ダバラーン・タウ

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ダバラーン・タウ

サイデリアルの特殊部隊「ハイアデス」の副長を務める男。前頭領であるエルーナルーナの父が現役だった頃からの古株で専用艦バン・アルデバルを駆る。勇猛果敢な武将の顔と、豪胆緻密な指揮官の顔を併せ持った優秀な軍人であり、レジスタンスにとってはハイアデス共々恐怖の象徴となっている。

一見剣呑な風貌ではあるが、敗北を喫した時は相手の実力を素直に認め、なおかつ引き際も心得ているなど、武人としての礼節もきちんと持ちあわせている。また、同僚に対しては男性ならば「◯◯殿」、女性ならば「ミス・◯◯」と敬称付きで呼称するなど、僚友に対しては古風ながら礼儀正しい一面も覗かせる。

と、ここまでだけなら質実剛健を体現したような実直な男であるが、元々戦闘集団であったハイアデスの中でも一際目立つ戦闘狂であり、またエルーナルーナが絡むと途端に嫉妬深く女々しい性格になる。この関係で、エルーナルーナの興味を引くランドを強く敵視している、というか目の敵にしている。

ラース・バビロン防衛戦ではようやくその想いがエルーナルーナに通じたものの、自身はその戦闘で敗北、エルーナルーナも皇帝宮攻防戦でヴィルダークスフィアを託して死亡してしまった。その後、いかなる経緯でか彼女の真意を知ったらしく、尸刻サルディアスと共にサイデリアルの残党を束ねてバアル御使いのしもべとの戦いにも参加、しぶとく生き残って見せた。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
1話で顔見せした後第3話で対決。この時はアドラティオに乗っておりあまり強くはないが、蒼の地球・北米ルートを通るとバン・アルデバルで現れる。
肩書きに違わず結構な実力者だが、機体にP兵器がないため射程外で待ち受けていれば向こうから寄ってくる。DLCでは、闘争本能を旺盛に見せるサイデリアルの隊員をハイアデスに勧誘する場面も。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

ド根性加速必中不屈熱血
清々しいまでにスーパー系の構成。ちなみにランドとは「熱血」が「勇気」になっている以外は(覚える順番こそ違うが)同じであり、メールが両者を「似た者同士」と評したのも頷ける。

特殊スキル

見切り底力L5、指揮官L3、ダッシュ闘争心ガード援護攻撃L3
こちらも見事なまでにハイアデスにいる為のようなスキル構成。

エースボーナス

気力150以上で、被ダメージ0.8倍
難易度ハードの場合47話で取得する。本人がガードを持っているのでさらに堅牢になる。

人間関係

エルーナルーナ・バーンストラウス
上官。強い忠誠と思慕を寄せており、最後の最後でそれが通じるものの程なく死別することに。
ランド・トラビス
「傷だらけの獅子」のリアクター。エルーナルーナの興味を引く彼を目のカタキにしている。
尸刻サルディアス・アクス
サイデリアル三大特殊部隊の副官達。ちなみに尸刻が尸空の妹だとは知らなかったらしく、そのことを知った時は本気で驚いていた。

名台詞

戦闘台詞

「金の亡者め…!お前に戦士を名乗る資格はない!」
クロウとの特殊戦闘台詞。

会話

「俺の名はダバラーン・タウ。ストラウス総司令の片腕たる将軍だ」
第1話「新地球皇国」にて、自らの名を名乗った際の台詞。この時点では、純然たる武人のイメージがあったのだが……(一応、間違ってはいなかったワケだが)。
「そうやって己を奮い立たせななければ、勝てない相手だ」
第47話にて、Z-BLUEを評して。
ダバラーン「妹!?」
尸刻「はい…。尸空は兄です」
ダバラーン「何と!?」
第47話「決戦の地へ」開幕時のサイデリアル副官三人衆のやり取りで、サルディアスから尸刻は尸空の妹だと知らされた際に。
今の今まで本当に知らなかったらしく、本気で驚いている。
「その闘志を買う。傷を治して、俺の下に来い。望むのなら、ハイアデスにお前の席を用意する」
DLC「獣と風」にて、捕虜を奪還された事で浮き足だった味方に檄を飛ばしたサイデリアル兵への台詞。この辺からも、ダバラーンの武人然とした性格が良い意味で現れている。

搭乗機体

アルデバル
ハイアデスの運用する機動戦艦。ダバラーンはカスタムタイプの「バン・アルデバル」に搭乗。

余談

  • 名前の由来は乗艦であるバン・アルデバルと共に、おうし座のα星「アルデバラン」と思われる。