エクサランス

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概要

スーパーロボット大戦R』の主人公機。

時流エンジンを搭載した人型機動兵器。

コアブロックシステムを採用し、「地形に合わせてフレームを使い分ける」というコンセプトによりフレーム換装システムを擁する。

フレーム開発担当はミズホ・サイキ。エンジン部分はラージ・モントーヤが担当している。

元々は人命救助=レスキューを目的に設計されていたものだったが、研究資金援助を軍から受ける必要があった故に止むなく機動兵器として、それぞれのレスキューフレームを元に再設計された機体。

名称のエクサランス(Excellence)は、英語で「優秀」を意味する。

換装形態

エクサランス・ストライカー
ストライカーフレーム。接近戦・地上戦用。
エクサランス・ガンナー
ガンナーフレーム。砲撃戦用。
エクサランス・コスモドライバー
コスモドライバーフレーム。宇宙戦用。
エクサランス・フライヤー
フライヤーフレーム。空中戦用。
エクサランス・ダイバー
ダイバーフレーム。水中戦用。
エクサランス・ガンストライカー
「ストライカー」と「ガンナー」を組みあわせたフレーム。『OGMD』で登場。
  • 以下2種はデュミナス戦用に作られた全地形対応最強フレーム。
エクサランス・ライトニング
ライトニングフレーム。『OG外伝』では近接格闘戦用に特化している。
エクサランス・エターナル
エターナルフレーム。『OG外伝』では長射程射撃戦用に特化している。

原典の『R』ではゲームシステムの関係上、強化パーツミノフスキークラフト等)で地形適応を簡単に補える為、「地形に合わせてフレームを使い分ける」というこの機体の特色は損なわれがちである。イベントで敢行される一回を除けば、マップ内での換装は不可能で、通常時はアージェントファイターへの分離のみがマップ内で可能という仕様になっており、その事が一層拍車をかけている。

これらの問題は『OGS』『OG外伝』にて解決しており、母艦の近くならマップ内でも自由に換装することが可能となった。

アージェント・ファイター

フレームから分離した時の形態。略して「AF」とも。本来は撃墜された際の脱出装置であり、牽制しながら戦闘空域から離脱しデータを持ち帰るのが主目的のため、サイズが小さく攻撃力もほとんど無い。レスキューには搭載されていない。

ガンダムシリーズでいうところのコアファイターに相当し、とりわけ頭部を格納する点がVガンダムのものに近い。

ソリッドバルカン
機首下部に装備した機関砲。
グレネイドアタッカー
機体上部から小型ミサイルを複数発射。
ビームショット
両翼先端部のユニットからビームを発射。

アージェント・ヘッド

AF形態から変形。通称空飛ぶモアイ。フレームにインサートする時のための形態。『R』ではイベント時以外は変形しないが、OGシリーズでは任意で変形できるようになった。

AFに比べある程度の攻撃力はあるものの運動性が著しく低下するため、換装時以外にこの形態になるのは無謀。とはいえ、実は空適応がSという利点がある。

ソリッドレーザー
『R』の1話のイベントで使われる武装。「目からビーム」と呼ばれることもある(『R』の内部データでは本当にその名前である)。『OGS』以降は任意に使用可能。モーションは頭突きを繰り返した後離脱してビームを照射、というもの。なお、発射直前にコンマ半秒だけ「エクサランス」の文字カットインが入るが、プレイ中は視認がほぼ不可能。
Vガンダムのコアファイターのバルカンと違って、AF形態ではこの武装は使用不能となる。

エクサランス・レスキュー

『第2次OG』で初登場した新規開発のエクサランス。エクサランスの本来の姿といっても過言ではない。

Rのラストにてテキストでのみ出てくるレスキュー用機体ネオ・エクサランスとは別の機体である。

登場作品と操縦者

全作共通でラウルとフィオナ専用機。ただし、ガンナーとダイバーはOGシリーズには登場せず。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦R
改造段階は全フレーム共有。ある程度改造しておけば2周目以降の序盤は単機でクリアも可能。ライトニングないしエターナルを入手した後も、各地形対応フレームは使用可能(合計全6種)。
また、主人公がラウルでナデシコルートの場合、レスキューが開発されることが示唆されている(ラー・カイラムルートの場合は「ネオ・エクサランス」という新型機が登場する)。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
OG2編冒頭から登場するが、本格参戦は終盤になってから。ストライカー、コスモドライバー、フライヤーの3種類のフレームだけが登場する。先述した通り原典のRから改良され、本機の特徴である換装を最大限に活かせるシステムとなっている。強化パーツで地形適応を補いつつ、各フレームの武装の特徴の違いを活かして換装すると良い。ただし戦艦が出撃できないマップでエクサランスが強制出撃する場合、インターミッションで装着したフレームだけで戦う事になるので注意。
スーパーロボット大戦OG外伝
ガンナー、ダイバーの登場が期待されたが、残念ながら未登場に終わった。終盤ではライトニング、エターナルの2種類の最強フレームが使用可能になる。前作に登場した3種類のフレームは、ラウル機とフィオナ機の一方が使用しているともう一方が換装できない仕様になっている(とは言え、フィオナ復帰と同時に最強フレームが解禁されるので、その事に気づいてないプレイヤーも多かったと思われる)。終盤ではラウル機にミズホとラージも搭乗し、三人分の精神が使用可能になる。
第2次スーパーロボット大戦OG
レスキューが初登場。水上マップが多いためダイバーの出番もあっただろうが、残念ながら他のフレームへの換装は不可能。しかしレスキューの性能はなかなかのもの。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
ガン・ストライカーが初登場。また、ガンナーも設計だけはされていた。

対決・名場面

「…空飛ぶモアイだな」
『R』プロローグにて。エクサランスのプレゼンを行っている折、AFの攻撃力が低いことを指摘されたラウル/フィオナが、AFヘッドに変形して「目からビーム」を撃って見せた。
見事標的を一撃で破壊する威力を見せたものの、これを見ていた軍のお偉いさんは、AFヘッドの外見を「空飛ぶモアイ」と揶揄。
的確過ぎる表現に、エクサランスチームも反論のしようがなかった。

関連機体

ネオ・エクサランス
『R』のエンディングで名前が出てきたフレーム換装型のレスキュー用新型エクサランス。ラウルはラー・カイラムルート、フィオナはナデシコルートで言及されている。国際救急隊の所属であり、ラウルルートの描写では「耐圧ストライカー」というフレームが登場している。混同される事があるがエクサランス・レスキューとこの機体は全く別のものである。