ゲッター1 (適者進化態)

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ゲッター1
(適者進化態)
登場作品

ゲッターロボシリーズ

デザイン 清水栄一
初登場SRW スーパーロボット大戦30
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 ゲッターロボ
エネルギー ゲッター線
別形態 ゲッター2
ゲッター3
開発者 早乙女博士
乗員人数 3名
主なパイロット
【メイン】
流竜馬
【サブ】
神隼人
車弁慶
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ゲッター1(適者進化態)は『ゲッターロボDEVOLUTION -宇宙最後の3分間-』の主役メカ

概要[編集 | ソースを編集]

早乙女博士が開発した巨大ロボット。

基本的な形状やカラーリングはゲッター1に近いが、ひび割れたように見える線のある口部[1]や大型化した肩部、その外周に装備された装甲が大きく異なる。またコクピットも従来のゲッター1系統の口部や胸部ではなく額部に設置されているのも特徴。

自分達の住む世界や数多の並行世界仮想世界である事を知った竜馬が、ミチルの姿を借りたゲッターの言葉により覚醒したことで仮想世界を構成するゲッター線そのものが竜馬に適応し、ゲッターロボを進化させた姿。

元々は現実世界の早乙女博士が現実世界に迫る脅威に対抗するため、プロトゲッターのメインコンピューター内に構築した仮想世界を使って数億回のシミュレーションを繰り返したことで誕生した小型版ゲッターエンペラーと呼べる存在。仮想世界が消滅する際にデータをオーバーロードさせ、現実世界のゲッターロボにフィードバックして強制進化させることで本機を現実世界へ現出させるのが目的だった。

そして、早乙女博士の目論見通り、仮想世界の竜馬がゲッター炉心と偽られていた仮想世界の中枢である「皇帝の欠片」を砕いたことで仮想世界の消滅と共にプロトゲッターを強制進化させた事で現実世界へ出現するが、竜馬たちもゲッターを構成する一部となっていたため一緒に現実世界へ出現してしまい、現実世界の竜馬では扱えなくなるという予想外の事態が起きてしまった。これは仮想世界の早乙女博士もゲッターロボをシミュレーターとして同様の行動を行っていたためであり、後述のゲッターの記憶はその算出されたデータがフィードバックされた物になる。

仮想世界で生まれた全てのゲッターを記憶しており、それら全ての能力が使用可能で機体の仕様を変更する事もできる。仮想竜馬たちにも戦闘経験がフィードバックされており、圧倒的な戦闘能力を発揮する。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦30
初登場作品。「エキスパンションパック」にて追加参戦。
変形要素も含めて世界最後の日設定の真ゲッター1を引き継いだような性能となっている。
最大攻撃力に関しては真ゲッタードラゴンと互角の性能を持つが、移動後に使える中間武装の射程が短い上にトマホークブーメランのような中射程の弾数武装がなく、準最強武器は移動力使用不可能。
加えて、EN回復・ゲッター線解放といった強スキルを持たないなど小回りの面でも劣るため、変形か強化パーツで補う必要がある。
幸い、ゲッター1に足りない武器はゲッター2ゲッター3が補完しているので、パイロットの育成が進んでいるなら、変形して戦うことでEN消費を抑えつつ最大限の火力を出すという、効率的な戦い方が出来る。
精神コマンドに関しても、あちらは「覚醒」なのに対してこちらは「決意」なので、大ボスを単独で倒し切る真似は難しい。その分こちらの弁慶は「勇気」を習得するため、竜馬の精神は「決意」のみに注ぎ込めるのが魅力。
総じて、あちらは対大ボス特化・短期決戦に適しているのに対して、こちらは『高い火力でHP高めの雑魚の群れを蹴散らしつつ、大ボスにも一撃入れる』という、長く戦う力に長けている。
原作では現実世界に出現後は通常形態やゲッターウィング展開形態を使い分けていたが、今作では適者進化態で固定されている。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

ゲッターパンチ
『30』で採用。接近して渾身の右ストレートを放つ格闘技。

武装[編集 | ソースを編集]

ゲッターレザー
両腕に装備したカッター。歴代のゲッター1のゲッターレザーと異なりカッターが二列に並ぶ構造になっている。
SRW未採用。
ウイング
進化と同時に背中に出現した翼。待機時などは尻尾共々消す事もでき、瞬間的に展開できる。複数のユニットが繋がった形状をしており、敵を切り裂いたり身を包むことで防御に使用することも出来る。
SRWでは武器としては未採用。
尻尾
進化と同時に背中から出現した尻尾。自在に動かし、敵を貫くことが可能。
SRWでは武器としては未採用。
胸部ゲッタービーム
胸部から放つゲッター線の奔流。
『30』では「ゲッタービーム」名義で単独採用されている他、ゲッタービーム皇でも使用する。
『30』の「ゲッタービーム」としての性能は、低燃費・短射程の移動後攻撃可能武器。射程に難があるため、射程が1長く攻撃力に優れるゲッター2のドリルアタックか、射程が2長いゲッター3のゲッターアームの方が取り回しが良い。
肩部ゲッタービーム
両肩から放つ細く拡散するゲッタービーム。
『30』ではゲッタービーム皇の演出で使用。
ゲッタートマホーク
両肩の外殻装甲をスライドさせて取り出す主武装。湾曲した大振りの刃の背にグリップが付いた形をしている[2]。また従来のように、ブーメランとして使用する事もできる。原作では適者進化態に移行した後は使用していない。
『30』では左肩から取り出し、ゲッター軌道にて急速接近し3回斬撃を行う。残念ながら「トマホークブーメラン」は存在しない。
大型ゲッタートマホーク
鎖骨のあたりから取り出す真ゲッター1のものに似たトマホーク。原作では適者進化態に移行した後はこちらを使用している。
SRW未採用。

必殺技[編集 | ソースを編集]

ゲッタービーム皇
両肩の砲口から細く拡散するゲッタービームを放ち、更に胸部ゲッタービームで追撃する。止め演出ではビームの余韻が系統樹のように地球から宇宙に伸びている。原作12話において、不進化体にとどめを刺した両肩と胸部のゲッタービーム一斉発射の再現。また原作25話ではMAP兵器さながらに不進化体の大群を一度に薙ぎ払い、最終話でもゲッターウィルのゲッタービームに対して同様の攻撃を行い、相殺どころか押し返す威力を出している。
『30』ではゲッター1・2・3の各形態の中で最も射程が長いため、反撃用の武装として有用だが、EN消費には要注意。パイロット育成が済んでいるなら、ゲッター2やゲッター3に変形し、そちらの武装で反撃する方がENを節約できる。
ストナーサンシャイン
最終決戦にて現実世界の竜馬達が乗り込んだ6人乗り状態で、6人の心をひとつにして放った必殺技。現実世界の竜馬の搭乗機が使っていた技を再現している。
『30』では3人乗りのまま使用できる最強武装として採用。こちらでは仮想世界の竜馬達の持つ数多のゲッターの記憶を元に再現している。
アニメーションは原作の流れをそのまま再現しており、ゲッター機動、左構えで形成、機体より巨大なエネルギー体、左手投げは実際に行われた物。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

変形
ゲッター2ゲッター3に変形可能。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

1L

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

最大EN+50。行動終了後も「変形」が可能となる。
『30』で採用。EN消費系の武装ばかりなのでENの補填はありがたい。後者についてはPPのうちはゲッター1の攻撃力で暴れ回り、EPはゲッター2の回避率かゲッター3の防御力で対応する、といった使い分けが狙えるようになる。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「皇帝の欠片」
『30』で採用。
「吹きすさぶ逆風」
『30』スポット参戦時のBGM。スパロボオリジナル曲。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

その姿、異類異形にして──
竜馬の覚醒に呼応して再び襲ってきた敵。隼人は別の場所にいて弁慶は負傷してしまっていたため竜馬は一人でゲッターに乗り込む。3人の力を合わせねば真の力を発揮できず、無数の敵の群れに飲み込まれていくゲッターと竜馬。しかしその時、竜馬の叫びと共にゲッターは進化を遂げる。それは現実世界の早乙女博士たちですら予測しえない事態であった。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 展開する事で、ゲッター1のような口部になる。
  2. 形状はティエレンのカーボンブレイドや、同作者がデザインを担当したツクヨミのハンドアックスと似ている。

商品情報[編集 | ソースを編集]