「兜十蔵」の版間の差分
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− | + | 漫画版準拠の性格と外見に加え、'''ファンキーかつおちゃめ'''な一面も加わっている。自身の死にも気づかず[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]とシローに話しかけたり、甲児だけでなく様々な人物の回想シーンに登場するなど、存在感の大きさは歴代で一番である。 | |
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− | 読切作品『マジンカイザー | + | 読切作品『マジンカイザー 新魔神伝説』においては'''「原作冒頭で死亡したのは[[クローン]]で、本物は生き延びて衛星軌道上の人工衛星でマジンカイザーを建造、さらにDr.ヘルの正体は二人目の兜十蔵のクローン」'''という展開が、原作とはパラレル設定として描写された。 |
− | + | 『真マジンガーZERO』においては従来作品と異なり、そのパーソナリティは類を見ない[[天才]]、自己中心的で人間を見下したマッドサイエンティスト、そして変態的性的倒錯者(byミネルバ談)という極悪人であり、あらゆる存在を無意味にする人造神マジンガーZの完成のため手段を選ばず、実の息子や孫も障害となる可能性として抹殺しようとまでした。<br />時間を越えて情報を過去へと送る光子力タイムマシンによって研究を濃縮し、末期癌を抱えながらもマジンガーの完成度を高め、更なる飛躍を求めて自分の研究を過去の自分にすら内密に全世界にネットワーク配信。<br />その結果、機械獣の開発に難航していたDr.ヘルの研究を手助けすることになり永きに渡る宿敵と世界征服を争うことになるが、その戦いの中でやがて甲児と共に戦うことに充実を見出し、孫への愛情すら芽生え、マジンガーZがDr.ヘルに敗北した悲劇の結末を改変するべくミネルバに真マジンガーのデータを託す。<br />しかし、十蔵を改心させるところから歴史の改変を行わねばならないため、ミネルバは幾度となく時間を巻き戻し、苦闘することになる……。 | |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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− | :TV版では彼の野望を阻止すべく[[マジンガーZ]] | + | :TV版では彼の野望を阻止すべく[[マジンガーZ]]を建造。『真マジンガー』ではかつての同志。読切漫画『新魔神伝説』では「自身の[[クローン]]の一人」という設定。 |
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:十蔵が万が一に備え遺しておいた「'''ウルトラゴージャスコンピューター'''」。当人の擬似人格がプログラミングされている為、生前の十蔵と何ら変わらぬ軽妙な会話を繰り広げる。 | :十蔵が万が一に備え遺しておいた「'''ウルトラゴージャスコンピューター'''」。当人の擬似人格がプログラミングされている為、生前の十蔵と何ら変わらぬ軽妙な会話を繰り広げる。 | ||
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− | : | + | :くろがね屋で同じ湯に浸かった間柄。下ネタを交えつつも、彼と意気投合する。 |
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
;「お前は神にも悪魔にもなれる」 | ;「お前は神にも悪魔にもなれる」 | ||
− | : | + | :各媒体で前後が異なるが、[[兜甲児|甲児]]に[[マジンガーZ]]を託す際の台詞。[[マジンガーZ]]が大いなる力であることをわかりやすく示しているものの、甲児にとってはあまりに急な話である。 |
− | ; | + | ;「わっははははは 兜甲児 世界はおまえのものじゃぞ!」 |
− | : | + | :漫画版での台詞。マジンガーZを託す際の一連の台詞の締めであり、最期の言葉。 |
+ | :(この時点では[[Dr.ヘル]]の存在が明らかでないため)マジンガーZを唯一無二の強大な力であるとして、上記の台詞の他にも「世界を救っても滅ぼしてもいい、それをお前が選べる」など物騒であるが、まぎれもない事実を伝え、マジンガーZを遺して逝った。 | ||
− | ; | + | ;「甲児よ、ワシは遂に作った! マジンガーZを[[グレートマジンガー]]を凌ぐスーパーロボットを!」<br />「マジンカイザーがあればお前は神を超え! 悪魔を倒す事もできる! 世界はお前の思うがままだ!!」 |
− | : | + | :OVA『[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]』で[[兜甲児 (OVA)|甲児]]に[[マジンカイザー]]を託した時の台詞。漫画版を意識し、さらにその上を行くスケールになっている。 |
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
;「…聞け、甲児…。マジンガーによってお前は神にも悪魔にもなれた…」<br/>「だが、この新たな魔神の力はそのマジンガーをも超える」<br/>「そうだ。それに乗ったお前は神を超え、悪魔をも滅ぼす。行け、甲児…その力はお前の物だ!」<br/>「目覚めるがよい、マジンカイザァァーーー!」 | ;「…聞け、甲児…。マジンガーによってお前は神にも悪魔にもなれた…」<br/>「だが、この新たな魔神の力はそのマジンガーをも超える」<br/>「そうだ。それに乗ったお前は神を超え、悪魔をも滅ぼす。行け、甲児…その力はお前の物だ!」<br/>「目覚めるがよい、マジンカイザァァーーー!」 | ||
:『[[W]]』にて、甲児にマジンカイザーを託した際の台詞。[[真ゲッターロボ|カウンター]]を残しているためか、原作とは違い「世界はお前の思うがままだ!」という物騒な台詞はなくなっている。 | :『[[W]]』にて、甲児にマジンカイザーを託した際の台詞。[[真ゲッターロボ|カウンター]]を残しているためか、原作とは違い「世界はお前の思うがままだ!」という物騒な台詞はなくなっている。 | ||
− | ; | + | ;「やれ、甲児! 操縦方法なんぞ適当でも、お前の[[闘志]]をそのままぶつけてやれ!!」<br />「怒れ! 叫べ! マジンガーはお前に必ず応えてくれる!」 |
:[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|第2次Z破界篇]]でマジンガーを駆り、[[タロス像]]との初戦闘に臨む孫へ送る熱いエール。 | :[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|第2次Z破界篇]]でマジンガーを駆り、[[タロス像]]との初戦闘に臨む孫へ送る熱いエール。 | ||
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:自身が建造した「神にも悪魔にもなれる」力を秘めしロボット。 | :自身が建造した「神にも悪魔にもなれる」力を秘めしロボット。 | ||
;[[グレートマジンガー]] | ;[[グレートマジンガー]] | ||
− | : | + | :OVA『[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]』では、十蔵博士の作ったグレートは真のグレートと言われ、[[弓弦之助|弓教授]]のグレートよりも性能が高い。 |
;[[マジンカイザー]] | ;[[マジンカイザー]] | ||
:自身が建造した「神をも超え悪魔を倒せる」マジンガーZ・グレートマジンガーよりも強いマジンガー。作品によって設定が変わる事もあるが、基本的にカイザーの開発者は十蔵。 | :自身が建造した「神をも超え悪魔を倒せる」マジンガーZ・グレートマジンガーよりも強いマジンガー。作品によって設定が変わる事もあるが、基本的にカイザーの開発者は十蔵。 |
2014年7月8日 (火) 10:42時点における版
兜十蔵(Juzou Kabuto)
- 登場作品:マジンガーシリーズ
- 声優
- 島宇志夫、加藤修(マジンガーZ)
- 納谷悟朗(マジンカイザー)
- 鈴木泰明(真マジンガー)
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 所属:光子力研究所(TV版)
- 役職:初代所長
- キャラクターデザイン:永井豪
マジンガーZの生みの親である科学者にして、初代光子力研究所所長。甲児とシローの祖父にして、弓弦之助の師匠でもある人物。甲児達の父・剣造は息子であり、事故で一度は死亡した彼を自らのサイボーグ手術によって蘇らせている。
マジンガーZ
穏やかな老科学者を思わせる容姿の人物であり、光子力エネルギーの平和利用を考え、Dr.ヘルの野望を阻止すべくマジンガーZを建造。しかし別荘を鉄仮面軍団に襲撃され瓦礫の下敷きになってしまい死亡。死の間際にマジンガーを甲児に託した。その後も夢や回想で現れるなど出番は多い。
漫画版
外見がやや異なり、顔に大きな古傷のある隻眼の老人。性格も孫への深い愛情を持つ面は共通だが、ややマッドサイエンティスト気味で、光子力研究所の所長の地位を完全に退いている。またマジンガーZ建造の理由が、息子夫婦を実験中の事故で死なせた償いのため、孫達に生きる為の力を残す為になっている。死因は地震による事故死であり、こちらはDr.ヘルの存在を知らない点が大きく異なる。
マジンカイザー
OVA『マジンカイザー』ではマジンカイザーを建造し、ホログラムで甲児にカイザーの事を教える。この作品では、十蔵本人は行方不明である。
また『スーパーロボット大戦α』でも、カイザーを作り出した。
真マジンガー 衝撃! Z編
漫画版準拠の性格と外見に加え、ファンキーかつおちゃめな一面も加わっている。自身の死にも気づかず甲児とシローに話しかけたり、甲児だけでなく様々な人物の回想シーンに登場するなど、存在感の大きさは歴代で一番である。
その他メディア
読切作品『マジンカイザー 新魔神伝説』においては「原作冒頭で死亡したのはクローンで、本物は生き延びて衛星軌道上の人工衛星でマジンカイザーを建造、さらにDr.ヘルの正体は二人目の兜十蔵のクローン」という展開が、原作とはパラレル設定として描写された。
『真マジンガーZERO』においては従来作品と異なり、そのパーソナリティは類を見ない天才、自己中心的で人間を見下したマッドサイエンティスト、そして変態的性的倒錯者(byミネルバ談)という極悪人であり、あらゆる存在を無意味にする人造神マジンガーZの完成のため手段を選ばず、実の息子や孫も障害となる可能性として抹殺しようとまでした。
時間を越えて情報を過去へと送る光子力タイムマシンによって研究を濃縮し、末期癌を抱えながらもマジンガーの完成度を高め、更なる飛躍を求めて自分の研究を過去の自分にすら内密に全世界にネットワーク配信。
その結果、機械獣の開発に難航していたDr.ヘルの研究を手助けすることになり永きに渡る宿敵と世界征服を争うことになるが、その戦いの中でやがて甲児と共に戦うことに充実を見出し、孫への愛情すら芽生え、マジンガーZがDr.ヘルに敗北した悲劇の結末を改変するべくミネルバに真マジンガーのデータを託す。
しかし、十蔵を改心させるところから歴史の改変を行わねばならないため、ミネルバは幾度となく時間を巻き戻し、苦闘することになる……。
登場作品と役柄
これまでマジンガー序盤の原作再現が殆ど行われていなかった関係もあってか、大半の作品で名前が語られるのみであった。
第2次Z破界篇にて『真マジンガー』序盤の再現が行われ、遂に登場した。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- 初登場作品。『真マジンガー』版設定で、序盤の日本ルートのみ登場する。
人間関係
シリーズ共通
- 兜甲児、兜シロー
- 孫。漫画版や『真マジンガー』ではかなりの孫思い。
- 兜剣造
- 息子。TV版では彼をサイボーグへと改造した。
- 弓弦之助
- 光子力研究所所長であり、かつての弟子。
- Dr.ヘル
- TV版では彼の野望を阻止すべくマジンガーZを建造。『真マジンガー』ではかつての同志。読切漫画『新魔神伝説』では「自身のクローンの一人」という設定。
真マジンガー
- オジイちゃん
- 十蔵が万が一に備え遺しておいた「ウルトラゴージャスコンピューター」。当人の擬似人格がプログラミングされている為、生前の十蔵と何ら変わらぬ軽妙な会話を繰り広げる。
- 錦織つばさ
- 十蔵が好んで通っていた旅館・くろがね屋の女将。十蔵と仲が良い。
- 暗黒寺闇太郎
- 熱海各所にて続発していた偽警官惨殺事件を追う過程で十蔵と知り合う。
- あしゅら男爵
- かつてDr.ヘルの古代遺跡の調査に参加し、永い眠りについていたトリスタンとイゾルデを発見する。
他作品との人間関係
- 早乙女博士
- Wでは、自らが作ったマジンカイザーと早乙女博士が作った真ゲッターロボのどちらかが暴走してしまった時のために、互いのロボットをカウンターとしての役割を持たせていた。
- クロウ・ブルースト
- くろがね屋で同じ湯に浸かった間柄。下ネタを交えつつも、彼と意気投合する。
名台詞
- 「わっははははは 兜甲児 世界はおまえのものじゃぞ!」
- 漫画版での台詞。マジンガーZを託す際の一連の台詞の締めであり、最期の言葉。
- (この時点ではDr.ヘルの存在が明らかでないため)マジンガーZを唯一無二の強大な力であるとして、上記の台詞の他にも「世界を救っても滅ぼしてもいい、それをお前が選べる」など物騒であるが、まぎれもない事実を伝え、マジンガーZを遺して逝った。
- 「甲児よ、ワシは遂に作った! マジンガーZをグレートマジンガーを凌ぐスーパーロボットを!」
「マジンカイザーがあればお前は神を超え! 悪魔を倒す事もできる! 世界はお前の思うがままだ!!」 - OVA『マジンカイザー』で甲児にマジンカイザーを託した時の台詞。漫画版を意識し、さらにその上を行くスケールになっている。
スパロボシリーズの名台詞
- 「…聞け、甲児…。マジンガーによってお前は神にも悪魔にもなれた…」
「だが、この新たな魔神の力はそのマジンガーをも超える」
「そうだ。それに乗ったお前は神を超え、悪魔をも滅ぼす。行け、甲児…その力はお前の物だ!」
「目覚めるがよい、マジンカイザァァーーー!」 - 『W』にて、甲児にマジンカイザーを託した際の台詞。カウンターを残しているためか、原作とは違い「世界はお前の思うがままだ!」という物騒な台詞はなくなっている。
- 「やれ、甲児! 操縦方法なんぞ適当でも、お前の闘志をそのままぶつけてやれ!!」
「怒れ! 叫べ! マジンガーはお前に必ず応えてくれる!」 - 第2次Z破界篇でマジンガーを駆り、タロス像との初戦闘に臨む孫へ送る熱いエール。
関連機体
- マジンガーZ
- 自身が建造した「神にも悪魔にもなれる」力を秘めしロボット。
- グレートマジンガー
- OVA『マジンカイザー』では、十蔵博士の作ったグレートは真のグレートと言われ、弓教授のグレートよりも性能が高い。
- マジンカイザー
- 自身が建造した「神をも超え悪魔を倒せる」マジンガーZ・グレートマジンガーよりも強いマジンガー。作品によって設定が変わる事もあるが、基本的にカイザーの開発者は十蔵。
話題まとめ
資料リンク
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