ビショット・ハッタ
ナビゲーションに移動
検索に移動
ビショット・ハッタ | |
---|---|
登場作品 | 聖戦士ダンバイン |
声優 | 曽我部和恭 |
デザイン | 湖川友謙 |
初登場SRW | 第4次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | コモン人 |
性別 | 男 |
出身 | クの国 |
所属 | クの国 |
称号 | 国王 |
ビショット・ハッタは『聖戦士ダンバイン』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
バイストン・ウェルのクの国の国王。
アの国の王ドレイク・ルフトと軍事同盟を結び、オーラ・バトル・シップ「ゲア・ガリング」を建造して戦線に参加する。
ラウの国攻略あたりからドレイクの戦争に加わるが、聖戦士として迎えたトッド・ギネスに手助けさせる程度で戦力のほとんどは温存していた。ゲア・ガリングが完成し、ドレイクの妻子ルーザ・ルフトとリムル・ルフトを迎えた後に改めてナの国攻略に参戦するが、その準備の最中にゲア・ガリングごと地上に飛ばされる。
陰謀屋であるが、外交能力はお世辞にもならないほど下手であり、その都度ルーザやショット・ウェポンに出し抜かれてしまう。ルーザと密通しており、後に政治的にも手を組むが、結局ドレイクとルーザの双方から利用され翻弄されただけだった。
地上においては半ば孤立状態に陥り、ドレイクによって上手く当て馬代わりとされてシーラ・ラパーナ&エレ・ハンムの連合軍の盾となってしまう。最期は主を失ったゴラオンの特攻により、ゴラオンの艦首に潰されながら乗艦のゲア・ガリングごと太平洋で散った。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
SRWでは性格が弱気であることがお約束のため、雑魚を蹴散らしたころには気力が下がっており、倒しやすくなる。そのためゲア・ガリングに乗っていてもダメージを与えやすい。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 初登場作品。シナリオ「浮上」から登場。ゲア・ガリングに乗る。ゴラオンではなくグラン・ガランを追っていた。
- スーパーロボット大戦F
- 音声初収録。ゲア・ガリングに乗る。シナリオ「浮上」から登場する。この時HP70%以下で撤退するが、例によって「熱血+底力+フル改造ゲッタービーム」で倒せる可能性がある。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 決戦シナリオ以外では途中で撤退する可能性があるが、プレイヤー部隊の戦力も充実しているので倒し切ることも比較的楽。最終的にはバイストン・ウェル軍の先鋒として呆気無く沈む。
- ちなみにミュージィとドレイクが刺し違える結果になると、自分で考えた策でもないのにビショットがほくそ笑むシーンが追加される。「手間が省けた」とは言うが、ビショットに同じようなことができるかというと…。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- 撤退するビショットのゲア・ガリングを撃墜することで熟練度を得られるマップがあるが、『α』での彼の性格が「普通」であることと自軍の火力の問題で、HPを上手く調整して削って倒すことが難しい。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 性格が超強気になった。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦BX
- ドレイク共々ライブラリ収録となっており、特殊戦闘台詞はほぼなし。
- 立ち回りはよく再現されている方だが、マーダルの出現により立ち位置をほとんど失い、最終的には残り物のような印象になってしまう。挙句その残った部分をドラゴンベビーに喰われて結末を迎える。
- なお、本作でのショット(と仲間フラグが成立した場合のトッド)以外のドレイク軍の地上人は全員ビショットの指揮下で戦死している。
Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- ヨーロッパで、デストロイガンダムと共に蹂躙するがゴラオンに特攻されて戦死した。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦DD
- 2章Part12から登場するNPC。最期は乗艦のゲア・ガリングのブリッジにゴラオンのオーラノバ砲の直撃を受けて大西洋で散った。相手が射線上にいる味方機を退避させて艦の前を空けるという不自然な行動を2連続で取った(1度目はナデシコC)にもかかわらず、攻撃命令を出し続けたのが命取りになった(ルーザとラバーンは必勝の策があるからこそ同じ手を使ったと判断して退却した)。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
大抵はドレイクより一枚劣った能力にされている。性格面で脆い部分が大きい。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
- 第4次(S)
- ド根性、威圧、加速、必中、気合、足かせ
- 「足かせ」はルーザの存在を皮肉ったものか、それとも彼自身がドレイクにとっての足手まといということなのか……。
- F・F完結編
- 加速、偵察、隠れ身、必中、ひらめき、かく乱
- α
- 自爆、加速、根性、脱力、隠れ身、かく乱
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ドレイク・ルフト
- 同盟先にして競合相手。しかし内心では下克上で成り上がったドレイクを恐れており、自分もいつか裏切られるのではないかと心配している。
- 実力的にも、ノルウェーを立ち去らざるを得なくなったビショットとは逆にドレイクはアメリカ合衆国を降伏させており、差が明確になっていると言える。
- なおドレイクはアの国の国王を暗殺して実質的な支配者になっているとはいえ、前王家の継承権を持っているのかは不明であり、またクの国以外から国王としては認められていないため、名目上の身分は一地方領主に過ぎず、本来の身分はビショットの方が遥かに格上である。にも拘わらず同格(実質的にはビショットが格下扱い)の同盟を結んでいるあたり、ビショットの外交手腕のなさが如実に現れている。
- ルーザ・ルフト
- ドレイクの妻にしてビショットの不倫相手。ドレイクを恐れるビショットにとってはその動向を知る為の貴重な情報源でもあり、必要以上に信頼している。
- トッド・ギネス
- 一時期聖戦士として迎え入れていたが、後にアの国への帰参を認めてもいる。
- ショウ・ザマ
- 初対面時に(クの国王とは知らない)彼から対等な話し方で話されたが、特に怒ることもなかった。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- ブライト・ノア
- 『α(DC)』中盤ではドレイク軍を退けたロンド・ベル隊に内心で脅威を感じており、彼からの停戦の呼び掛けに応じようとするも、ルーザによって「男子の面子」を刺激され彼らと相見えることとなる。
- ロード・ジブリール
- 『SC2』では彼と同盟を結ぶ。
- ネオ・ロアノーク
- 『SC2』では共に共同戦線を張りヨーロッパに侵攻するが、彼は内心ビショットを「ジブリールと同類の人間」として侮蔑していた。ただしジブリールと比べたら、ビショットはまだ多少は良識のある方である。
- ドラゴンベビー
- 『BX』では進退窮まったところで彼の申し出を受け入れ、ジオン族の助力を得てブライティクスに最後の戦いを挑む。だが結局はネオブラックドラゴン復活のために利用されていただけであった。
リアル系[編集 | ソースを編集]
- マーダル
- 『BX』では協力関係を結ぶが、最終的には彼にも見切りを付けられる。ドレイクよりも早い段階でビショットの矮小さと卑小さを見切っていた節がある。
スーパー系[編集 | ソースを編集]
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
- シュウイチロウ・ユキムラ
- 『SC2』では彼に体よく利用されてしまう。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「地獄でへつらうことを覚えてきたか」
- 第24話より。力を求めて面会し「これからの時代を動かすのはクの国と見た」とおだてて来るトッドに対して。
- 若干嫌味ったらしい言い方ではあるが、その態度を気に入ったのか聖戦士として取り立てることに。
- 「ドレイク様の奥方と、その娘御だ。私がお呼びした。何かの為に…。ドレイクに先鋒を取らせて、その実を取るのがこの私さ。今の話、他言はならぬぞ」
- 第31話より。ナの国攻めにあたり「ドレイクからの援軍要請を属国のように受けるのか!」と重臣たちに抗議されるも、その最中にルーザとリムルがクの国に現れたことを受けて、自信満々に言い放つ。……しかし、王なのにさらっと「ドレイク様」と呼んでしまうあたり既に属国根性が染み着いているような……。
- ちなみに重臣達は、「ビショット王がドレイクにただ従うだけではないもの」と思ったのか、笑みを浮かべている。
- 「ははははっ、元気があって結構ですなあ」
- 半ば人質のようなタイミングで現れたルーザとリムルを出迎えるも、そのリムルに思いっ切り頬を張られて(すぐさまルーザにビンタし返されたが)。心に余裕があるのか、この態度である。
- 「女ギツネめぇッ!」
- 第39話より。マーベルを人質にシーラとエレの両女王に対して降伏を迫ったが、彼女たちがマーベルを見捨てる覚悟で偽装投降からの騙まし討ちを仕掛けてきたことに激昂して発した台詞。
- また、第41話においても地上軍の攻撃に乗じて迫って来た両女王に対して「女ギツネ共が、これで私を出し抜いたと思ってか!?」と吼えた。
- 「確かに、変形するオーラ・バトラーのシステムには興味あるな。」
- 第40話でショウが偽りの投降をしてきた際に。ビルバインを渡すから地上へ帰して欲しいと言われ、それを信じビルバインに興味を示す。
- ショウに対してドラムロを使って帰るように恩情を見せたりと、ややお人よしというか、もう少し疑ってもいい気もするが…それがビショットという男なのだろう。
- 「こ、これは何だ!?ただのミサイルなのか!?フレイボムなのか!?」
- 兵士「分かりません!特殊なミサイルかと思われます!」
- 「くっ…持つのか?こんなものの直撃を受けて…。」
- 第41話でゴラオンとノルウェーの連携作戦の時にて。核弾頭ミサイルを湯水のように撃ちこまれ、初めて見るビショットは流石に焦り、汗まみれになりながら不安になる。オーラバリアがあるのでなんとか耐えられているのだが、無理もないだろう。
- 「接近したとはいえ、ミサイルなどは、バリアの前には意味はないわ」
- 「ふん、蚊トンボに何が出来るというんだ」
- 第46話「リモコン作戦」にて。地上人の戦闘機の編隊が飛んできてもオーラバリアに絶対の自信を持ち、気にも留めない。上記の通り初めて地上のミサイルを撃ち込まれた際には情けなく狼狽していたというのに、バリアが有効と知るやこの慢心ぶりである。しかし…。
- 「地上の奴らめ、このような戦い方を…!」
- バリアの内側からリモコンの遠隔操作による特攻を受け、ゲア・ガリングの右上ブロックが丸々陥落する大損害を負ってしまう。相手にもならない格下と思っていた存在に大打撃を受け焦る。
- 「そうさ、私はいつまでもドレイクの盾にはならん…!」
- 第48話より。太平洋上の決戦で先鋒として両女王の連合軍の前に立てられ猛攻撃に晒され、「救援がなければ戦線を放棄する」とドレイクにカマをかけての一言。もっとも、ドレイクには「わしの盾として頑張ってもらう」と見透かされていた。
- ビショットがヨーロッパで両女王の連合軍と戦いを繰り広げているうちに、ドレイクはアメリカ合衆国に地歩を固めていた。ドレイクを先鋒にして実利は己が独り占めするつもりが、あべこべの立場となってしまったと言える。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- (…た、確か…あの部隊はドレイクの部隊を悉く退けた力を持っているとか…)
- 『α(DC)』第27話「マシン展開」より。噂に聞き及んでいたロンド・ベルを眼前にして、本来の弱気な性分が頭を擡げ始めるが…。
- 「どうなると言うのだ!? オーラバリアが有る限り、我々に手出しは出来んぞ!」
- 『α(DC)』中盤でゲッターG相手に発生する戦闘前会話。竜馬からの停戦勧告を一蹴しオーラバリアに守られたゲア・ガリングの堅牢さを誇るが、直後にビショットは己の楽観振りを身をもって知ることとなる。
- そもそも『α』のオーラバリアはビームしか防げないのでゲッターロボの武装のほとんどは素通しなのだが……目の前の敵がどのような攻撃をしてくるのか、という点を想像できないあたりがビショットの限界ということか。
- 「フン、ザコがいくら来ようが、このゲア・ガリングは落ちんよ!」
- 汎用戦闘台詞。従来ではダメージ(小)時の戦闘台詞だが、『BX』では被弾と攻撃の両方に設定されているため、場合によっては二連続でこの台詞が出る。
- 「不思議な事ではあるまい。自分達が生まれた地を欲する。生命として至極当然な事ではないか」
- 『BX』第19話日本での防衛任務に就くルート「親と子」より。「ヴェイガンを倒した後はバイストン・ウェルに帰る方法を探す」と言って。
- 「無様に生き残るつもりはない。せめて最期ぐらいは王として潔く散ろう。だがルーザ殿、あなただけでも逃げられて…!? ルーザ殿、どこへ行かれた…!?」
- 『BX』第33話「AEU戦線」より。『BX』に於ける断末魔。ゲア・ガリングが沈む直前に部下から脱出を促されるも、ビショットは王として潔く散ることを選ぶ。ルーザだけでも逃がそうとするが、当の彼女は一足先にビショットを見捨てて逃亡済み…という哀れな末路を迎えた[1]。
- 一方、キャンペーンマップ「Brand new X」で虚像のビショットが撃墜された際の台詞からして、自軍側からはまだ「潔い最期だった」と評されていた模様。その意味において、ビショットは救われたと言えよう。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ゲア・ガリング
- クの国で開発されたオーラ・バトル・シップ。クの国の軍の旗艦にしてビショット王の座乗艦である。
余談[編集 | ソースを編集]
- 「サンライズ英雄譚シリーズ」では関口英司氏が声を担当している。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ なおそのルーザもこの直後に死亡することになるが、その死因はまさにこれまでの所業(ビショットを見捨てたこと含む)のバチが当たったとしか思えないものであった。