再攻撃
再攻撃(Re-Attack)
一度の戦闘で2度の攻撃が可能になる。戦闘システムに標準で組み入れられているか、またはパイロットの特殊技能として採用されている。作品によって仕様は異なる。
採用作品と仕様
第2次スーパーロボット大戦(ファミコン版、ファミコンミニ版)
すばやさが50以上の場合、同じ武器で2回攻撃、反撃を行う。アムロとシロッコが高い確率で発動してくる。
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
パイロットの特殊能力の一つ。技能レベルに応じた確率で発動し、攻撃(反撃)時に使用した武器でもう一度攻撃を行う。ENなどは2発分消費する。リメイク版でも登場しているが、全体的に習得が遅く、高くてもレベル2どまりとなった。
行動順は 攻撃→反撃→攻撃側再攻撃→反撃側再攻撃 となる。
本作は元々ユニットの耐久力に対して攻撃力が高めに設定されているが、さらに敵味方ともにほとんどのユニットがこの能力を持ち、一度の戦闘で最大4回の攻防が行われるため、一撃必殺ゲー的な側面を際立たせている。序盤においてはソフトリセット連発で再攻撃発動まで粘らないと、撤退するボス敵(主にナグツァート)が落とせない場面が多々ある。
スーパーロボット大戦Z 第2次スーパーロボット大戦Z
パイロットの特殊技能の一つ。自軍フェイズの単体攻撃時に技量値が敵より20以上ある場合、自力で援護攻撃を行う形で2回攻撃ができる。
システム上の扱いは援護攻撃とほとんど変わらない。具体的には以下のような特徴を持つ。
- 再攻撃時は通常攻撃時より与えるダメージが落ちる。
- 再攻撃に使用した武器のENや弾薬は消費する。
- 攻撃時と違う武器を再攻撃に設定することもできる。移動後にP属性のない武器を再攻撃に設定することも可能。
- 全体攻撃時は使用不可能。単体攻撃への再攻撃に全体攻撃や合体攻撃を設定するのも当然不可。
- 援護攻撃扱いだが連携攻撃(援護攻撃が必ずクリティカル)は発動しない。
- 再攻撃を使用したユニットは必ず行動済みになるので、発動は1ターンに1回きりで援護攻撃のような技能レベルはない。ただし、覚醒などを使った場合はその都度再攻撃を使用できる。
消費PPは1200(Z)200(第2次Z)と、Zでは全養成技能の中で最高。さらに確実な発動には技量値を養成する必要があり、実質的にはもっとPPを消費する。だが、発動すればどんな状況でも援護攻撃ができるようになり手数が増える上、技量値の養成はクリティカルやブロッキングの発動率上昇にも繋がるため、決して無駄な投資にはならない。
味方ではデフォルトだとアムロ、桂、シンシア、ハマーンしか持ち合わせていないが、彼らは元々の技量値が非常に高いため、雑魚敵なら技量を養成していなくても高確率で発動する。敵もボス級のユニットはこの技能を持っているが、その多くは全体攻撃を優先して使うのであまり脅威ではない。ただ、技量が低い勝平など再攻撃を貰わないように注意。
主なパイロット
- アムロ・レイ
- 第2次ではすばやさの値が断トツなので、再攻撃の確率が高かった。そのためνガンダムのフィン・ファンネルによる射程距離外からの攻撃はアムロ最強伝説をファンに刻ませた。そして再びZでデフォルトで所持。ただ、Zのフィン・ファンネルは全体攻撃のため再攻撃に使用できず微妙に相性が悪い(第2次Zでは単体攻撃)。Zで活用するならバイオセンサー追加後のΖガンダムへ乗せ換えると良いだろう。第2次ZではBセーブを取得しよう。
- 桂木桂
- デフォルトで再攻撃を持っており、本人も手数で勝負と謳っている。Zの再攻撃習得者第一号。単独最強武器は全体攻撃だが、オルソンのオーガスIIが加入すれば、単体合体攻撃の「オーガス・コンビネーション」を始点に再攻撃ができる。他のキャラに再攻撃を養成した時は、彼の技量値が一つの目安になる。
- ハマーン・カーン
- デフォルトで再攻撃を持ってるが、アムロのνガンダム同様にキュベレイのファンネルが全体攻撃。
- シンシア・レーン
- パイロットの能力は上記3名と同格で技量が高く、燃費と射程のバランスがいい「オーバースキル連打」を活用できる。特殊技能のゲーマーがあるので、気力130以上で技量+10されるのも好材料。
- マサキ・アンドー
- 魔装機神LOE内では彼に限った訳でないが、再攻撃を持っている。
- シュウ・シラカワ
- 魔装機神LOE内で味方になった時に再攻撃をL7で取得しており、ネオ・グランゾンの縮退砲の再攻撃はスパロボ最強攻撃。
敵パイロット
- パプテマス・シロッコ
- 第2次のアムロが味方における再攻撃の第一人者なら、シロッコは敵側の第一人者。スパロボZでも再攻撃を持っているが、全体攻撃主体なので宝の持ち腐れとなる。
- ティンプ・シャローン
- Zにおける敵方の再攻撃習得者の中でも最も危険な人物。油断していると、ランドシップのエンペラー改に二回轢かれることがある。Zのときは最強技が全体攻撃であるガバメントやブラッカリィの時は死に技能化しやすいため大丈夫だったが、第2次Zでは小隊制廃止に伴いこれらの技も再攻撃が発動するようになったためかなり危険。
- ゼツ・ラアス・ブラギオ
- ガッツォーがシュメル・ヒュールの脳を移植した設定となっており、それを再現するため本人がL8の再攻撃を持っている。
- エーデル・ベルナル
- 搭乗機に全体攻撃とマップ兵器しか搭載されていないため完全な死に技能扱い。
Zでの養成習得推奨パイロット
高威力の単体攻撃を持ち、攻撃力やクリティカル率を大きく伸ばせる機体のパイロットに取得させるのがお勧め。ただし大技による再攻撃を連発すればそれだけENや弾数の消費も激しくなるので、補給手段は確保しておくこと。
- 剣鉄也(グレートマジンガー)
- 元の技量が高く、機体にはマジンパワーがある。熱血+ファイナルダイナミックスペシャルからグレートブースターに繋ぐ恐ろしい連続技が可能。是非習得させるべき。
- デューク・フリード(グレンダイザー)
- 上記の鉄也と同じく、ダイザーフルパワーを発動させた状態で愛+ファイナルダイナミックスペシャルからダブルハーケンorスペースサンダーに繋ぐ連続技が可能。但し、鉄也に比べるとやや技量値が低いため、多少の養成は必要。
- 破嵐万丈(ダイターン3)
- 隣接の必要があるが、魂をかけたザンボット3との合体攻撃スペース・コンビネーション及び無敵コンビネーションからサン・アタックを繋げられ、大ダメージと装甲値ダウン効果が狙える。2Lサイズなのも好材料。
- シン・アスカ(デスティニーガンダム)
- 魂、最終与ダメージとクリティカル率が伸びるSEED、クリティカル率が更に伸びる隊長効果、最強武器が長射程の単体P武器と非常に再攻撃向き。しかし、初期技量が低いため、1週目ではあまりお勧めできない。
- アスラン・ザラ(インフィニットジャスティスガンダム)
- ダメージアップ精神は熱血にとどまり、魂こそ無いが、エターナルとの合体攻撃であるミーティア・サーベル及びコンビネーション・アサルトからファトゥム01に繋げる連続技が可能。キラのSフリーダムの合体攻撃は全体攻撃のフルバーストの方が強力なため、小隊攻撃を含めた一戦闘あたりの最終合計ダメージでは彼の方が優秀。但し、前身のセイバーガンダム時にはほぼ死に技能化してしまうのが難点。
- カミーユ・ビダン(Ζガンダム)
- 魂があり、最強武器の突撃が単体攻撃なので攻撃力は絶大。だが技量が低く、養成の負担も大きい。
- ゲイナー・サンガ(キングゲイナー)
- ゲーマー(ゲームチャンプ)の特殊技能で技量が上がるので、気力上げ手段さえ確保すれば養成の負担が減る。隣接した敵にもオーバーフリーズバレットを撃って運動性を下げられる。終盤は、魂+オーバーヒートから更にオーバーヒートを狙える。
- 天空侍斗牙(ソルグラヴィオン)
- 熱血と覚醒と補給を使い、超重剣の再攻撃を連発。「自軍フェイズの最終与ダメージ+10%」の隊長効果が二度反映される上、6人乗りで精神コマンドの分担も容易。超重炎皇斬が全体攻撃なのが残念。
- クライン・サンドマン(ゴッドΣグラヴィオン)
- 魂をかけたグラヴィトンランサーから連続攻撃。最初から天才と連携攻撃があり、再攻撃でクリティカルし放題。
- アポロ(ソーラーアクエリオン)
- 射程1~14の無限拳で一方的に再攻撃。エレメントシステムで各パイロットの能力が最高値に同調するので、他のメンバーに技量値の養成を任せてPPの負担を分担できる。終盤は覚醒、愛をかけて太陽剣再攻撃を連発。
- 壇闘志也(ゴッドシグマ)
- トリニティチャージで、気力と行動回数を減らさずEN回復が可能。単体攻撃最強はシグマブレスト無双剣で、装甲ダウン効果があるのも魅力。トリニティウイングは全体攻撃なので組み込めない。再攻撃用に養成した技量値の効果でブロッキングの確率も向上するため、攻防一体の機体となる。
- ロジャー・スミス(ビッグ・オー)
- Zでは魂が使え、隊長効果が「クリティカル率+30%」。サドン・インパクトは弾数4、最強攻撃のビッグオー・ファイナルステージは弾数2の単体攻撃で射程が1~9。射程外攻撃での火力は無限拳を凌ぐ。彼もゴッドシグマと同じく、技量値の養成とブロッキングの習得で攻防一体のザ・ビッグとなる。また、本作では貴重な無消費の格闘を二連発で繰り出すことも可能。
- キリコ・キュービィー
- ゲイナーと同じく所持技能の?????で技量が補強できるため、他キャラより低コストで再攻撃を活用できる。また、クリティカルダメージを上げる精密射撃を持つため、技量の養成による恩恵が大きいのも◎。技量を上げすぎるとMAP兵器+てかげんによる?????発動が利用できなくなることには注意。
- ヒイロ・ユイ
- 第2次Z 再世篇のウイングガンダムゼロ(ウイングゼロ)の「ゼロシステム」は気力に応じてパイロット能力が上昇する。気力170状態では「+40」である。ウイングゼロのツインバスターライフルの連発が可能。