惑星エス・テラン
惑星エス・テラン(Planet Es terran)
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇に登場する惑星。御使いの母星であり、カオス・コスモスにおける太陽系の第3惑星、つまりその世界における地球。 重力が非常に弱く、大気圏も薄く、高高度は宇宙空間と変わらない。つまり生物の住める環境ではない。また、構造がカオス・コスモス同様の因果混乱地帯であるため、地表であっても天元突破グレンラガンやダイバスターが活動可能。
さらに、霊子の全てが御使いとなったことにより、この星には生命体が存在しない。物質の意志すらも死んでいるまさに「死の星」であり、植物どころか細菌やウイルスすらいない。そのため、地表は氷のような結晶体に覆われ、海すらも白く染まっている。
惑星周辺は十二宮の紋章を描いた次元結界で守られ、さらに太陽ではなくエス・テランそのものが光を発している。 元が地球であるため、御使いの誕生以前は他世界の地球とほぼ同等の文明・文化が存在していたらしく、スフィアの名前が「地球から見える星座」の名前であったり、宇宙の時間単位が太陽系の地球基準である「年」で計算されていたのはそれが理由。
地球で言うロシア北部、蒼の地球ではラース・バビロンがあった地点には、御使いの本拠地にして聖地たる「黒い太陽」が存在している。 アドヴェントによって至高神再誕の儀式が行われた際の衝撃により、完全に破壊された。
至高神ソル
かつてエス・テランに在りし新たなる太陽。オリジン・ローを制御するためのシステムであり、御使いの想いに応えて無限のオリジン・ローを生み出す人造神であった。
しかし、その中でシステムに宿った霊子が進化し、自我と意志を持ったソルは、御使いの行いとそれに依拠する己の存在について思考した結果、良心の呵責に耐えかねて自らを破壊。結果、ソルはちからの欠片たる「12のスフィア」、記憶の欠片たる「黒の英知」、そしてコアの3つに分かれて数多の並行世界へと散らばってしまった。
残るコアからヘリオース、亡骸からプロディキウム、残り火から黒い太陽が生み出され、これらが三種の神器と呼ばれている。
黒い太陽
至高神ソルが自害した際にエス・テランに残された3つの要素のうち、残り火より生み出された神器。文字通りに漆黒の太陽の姿をしているが、サイズはかなり小さい。 カオス・コスモスの天の川銀河に存在した太陽を使用しているため、これ自体にも次元力が満ち溢れている。いわば御使いの力の源でもある。御使いは普段はここで他の並行世界の様子を監視している。
コズミック・イラ世界において桂が時空振動弾を強制起爆した際、その「爆風」がこの黒い太陽に触れたことで、カオス・コスモスから天柱を通じてその影響が(Z世界における)全ての並行世界に伝播。結果としておきたのが大時空震動である。
ゆえに、黒い太陽は全ての並行世界の結び目たる「超特異点」と化しており、真の時空修復においてはこれが使われた。 至高神Z誕生後はその心臓として機能したが、時空修復完了に伴い至高神ごと消滅した。
サクリファイの庭
蒼の地球で言うリモネシア、インサラウムでいう聖都、「マクロスF」世界のマヤン島の座標、赤道直下東経150度の位置にある区域。墓標のようなモニュメントが立ち並んでいる。サクリファイが失われた生命を悼み、悲しむための場所。
アサキムはここをZ-BLUEとの決戦場に選んだ理由について、「命のないこの星で、ここだけは死を感じさせてくれる」と述べている。エス・テランは霊子の全てが御使いと化しているため、星としては死んだまま存在している。その中でこの「庭」は失われた命にわずかなりとも関わっているため、アサキムの切望する「死」にもっとも近い場所と言える。
登場作品
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 第59話でその全景を見ることが出来る。第60話・第61話では実際に戦場となる。地上ステージだがカオス・コスモスの影響を受けているため、天元突破グレンラガンやダイバスターも使用可能。
関連機体
- シュロウガ
- どこからかエス・テランに漂着し、ドクトリンが回収・解析した。パイロットは既にいなくなっており、誰だったのか、どこに行ったのかは不明。
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