クラヴィア・アーゴ

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クラヴィア・アーゴ(Cravia Argo)

サイデリアルに所属するスフィア研究者の女性。末席に位置しているため、思うように研究が出来ないことを不満に思っていた。自己評価が低いネガティブな性格だが、一度こうと決断したことに対しては恐るべき行動力を発揮する。

翠の地球の前線基地で行動していたところ、アドヴェント一行の急襲を受けて基地が陥落、置き去りにされてしまったが、元々故郷の星「惑星エスコール」から拉致される形でサイデリアルに引っ張られた経緯があり、そのため組織に対しては全く執着がなく、スフィアの研究を進めるためにリアクター3人を擁する一行と行動を共にするようになった。しかし、実は置き去りにされたのはアンタレスの作戦の一つで、バルビエルの「サソリの毒」による時限式の精神制御を仕込まれていた。

アン・アーレスを格納していたセントラル・ベースを攻略に向かった際、タイムリミットである新多元世紀0001年10月11日16:00が訪れたことによって「毒」が発動。思うように研究が出来なかったことへの鬱屈や周囲への嫉妬心がその効果によって暴走、アン・アーレスを駆って一行に襲い掛かった。リアクターではないものの、「毒」によって増幅された憎しみが「怨嗟の魔蠍」の力を一部ながら引き出し(スフィア発動エフェクトに使用されている「翠の光の広がり」がバルビエルや尸空と比べて小さい)、恐るべき力を見せた。

最終的にはクロウ達によって無力化され、正気に戻ったものの「毒」の効果が切れると同時に過去の記憶を喪失。レジスタンスに参加することになった。

超時空修復に伴いエスコールに帰ることが出来、その際に記憶を取り戻している。なお、母星エスコールの名前は、さそり座の英名「エスコルピオ」が由来だと思われる。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
初登場作品。第7話で参戦するが、元々研究者なこともあってか能力はそこまで高くはない。第13話クリア時に離脱してしまうため、使用できる期間は短い。敵としては事実上のラスボスだけあってさすがに強く、2回行動で「ノキサス・ブロッサム」をバラ撒いて来るのが面倒極まりない。
敵となった後は顔グラフィックも変更されており、顔芸レベルの変わり様を見せる。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
ゼニトリーと同じく隠しパーツ要員で、第31話にて特定の座標にクロウを待機させると登場。レジスタンスが避難する際にまたも置き去りになっていた。ちなみにここでしか登場しないので、図鑑コンプリートのためにはイベント必須。「娘々名物まぐろマン」がもらえるので、是非ともこなしておこう。クラヴィアは研究に参加させてもらえないのは自分がミソッカスだからと言っているがレジスタンスからも置いてけぼりをくらってるのを見る限り、彼女が爪弾きにされていたのは「役に立たない」からではなく彼女の「影が薄い事」が主な原因のようである(つまりやる事はいくらでもあったが居る事に気付いてもらえなかったので仕事が振られなかった)。内気で積極的に前に出ない性格もそれを助長していたのだと思われる。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

味方の中ではかなり低く、無理は禁物。

精神コマンド

第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
集中努力分析直感
敵味方ともこのラインナップ。ただし敵の時はレベル不足で最後の一つは覚えていない。

特殊技能(特殊スキル)

第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇(味方)
援護防御L2、気力+ (回避)ガード
気力+(回避)はともかく、他が能力や機体と見事に噛み合わない構成
第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇(敵)
超能力L4、気力限界突破底力L2、戦意高揚地形利用気力+ (ダメージ)2回行動
いっそ見事な程に様変わりしており、味方の時から引き継がれたスキルが一つもない。

エースボーナス

精神コマンド「分析」の消費SPが10になる
味方時。
攻撃を命中させた相手のSP-5
連獄篇の敵時に設定されているが、実際に習得して現れることはない。何気にバルビエルの下位互換。

人間関係

クロウ・ブルースト
揺ぎ無い意志によって自信を持つことを教えてくれた彼に思慕を寄せるようになる。
バルビエル・ザ・ニードル
彼の手で偽のリアクターとして利用された。

名台詞

戦闘台詞

「これが真のスフィアの力……!」
「スフィア……! ああ、私の永遠の憧れ!」
ラスボス時の被弾台詞。リアクト・マシンのアン・アーレスに乗っているのにこの台詞が出るのが、彼女が真のリアクターではないという示唆になっている。
「肉も骨も魂も、全て切り裂く!」
クルス・シックル使用時。字面だけだと普通だが、川庄氏の怪演が光る異様なイントネーションになっている。

会話

「どう聞いても、クロウさんが複数の女性の気持ちをもてあそんでるようにしか私には聞こえません」
「両天秤どころか、四股だなんて人として許せることではありません!」
連獄篇第12話「揺れる天秤、揺れない意志」のエンドデモにて。さらっと自分をカウントしているのがポイント。