「パラダイムシティ」の版間の差分

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:[[UCW|世界観]]の根底と密接に関連した、今作の最重要拠点の一つ。街そのものの設定が物語の鍵となる。大時空震動直後に[[ランド・トラビス|主人]][[セツコ・オハラ|公]]が単独で訪れるほか、[[隠し要素/Z|IFルート]]の49話と共通ルートの58話に[[ZEUTH]]がほぼまるごと飛ばされて来る。[[太極]]に選ばれた者が記憶をなくして住まう地とされ、黒歴史の再来がなるか否かを決める重大な舞台となる。
 
:[[UCW|世界観]]の根底と密接に関連した、今作の最重要拠点の一つ。街そのものの設定が物語の鍵となる。大時空震動直後に[[ランド・トラビス|主人]][[セツコ・オハラ|公]]が単独で訪れるほか、[[隠し要素/Z|IFルート]]の49話と共通ルートの58話に[[ZEUTH]]がほぼまるごと飛ばされて来る。[[太極]]に選ばれた者が記憶をなくして住まう地とされ、黒歴史の再来がなるか否かを決める重大な舞台となる。
 
:本作では次元位相がずれた場所に存在しているという設定であり、地図上では北アメリア大陸の東海岸にあるはずだが、その一帯は荒涼とした大地が広がっているだけの場所となっており、出ることはできても入ることができない街とされていた。流石に上空の舞台照明はなかった。
 
:本作では次元位相がずれた場所に存在しているという設定であり、地図上では北アメリア大陸の東海岸にあるはずだが、その一帯は荒涼とした大地が広がっているだけの場所となっており、出ることはできても入ることができない街とされていた。流石に上空の舞台照明はなかった。
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:また、IF第49話では[[百鬼帝国]]も次元の壁を越えて侵攻してくるが、[[百鬼要塞島]]の次元制御装置によって存在を維持していたために要塞島を撃破した時点で残存兵力がいると次元の狭間に飲み込まれて消滅する。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
:第32話「忘却の霧の中」で[[Z-BLUE]]の面々が飛ばされる。原作における[[ロジャー・スミス|ロジャー]]の記憶の中に近い状況であり、[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]が普通の人間だったり、[[ジェイソン・ベック|ベック]]がパラダイム社の[[社長]]だったり、ロジャーが浮浪者だったりする。
 
:第32話「忘却の霧の中」で[[Z-BLUE]]の面々が飛ばされる。原作における[[ロジャー・スミス|ロジャー]]の記憶の中に近い状況であり、[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]が普通の人間だったり、[[ジェイソン・ベック|ベック]]がパラダイム社の[[社長]]だったり、ロジャーが浮浪者だったりする。

2023年1月2日 (月) 09:28時点における版

パラダイムシティとは、『THE ビッグオー』に登場する物語の舞台の一つ。

概要

過酷な環境から避難するため、街の大部分は大小のドームに覆われている。しかし、ドーム内に住むことを許されるのは富裕層のみであるため、それ以外の人々はドームの外の廃墟をスラム街「アウト・オブ・ドーム」として暮らしている。全パラダイムシティはドームを建設したパラダイム社に支配されている。パラダイム社は街のあらゆる企業、自営業者の親会社であり、市民にとっては神にも等しい存在である。また、この街ではアンドロイドにも市民権があるが、権利は人間より低い。

一方で、パラダイム社社長アレックス・ローズウォーターのドーム外の人々を軽蔑する考えのためもあり、ドーム内外の軋轢は消えることがない。パラダイムシティは現在のニューヨークのマンハッタンにあるという設定で、劇中にもジョン・F・ケネディ空港の廃墟などが登場する。パラダイムシティの特徴として、街全体が記憶喪失であることがあげられる。40年前に起きた、メガデウスを用いたジェノサイドと見られる「何か」のために、それ以前の記憶、資料の大半を失ってしまったのである。この失われた記憶は通常「メモリー」と呼ばれる。

しかし、実際には終盤でビッグ・イヤーが言及した通り、「40年前の記憶がない街」という設定で何者かが作り上げた「舞台」であり、そもそも40年前の「何か」などは最初から存在していなかった。街の住人達は「役割に関するメモリーだけを持った人物」と「40年前の『何か』をも知る人物」という二つの役柄に分けられ、さらにその上でそれぞれ個別の役割(ロジャーならば交渉人ダストンなら軍警察、ビッグ・イヤーなら情報屋)を演じていたにすぎなかった。街の住人はロジャーを含むその殆どがアンドロイドに近い存在であり、個々人の役割に関するメモリーのみを持たされて街に配置された可能性が高い。言ってみればこの街は超巨大な舞台の上に敷かれた大掛かりな装置であり、ロジャーたちはそこで与えられた劇を演じる役者。そして視聴者は、彼彼女らが右往左往していく様をテレビの向こう側という席で視聴していくのである。

街の上空は常に厚い雲に覆われているが、実際にはその上になどは存在せず、一つ一つがメガデウスサイズという舞台照明が照らしていた(そのうちの一つはビッグデュオ・インフェルノの激突で破損している)。この「舞台」を造り上げたのが何者かは不明だが、演出に携わっていたのがエンジェルである。Act:24の描写からすると、パラダイムシティという舞台のもとになったイメージは彼女の記憶=メモリーである可能性が高い。

登場作品

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
世界観の根底と密接に関連した、今作の最重要拠点の一つ。街そのものの設定が物語の鍵となる。大時空震動直後に主人が単独で訪れるほか、IFルートの49話と共通ルートの58話にZEUTHがほぼまるごと飛ばされて来る。太極に選ばれた者が記憶をなくして住まう地とされ、黒歴史の再来がなるか否かを決める重大な舞台となる。
本作では次元位相がずれた場所に存在しているという設定であり、地図上では北アメリア大陸の東海岸にあるはずだが、その一帯は荒涼とした大地が広がっているだけの場所となっており、出ることはできても入ることができない街とされていた。流石に上空の舞台照明はなかった。
また、IF第49話では百鬼帝国も次元の壁を越えて侵攻してくるが、百鬼要塞島の次元制御装置によって存在を維持していたために要塞島を撃破した時点で残存兵力がいると次元の狭間に飲み込まれて消滅する。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
第32話「忘却の霧の中」でZ-BLUEの面々が飛ばされる。原作におけるロジャーの記憶の中に近い状況であり、ドロシーが普通の人間だったり、ベックがパラダイム社の社長だったり、ロジャーが浮浪者だったりする。
Zにおいてはアサキムにより、この街が「太極メモリーを奪われた者達が住む、世界の雛形にして箱庭」と語られているが、ノーマンの状況からさらに「時の歩みをも失った街」であったことが判明している。またZではどのようにして出入りするかは謎であったが、本作では北緯23度32分 東経161度22分の地点に何らかの次元の出入り口になるものがある様子。ちなみに現実の地球で言うとウェーク島の北西約600kmあたりの地点で、周囲には特に島もない。
ドーム外の廃墟と暗い空については、ZでD.O.M.E.が見せた黒歴史の中のひとつであり、太極の意志が新世時空震動に先立って「静止した楽園を構築するためにアクシズ落としが成功した世界をシミュレートした箱庭」と言う設定になっている。そのためかシティ地下には、該当する世界においてアクシズごと地球に突入したモビルスーツが無人機に改造されて保管されており、烙印の所持者に対して攻撃を仕掛けるようプログラムされている。
ゴードンの発言から、この街は太極の意志の支配下にあるものの、多元世界そのものとは因果律が独立しており、多元世界が終焉を迎えようとも全く影響はないらしい。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
公式サイトの画像でパラダイムシティらしき場所が紹介されているが、原作終了後のためDLCとEDのみの登場。終盤にてパラダイムシティが、絶望の未来に対する一つの回答として生み出されたことが発覚する。
はからずもそれはエタニティ・フラットと全く同じ発想のもとに生み出された、御使いの脅威を逃れるために過去と未来を捨て、現在を永遠に繰り返す楽園であり、ロジャーの中にある炎の記憶はザ・ビッグの軍団と御使いとの戦いであった。クリエイターであるエンジェルは至高神ソルの意志の端末としての役割を兼ねており、ソルが人類を見定める場としてシティが使われていた。この設定からすると、太極=ソルの意志は人類が力を持ち、かつそれが御使いに及ばないレベルで完結した場合にメモリーのリセットを行うらしい。
EDでは世界が御使いから解放されたためか、毎日が曇り空だった以前とは違い快晴となっている。

関連人物

ゴードン・ローズウォーター
初代社長
アレックス・ローズウォーター
二代目社長。

関連用語

太極
次元力