ライオネル・ニールセン

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ライオネル・ニールセン
登場作品

バンプレストオリジナル魔装機神シリーズ

声優 東地宏樹
デザイン 渡邉亘
初登場SRW 魔装機神F COFFIN OF THE END
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
所属組織 地球連邦軍アルメラ軍
所属部隊
地球連邦軍
DMXチーム
軍階級 中尉
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ライオネル・ニールセンは「魔装機神シリーズ」の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

アルメラ共和国の外国人部隊に所属する軍人。

元々は地球連邦軍に所属していたパーソナルトルーパーのパイロット。オペレーションSRW後に連邦軍そしてダニエル・インストゥルメンツの特殊作戦部隊DMXチームに配属された。そこで戦友のミルトン・ベレワと再会し修羅の乱までを共に戦い抜いた。その後春秋戦争時に地上世界からラ・ギアスへと召喚された。

実戦の経験が豊富で、戦場での判断は正確。相当に過酷な戦場を経験してきたのを伺わせる台詞もあり、時には非情な決断を下す事も厭わない現実的かつシビアな職業軍人であるが、可能な限りの配慮や思いやりを忘れることも無い良識人でもある。

ニヒルで皮肉屋な面を見せることも多いが、実際には激しい闘志の持ち主である。

操者として非凡な能力を持ち、性能面では作中の味方機で最低クラスのディーグリッドを使用しながらも、「へぇ……やるみたいだ」(アディーナム)、「てめぇはなかなかやりそうな感じだな!」(エリック)、「ちっ……格が違う……」(ブロウ)、「厄介なものがまとまった」(ヴァルシオーガに乗った際に、ボーロ)と、ほぼあらゆる相手から凄腕の強敵として認識されている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

魔装機神シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
初登場作品。実戦経験豊富なベテラン軍人ということもあってか、時折きつい態度をとりながらも元は民間人だったサキトや年若い上官であるエリシアを引っ張っていく。ステータス、精神コマンドの取り揃えの良さも含めてバリバリの戦闘屋であり頼りになる。ディーグリッドの戦闘力にやや不足感があるが、ヴァルシオーガに乗り換えてからは本領発揮、ラ・ギアス7大超兵器には及ばないとはいえ非常に高い戦闘能力をみせてくれる。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記
第2部のSTAGE21ではDMXチームの一員としてFDXチームの前に姿を見せている。修羅の赤の兄弟との戦いにも参加し捕らわれていた兵士たちを救出した。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

魔装機神F
不屈幸運必中気合熱血、自由選択
特に最初から覚えている幸運にお世話になる(ついでにトロフィーを獲っている)プレイヤーも多いだろう。パラメーターや精神コマンドを見ても後期機体であるヴァルシオーガとも相性が良い。自由選択には弱点の足の遅さをカバーする加速か、さらに火力を上昇させる魂などが有効。

パイロットBGM[編集 | ソースを編集]

「たぎる闘志」
専用BGM。クールな曲調のハードロックが耳に残る、「RUSHING DANDY」「Shouting Black」に続く格好良いおっさん用BGM第3弾。

人間関係[編集 | ソースを編集]

エリシア・ゼフィール
年下の上官。自分達の纏め役として彼女を推薦する。
サキト・アサギ
仲間。突然戦闘に巻き込まれた彼に戦場の心構えを説いて行く。時には荒い手段に訴えることもあるが、大人として軍人として彼を導いて行く事になる。
ティール・カーヴェイ
仲間。馬があったのか最初から意気投合している。彼の戦死後はヴァルシオーガの操者としてその遺志を引き継ぐ。
フィリス・ジャラヴ
仲間。ヴァルシオーガと共にディーグリッドの整備も担当している。機体の不備でフィリスが絶対絶命に陥った時、かつての相棒の最期を思い出し一人で守り抜こうとした。が、諭され再び見捨てる事に。
タムドル・オーレイ
仲間。ディーグリッドの整備も担当。ディーグリッド解体の際に整備士としての仕事を問う。
テュッティ・ノールバック
護衛対象。彼女を国外に送り届ける所にサキト達が居合せる。
シュウ・シラカワ
艦長。地上人であり連邦軍でもあった彼にとってかつては敵であったが、ラ・ギアスにおいては普通の対応をしている。
ムデカ・ラーベンス
友人。ロザリーとの仲をティールと一緒に応援する。
ダン・ワッツ
地上におけるかつての上司。とある作戦の最中、MIA認定された際に拾われた。
ライオネル自身は彼のやり方を快く思っていなかったため、地上に対する未練は無いようである。
ミルトン・ベレワ
かつての相棒であり、所属していたDMXチームの隊長。DC戦争以前は攻撃ヘリのガンナーとパイロットの関係だった。
COE本編では自身が召喚される前に戦死した事が語られている。
リェータ・ウィーバー
アンゴラ地区カビンダ州の第十二補給基地で出会った際に意気投合する。

名台詞[編集 | ソースを編集]

魔装機神F COFFIN OF THE END[編集 | ソースを編集]

「それが、俺の受けた任務だ。そして、その任務をこなすのが軍人だ。危険の大小は問題じゃねえ」
「安心しろ、こっちも最初からお前さんみたいな民間人の子供に力を借りるつもりはねぇ。軍属2人の協力さえありゃあいい。いや、民間人なんぞが付いて来たらかえって邪魔なだけだ」
第5話 「常在戦場」より。サキトに軍人としての生き様を説いていく。
「……まあいい。俺も堅苦しいのは好きじゃねぇ。階級の上下だけで兵の質が変わるワケでもねぇしな」
同じく第5話より。ため口を聞いてきたティールに対して。これ以降互いに名前で呼び合うようになる。
「その言い方は気に入らねぇな。軍の機体を預かって戦ってるのなら、少なくとも軍人に準ずる立場だ」
「本人の意思によるものかどうか……そんなもんは、戦場じゃ関係ないぜ」
第12話 「パトリオット」より。自分は軍人じゃないと呟くサキトに対して。軍の機体に乗っている以上軍人と認識されるのが普通だ、と兵器を扱う者への心構えをサキトに説く。
「向こうでも色々あったが……ダニエル社の雇い主のやり方に嫌気が差していたし、未練はねぇ。それに、こっちの方が良い待遇だったしな」
第13話 「善意と悪意」、サキトに地上に帰りたくないのか、と問われたことに対する返事。
(ま……考えてみりゃ因果な話だが。死んだあいつは天国行きで、生きてる俺は地の底に……ってのもな)
第23話 「並び立つ英傑」より。既に故人となった戦友の事を思い出しながら。
「……お前さんを見てると、昔の雇い主を思い出すぜ。奴のファッションセンスもイカれてたからな」
第27話「シュテドニアスの明日」でのボーロ・フェイブルとの戦闘前会話。元の所属を考えるとの事だろう。
「有用な戦力を温存するために魔装機神を先に離脱させたんだろ?そもそも本音を言えば、まず何よりその機体を退避させたかったんじゃねぇのか?」
第39話「破滅の扉」にて。魔装機神を先に出口に向かわせるシュウの考えを看破し、後の戦力になるであろうレイブレードとグランゾンを先に帰還させる。
「ちっ……俺一人で、あいつらを倒せるかどうか……!」
「……あいにく、こういう状況になったら、そう簡単に逃げねぇと決めてるんだ……!あの時……相棒を失ってからな……!」
同じく第39話にて。ティールとエリシアを帰らせ、ただ一人動けないフィリスをかばい巨人の前に立つライオネル。しかしフィリスに軍人として戦力にならない自分を捨て、能力の高い貴方が生き残るべき、と訴えられ、苦渋の判断で自らもフィリスを犠牲に帰還する。
「あれ以来、駆動系に余計な負担をかけないよう、気を遣って動かしてたんだが……まさか、解体されちまう事になるとは。これじゃ、フィリスの敵討ちもままならねぇ……」
第40話「忘れられぬ痛み」にて。序盤のディーグリッドの駆動系不備からずっとライオネルは気を遣いながら戦っていたが、機体そのものの欠陥を見つけてしまい解体処分。フィリス死亡と共に部隊は大きな戦力低下に見舞われる。
「ティールに見せられないだろうが!情けない所はよ!」
第43話「世界と、痛みと、現実と」で、友を失った上に衝撃の事実を知らされ、自分を見失い暴走するサキトをティールの機体を使い力尽くで止める。
「なら……そうわめき散らしている、今のお前さんは一体何だ?」
「逃げ出そうとしているのがお前さんの意志でないのなら、逃げ出す事に意味なんてねぇ。逆に、お前さんが自分の意志で逃げるつもりなら、それこそヤケを起こす必要がねぇ。今ここでこうしている事こそがお前さんの存在の証明だ」
「お前さんが具体的に何をどうされたのかは分からねぇ。だがな、人間なんてもんは、その時々の状況の中で生きてるに過ぎねぇんだよ。今ここに生きていて、何をして、何を考えているか……それだけが自分だ。違うか?」
第43話で上記の荒療治の後の言葉。この言葉で立ち直ったサキトは、後に「自分の意志」でレイブレードを新たな姿へと覚醒させる。
「ティール……お前さんの分も戦ってやる!」
メガ・グラビトンウェーブ使用時の台詞。ティールの機体と魂をライオネルが引き継ぎ、敵にメガ・グラビトンウェーブを叩き付ける。
「あの2人だけじゃねぇ……翻弄された全ての者達の無念を、ここで晴らす!」
最終話、カドゥム・ハーカームとの特殊戦闘台詞。教化に巻き込まれたティールとフィリス、そして傀儡にされたラ・ギアス全ての人々のために、ティールより受け継いだヴァルシオーガを駆り巨人王に勝負を仕掛ける。

スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記[編集 | ソースを編集]

「まあ、どんな敵だろうと、俺と相棒は生き残ってみせるさ。死んでいった奴らにゃ申し訳ないがな」
リェータと修羅の脅威について話し合っていた際に。ミルトンとの信頼関係がうかがえる。
「恨みはなくとも貴様らを放っちゃおけねえが……恨みが積まれた分、さらに容赦なしでいくぜ!」
FDXチームと共にコルヴォニードの救援に駆け付けて。救うことができなかったシュトゥットガルト基地の分も込めてマミー・バレリオンの引き金を引く。
「ふざけるな、俺はお前に返せていない借りが山ほどあるんだよっ!」
赤の兄弟との最終決戦で重傷を負いながらも脱出するよう言ったミルトンに対して。この後、ミルトンから本来の任務を気付かされ脱出し兵士たちの命を守った。

迷台詞[編集 | ソースを編集]

「無論、休んでる間に話が勝手に進んでる…なんて事もねぇ」
中断メッセージにて。直近の作品の中断メッセージには勝手に進めようとする輩が多かったのだが…。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

マミー・バレリオン
ダニエル社によるカスタマイズが施されたバレリオン。機体全体が包帯のような布状装甲に覆われており、頭部に砲門が4門も並べられている。
ディーグリッド
イルゼノン社製の砲撃用機体。大量の火器を搭載し機体の取り回しは重いが、優れた操縦技術で運用していく。
ヴァルシオーガ
イルゼノン社製の量産型試作機。ティールの跡を継いで搭乗する。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 地上で軍人をしていたこと、パートナーを失った過去があること、部隊の年長者かつ締め役であること、大地系の魔装機の操者であること、機体の不調で移動不能な場面があることなど、初期の魔装機神隊のリカルドのポジショニングをアルメラサイドで担うキャラ造形がなされている。ただし完全な鏡写しではなく、性格設定や「自分と戦友の生死」が逆になっている。