ガムリン木崎
ガムリン木崎(Gamlin Kizaki)
- 登場作品:マクロスシリーズ
- マクロス7
- マクロスダイナマイト7
- マクロスF(小説版のみ)
- 声優:子安武人
- 種族:地球人
- 性別:男
- 生年月日:2026年1月17日
- 年齢:19歳
- 身長:179 cm
- 体重:71 kg
- 血液型:AB型
- 出身:火星のH.G.ウエルズシティ
- 所属:新地球統合軍ダイヤモンドフォース隊
- 階級:中尉⇒大尉
- 役職:隊員⇒隊長
ダイヤモンドフォースに所属するエリートパイロット。
15歳で航空士官学校に特待生として入学し、三年の課程を二年で卒業する。これは、ガムリンの才能もさることながら、教官をつとめたミリア・ファリーナ・ジーナスのしごきの効果も大きい。
根っからの真面目人間の為、女性関連になるとからっきしであった。また、当初は軍務の妨げとなっている熱気バサラのことを快く思っていなかったが、思わぬ共同作戦を経てバサラの歌を理解するようになる。
働きが認められて大尉となってからは、死亡したフィジカや療養中の金竜に代わり、ダイヤモンドフォースの隊長を務める。
軍人として前線で戦うことに誇りを持ち、かつエリートコースに乗っていたと言う自負もあってか、中盤、最新鋭のVF-19を駆るエメラルドフォースが結成されたにも関わらず自身率いるDフォースがシティ7専任防衛に回された際には一線を退かされたと認識したため、Eフォースへの推薦をミリアに嘆願するなど不満をあらわにする場面もあった。 もっともこの任務に関してはミリアがマックスに「最も信頼の置けるパイロットをシティの防衛に回してくれ」と要請したことが背景にあったため、むしろ栄転である。
バロータ突入作戦の折にはガビルの特攻に遭い、愛機ともども爆破したかに見えたが、軽い怪我ですんでいた。
ミレーヌとの付き合いをはじめ、様々な出会いをきっかけに、次第に角が取れて丸くなっていった。幼少時は、その髪型から火星人呼ばわりされていたとか。なお、この生え際にして19歳である。
ダイナマイト7では、突然バサラが旅に出たことにより調子の出なくなったミレーヌのため、バサラ捜索に赴く。
小説版『マクロスF』でもダイアモンドフォースの隊長としてガムリンらしき人物が最終盤で登場し、かつて金竜に言われた言葉を放ち、部隊を率いてバジュラと戦っている姿が見られる。この時、ランカとシェリルの歌を聴いた彼は、「あの男」の事を思い出していた。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- 初参戦作品。エースと呼ぶにはやや能力が振るわないが、精神コマンドは恵まれており、熱血をすっ飛ばして愛を覚える(後で魂も覚えるが)。バルキリーパイロットの中では序盤から離脱も少なくずっと参加するので、撃墜数を稼ぎやすいのが魅力。また彼の撃墜数が隠し機体のフラグにもなっている。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 「ガムリン・木崎」表記。今回は前作に当たる『超時空要塞マクロス』と共演するため、前作キャラにも特殊援護台詞がある。また、魂を修得し、主要なボスキャラにも戦闘前会話が用意されている等、主人公では無いキャラクターとしては優遇されている。バサラが非戦闘系からか、戦う側の主人公という扱いなのかもしれない。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 「ガムリン・木崎」表記。『ダイナマイト7』での愛機と共に参戦。登場と参戦が中盤からなので仲間になるのは遅いが本作ではエース級の実力をもち、バサラとの合体攻撃で演出面でも優遇されている。エースボーナスによる低コストの愛も強力。ただし魂を覚えなくなった。ちなみに味方で彼のみ再攻撃時のセリフがない。原作終了後の設定での登場なので、バサラの良き理解者という面が強く、以前の自分の様にバサラのことが理解できずに苛立つアルトの相談に乗ったりアドバイスを送るなどマクロスFの物語にも関わっている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今回もバサラと共に同時加入。自分の事は棚に置いておきながら他人の色恋沙汰に口を出すミレーヌに溜め息をつく場面も。エースボーナス、精神コマンド共に自チームを強化する意味合いが大きい。バサラのフォローを続けてきた彼を文字通り体現してみせた形だが、彼女によってとんでもない事実が発覚してしまう羽目に。
パイロットステータスの傾向
能力値
命中の高さはエース級だが、射撃、回避、技量などは他のエースクラスパイロットに比べるとやや物足りない。格闘も低いため、VF-19のピンポイントパンチはあまり活かせない。
精神コマンド
主役ではないが魂を覚える。Dでは早期に愛を修得するなど、精神コマンドは優遇されている。
特殊技能(特殊スキル)
特殊技能も非常に多くの技能を修得する。
- D
- シールド防御、撃ち落とし、カウンター、ヒット&アウェイ、底力L7、援護攻撃L2、援護防御L2、指揮L2、コンボL3
- 第3次α
- 底力L7、カウンターL6、援護攻撃L2
- 第2次Z再世篇
- 底力L5、ダッシュ、ヒット&アウェイ
小隊長能力(隊長効果)
- 第3次α
- クリティカル率+10%、回避率+10%
エースボーナス
パイロットBGM
- 「SEVENTH MOON」
- オープニングテーマ。ガムリンの声を担当する子安氏が熱唱(?)する替え歌も存在する。
- 「DYNAMITE EXPLOSION」
- 『マクロスダイナマイト7』オープニングテーマ。バサラとの合体攻撃時はこれになる。
人間関係
- 熱気バサラ
- 当初はその存在を疎ましく思っていたが、やがて彼の歌を認め、理解者になる。
- ミレーヌ・フレア・ジーナス
- お見合い相手。やがて思いを寄せるようになる。
- ミリア・ファリーナ・ジーナス
- 士官学校の教官。
- 金竜
- 上官。信頼していたが、壮絶な戦死を遂げる。
- ドッカー
- 同僚で、後に「エメラルドフォース」として対抗意識を持つ。
- フィジカ・S・ファルクラム
- 部下。
- ディック、モーリー
- 隊長時の部下で、新人。新人ながらもミリアから抜擢されただけあり、腕前は本物。ちなみにモーリーの中の人は後にマクロスゼロで工藤シンを演じる鈴村健一氏で彼のデビュー作だったりする。
- ガジェット・M・千葉
- 軍医。当初彼の理論には目も傾けなかったが、バサラらを知ってからはアドバイザーとなる。
- ガビル
- 何度も彼と交戦し、撃墜している。そして、ガムリンの名を知ってからは復讐を目論む。
他作品との人間関係
- 早乙女アルト
- 16歳年下のパイロット及び人生の後輩。しかし再世篇では2,3歳差。かつての自分の様に天才的な技量を以って戦場で歌うバサラに反感を覚える彼をやんわりと窘め、助言を与える。
- ジョシュア・ラドクリフ
- 序盤から絡む場面も多く、徐々に打ち解けあい、最終的には深い信頼で結ばれた戦友同士に。ルートによってはEDにて彼がマクロス7船団に同行する事になった際、彼の同行を喜んでいる。
- デュオ・マックスウェル
- Dでは割と親しい間柄。
- ウッソ・エヴィン
- Dではガムリンがミレーヌのファンである事を知り、「そういう人だったんですね」と軽蔑した。尤も、本作で覗き騒動の主犯格までやらかした彼が言える事ではないだろうが。
- アムロ・レイ
- Dの中盤、ヒイロにチェーンと二人で出かけていた件をベルトーチカにバラされてしまった事で、彼が非常に居辛い雰囲気でいたところ、ガムリンが仲間に出撃を促してくれたので彼に感謝されるが、事情を知らないガムリンは首を傾げてしまう。
- モーム
- 再会時に髪の毛が後退しつつある事を宣告されてしまう。彼自身薄々感付いていたというのがより一層事態を悲惨にしている。
名台詞
- 「何故撃つ、熱気バサラ!? お前は…お前は歌うんじゃないのか!?」
「歌え、バサラ!」
「歌うんだ!バサラ!」 - プロトデビルンが歌を聴かない事に腹を立て、発砲したバサラを体を張って止めて発した台詞。この時、名前を呼び捨てにしている。
- 「フィジカ…安心しろ。お前の家族はな、無事に暮らしているぞ…シティ7で」
- 第17話より。戦死したフィジカの遺族である妻子が既に別の男性と幸せに暮らしている事実を知った後に呟いた台詞。
- 「バサラ…俺に歌わせやがって…」
- 昏睡状態のバサラを目覚めさせる為に歌った音痴のガムリンが、TV版の最終話、目を覚ましたバサラに対して。ちなみに、バサラもガムリンを守る為に主義に反してミサイルを撃ち、『俺に撃たせやがって』と発言しており、その台詞と対になるという、粋な台詞である。
迷台詞
スパロボシリーズの名台詞
αシリーズ
- 「私は子供の頃から、この髪型だ!」
- 第3次α中断メッセージより。バサラに生え際の後退を指摘されて思わずエキサイトするも、ミレーヌにまで心配されてしまい著しく凹む。
- 「しっかり歌えよ、バサラ!俺達も俺達のやり方でゲペルニッチを止めてみせる!」
- 第3次αでのゲペルニッチとの最終決戦に於ける戦闘前会話。ガムリンとバサラのセッションが、暴走したゲペルニッチに炸裂する。
- 「シンジ君!待っていろよ、君は俺達が必ず救い出す!」
「もう俺は、目の前で仲間が死ぬのを見たくは無いんだ!!」 - EVA初号機ヨリシロVerとの戦闘前会話。第3次αでは金竜の他にギジェの死(生還フラグが成立しなかった場合)にも直面しているので、ガムリンも殊更懸命に叫ぶ。
- 「感情を知らない貴様は機械に過ぎない!」
「それで我々を…誇り高きダイヤモンドフォースを倒せると思うな!」 - エイスとの戦闘前会話。エイスが「見苦しい」と一蹴した「剥きだしの感情」を全開にして、怜悧な戦闘機械に吼える。
- 「こういう時こそ歌うんです!歌う事はハートを燃やす事だって、いつも言っていたじゃないですか!」
「我々はまだ生きているんです!だから、死んだ者達にそれを見せ付けてやりましょう!」 - 第3次α最終話、圧倒的な猛威を振るうケイサル・エフェスに臆するミレーヌへ送ったガムリンの激励は、バサラの心をも動かす。
- 「わかる…わかるぞ、ミレーヌさん、バサラ!歌の素晴らしさ…生命の素晴らしさが!」
「俺の歌を聴け、ケイサル・エフェス!戦いという生命の歌を!!」
「最終ターゲット確認!ケイサル・エフェス!」 - 第3次α最終話の逆襲時に於けるケイサル・エフェスとの戦闘前会話、及び特殊戦闘台詞。遂にガムリンがバサラの十八番を引用し、霊帝に向け熱唱する。
Zシリーズ
- 「三島補佐官。バサラはプロトデビルンを撃退するために歌ったのではありません」
「彼はただ純粋に自分の想いを歌にしていただけです」 - 第2次Z 再世篇序盤でランカの歌を対バジュラ戦術に利用した三島にバサラが憤慨した場面より。
バサラを「対プロトデビルンの最大の功労者」と評した三島に苦言を呈した。 - 「責めている訳じゃないさ。それが普通の反応だと思う」
「以前の自分も君と全く同じだったからね」 - 第2次Z 再世篇中盤でバサラの事が理解出来ずに苛立ちを隠せないアルトへ、彼の心情を汲みつつ嘗ての自分を思い起こす。
- 「バサラはいつも心のまま、想いのままに歌う!お前のような嘘で心を塗り固めた男にバサラの歌を止められるものか!」
- FIRE BOMBERとのセッション「DYNAMITE EXPLOSION」でアリエティスへと大ダメージを与え、バサラがアイムの思惑通りに動く男ではない事を断言する。
- 「その意気だ、アルト。バサラにとっての歌は我々にとっての戦いだ!」
「自分の想いを力に変えてみせろ!」 - アイムを退け、バジュラとも意思の疎通が図れる可能性を見せたバサラに触発され、戦意を取り戻したアルトを鼓舞する。
- 「みんな、バサラの歌を聴け!」
- 「DYNAMITE EXPLOSION」の際の台詞。バサラの歌を理解しようともしない輩にはこの後ガムリン直々のピンポイントバリアパンチが待っている。ちなみにこの台詞を言いながら敵に鉄拳制裁するため、ネタ的な扱いをされる事も。もともとは第3次αでのバサラへの援護セリフ(ただしシステム上事実上の没セリフだった)。再世篇では援護セリフとしても発言する。
- 「プレイヤーの諸君、お疲れ様だ。休憩に入る前に俺の決意を聞いてくれ」
「激化していく戦いに備え、俺は自分の限界を超える術を探した…。そして、三日三晩寝ずに考えた結果がこれだ!」
「俺も思いの丈を歌にする!」
「行くぞ、『俺はガムリン』!うおおおお! 俺の歌を…!」 - 中断メッセージにて。この時はバサラが割り込んだおかげで事なきを得たが、本当に歌っていたらどうなっていたのだろう……。
搭乗機体
- VF-17S ナイトメア
- 金竜の死後に機体を引き継いだが、失われる。
- VF-17D ナイトメア
- 初期の機体であり、最終決戦時には改良されて搭乗。
- VF-11 サンダーボルト
- VF-22S シュツルムボーゲルII
- OVA『ダイナマイト7』での乗機。
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