ゲイツ (フルメタル・パニック!)

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ゲイツ(Gates)

アマルガムの幹部で、アニメ化に当たり、原作小説から最もイメージが改変された(むしろ後述する原作小説での扱いから、原作小説の設定を膨らませたとも言える)キャラクター。

明るくおちゃらけたコミカルな振る舞いが多い愉快な男ではあるが、その本質は残虐非道。口答えする部下は問答無用で撃ち殺したりするなど、かなり危ない男。そのクレイジーさはあのガウルンにすら「イカレ野郎」と言われてしまうほど。
ただ、状況証拠から何が起こったかを完璧に推測する他、驚異的な速度での早撃ちやASの操縦技能も長けているなど戦闘員としては相当の実力を誇っている。

禿げあがった頭とかなり長い揉み上げが特徴で、揉み上げへの思い入れも深い。

部下の扱いが非常に悪い点では、ゲイツと同じ声優の版権キャラであるヤザン・ゲーブルとはある意味で正反対な上司と言える(ヤザンも相当に凶暴なキャラではあるが、部下の面倒見は良く優しい一面もあり、ゲイツとは異なり人間的な良心も持ち合わせてはいる)。

小説版での扱い

小説版ではラムダ・ドライバを自在に使いこなせるようになった宗介の初対戦の相手として登場。

相当な実力者であるという設定とコードネームが仰々しく語られ、ミスリルの機体を強襲するが、そこにヒーロー然として駆け付けた宗介によってあっさりやられてしまう…という、いわゆる典型的な「かませ犬」なキャラであった。
ミスリルを強襲するために初登場してから宗介に撃墜されるまでわずか数ページ。しかも最後までアームスレイブに載ったままだったので、キャラクターとしての外見描写も一切されていない(ただしアニメ版のゲイツ以上に残虐なシーンが書かれている)。揉み上げという特徴もアニメ版で初めて判明した。
それどころか、あまりにあっさりやられたため作中ではコードネームしか描写されなかった。「ゲイツ」という名前はアニメが初出である。

これらのことから、小説版の読者であってもゲイツが小説にも出てきていたこと自体に気付けない人も多数いる。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
後半のミスリルルートから登場し、今作では同じ声のチンピラと共演する。ある意味期待(?)を裏切らず、意味不明且つクレイジーな言動や振る舞いから敵味方問わず周囲からドン引きされている。
立ち居振る舞いはおおむね原作に準じ、玉芳に披露した人形遊びも若干簡略化されたが再現。最後は「終わらないデイ・バイ・デイ」で宗介に倒されて退場……かと思いきや、42話でファイヤバグとしてまさかの再登場。と三馬鹿を組むが、凶悪なスキルと機体性能もあり他の二名とは比べ物にならない強さを誇る。更に最終盤の55話でも再登場し撃墜するとおかしな台詞と共にその場から撤退するため今回は最後まで死亡しない

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦W
第2部で登場。殆ど分岐ルートでのみの活躍で、ルートによっては戦えない。原作でのヤバい描写は大分薄められているので、原作以上にいい感じにコミカルでクレイジーな敵役の印象が強い(それでも名セリフの項にある通り下ネタも言っていたりするが)。活躍自体は概ねアニメ本編をなぞっており、最期は香港ではなく月面都市にて戦死する。敵としてはガウルンと同等な位強く、例に漏れずラムダ・ドライバの効果で機体も硬いので生半可な攻撃ではまともなダメージも通らなかったりするので、全力で集中攻撃を仕掛けよう。
なお、原作アニメの最終話でゲイツが行った人形遊びは再現されなかった。

パイロットステータス設定の傾向

能力

特殊技能(特殊スキル)

W
第3次Z時獄篇
底力L7、気力+ボーナス戦意高揚ガード精神耐性サイズ差補正無視L3、マルチターゲット
初登場時点でガウルンより効率的なスキルが揃っている。底力とガードに加えてラムダ・ドライバの効果でかなり硬く、気力+ボーナス(と戦意高揚)で気力も上がりやすいので要注意。

精神コマンド

第3次Z時獄篇
脱力かく乱直感激励
アニメ版の彼を思わせる構成。「脱力」があるのはらしいっちゃらしいが、「愛」はひょっとして自身のモミアゲに対するものなのだろうか?

人間関係

レナード・テスタロッサ
同僚。
ガウルン
同僚。相当にクレイジーな人物である彼からも「イカレ野郎」と呼ばれている。
夏玉芳
部下。後に反逆されるも、返り討ちにする。
夏玉蘭
部下。死亡した彼女の死体を弄び、玉芳の怒りを買う。

他作品との人間関係

スーパー系

デッド・エンド
Wでは一時的に部下だった。彼の事を「ベイビーちゃん」と呼んでいる。夏姉妹と同じく、彼にもウザがられており、後に「揉み上げを引っこ抜いてやる」と言われてしまう。
ユミ・フランソワ
Wではユミにナンパ(?)を仕掛けようとするが、彼女からは「おかしなオジサンはお断り」と返されてしまう。
ギムレット
Wでは彼からかなめとテッサの身柄を引き渡される。
ロジャー・スミス
時獄篇40話では妖怪扱いされる。
ジェイソン・ベック
時獄篇で競演した、同じ声のチンピラ。意気投合して互いを兄弟と呼び合う。「終わらないデイ・バイ・デイ」で撃破された際に彼に救助されていたらしく、一緒になって再登場を遂げる。ストーリー的には面白い展開と言えるが、ゲーム的には本当に厄介なことをしてくれたもんである。
なお時獄篇以前でも、Wクルーゾーのことを「カラス野郎」と呼ぶ声優ネタが仕込まれていた。

リアル系

タカスギ・サブロウタ
Wでは彼に「ハイテンション野郎」と称される。
ヒルデ・シュバイカー
時獄篇の香港で見せた件のイベントには、その異常さに嫌悪感を通り越して戦慄していた。
キラ・ヤマト
Wでは「裏社会では懸賞金がかけられている」との事で、彼を知っていた。時獄篇ではフリーランスとなった自身を「フリーダム」と妙なテンションで表現した事で彼から「おかしな人」呼ばわりされる(まぁ、実際その通りだが)。
刹那・F・セイエイ
時獄篇にて、対話は出来るのかと悩んだがあまりのブッ飛び具合から匙を投げ、最後には「理解不能」とまで言う。彼にとってはかつてのとは違ったベクトルでわかり合えない人間である。
ゼロ
時獄篇にて、度々ぶっ飛ばした発言をしては彼を絶望顔で唖然とさせる。
カン・ユー
時獄篇ではベック共々彼に拾われていたらしく、ファイヤバグとして行動を共にする事に。
テイタニア・ダ・モンテ=ウェルズ
時獄篇にて、たびたびアプローチをかけていたが尽く無視される。

バンプレストオリジナル

カズマ・アーディガン
カズマからは「妖怪」・「(存在自体が)ミヒロに悪影響」と、とにかく嫌われている。
西条涼音
時獄篇にて、セクハラ紛いの発言を散々受ける羽目になった。
FB隊員

名台詞

「あれが、奴らの落としてった装備か……ハハ、ミスリルだな。」
初登場時(2話)、ヘリの上から1話での戦闘の痕跡を観察しながら。このあと彼は上空から双眼鏡で観察しただけで、まるで実際の戦闘を目撃したかのように正確に戦況の変遷を分析していく。このときなんと足跡だけでミスリル側のASは「M9タイプが3機」と見抜いている。相当な切れ者である事を窺わせるシーン。
ゲイツ「さあ!白のAS、群がるディフェンスを突破して逃げる逃げる逃げる!!おーっとォ!敵の砲火も追いかけてくるぞぉ!?どうだい?解説のダズー。」
部下「な……え?」
ゲイツ「おーっ武器を捨てたぁ!弾切れかぁ!?橋の上まで来たところで両側から挟み討ちィ!ピーンチ!!おっ!なんと!ここで河に向かってダーイブ!!」
部下「うぉ!?ぎゃああああああ!!」
ゲイツ「――ハァ。ま、戦況はこんなもんだろ。さて、お客様に会うとするか……」
分析を続けるうち、唐突に実況ごっこを始めるゲイツ。いきなり話を振られて困惑する部下を、なんと彼はそのままヘリから河へ蹴落としてしまう。因みにこの部下、この後の話でも何事もなかったかのように登場し、最終話直前まで彼の副官のような立場を務めているが、総じてろくな目に遭っていない。
「お前はママに教わらなかったのかぁ? 怖い人に出会ったら、サイフとケツの穴を守りなさいってな」
取引の現場で代金の支払いを拒否した相手を射殺する前の台詞。この台詞の直後に驚異的な早撃ちでその相手を撃ち殺してしまう。
「何だこれは? …全員死んでる? これでは残金を回収できんではないか! うわあ! あああああああ!」
上述で射殺した相手の一味を皆殺しにした後、全員殺してしまっては代金を回収できないことに気付いて激しく後悔してしまい…。
「デタラメを言うな! 人のせいにしちゃいけないって、ママにいつも、言ってるでしょ!」
「あーあー、聞こえますかー!? なんと…死んでる、また死んだ!」
「ああ、この世界はどうなっとるんだあ! 残酷な死で満ち溢れているではないかあ! ああ、私は悲しい、とても悲しい…!」
上の場面の直後に「あなたが命じたのでは?」とツッコミをいれた部下を射殺したときの台詞。その光景を見ていた玉蘭から唾棄されてしまった。
「危ない危ない!モミアゲがもう少し短かったら死んでいたところだ!」
アーバレストとの初の対決時、宗介の放った攻撃をラムダドライバで防ぎながら。彼にとっては一種のゲン担ぎなのだろう。
「……くそぉ、前言撤回!ポチッと!」
「ふん!私はちっとも悔しくなんかないぞ!悔しくなんかないんだからなぁ!覚えてろーっとぉ!!」
ラムダドライバを使いこなせないアーバレストを圧倒するも、乗機もオーバーヒートを起こし、撤退を余儀なくされて。
このセリフを言う直前の百面相(かなり悔しそう)は必見。
「美少女の死体か……いろいろ、使い道はあるわなぁ?」
レナードが殺害した玉蘭の遺体を引き取りに行く途中、引き取った遺体をどうするか部下から問われて。そして……
「よぉーし!仔猫ちゃんの始末に行くぞぉー!」
原作アニメ12話にて。玉芳が現れたとの報告を受けて、その粛清に向かう際に。Wでは玉芳に対する専用の戦闘台詞にも採用されている。
ちなみにこの時コダールの足元にいた、前述の副官と思しき部下が吹き飛ばされてビルから落ちている。その後の彼の生死は不明である……
「んっふっふ~やっと会えたね王芳ちゃ~ん。予定外の地域で好き勝手暴れてくれちゃってェ、どういうつもりだァ?戦争の発生は計画的にしないとダメダメェ~~~ん。だから………こういうのは非常に困るんだよォォ!!」
原作最終話にて。ヴェノムを5機引き連れ、ファルケと交戦中の王芳の前に粛清のために現れた際の台詞。相変わらずふざけた口調であるが、王芳の勝手な行動には相当ご立腹だったようで、だから~の部分からはブチギレ気味に喋っている。
「ハ~イ、ごた~いめ~ん! ハイ、妹さんで~す! 君のために特別に連れてきました」
「でもちょっと元気無いなあ…あ~玉蘭ちゃん、どしたのかな~? う~ん、だってとっても強くてセクシーなゲイツたまに捕まっちゃったから、あたちションボリ…でもあたちうれちいの、だってやっとお姉たまに会えたんだもの」
「おお、そうかそうか良かったねえ…ぐすっ。ねえお姉た~ん、もう戦いはやめて~。争いは何にも生まないよ~。それにあたち、ゲイツ様にメロメロなの~♪」
「あらゴメン、折れちゃったみたい」
原作アニメ最終話にて、玉芳と対面して。この時点で玉芳は、その口ぶりと前後の経緯(玉蘭と連絡を取ろうとした際、電話に出たのは彼女ではなくゲイツだった)から既に玉蘭が死んでいることは覚悟していたものと思われるが、そんな彼女の目の前でゲイツは玉蘭の死体で人形遊びをするという狂行に出る。その最中玉蘭の腕を折ってしまい、彼はとぼけたように謝罪して、無感情を貫いていた玉芳をついに激昂させた。
数々の奇行・狂行が目立つゲイツだが、中でも特に強烈な狂行であり、WではCERO的にヤバかったのかこのシーンが再現される事は無く、時獄篇では最後の台詞のものをカットしてあったが再現されている。
ちなみにそれに相当する原作小説版では飛鷲の目の前で、飛鴻の生首を取り出してそれを投げ捨てていた(漫画版でもこれに準じている)。
「青いんだよおおおおおおおお!!!…消し飛べっ!!!」
上記の台詞の後に激怒して反撃してきた玉芳を軽くあしらい、この台詞と共に彼女を完膚なきまでに叩きのめし妹の後を追わせた。
「ちょっと、短かったかな…」
最期の台詞。もみあげを軽く撫でながら呟いて。宗介に追い詰められた際には激しく取り乱したゲイツだが、死の瞬間はこのように落ち着き払った、マイペースなものだった。ふざけた人物ではあるが最期はどこか達観しているようで潔く自分の死を受け入れるかのようであった。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

戦闘台詞

「偉そうにEVAってんじゃねえよ!」
エヴァンゲリオン系への特殊戦闘台詞。いわゆるダジャレであるが、これを聞いたパイロットはどう思ってるのやら。

携帯機作品

「可愛い顔して言うねぇ! どうせむしってくれるんなら、ケツの毛をお願いしてぇなぁ!」
Wの中盤に足抜けしようとしたデッドを追い詰めた際に「揉み上げをむしってやる」と言われて。
ゲイツ「さあ!ディーフェンス!ディーフェンス!」
アキト「……」
ゲイツ「ピッチャー、びびってる!ヘイヘヘイ!」
アキト「……」
ゲイツ「はっけよい…のこった!のこった、のこった!」
アキト「消えろ…」
ゲイツ「何だよ、ノリが悪すぎるぜ!あんた!」
第38話「彼と彼女の問題」でのアキトとの戦闘前会話。この時点でのアキトは一応劇場版であるためにこんな反応だが、TV版だとしてもゲイツのノリにはついていけなかっただろう。
「あんた、知ってるか!?赤い機体は3倍速いって伝説があるのをよ!」
ブレード「俺の知っている赤い男は悪魔だ。それに比べれば、お前は小悪党に過ぎん!」
「ちょっと待った!俺のモミアゲが長い内は小物扱いさせはしねえぜ!!」
W第44話月面ルートにて、ブレードと対峙して。この世界にも赤い彗星の噂はあるのだろうか?
「うほ!いいねえ、妹萌えだねえ! そういうのだ~い好きだよ!」
W第44話月面ルートにて、「お前の存在はミヒロに悪影響だ」と言うカズマの言葉に対しての返答。当人はすごく嬉しそうである。
そのはこんな変なクレイジーなおっさんとよりによってクリスマスに戦う事になってしまったため、それはそれは嫌そうであった。
「元気だったかい、ベイビーちゃん!サンタのおじさんが君のために地獄への片道切符を持ってきたよ!」
デッド「あんたのオデコのまぶしさはもう見飽きたよ。 そのモミアゲを抜いてやるからとっとと帰りな!」
「駄目だっての!おじさん、モミアゲを抜かれると死んじゃうんだからよ!」
W第44話月面ルートにて、デッドと再び対峙し、またも「揉み上げを抜いてやる」と言われて。…彼の場合、揉み上げを抜いたら本当に死んでしまいそうな気がしないでもない。
「カワイコちゃん!聖夜にかっこよくてステキなゲイツ様とデートしないかい!」
イーベル「い~だ!あんたみたいなおかしなオジサン、絶対にイヤよ!」
「おいおいおいおい!俺はおかしなオジサンじゃなくヘンなオジサンだっての!」
W第44話月面ルートにて、テッカマンイーベルとの戦闘前に。ユミからは断られてしまうが、ゲイツは見当違いの反論を返す。…「おかしなオジサン」と言われるのは嫌なのだろうか?

第3次Z時獄篇

「ええい!悪霊退散!亡者は地獄へ帰れ!」
ゼロ「あいにくだったな。奇跡と未来を望む者がいる限り、ゼロは不滅だ」
「なんと!そんな不条理が許されると思ってるのか!」
「ならば教えてやろう。不滅という言葉は、このゲイツ様のモミアゲにこそふさわしいという事を!」
第37話C「戦士の資質」でのゼロとの戦闘前会話。4行目の台詞を聞いたゼロは思わず「何だ、それは…!?」と絶望顔で唖然とする。
「ちょ! あんた、メチャクチャだよ!」
同じく「戦士の資質」でのロジャーとの戦闘前会話。下品なモミアゲやヒゲにこだわるようなダミ声の男は私の美学に反するのだよ!」と言われてこうツッコむ。
…お互い同レベルな気がしないでもない。
「ん! んん! カワイコちゃんを感じる!」
ヒビキ「こいつ…! ニュータイプか!」
「これがゲイツ様のもみあげセンサーよ! コックピットに小粋でセクシーな悪女がいると見た!」
スズネ「大ハズレです!」
同じく「戦士の資質」でのヒビキとの戦闘前会話。こんなニュータイプは嫌過ぎる。しかしスズネは否定しているものの、少なくともセクシーな女性(&格好)、というのは当たっているようだが……?
ベック「それじゃ行こうか、兄弟!」
「楽しくやろうぜ!兄弟!」
第40話C「終わらないデイ・バイ・デイ」で原作通り玉芳を始末した事で、彼女から依頼を受けていたベックから「まだ代金を貰ってなかったんだぜ!」と文句を言われるが、彼女の代わりに代金を払う事以外にも彼のマシンを「ステキなマシン」と褒めた事で一転、あっという間に意気投合して互いを兄弟呼ばわりし、ロジャー曰く最悪のコンビがここに誕生したのであった。
「知ってるぜ!お前、刹那・F・セイエイだろ?」
刹那「………」
「それではご一緒に!刹那・F・SAY YEAH!!」
「ノリが悪いなぁ!もう一度いくぜ!刹那・F・SAY YEAH!!」
刹那「…お前とはわかり合えない…」
「終わらないデイ・バイ・デイ」での刹那との戦闘前会話。初戦闘の時からゲイツとわかり合えるかどうか疑問に思っていた刹那だったが、あまりのブッ飛び具合にとうとう匙を投げる事に。
前述の通り兄弟と呼び合いバッチリ仲良くなったヤツがいる以上彼とわかり合う事は決して不可能ではないだろうが、それが出来る人間が極少数である事も確かであろう…。
「前から気になってた事、言っていいかね?」
「お前のゼロって名前…Z-ERO…要するに『最後のエロス』って意味か?」
「いぃやっほぉぉぉぉ!あのゼロから、一本取ったぜ!」
「終わらないデイ・バイ・デイ」でのゼロとの戦闘前会話。この一連の発言にゼロはまたしても絶望顔で唖然とし、改めてゲイツを色々な意味で危険な存在と認識する。
他のゼロがこの発言を聞けばどう思うであろうか…「ゼロ」の意味をこう解釈したのは、後にも先にもゲイツだけであろう。
「もしかして、お前さん…ドーリアン事務次官のアレ?」
「やっぱり、そっか! いやぁ…マリーメイアの反乱は私も興奮したなぁ!」
「あの記念館の中でリリーナちゃんとナナリーちゃんがヒヒ爺のデキム・バートンにバニーガールをさせられていたと思うと…」
「続き聞く?」
同じく「終わらないデイ・バイ・デイ」でのヒイロとの戦闘前会話。この発言を聞いたヒイロは静に怒気を顕にしてゲイツに「消えろ」と照準を向けた。
…それにしても、ヒイロがリリーナのアレという俗っぽい台詞もさることながら、デキムが人質にしたリリーナとナナリーをあの格好にしたとこれまたブッ飛んだ解釈をしている(どこかの無能生存体の手でバニーガールにされた人はいたが)。
そして続きの内容は分からないが、彼のことだからマトモなものじゃないのは確かであろう。無論、ゼロとゼクスがこの台詞を耳にしたら間違いなくゲイツを消しにかかるのは容易に想像できてしまう。
「お前達の事も調べさせてもらったぞ、このハレンチボーイ&ティーチャー」
「やらしいんだぁ! 教え子の美少年と狭いコックピットでイチャついちゃって!」
「ぬふふ…ゲイツ様にもプライベートレッスンをして欲しいな~!」
「おちち突いてください、スズネ先生…だって! まあ、そのコスチュームじゃ、そっちの彼もおかしな気分になるわな」
「情け容赦なく、おっぱいジンに…だって! やらしいなぁ、ほんと!」
同じく「終わらないデイ・バイ・デイ」でのヒビキとの戦闘前会話。セクハラ全開の台詞に耐えられなかった涼音は憤慨してしまうが、あの露出度の高い格好とジェニオンの操縦席の内部構造を考えてしまうと、そう言われても仕方が無かったりする…。
「もみあげが…」
同じく「終わらないデイ・バイ・デイ」でのアーバレストとのイベント戦闘後、撃墜セリフの後に続く形で。再起した宗介によって呆気なく敗れ去り、一部始終を見たベックからは「もみあげなんぞに頼っているからそうなるんだよ!」と吐き捨てられていた。しかし…。
「今からこの場は、アマルガム改めファイヤバグのゲイツ様が仕切らせてもらう!!」
第42話休暇ルート「女神の来日」で再登場を遂げた際の台詞。明らかに「終わらないデイ・バイ・デイ」で撃破されていた描写があっただけに、まさかの展開に噴出したユーザーも。
「でもざ~んねん!ゲイツ様、アマルガムをトンズラしてフリーになっちゃったから!」
フリーダム!ア~ンド、ジャスティス!これがゲイツ様のデスティニーってわけ!」
同じく「女神の来日」にて、アマルガムから抜けた発言に続けての台詞。この発言にシンは不快を露わにする。「正義」と「運命」はともかく、ゲイツが(悪い意味で)「自由」なのは間違いないだろう
過去のZシリーズでも、この3機の名前に関連する台詞はあったが、これは特にブッ飛んだものとなっている。
「あいにくだったな。 あれは私のモミアゲの長さあってのものだ」
「故に私は生き残り、このように頭の天辺から下半身までピンピンしている!」
第42話にて、ベックから「誰に助けられたのか忘れたのか」と言われてこう返した。
「うおおお! 可愛い! 可愛いぞ、ボン太くん!」
「今すぐ血祭りにあげて、その皮をはいでぺろぺろしてやるぞ!」
「女神の来日」でのボン太くんとの戦闘前会話。愛情表現が過激すぎる。最初の台詞の後のボン太くんの反応が「ふもっふ!?」だった辺り、宗介もドン引きしていた模様。
「では、諸君!私のモミアゲが肩まで伸びたら、結婚しよう!」
「女神の来日」での撤退時の発言。吉田拓郎氏の「結婚しようよ」のパロディ。
「冗談はよしてくれ。このゲイツ様…今の生活に満足してるんだよ」
「この世で最も大事なもの!それは自由!何者にも囚われない自由な心!ビバ・フリーダム!」
第55話「飛べ、宇宙へ」で、先述の香港の件の黒幕にも関わらずお咎め無しだったガウルンに文句を言うも、彼から「ならアマルガムに戻るかい?」と聞かれた時の答え。
この発言に真っ先に反応したのは(案の定というべきか)であるが、「おかしな人」と言われてしまう(同時に、自由を愛する彼がこの発言にどう反応するかも気になる所である)。
ただ正直ゲイツこそ(色んな意味で)一番野放しにしてはマズい人間と言えており、彼が案外満足している一方でファイヤバグの残党は彼等3を拾った事を心底後悔している模様。
「見ぃつけたぜ、白いの! お前と出会ってから、どうにも私の人生、ケチをつけ始めた!」
「ハッハッハ! さっきのは嘘だぜ、白いの! 私は内心お前に感謝している!」
「お前にやられたおかげでアマルガムをやめたが、そうしたら世界が無限に広がったからな!」
同じく「飛べ、宇宙」での宗介との戦闘前会話。一連の台詞にアル「私には彼の言ってる事が理解できません」と匙を投げられてしまう。
「ハッハーッ!なかなかやるではないか、諸君!だが、今日はここまでだ!」
「潮風は私のモミアゲの敵だ!そういうわけなので、ここは帰らせてもらおう!」
同じく「飛べ、宇宙へ」でゲイツを撃破もしくはHPを10000以下にすると、上記の言葉を残して撤退する。最後までモミアゲを気にしており、この発言にヒイロすら「…何だ、あれは?」と呆然とし、刹那に至っては「理解不能だ」と断言する。これにて時獄篇での出番は終了となるが、生きている以上天獄篇でも恐らく出番はあるだろう…。