「サフィーネ・グレイス」の版間の差分

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2012年7月15日 (日) 01:03時点における版

サフィーネ・グレイス(Saphine Grace)

シュウの部下で、陽動やかく乱、情報面でのサポートなどを行う。それゆえシュウ以上に情報通であり、魔装機神操者のホワン・ヤンロンとは情報とのやり取りの中で単なる敵対関係に留まらない関係を築いている。

自らが設計した妖装機ウィーゾルを操縦し「紅蓮のサフィーネ」の通り名を持つ。邪神陣営に所属していたときは「サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルス」と名乗っていたが、のちにシュウとともにヴォルクルスと戦い、その名を捨てた。ヴォルクルスの名を捨てて以降は、ミドルネームを名乗っていない。

サディストかつマゾヒスト(攻撃を受けると恍惚の表情を浮かべる)であり、さらにモニカ曰く「ニンフォマニア(多姦症。性欲過多な女性を意味する単語)」。主のシュウには主従関係に留まらぬ愛情を抱いている(そもそもヴォルクルス教団に入ったのもシュウがいたためとのこと)。敵対するものは容赦しないが、正々堂々と戦い、洗脳等の卑怯な手段は嫌う。魔装機神系のキャラの中でも突出してアブノーマルな性癖を持つ人物だが、いろいろな意味で率直な性格の持ち主といえるかもしれない。

なお、処罰としてのお仕置き(主に体罰系)は彼女にとっては快楽に値する為に逆効果なのだが、唯一ヤンロンの説教フルコースはダメのようである(魔装機神IIではフリングホルニに乗船した際にマサキとワグネルから「勝手な真似をしたらヤンロンに説教させる」と脅されている)。

登場作品と役柄

旧シリーズ

スーパーロボット大戦EX
初出演作品。「サフィーネ・ヴォルクルス」名義。ウィーゾルに乗る。
第4次スーパーロボット大戦
総ターン数が一定数以下だと最終面でシュウと共に仲間になる。ウィーゾル改に搭乗する。本作で「サフィーネ・グレイス」名義となった。
第4次スーパーロボット大戦S
音声が付いたキャラクターの1人。声優の小山茉美氏はレミー島田役も兼任している。第4次から追加されたシナリオでスポット参戦する。
スーパーロボット大戦F完結編
シュウと共に終盤仲間になる。声優が深見梨加氏に変更され、新たに音声収録が行われた。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
EXシナリオに登場。

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
第一章では「サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルス」名義。一貫してウィーゾル改に乗る。第一章にもウィーゾル改に乗るのはゲームの容量の関係。姑息な作戦は好きではない面が、シュウの部下らしいところか。第二章ではヤンロンの特訓に影響されて自ら必殺技ダークネスボンテージを生み出す。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
基本的にはリメイク前と同じ。回想録やカットインではセクシーな容姿を余す所なくさらけ出すが、意外にも揺れない
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
限定版のIシナリオでウィ―ゾルに乗る。IIではラスボスであるエルシーネの実妹ということもあり、特に南部ルートでは重要人物として活躍。実質、南部ルートのサブヒロイン的な立ち位置である。この関係で、シュウ一行の中では正式参戦が早い。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α外伝
今回、シュウがヴォルクルスに反旗を翻す前の時系列なので「サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルス」名義。シュウの命令でイージス計画を妨害するために、南アタリア島のDC本部のデータを破壊するなど、地上世界で暗躍。ハードルートの最終シナリオにシュウ、モニカと一緒に敵として登場。すぐに撤退するので戦う機会に恵まれないことも。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

魔装機神本編では、どの距離においても優れた対応をみせる操者の一人である。さすがサドでマゾでニンフォマニアなだけのことはある。

精神コマンド

EX
ド根性幸運熱血友情補給
第4次 / 第4次S
ド根性気合熱血幸運激励復活
F完結編
気合根性ひらめき熱血補給
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
ひらめき熱血幸運補給激励
魔装機神II REVELATION OF EVILGOD
必中鉄壁激励吸収撹乱
魂はレベルアップでも習得可能だが、特定シナリオ開始時に自動的に習得する。

特殊技能(特殊スキル)

F完結編
切り払い(L7)
魔装機神II REVELATION OF EVILGOD
斬り返し、幻影、気配察知、PN回復(敵対時)

パイロットBGM

「熱風!疾風!サイバスター」
マサキ・アンドー及び、サイバスターのテーマ。参戦当初は本曲
「終わりなき戦い」

人間関係

シュウ・シラカワ
主。彼のためにヴォルクルス教団に入団し、そして彼のためにヴォルクルス教団を裏切った。
モニカ・グラニア・ビルセイア
恋敵。
ルオゾール・ゾラン・ロイエル
元仲間。同じヴォルクルス教徒だったが、ルオゾールはサフィーネの奔放過ぎる性格に手を焼いていた印象がある。
ホワン・ヤンロン
本来なら敵同士ながら、お互いに情報を融通しあっていた。ヴォルクルスが滅んだ後でも、その関係は続いている。サディストかつマゾヒストなサフィーネでもヤンロンの説教は話に聞いただけで戦慄していた。特に付き合いが長い分、ヤンロンとエルシーネの関係も早期に察しており、ヤンロンを気遣う様子も見せている。
ミオ・サスガ
彼女から「シュウ一行のお笑い担当」に認定されている。魔装機神IIでは下記の名台詞に見られる掛け合いがあったり、ミオからサフィーネに戦闘を仕掛けた際に音量注意のコメントを出されたりする(サフィーネの戦闘台詞には際どい発言が多いため)。
プレシア・ゼノサキス
第4次Sにて誘拐された彼女を成り行きで救出している。IIの援護防御時でも、その時のことに触れるメッセージが両者の間に存在する。OGシリーズでも同様の事件が発生するのだろう。
マドック・マコーネル
趣味が広いサフィーネが嫌っている数少ない人物。
ザシュフォード・ザン・ヴァルハレビア
魔装機神IIにてフリングホルニに乗船した際に彼を振り回す。
ルビッカ・ハッキネン
魔装機神LOE第一章で彼と共闘するがテュッティを催眠術で操ってリカルドと戦わせる彼のやり方にはいい感情を持っていなかった。
エルシーネ・テレジア
魔装機神IIに登場する実の姉で、サフィーネとは(良くも悪くも)正反対の清楚な修道女。正反対の性格ながらサフィーネもエルシーネを慕っていたが、エルシーネがヴォルクルス教徒だったことは知らなかった。エルシーネの死後、サフィーネは両親の墓の隣に姉の墓を作り、その死を悼んでいた。

名台詞

戦闘台詞

「なかなかいい気構えだわ。5年後が楽しみね……」
「生き延びられれば、だけど」
Iの戦闘でマサキと対峙した時に見られる台詞のひとつ。楽しみな5年後まであと2年程である。
「ほーら靴をおなめ」
攻撃時の台詞。なお、OG外伝レオナも「究極!ゲシュペンストキック」で似たセリフを発している。
「アストラル界の理を現世に及ぼす……幽明境を異にせよ!」
アストラルバスター発射時の台詞。なお、ランクアップさせてから使用すると、上記に類似した台詞の後に「アカシックバスターと原理は同じね」と続ける。
「各種元素を融合させ、新しい力を生み出す……御褒美よ、受け取りなさい!」
エレメンタルフュージョン使用時の台詞。
「あふん。ホントにヤバいわ……」
「あちこちから文句が来そうだけど……それがいいのよ……」
プレシアに痛手を負わされたときの言葉。色々と自覚はあるらしい。
ちなみに、プレシアの攻撃を回避したときは「……この組み合わせは色々とまずそうよね……避けて正解だったかも」と呟いている。
「凄い……凄いの、ヤンロン。もうダメ、私……堕ちるぅぅぅ」
音量に御用心。
「シュウ様!ここは私が責めを……じゃない、攻撃を受けます」
援護防御時の特殊台詞。IIのOPデモで頻繁に再生されるため、確認は容易である。

旧シリーズ

「…シュウ様、たとえシュウ様がどのような道を歩まれても、このサフィーネ、命ある限り、お供させていただくつもりです」
EXシュウの章・第3話のシナリオデモにて。彼女のシュウへの一途な想いが感じられる台詞である。
「うっさいわね!あたしだって心はいつも処女よ!!」
チカに生贄は処女じゃないといけないと、つっこまれての台詞。無論、その「心の処女」はシュウに捧げるつもりらしい。「心は」と但し書きをつけている以上実際はそうではないと推定できる。……この性格でそうだった方が嫌な気もするが。そうじゃなかった場合、誰にあげたのかも非常に気になるところである。
「私は…ヴォルクルス様のしもべである以上に、シュウ様、あなたの部下です!私も戦います!」
EXにおいてシュウの間違えた咒文により(シュウの目的を考えると意図的に間違えた可能性が高いが)復活したヴォルクルスの分身に対して、戸惑いつつも戦うことを決めて。シュウはこのサフィーネの覚悟から、彼女を「仲間」と認めた。
「ま…負けるもんですかっ!!シュウ様と…シュウ様と…××××するのよーっ!!
EXシュウの章最終面で、レベル31以上の場合にヴォルクルスの支配を打ち破ったときの台詞。が、××××とやらをシュウは完全にスルーし、モニカは「下品」と呆れた。無論、××××が家庭用据え置き機ではCERO BどころかCERO Zでも出せないワードであるのは間違いない。
「あらあら、言ってくれるわね。ただの魔法よ。幻覚に毛が生えた程度のね」
「それより、あなたの方がよほど妖怪よ。人に見せられない顔だから、そんな仮面をかぶってるんでしょ?」
第4次Sにて自身を妖怪と呼んだカロッゾへの痛烈な皮肉。…確かにサフィーネよりもカロッゾの方がよほど妖怪と呼ぶに相応しいだろう。

魔装機神シリーズ

「坊や、あなた、ちょっと甘えてない?」
「だって、戦場で人を殺さずにすませようなんて、虫が良すぎると思わない?」
LOEの序盤でマサキに対して、不殺主義な戦い方を批判した時の台詞。しかし、後年のスパロボでは(完全とはいかないが)雑魚敵が撃墜されても死なずに撤退するステージが出てくることとなる。そのステージにもしいたらどんな反応をしたことやら。
「ルオゾール、趣味の広いあたしでも、ネクロフィリアの趣味だけはないの。さっさと墓場にお帰り!!」
LOE第二章「邪神降臨」にてルオゾールと交戦させた際のセリフ。ネクロフィリアとは死体に対して性的興奮を覚える性癖のことで、ネクロマンサー(屍霊術師)でもあるルオゾールに対する、彼女らしい皮肉。
「あ、あら、そうだったわね。じゃ、坊やも元気でね。言っとくけど、シュウ様はホモじゃないわよ」
LOE邪神ルートのエンディングにて。…もっとも、彼女が帰った後にウェンディリューネがある意味とんでもない話題で盛り上がるわけだが。
「お姉様を元に戻しなさい、このクズっ!」
「あんたなんて、クズ以下よ!○○○○の××××ヤローよ!
「エルシーネ」でのサティルスとの戦闘前台詞。放送禁止用語交じりの罵倒をするあたり姉を操ったサティルスに対してかなり腹が立っていることがわかる。だが、実際には………
(ミオ)「中ボスの負けフラグだよね、そのセリフってさ」
「でも、それをシュウ様が言ったら?」
(ミオ)「……不思議!ラスボスのセリフになる!」
「やはり、ああいうセリフは身の丈相応じゃないとね」
「縦横家オンガレッド」にてオンガレッドの「私の真の力を知るがいい」というセリフに対してのミオとのやり取り。この後、オンガレッドはサフィーネとミオが指摘した通り、このシナリオの中ボスとして最期を迎える(シナリオ名に挙げられているのに…)
「……いいえ、お姉様。私にはわかりません。今の私はシュウ様のしもべです。そのシュウ様に敵対するのであれば、たとえお姉様でも……」
「両親の墓がここにあるのよ。やっぱり、お姉様も一緒の方がいいでしょ」
「自分でもそう思ってるわよ。でも、たった一人の身内だったから」
テリウスから「寂しい場所に墓を作っている」「サフィーネに墓参りは似合わない」と言われて。似合わないと自嘲しつつも姉の死を悼む姿には、モニカも同情していた。
「お黙り!ああ、シュウ様、とうとう私と……」
「急いで式場の予約をしなくちゃ!式はラングラン式がいいかしらね?」
「ドレスはやっぱり白無垢で……いえ、黒を基調に優雅さを出して……」
テリウスからシュウが「自分達は家族のようなもの」という伝言を受けてプロポーズと勘違い。テリウス曰く「乙女モード」らしい。

余談

  • サフィーネ関係の援護台詞は実に豊富である。本人が13名の仲間を言葉を交えて援護する一方で、彼女自身は18名の登場人物から援護台詞を頂戴する(1位は27名から援護台詞を貰うマサキ、2位はミオの19名)。