ブローウェルカスタム(Blowell Custom)
フェイルロード王子の側近であるケビン・オールトが、量産機・ブローウェルをカスタマイズした真紅の機体。
カスタマイズの一言では片付けられないほどの大幅なパワーアップが施されており(オールト曰く「魔装機神にもひけを取らない」、プレシア曰く「ディアブロよりも強いなんてずるい」)、ゲーム中でも屈指の強敵。ムックでは「一部将校が特別に改造を施したブローウェル」の存在が示唆されており、別種のカスタム機がまだラングラン軍にあるのかもしれない。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦EX
- フェイルの搭乗するデュラクシールと共に登場する。見た目は普通のブローウェルと同じだが機体性能の大幅な強化に加え、ビーム吸収まで備えている。ただし武装が通常のブローウェルと同じで火力が低い。
- パイロットのオールト将軍が2回行動可能な事もあり、厄介極まりない強敵だが、フェイルを倒せば撤退するので、無理に本機を倒す必要はない。
- ちなみにイベントでオールトが登場した際は通常のブローウェルに乗っているので、その後で改造された模様。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 新たに真紅の専用カラーを手に入れた。さらに武装も通常のブローウェルとよりも高くなっておりやっかいな敵となった。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 旧シリーズとは違い、敵としてだけでなくオールトがイベントで登場した際にも本機に搭乗している(能力も閲覧可能)。ビーム吸収は当然の如く完備。……なぜその状態でシュテドニアス軍に劣勢になっていたのか謎である。
- ゲームバランスは旧シリーズと違うため、敵専用ステータスが適用され攻撃力だけが味方のブローウェルより低い(敵ブローウェルよりは高い)。EXよりは若干戦いやすい相手になった。
- セニア曰くエリアル王国の部品が使われているとのこと。プレシアが言うにはディアブロより強いらしく最低でもBクラスの力がある事がわかる。また、その魔改造の秘密はオールトが糸目を付けず注ぎ込んだ金というしょうもない真相が明らかになった。余程の愛着があったのだろう。
装備・機能
- プラズマソード
- 接近戦用の武装。武器としては普通なのでそれほど脅威ではない。
- パルスレーザー
- 掌のなかに内蔵された中距離用の武装。「リニアレールガン」があるので使用頻度は少ない。
- カロリックミサイル
- 中距離用の武装。こちらも使用頻度は少ない。
- リニアレールガン
- 長射程を誇る単装式の大砲。他の魔装機に配備された「レールガン」よりも射程が短かったのも過去(EX)の話。『OG』では射程2-7とBクラス魔装機の射程平均値とほぼ互角。相変わらず厄介な武器である。
- 対空ミサイル
- 本機の中で最も攻撃力の高い武装。『第2次OG』では空SのALL武器。ついでに地上の敵にも打ち込めるように調整されているが、もちろん適応値は最悪のCである(陸・海・宙)。
- 剣装備
- 切り払いを発動。
- ビーム吸収
- ブローウェルカスタムと言えばこれ。本来ヴォルクルスを始めとするごく一部の強敵だけが持つ能力であり、たかが量産機にこれは有り得ないと驚愕したプレイヤーは数多い。
- 第2次OG攻略本(電撃)に「強固な装甲材が用いられ、特殊な防御装置も搭載されており、その堅牢さは特筆に値する」という記載があり、この「特殊な防御装置」がビーム吸収能力を備えているのだと思われる。
移動タイプ
- 陸
- 飛行能力までは備わっていない。
- M
関連機体
- 量産型ゲシュペンストMk-II改
- 伸ばした方向性こそ違うものの、「パイロットの熱意により強化改造を施され、試作機を超える性能を手に入れた量産機」という点においては良く似ている。
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