「VF-1 バルキリー」の版間の差分
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2013年10月16日 (水) 20:06時点における版
VF-1 バルキリー(Valkyrie)
- 登場作品:マクロスシリーズ
- 分類:可変戦闘機【バルキリー】
- 形式番号:VF-1
- 全長:14.23 m
- 全高:3.84 m【ファイター時】
- 全幅:14.78 m
- 空虚重量:13,250 kg
- 動力:熱核反応炉
- エンジン:新星・P&W・ロイス/FF-2001熱核タービン×2
- 補助エンジン:大推力バーニア 新中州NBS-1×4、低推力バーニア P&WLPH-04×18
- エンジン推力:11,500kg×2
- 巡航速度: M2.71
- 高々度巡航速度:M3.73
- 装甲:エネルギー変換装甲
- 開発:ストンウェル・ベルコム社
- 所属:地球統合軍⇒新地球統合軍
- メカニックデザイン:河森正治・宮武一貴
※補足:以下のデータは「VF-1A バルキリー」
異星人の戦艦「SDF-1 マクロス」から得られたオーバーテクロノジーを駆使して、来るべき異星人同士の戦争における主力戦闘兵器として開発した「可変戦闘機(通称・バルキリー)」を開発。「バルキリー」とは北欧神話の「ワルキューレ」の英語読みである。先行試作機「VF-0 フェニックス」では実現できなかった熱核反応炉を採用し、実質試作機「VF-1-X」のトライアルの結果、「VF-1 バルキリー」として採用された。一連のテストパイロットを務めたのが地球統合軍のエースパイロット・ロイ・フォッカーである。
機首を切り離すことが可能でそのまま脱出ポッドとして機能する。実際にロイ・フォッカーはVF-1Dに乗る一条輝とリン・ミンメイをこの機能で救出している。また第2話では腕部のメンテナンス用アームが描写された。
最大の特徴は「ファイター」「ガウォーク」「バトロイド」の3形態に変形できること。
- 「ファイター」戦闘機形態。空中移動、ドッグファイトに用いられる形態。F-14トムキャットに似たフォルムをしている。
- 「ガウォーク」中間形態。姿勢制御、地上走行ではホバーを用いる。
- 「バトロイド」人型形態。格闘戦、白兵戦などに用いられる形態。
なおTV版と劇場版ではデザインの差異がある。
VF-1A
一般量産型。頭部のレーザー砲は1門でセンサーは正方形。各隊によりカラーリングが異なり、スカル小隊は白を基調としたカラーリングである。ほぼ全てのパイロットがA型に搭乗経験がある。柿崎速雄が搭乗したのはTV・劇場版ともにこのタイプのみ。
スーパーパック装備状態についてはVF-1A バルキリー・Sを参照。
VF-1J
頭部ユニットを九星重工製に変更した機体。VF-1Aに対して火力強化仕様に位置づけられておりレーザー砲を2門装備。センサーは横長で、TV版アイキャッチでは頭部下部の角(かど)が顎のように強調されている。
「J」は英語の「日本(JAPAN)」の頭文字を意味し、本機が日本の軍需企業がライセンス生産で開発された事に由来している。総合性能もA型とS型の中間に当たっている為に優れているが、製造元が限定されている事から配備数は少なく主に小隊長及びエースパイロットに優先的に配備される。
TV版で軍に正式入隊した一条輝が中盤まで乗り続けた機体であり、初陣で輝がこの機体の搭乗を任されたのも彼がパイロットとして類稀なセンスの持ち主だったがゆえである。
カラーリングは白色。マクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスはそれぞれ青・赤に塗装されたものを使用。
『超時空要塞マクロス THE FIRST』では頭部デザインを変えた「VF-1J改」が登場する。
スーパーパック装備状態についてはVF-1J バルキリー・Sを、アーマード状態についてはVF-1J アーマードバルキリーを参照。
VF-1S
ロイ・フォッカー専用機でまたの名をロイ・フォッカー・スペシャル。4門のレーザー砲とヒロイックな印象の頭部が特徴。
上の通りTV版ではフォッカー機しか姿を見せないが、設定上では中・大隊長機用にチェーンアップし複数製造されたことになっている。フォッカーの死後は一条輝が受け継いだ。劇場版ではフォッカー機と輝機、それにマックス機が登場。
スーパーパックやストライクパックを装備した状態についてはVF-1S ストライクバルキリーを参照。
その他
- VF-1D
- 複座式の演習用の機体。VF-0 フェニックスの設計思想が色濃く残った機体。TV版にて一条輝が最初に搭乗し、変形機構を画面で最初に披露した機体である。実はマックスとミリアが結婚式で乗り込んだのもこれだったりする。
- VE-1 エリントシーカー
- 早期警戒管制(EWAC)の機能を持った偵察専用機。劇場版にのみ登場。
- VF-1X-Plus
- PS用ソフト『マクロス デジタルミッション VF-X』に登場する機体。2020年代に旧式化していたVF-1をベースに全面的改修が施された機体。スペック的には当時の現用機に劣るが小回りが効き扱いやすい。主に訓練機として配備されている。
その後
「VF-4 ライトニングIII」や「VF-5000」登場後も主力機で有り続けたが、「VF-11 サンダーボルト」登場を以って退役となった。退役されたVF-1は訓練機、もしくは民間用に幅広く利用されている。
やはりシリーズもののお約束で『マクロス7』でミリアが再搭乗して活躍したり、『マクロスF』の美星学園高校の屋上に本物のVF-1が飾られていたりする。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α(α for DC)
- シナリオ「バイバイ、マルス」終了後、3部隊に分ける際にスーパーパックが装備される。それまでは攻撃力不足だが、機動力重視で素早く戦線に投入しよう。なお、バルキリーシリーズはSサイズ扱いになっているため、元々の運動性と相まって回避力が非常に高くなっている。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 序盤はスーパーパックなし。シナリオ「飛べ、宇宙へ」終了後にスーパーパックが装備されるが、実質使用可能になるのは「時を越えた対決」から。
- スーパーパックなしでは攻撃力不足なので、前作と同じように運用するのが無難。柿崎機のみバグによってとんでもなく強力になる。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- スーパーパック・ストライクパック装備で固定のため、VF-1A バルキリー・SとVF-1S ストライクバルキリーを参照。ガウォーク形態は省かれた。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- VF-1Jのミリア機が隠し機体として登場する。バルキリー系機体の中で最も能力値が低いが、本機のみ1週目から15段階(最大)改造を施せるので愛と資金さえあれば強力な機体になり得る。
- なおミリアは序盤に一度スポット参戦するのみで本格参入は終盤になる。それまで乗れるのはガムリン木崎しかいない。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- VF-1A、VF-1Sが登場するほか、VT-1 オストリッチも1マップのみ登場。劇場版準拠のためVF-1Jは登場しない。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 頭部レーザー砲
- 頭部ユニットに装備。どの形態にも問わず、使用可能。
- 超高機動マイクロミサイル
- 追加オプションとして両翼に装備。スパロボαでは着弾指定式マップ兵器。第3次αではマイクロミサイルに変更。
- ガンポッド 「ガトリングガンポッド」
- バルキリーの主力兵器。実弾を発射。
- 格闘
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- VF-1には格闘戦のための専用兵装が無く、ガンポッドの砲身で殴りつける。バトロイドとガウォークの両形態で用いられる。
- ホーミングミサイル
- 両翼に計18発装填。
- 一斉射撃
- バトロイド形態で用いられる火器の一斉射撃。
- 反応弾
- マクロスシリーズ最強の兵器。一種の核ミサイル。両翼に全6発装填。
特殊能力
移動タイプ
機体BGM
- 「運命の矢」
- 「ドッグ・ファイター」
- 「SEVENTH MOON」
対決・名場面など
関連機体
- VF-0 フェニックス
- VF-1の前に戦線投入された先行量産型。
- VF-4 ライトニングIII
- VF-1に次ぐ主力機体。SRW未登場。
- VF-11 サンダーボルト
- スパロボに登場した後継機の中で採用時期が最もVF-1に近い機体。
- F-14 トムキャット
- 本機のモチーフとなった実在の戦闘機。なお、『マクロスゼロ』には同作独自のバリエーション機「スーパートムキャット」が登場する。
商品情報
- 放映当時は有井製作所、今井科学、タカトクトーイが商品展開をしていた。現在は全てバンダイが金型を引き取って販売している。プラモデルについては同じくバンダイ、これに加えてハセガワとWAVE(ウェーブ)が中心となって商品展開している。
- 可変フィギュアについては、主に「やまと」とアルカディアが開発・発売していたが、やまとの方は公式サイトが閉鎖されており倒産が疑われている。
プラモデル
- バンダイ(1/72、1/100)
- ハセガワ(1/48、1/72)
以下3種のキットは絶版。現在はA・J・Sいずれにも組立可能なコンパーチブルキットが発売されている
- WAVE(1/100)
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