アンジュ

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アンジュ
外国語表記 英語表記:Ange
登場作品 クロスアンジュ 天使と竜の輪舞‎‎
声優 水樹奈々
デザイン 小野早香
本名 アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ
種族 地球人(ノーマ)
性別
年齢 16歳
出身 ミスルギ皇国
身長 164cm
髪色
髪型 ロングヘア

ショートヘア(第3話以降)

セミロング(第20話以降)
瞳の色 ピンク
所属 ミスルギ皇国

アルゼナル
役職 第一皇女

パラメイル第一中隊 隊員
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概要

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞‎‎』の主人公

神聖ミスルギ皇国の第一皇女。気品を身に着けた皇女として国民からの人気と信頼も高かったが、(作品世界における社会通念の影響で)ノーマ根絶を理想とした歪んだ思想に染まっていた。洗礼の儀の際に兄ジュリオによってノーマである事実を暴かれ、アルゼナルへと追放。その際に皇女の身分と名前を剥奪され、一兵士「アンジュ」へと身を堕とされる。

当初は自身がノーマである事を受け入れられず、他のノーマを人として見なさず見下し、ミスルギ皇国へと帰すよう嘆願書も書くなど身勝手な振る舞いが目立っていた。だが、初出撃の際にドラゴンを目の当たりにした事で自身の現状と歪な平和を認識する。

初陣後、自身の好戦的な面を受け入れ、徐々にたくましさを身に着けていくが、ノーマを見下す姿勢は続いており、傲岸不遜で排他的な性格へと変わっていった。しかし、後にパラメイル第一中隊の面々を始めとする様々な人物との出会いと交流を深めていくうちに、その態度は徐々に軟化。差別と偽りで彩られた掃きだめのような世界を破壊するべく動き出す。

なお、侍女のモモカ曰く「アンジュリーゼ(アンジュ)様の性格は男勝り」と評しており、強気な性格の土台は皇女時代から既に出来上がっていたようである。

皇女時代はエアバイクに搭乗して行う球技エアリアの選手として活躍しており、その時の経験からパラメイルの操縦にもすぐに適応している。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦V
初登場作品。担当声優の水樹奈々氏はネージュ・ハウゼン役を経て初の版権スパロボへの出演となる。衝撃のデビューを飾るが、原作からすれば平常運転である。正式加入は第14話から。
皇女時代の長い髪や原作終盤のセミロングを始め立ち絵が多く、中には原作再現とはいえ謎の光付き)のものも。風邪を引いた状態での戦闘台詞もある等、ボイスも豊富。
ノーマへの偏見のない他の版権キャラクターとの交流のおかげで、原作よりもトゲトゲしい雰囲気が薄れるのは早い。このあたりは恒例のスパロボ補正というところ。
メイルライダー技能と「幸運」持ち、さらにシナリオが進むとマップ兵器まで使えるようになるので資金源としてガンガン稼ぐ事が出来る。

パイロットステータス設定の傾向

能力

精神コマンド

V
集中直感幸運気合
最後はやっぱり「愛」。ただしレベルアップでは解放されず、第38話のイベントを待たなければならない。

特殊技能(特殊スキル)

V
メイルライダー底力L8、闘争心L2、サイズ差補正無視L2
初登場の第14話「血塗られた白き翼」では、メイルライダーは「???」扱いになっている。

固有エースボーナス

出撃時SP+最大値の25%、最終命中率+15%、最終回避率+15%
ヴィルキスの長所を伸ばすボーナス。

人間関係

アルゼナル

サリア
アルゼナルへと来たばかりのアンジュの世話役となった他、問題行動の多いアンジュをよく叱咤する。
しかし、ヴィルキスに執着しているためその意味でも因縁があり、その結果アンジュに憎悪を抱いてエンブリヲ側に寝返り、敵対する事になる。
ヒルダ
当初のアンジュの言動から「痛姫(いたひめ)」と呼び、徐々に頭角を表していった事から敵視。互いに犬猿の仲に。
エルシャ曰く「アンジュは、昔のヒルダに似ている」とのこと。後にとある一件を経て和解、悪友同士に。
ヴィヴィアン
アンジュに好意的に接しており彼女の明るい性格もあってか、隊内で一番最初に打ち解け友人関係となった。
エルシャ
ヴィヴィアン同様アンジュの事を気に掛けている。
ロザリークリス
ゾーラを間接的に殺したためにアンジュを憎んでいたが、後の戦闘でアンジュに助けられた事で和解する。
ジル
アンジュに厳しく接し、一方で気遣う場面も多々あったが、リベルタスを強引なやり方で遂行しようとするジルの姿勢に対して、アンジュは嫌悪感を抱き敵対する。
エマ・ブロンソン
規律を重視する彼女からは度々小言を言われるので、鬱陶しく感じている。
ゾーラ
第一中隊隊長。アンジュが初出撃の際に狼狽し機体を組み付かれた所為で戦死。
出撃前にアンジュに「ノーマは闘争心が強い」と問い掛けており、アンジュがノーマとして生きる決意をする遠因となった。
ちなみに彼女に押し倒されてファーストキスを奪われている
ココミランダ
アンジュと同期の新兵達。何かとアンジュの世話を焼き、特にココは自分がノーマであることを認めず、孤立していたアンジュの唯一の味方だった。
しかし、アンジュの敵前逃亡についてきた所為で、両名ともドラゴンに殺されてしまった。
ナオミ
PS Vita用ソフト『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞‎‎tr.』(SRW未参戦)のオリジナルキャラクターにして、プレイヤーが操作する主人公。
ココとミランダは、アルゼナルで幼い頃から共に育ってきた幼馴染。アンジュとの関係は、ゲームの進め方次第で親友やライバル等に変化していく。
なお、第2話でアンジュに渡される死亡したメイルライダーのお下がりのライダースーツには"NAOMI"と書かれており、原作アニメの世界では既にナオミは死亡している事が示唆されている。

ミスルギ皇国

ジュライ・飛鳥・ミスルギ
父親。妻のソフィアと共にアンジュがノーマである事を秘匿していた。
ソフィア・斑鳩・ミスルギ
母親。洗礼の儀において、アンジュを庇って死亡する。死の間際に「何があっても生き抜きなさい」と遺言を残しており、それはアンジュの心の大きな支えとなった。
ジュリオ・飛鳥・ミスルギ
兄。洗礼の儀において、アンジュがノーマである事を明かす。「物語の始まりを作った人物」とも言える。
シルヴィア・斑鳩・ミスルギ
妹。過去の事故で歩行能力を失っており、その事もあってか気に掛けている。しかし、シルヴィアからは(筋違いな)怨恨を向けられている。
モモカ・荻野目
筆頭侍女のメイド。アンジュがマナの使用を必要とする場面では、全てモモカが代行していた。
アンジュを公私共に強く慕っており、忠節を尽くすべく単身アルゼナルまで追いかける程の行動力を持つ。ミスルギにおけるアンジュの数少ない味方にして、最大の心の支えである。
アキホ
皇女時代の友人でエアリアの選手仲間でもあったが、洗礼の儀でのノーマ発覚で掌を返される。後に再会した時も「ノーマだからというだけでアンジュを憎む」等、もはやかつての友人としての姿は無かった。
セーラ
赤ん坊。アンジュが初めて出会ったノーマ。彼女が母親から引き離されていく場面に偶然通りがかる。
セーラの母親
セーラが憲兵に連れていかれるのを阻止しようと偶然居合わせたアンジュに懇願するが、拒絶された上、「ノーマではない正しい子を産みなさい」と告げられたことで、アンジュに憎悪を抱く。
なお、後にアンジュがノーマであることが発覚し、ソフィアが射殺され、アンジュが連行される中継映像を「ざまあみろ」と憎悪こめた笑みを浮かべて視聴していた。

その他

ミスティ・ローゼンブルム
ローゼンブルム王国の王女でアンジュの旧友。ノーマへの差別意識が低いローゼンブルム王国出身の為か、アンジュがノーマと判明してもアンジュへの態度は(多少見下してはいたが)変わらなかった。
タスク
最初の出会いが原因で険悪感を抱くが直ぐに打ち解け、何度も窮地を救われていくうちに相思相愛の仲となる。
サラマンディーネ
当初こそ敵意を抱いていたものの、やがて親友同士となる。お互いに知らないが、どんな時代にあっても存在している限りどうあっても出会う運命を持っている。
エンブリヲ
ある事が原因で一方的に好意を抱かれる。当のアンジュは「根絶すべき敵」として見ている。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
『V』ではヴィルキスのモードチェンジを使いこなすためのコーチの一人となる。
ジュドー・アーシタ
V』では死のうとしていた自身の行動に対して、自分の生命を捨てるような真似をするなと諭した。後には彼を中心とするシャングリラ・チルドレンのガンダムチームとドラゴン狩り勝負を演じ、お互いを認め合う関係となる。
キラ・ヤマト
ヴィルキスよく似た機体に乗っており、なおかつタスクとよく似た外見を持つ人物。
それ故に『V』にて参戦が発表された時から「どう絡むのか」が話題となっていた。その期待通り劇中において互いに多く絡む。
ラクス・クライン
『V』ではサラマンディーネと並び彼女もまた「永遠語り」を継承する人物の一人であり、困難ルートでは共に「歌」によってエンブリヲネバンリンナを倒すための力となる。
カガリ・ユラ・アスハマリナ・イスマイール
『V』ではエンブリヲによって神聖ミスルギ皇国に捕らえられた際に以前より捕らえられていた彼女達と出会い、彼女達の口からエンブリヲの企てるハーレム計画について知らされることに。
刹那・F・セイエイ
『V』では対面時に「いい声をしている」と好意を抱いた。その後もアンジュのヴィルキスのモードチェンジを使いこなすための特訓のコーチの一人になる等、絡みが多い。
スメラギ・李・ノリエガ
『V』では序盤にモモカを救うべく彼女の身柄を買い取るために、彼女から借金をしている。

リアル系

相良宗介
『V』では着ぐるみ仲間(?)。宿が結託した事もあってか、よく絡む。
レナード・テスタロッサ
『V』では彼をエンブリヲの同類とみなし、強い敵意を向ける。
ゲイツ
『V』では二度にわたって彼に狙われ如何わしい真似をされそうになり、当然彼の変態ぶりに嫌悪感を露にしていた。

スーパー系

流竜馬
『V』では血気盛んな者同士お互い波長が合い、彼を「鬼の流竜馬」と呼ぶなど少なからず敬意を表している。また、彼もアムロや刹那と共にヴィルキスのモードチェンジを使いこなすためのコーチの一人となっている。
ホイ・コウ・ロウ
『V』では後述にもあるようにノーマ蔑視の発言をした彼に強い怒りをぶつけている。
エグゼブ
『V』ではエンブリヲやレナードと結託した彼を前者二名とは違ったタイプの人間と評しながらも、悪党であることに変わりはないと断じた。

バンプレストオリジナル

如月千歳
当初は彼女との折り合いも悪く、衝突する場面もあったが、やがて彼女とナインの関係を気遣うようになるなど、徐々に良好な関係に。

名台詞

「不可能です。ノーマは人間ではないのですから。早く忘れる事です。そして、次の子を産むのです。今度はノーマではない『正しい子供』を…」
第1話より。「ノーマ」である事が発覚し、セーラを連れ去られる母親に対して。皇女時代のアンジュがどのような思想だったか、そして作中世界の「常識」が歪んだものである事を表した台詞。
もっとも、この言葉が直後に自分自身へと跳ね返ってくるとは思いもしなかったであろう。 
アンジュに面識はないが、ヒルダの母親はこの言葉どおりの行動をしている。
「やめなさい…やめろ…! 我はミスルギ皇国第一皇女アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギなるぞ!!」
「いやああああああ!!」
第1話終盤。アルゼナルへと連行され、ジル手荒い「身体検査」を受けさせられる
監察官のエマがドン引きした程のエグい光景であり、その過激な描写には、多くの視聴者が衝撃を受けた。何と『V』においてもDVE付きで再現される事に。
「死にたくない…死にたくない…死にたくないぃ!!」
「お…お…お前が…お前が死ねえぇぇぇぇ!!」
第3話より。自棄のままヴィルキスへと乗りドラゴンに殺されようとするが、恐怖により死ぬ事を咄嗟に拒否。
直後指輪が輝いた事でヴィルキスが覚醒し、ガレオン級ドラゴンを撃墜。戦いが終わった後、アンジュは自身の狂暴な一面を受け入れられず涙を流した。『V』ではDVEとなる。
「さようなら…お父様…お母様…お兄様…シルヴィア…」
(私にはもう何もない…何もいらない。過去も…名前も…何もかも…貴方たちのように簡単には死なない…生きるためなら地面を這いずり、泥水を啜り、血反吐を吐くわ…。私は生きる…殺して…生きる…!)
同上話ラスト。自身が過去―アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ―へと戻れない事を悟って長かった髪を断ち切り、ノーマの一兵士―アンジュ―として生きる事を決意する。
「監察官殿は、虫に裸を見られて恥ずかしいと思われますか?」
第4話。ロザリーにボロボロにされた制服を着用して基地を歩き回っているのをエマに見咎められ、「そんなハレンチな格好で恥ずかしいと思わないの?」と問われた際の返答。
周りの者達を徹底的に見下している言動である。この返答を聞いたエマは呆気に取られ、周囲の者たちからはさらに反感を抱かれる。
「…いいこと? 私とあなたは何も無かった。何も見られてないし、何もされてないし、どこも吸われてない。全て忘れなさい、いいわね?」
第5話。孤島へ遭難した後、自分を探しに救助が訪れていた事を知りアルゼナルへと帰る事にしタスクへ別れを告げる。顔を赤らめながら言っているのが印象深い。
「ありがと…ヴィヴィアン。あの変なマスコット…まだある?」
同話ラスト。拒絶していたヴィヴィアンに自分から歩み寄ろうとする。タスクと過ごした日々は心境を変化させるのに十分だった。
「ありがとう…モモカ。あなたは…あなたね」
第9話より。妹シルヴィアが処刑されようとしている情報をつかみ、アルゼナルを脱走してまでミスルギへと駆けつける。移動用にエアリア用の器具を調達しに学園へと向かいアキホと再会するが、ノーマというだけで脅え演技をして警察に通報した彼女に失望し拘束。学園を後にした後、今まで同様に接するモモカに対して改めて感謝を述べた。
「モモカ。あなたと…あそこの人達だけね。差別や偏見…ノーマだとか人間だとか関係なく、私を受け入れてくれたのは」
(それに比べて……これが…平和と正義を愛する、ミスルギ皇国の民? 豚よ…こいつら皆、言葉の通じない、醜くて無能な豚共よ…!こんな連中を生かすために、私達ノーマは…ッ!)
第10話より。遂にシルヴィアの元へと辿り着いたが、それは兄ジュリオの罠であり、さらにシルヴィアも罠に協力していた事が発覚。捕獲され処刑寸前にまで追い込まれてしまう。
かつて自分を讃えてきたミスルギ国民達も掌を返してショーを楽しむかのように「吊るせ」コールを響かせる…その姿を目の当たりにしたアンジュは目の前の「人間」達に絶望。そして自分をノーマだからと差別しなかったモモカやアルゼナルの仲間達の暖かさを改めて噛み締めるのであった。
「感謝していますわ、お兄様。私の正体を暴いてくれて! ありがとう、シルヴィア。薄汚い人間の本性を見せてくれて! 」
「さようなら! 腐った国の家畜ども!!」
同話。母の言葉を思い出し、「殺せるものなら殺してみろ」と心中で覚悟を決めたアンジュは永遠語りを口ずさみながら絞首台に向かう。絞首刑が執行された瞬間、強烈な閃光が辺りを覆いつくす。そして処刑場にタスクが駆るエアバイクが乱入。アンジュの首にかかっていたロープを切断し救出。近衛兵を相手にした大立ち回りの幕が上がった。
モモカと連携して突破口を開いていくアンジュ。もはや自分の居場所はアルゼナルにしかない事を悟り、故郷と兄妹へ決別を告げ、飛び去って行った。
「私を虐げ、辱め、貶める事しか出来ない世界なんて私から拒否してやる…! こんな…腹立たしくて、苛立たしくて、頭にくる世界…!」
ヒルダ「ムカつく…そういうの全部まとめて『ムカつく』って言うんだよ」
「だったら、ぶっ壊してやるわ!こんなムカつく世界…全部!!」
同話。脱走の罪でヒルダと共に反省房へと入れられた後、世界の不都合全てをノーマたちに押し付け人間たちは見せかけの繁栄の中で呑気に過ごしている事を悟り、かつて自分のその見せかけの中にいた事にも嫌悪。欺瞞に満ちた世界を壊す事を誓う。
「あの女ソックリ。訳の分かんない絵空事や無意味な使命感に酔いしれてるだけの偏執狂。巻き込まれて死ぬ方はたまったもんじゃないわね」
第13話より。ドラゴン襲撃後、さらに現れた兄ジュリオ率いるミスルギの軍勢によってアルゼナルは壊滅という状況で、自分とヴィルキスを逃がすために仲間を見捨てることを「仕方無い」と言い放つサリアに対して。
「好きだった。私ここが好きだった。最低で…最悪で…劣悪で…何食べてもクソまずかったけど…好きだった。ここでの暮らし。それを壊された。あいつに。だから…行くの。邪魔したら…殺すわ!」
同上。命令に背きヴィルキスへ搭乗するも制止に来たサリアへ向け理由を述べる。
兵士として過ごしていくうちにアルゼナルでの日常が代えられない大切な物となっていき、それを破壊したジュリオは既に憎むべき敵となっていた。直後、ヴィルキスのミカエル・モードが発動する。
「生きる価値のないクズめ…! くたばれぇぇぇぇッ!!」
同上。みっともなく命乞いするジュリオに対して。怒りのままにヴィルキスのサーベルを振り下ろすが…?
「貴方、お姫様なんでしょうサラマンマン! 危機を止めて民を救う! それが人の上に立つ者の使命よ!」
第16話より。エンブリヲにより時空の歪みに巻き込まれるアウラの民たち。アンジュは焔龍號の収斂時空砲をヴィルキスのディスコード・フェイザーで相殺させ威力を弱らせ、歪みへとぶつける事を提案。危険が大きいというサラマンディーネに対して叱咤する。
「貴方、世界を滅ぼした兵器なんでしょ!? 気合入れなさい、ヴィルキス!!」
同上。アンジュの声に応えるかのようにヴィルキスの破損個所が修復し、ディスコード・フェイザーを発動させる。
「長いのよね。サラマンデンデンって。サラ子って呼んでいいなら」
サラマンディーネ「では、私もあなたのことはアンコと…」
「それはダメ…」
同話ラスト。アンジュの機転もあり、歪みを打ち消し多くの人間たちを救う事に成功。サラマンディーネへとあだ名を付けた。
「はい…エンブリヲさ…くたばれ、クズ野郎!」
「ああああ!! 熱い…熱い!!」
「たす…けて…タ…スク…」
第20話。エンブリヲの暗殺に失敗し、報復として「痛覚50倍&痛覚を快楽に変換される&それらに加えて他の感覚をも操作される」という責め苦を受ける。必死に抗おうとするアンジュだったが、遂に心が折れそうになる。しかし…。
『V』においてもまさかのDVE付きで再現。
「いや・・・噓でしょ、ねぇ…噓よね…モモカ…タスク…」
「私を…一人にしないで…うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
第21話ラスト。ミスルギ皇宮から脱出するも、エンブリヲの執拗な追撃に徐々に追い込まれてしまう。アンジュを逃がすためにモモカとタスクが犠牲になり、一人だけになってしまった…。
「無様ね…一人じゃ死ぬ事も出来ないなんて…」
「あなたがいなくなったら、何の意味もないじゃない…」
「好きよ、あなたが…こんな事なら、最後までさせてあげればよかったっ…」
第22話。タスクと出会った孤島へと着き、住処でタスクの日記を見つける。タスクがどのような想いで戦っていたのかを知り、自殺しようとするが思い留まる。浜辺でタスクの言葉を思い出し、一人涙を流すが、背後に現れたのは……
「タスクは、死んだわ! これはエンブリヲが見せている幻!」
タスク「ち、違う!」
「爆発の傷も、撃たれた血も無いもの!」
タスク「俺は生きてるよ!」
「信じない!…タスクは死んだの!!」
タスク「えぇぇぇぇぇぇ!?」
「信じない!…信じないわ…」
タスク「…ごめっ…うぇっ!?ア、アンジュ!?何を…」
「確かめるわ…ちゃんと!」
同話。傷心のアンジュの目の前に現れたのは、自爆した筈のタスクであった。ひとしきり動揺し、ビンタまでかまして幻だと疑う。本物かどうか確かめるためにタスクにキスをして、押し倒し…。
なお、『V』では状況的にイスカンダルでやっていた事が示唆されている。
「変だなんて誰が言ったの? そういうくだらない世界をぶっ壊すんでしょう、二人で。新しい世界にはあなたもいてくれないと困るわ、ヒルダ」
第23話より。ヒルダの想いに応えて、口を重ねた後にこう励ます。
「構わないわ。全然」
「都合の良い豚共…だからエンブリヲに管理されるのよ」
同話。ミスルギ皇宮に取り残されたシルヴィアは市民達に詰め寄られていた。そこにサリアとの戦いで体勢を崩されたヴィルキスが突っ込んでくる。市民達は図々しくもアンジュに助けを懇願するが、当のアンジュにそのような気は無く、素っ気ない態度に怒った市民の一人がアンジュへと銃を向けるがアンジュはその市民を即座に射殺する(しかもヘッドショット)。
「常に誰かにすがり、都合が悪くなればその誰かに責任を押し付ける」。その心底腐りきった「エンブリヲの家畜」達を全ての真実を知った今のアンジュが救うはずが無かった。冷淡な口調からも嫌悪感が滲み出ている事が伺える。
なお、この場面は視聴者からの賛否が特に大きく分かれている事でも知られており、スタッフの中でも芦野芳晴監督と福田己津央プロデューサーとの間で意見が分かれ、最終的に福田Pの意見が通ったという逸話もある。
上述の通り物議を醸した場面であるためか、原作の際どい場面を多数再現した『V』でさえも流石にこの場面はそのまま再現される事は無かった(後述)。
「甘ったれてるんじゃないわよ! 何でもかんでも人のせいにして! 宮廷医師が言ってたわ、あなたの怪我、完全に治ってるって。あなたは自分で立とうとしないから立てないだけ」
「死ななきゃ治らないのかしら、その腐った性根は…!」
同話。市民を退けたアンジュはシルヴィアに逃げるよう促すも、当のシルヴィアは恨み言をアンジュにぶつけるばかり。業を煮やしたアンジュはシルヴィアに威嚇射撃をしながら𠮟りつける。
それでもシルヴィアは「私はあなたの妹なのですよ!」と助けを乞うばかりで立ち上がろうとしない。自分の姉を化け物だの殺人鬼だのと罵り、鞭打ち、処刑しようとした事を棚に上げ、アンジュの情けにすがろうとする。それを見たアンジュは眉を釣り上げ、さらに銃弾を床に撃ち込む…。
「戦いなさい! 一人で生きていくために! もう会うことはないわ。さようなら、たった一人の、私の妹…」
同話。シルヴィアは恐怖のあまり腕で這い、立ち上がり駆け出した。そして自分が歩けることに気付き茫然と立ち尽くす。その様子を見届けたアンジュはシルヴィアの背中へかつて自分が母に言われた言葉ををかけた後、笑みを浮かべ飛び去って行った…。
なお、最終話で世界が完全に分かたれてしまったため、これが二人の今世の別れとなった。
『V』でもこのやり取りは存在するが、よりにもよってエンブリヲに脱がされた状態だったため、シュールな場面になってしまった。『クロスアンジュ』らしいといえばらしいが。
「何が愛よ! キモい髪型でニヤニヤしてて、服のセンスもなくていつも斜に構えて、恥知らずのナルシスト!」
「女の扱いも知らない、1000年引きこもりの変態親父の遺伝子なんて…生理的に絶対無理!」
「塵に還れぇぇぇーッ!」
「私を抱こうなんて、1000万年早いわぁぁぁー―――ッ!」
最終話。エンブリヲとの最終決戦にて、彼にとどめの一撃と共に切った啖呵。今までの仕打ちに対する鬱憤を晴らすべく、ありったけの罵倒と拒絶の言葉を叩きつけ、因縁に決着を付けた。
ロボットアニメ史上に残る告白シーン」ならぬロボットアニメ史上に残る振り文句シーンと言っても過言ではないだろう。
『V』においても当然のようにDVEとなった。
「知ったこっちゃないわ。エンブリヲは死んだ。これからはもう、誰も導いてくれない。自分たちの力で生きていかなければ野垂れ死ぬだけよ」
「さ、私たちもいきましょう。自分の道を、自分の足で」
同話ラスト。エンブリヲを討った後、アウラ側への地球へと転移。向こう側の地球はどうなったのかモモカに聞かれるが、関係無いと言わんばかりの態度を取った。そして、自分たちもエンブリヲの支配が無くなった世界で生きていく事を誓い、歩き出していく。

迷台詞

その性格故か、次回予告のみならず本編中でも迷台詞が妙に多い。

次回予告

「第1話いかがでした? って最悪よ! あんな事やこんな事、セレブでハイソな皇女様に、何なのこの扱い!? 理不尽とリムジン、一文字違いで大違いよ! そもそもこれって、美少女ロボットアニメでしょ!? 美少女はともかくロボットは!?」
第1話次回予告より。衝撃的な展開が続いた第1話の次回予告でコレである
以降もアンジュを始めとした多くの人物が色々な事をぶっちゃけるのが予告のお約束となるのであった。
「ほぅら騙された! 綺麗な海と神秘のジャングル、素敵な出会い…と思ったら、いつもの通りの血みどろバトル! バカンスもロマンスも無いサバイバルだったわ。もう騙されない。どうせこの予告も嘘っぱち。モモカなんてどうせ来るわけ無いのよ」
第5話次回予告より。今までに色々な意味で散々な目に遭ってきたとはいえ、言い過ぎである。なお、実際にはモモカはちゃんと来たのでご安心を。
「モモカ絶対死んじゃうと思った」
モモカ「いきなり酷い!」
「だってあの監督、最後はお風呂と裸出しとけばいいと思ってるし。あ、来週後に時間差で死ぬとか?」
第6話次回予告より。制作側の自虐ネタである。そんなことはなかったのでご安心を。
「皆さんお待ちかねの水着回だペロ~ン♪と思ったらペロペロなシーンはほんのちょっとペロ!走るブタと臭い着ぐるみの大脱走だったペロ!ホント、水着回の意味を分かってるのかしらペロッ、ってペロペロ言わせたいだけでしょペロペロ~ン!」
第8話次回予告より。ペロリーナの口調になっているのが特徴。ちなみにその水着回が話の中で一番際どくないという謎の事態になっていたりもする。
「予想通りの展開で気に食わないわ。しばらく誰も死んでいないし。仲良くなったら死んじゃうの法則で、来週辺りあなた…」
ヒルダ「あ、あんたとダチになんてなってねーよ! バーカバーカバーカ!」
第10話次回予告にてヒルダから「やっとあんたとダチになったって感じだね」と言われたことに対して。これはアンジュが悪い。ちなみにヒルダの『バーカ』の流れは戦闘セリフとして採用されている。
「もう限界よ。貴方との予告はマンネリ。ボチボチネタ切れでうんざり。そもそも予告が予告してない」
タスク「そんな今更」
「私帰る」
タスク「えぇっ!?待ってアンジュ、カムバ――――ック!!」
第15話次回予告。タスクの言うとおり本当に今更である。挙句の果てに予告を切り上げ帰ってしまった。まさかの予告放棄である。
「最終回よ、みんな準備はいい?」
ヒルダ「これあと1話でちゃんと終わんのか?」
「劇場版や映像特典、って手も色々あるわ」
サリア「結局、『クロスアンジュ』の『クロス』ってどういう意味だったの?」
「アンジュが苦労する、って事でしょ?」
「「ダジャレェ!?」」
第23話次回予告。最後まで予告はこんなノリであった。ちなみに「クロス」には「受難」という意味も含まれているため「アンジュが苦労する」というのもあながち間違いではない…のか?
なお、実際はきちんと綺麗に終わったのでご安心を。

本編

「まっずぅ~~~!!」
第3話ラスト。第2話にてゴミ箱へ捨てたプリンを手に取り、食べる…が口に合わなかった様子。もっとも、一日ほど放置されていたため、既に傷んでいた可能性も否定できないが…。
「変な趣味、バラすわよ…?」
第7話より。風邪ひきで出撃したのに、報酬が少ない事に不満を持ってサリアを脅迫する。なお、この時のアンジュはマスクにマフラー、更にドテラ姿だった。
『V』でもドテラ姿こそ無いが、風邪を引いた状態がしっかり再現されている。
「ブラジャーの恨み、忘れてないわ。あのせいで、大変な目にあったんだから…」
ヒルダ「そんなっ…昔の話ぃ!」
「それだけじゃない。後ろから狙い撃つ。手下を使って嫌がらせをする。ペロリーナの着ぐるみが臭い」
ヒルダ「最後の何!?」
第8話より。離陸する輸送機を追いかけるヒルダに対して。これまでの恨み骨髄とばかりに置いていこうとする…が最後のは完全に逆恨み…というか八つ当たりである
「ちょっと蹴飛ばして簀巻きにしただけでしょ! 大袈裟なのよ!」
第10話より。前回、偶然再会したアキホを拘束した事の恨みで生卵をぶつけられた際の台詞。確かにミスルギ国民の反応は異常なものだが、そんな事をすれば誰でも普通は怒る。
モモカ「…! その前に、お風呂に入りません?」
「! …それもそうね」
ヒルダ「そんな事言ってる場合か!」
第11話より。焔龍號の襲撃でアルゼナルが半壊。混乱の中、出撃するために反省房から出るが一週間も閉じ込められていたためか結構臭っていた様子。
とはいえ、ヒルダの言うとおり緊急事態ではあった。ちなみに、風呂は次回で入った。
「ヒルダ!」
ヒルダ「今度は何?」
「落とすから拾って!」
ヒルダ「はぁぁ?」
サリア「きゃあああ!」
ヒルダ「ええ~~ッ!?」
第11話。ヴィルキスを独断で操縦していたサリアに追いつき、操縦席から本当に叩き落としてしまう。さすがにヒルダも驚いた。初陣の際にミランダが落下途中でドラゴンに喰い殺されるのも目撃して恐慌に陥ったこともあるというのに無茶苦茶である。
「きっと名のある貴族のお城だったに違いないわ!」
第14話より。見知らぬ土地を探索中に「夢有羅布楽雅」と書かれた看板を付けたホテルを見つけて。確かにお城と言えばお城だが。
『V』でもタスクとの会話で触れられており、アスランへの土産話にした様子。聞かされた時、一体どう思ったのだろうか…?
「へぇ…人が大変な目にあっている間に…そう…」
タスク「待ってアンジュ、落ち着いてぇ…!」
「このケダモノがぁぁーっ!!」
タスク「アッ――――!!や、やめてやめてやめてェェ!」
第15話。とある事情で拘束されたタスクを目の前にして顔をヒクつかせながら羽箒とピンセットを手に取る。直後、タスクの悲痛な叫び(文章だけでは分かりづらいが多少笑い交じりの悲鳴であった)があたりに響き渡った…一体ナニをしたというのか。ともあれタスクに合掌。
「私、汚れちゃった…」
同話。とある事情から、うがいをした後の台詞。「今更何を…」と思った視聴者も少なくないはず。
「楽しそうね」
第17話。アウラの民にチヤホヤされるタスクの前に現れて不機嫌な顔をして串焼きを頬張る。ちなみにこの時の串焼きはとても卑猥な形をしていた。その剣幕にタスクも怯え、取り巻きたちも去っていった。

その他

「何ですって!? 『クロスアンジュ』がゲーム化!? 私たちの新しいドラマとハイスピードなアクションが楽しめるのね! これは私の腕の見せ所ね…って、誰よこの子!? 私が主人公じゃないってどういう事よ!?」
PS Vita用ソフト『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 tr.』のCMより。こんな所でも次回予告のノリで平常運転なのだった。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

中断メッセージ

「はーい、今回の『スーパーロボット大戦』、いかがでしたかー? もちろん、私は撃墜数ナンバーワンのエースパイロットにしてくれるわよね? え!? 清楚なお姫様を期待してたのに暴力的で、気まぐれで、好き嫌いが激しい女が出て来た? ま、それでも最後には私の事が一番好きになってるはずよ。いいからしっかり育てなさい! それじゃ、またね!」
V』における中断メッセージの一つ。見ての通り、完全に次回予告のノリである。因みに今作、ヴィルキス(とアンジュ)は継戦能力が高い上に強力なMAP兵器も持つので撃墜数を稼ぎやすい。
「プレイヤーのみんな、そういうわけで、私達もちょっと席を外すね」
ヒルダ「ゲームを再開した時はあたしとアンジュのどっちかがいないかも知れねえぞ」
同じく『V』の中断メッセージよりヒルダから喧嘩を売られて。この時のアンジュは声こそ穏やかだが、表情が邪悪な笑顔になっている(これの場合、所謂『オリジナル笑顔』ではなく『ゲス顔』である)。ちなみにもう一パターン存在し、内容はヒルダの部屋で決着をつける(意味深)というもの。

戦闘台詞

「野蛮で暴力的で反社会的な連中が!」
火星の後継者への特殊戦闘台詞。「お前が言うな」と思ってしまう。

本編

アスラン「邪魔した事を怒っているのか?」
「そうじゃない…でも今は、その機体の色を見るとムカムカするのよ」
『V』アルゼナルルート第15話より。どうやら、ヒルダの事を思い出した模様。
「…勧善懲悪ものに興味はないけど…あなたは個人的に許せない! 二度と悪事が出来ないように徹底的に叩いてあげるわ!」
『V』第18話より。ノーマへの差別発言をしたホイ・コウ・ロウに激怒する。
「どうして、こう赤い機体に乗ってる奴ってのはクセが強いのよ...!」
『V』ロンド・ベルルート第24話でフル・フロンタルシナンジュを見ての感想。やはりヒルダを意識しているようだ。
「刹那の話ってわかりにくいのよね。もっと上手に説明できないの?」
「あなたって本当に口下手よね。もうちょっと相手の身になって言葉を選びなさいよ」
『V』シークレットシナリオ「想いの形」より、訓練続きで疲れが溜まる中で刹那へと向けたボヤき。実際、刹那は不器用であり的を得ている。
(今はこれを使う…! 常識や体面に囚われている場合じゃないんだ!)
(私は生きる…! 世界を壊してでも…!)
同上。とうとう音を上げ訓練から逃げ出す中、ある物を見つける。それは…ペロリーナの着ぐるみだった
結果、宗介扮するボン太くんに同じパワードスーツだと思われ迎撃されてしまう羽目に…。
「さっきのお返しよ!」
で、ゲイツらの襲撃により跳躍してきたヴィルキスに乗った後に仕返しでボン太くんを射撃。幸い、当たらず周りからも誤射と思われたが…どこぞのニュータイプを彷彿とさせる一幕である。
「借り物の銃のおかげで照準がずれた…。でも、次は外さない」
「私の邪魔をするのなら容赦はしない。その空っぽの頭でも理解できたのなら、さっさと消えなさい!」
『V』西暦世界ルート第38話より。原作第23話にて市民を射殺する場面の再現だが、『V』では銃が借り物だったためか殺すまでには至らなかった。とは言え、最初の台詞からしてやはり殺す気でいた事が伺える。
「私はもう…アンジュリーゼじゃない。だからシルヴィア…あなたは、あなたの足で歩きなさい」
シルヴィア「で、でも…」
「出来ない…なんて言わせないわよ」
シルヴィア「は、はい…!」
『V』通常ルートエピローグでシルヴィアから今後どうすればいいか相談されるも、こう諭した。三行目はゲス顔で言っている辺り、スパルタ方針に転換したと言えなくもない。

搭乗機体

グレイブ
初出撃時の搭乗機。
ヴィルキス
愛機。

余談

  • アンジュを演じた声優の水樹奈々氏は、『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』が放送終了された2015年のハロウィンにおいてアンジュの仮装を行っている(TOKYO FMラジオ番組『水樹奈々のMの世界』2016年10月17日放送分より)。
    • なお、水樹氏曰く「アンジュの衣装はヘソや太ももが多く露出しているので、身体が冷えて大変でした」との事。

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