんだお前は。
- 「いつ逃げるかずっと狙ってたんだぜ。最初会った時は可愛げがあったんだが…」
「情けない…確かに俺の女癖が撒いた種だけどよ…ん? おっと、種はまいてねえぜ! 女房がいたら、何言われるか…」 - 第7話、過去の平安時代で嫁の事を話している時に聞かれてもいないのに隼人にこう言った。じつに生臭い話である。
スパロボシリーズの名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]
- 「これも仏の導きかもしれん…。南無…」
- 『NEO』第6話「三匹が行く」に於ける初登場時の台詞。「仏」と言っても彼をスカウトしたJ9のお町のことではないので注意。
- 「うまいメシか? そうだな…俺のオススメは金鹿亭っていう店だな。値段も安くてボリューム満点だぜ! そこの通りを行けば看板が見えるぜ」
- 『NEO』第8話「剣と魔法の世界へ」より。大衆食堂を探していたミルクに聞かれた時の答え。ファンタジーRPGによくいる『街の施設案内をしてくれる村人A』的な台詞である。このやりとりを見ていた隼人からも「すっかり馴染んでるな」とツッコミを入れられている。
- 「マグナム? 拳銃をなくしちまったのか?」
- 『NEO』第10話「猛攻!ゴールド三兄弟!」より。マッハウインディの「マグナムの行方がわからなくなった」という発言を耳にして。たしかにフルネームではなく略称だったので間違えても無理は無い……のかもしれないが、殺生や荒事とは縁遠いはずの仏門の人間としては発想が物騒な気がしなくもない。
- 「俺はゲッター線に負けやせんぞ!勝って未来を勝ち取ってやる!」
- 『NEO』第40話「時をこえた神々の戦い」に於ける邪神ドラゴとの戦闘前会話より。
- 「このような所で中断するなどスパロボプレイヤーにあるまじき行為! この根性なしがっ!!」
- 『NEO』終了メッセージより。〆の部分は弁慶役の梁田清之が演じた『SLAM DUNK』の赤木剛憲が元ネタとされる。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ゲッターロボ (新)
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- ゲッター3 (新)
- メインパイロットとして搭乗。
余談 [編集 | ソースを編集]
- 声優は『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』の武蔵と同じ梁田清之氏がキャスティングでされている。梁田氏はその後『ゲッターロボ アーク』で車弁慶を演じており、武蔵から武蔵坊を経由しつつ弁慶も演じた人物となった。
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