「ネビーイーム」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
5行目: 5行目:
 
『[[エアロゲイター]]([[ゼ・バルマリィ帝国]])』が送り出した衛星基地。その全長はコロニーをも凌ぐ。[[地球]]側のコードネームは「'''ホワイトスター'''(白き魔星)」で、[[インスペクター]]や[[シャドウミラー]]などもこちらの名で呼んでいる。
 
『[[エアロゲイター]]([[ゼ・バルマリィ帝国]])』が送り出した衛星基地。その全長はコロニーをも凌ぐ。[[地球]]側のコードネームは「'''ホワイトスター'''(白き魔星)」で、[[インスペクター]]や[[シャドウミラー]]などもこちらの名で呼んでいる。
  
極めて堅牢で、[[バリア|エネルギーフィールド]]による鉄壁の守備を誇る。幾重もの防壁に守られた内部には人間を「飼う」ためのマルチプルファーム、機動兵器生産プラントなどが存在する。中枢は機動兵器[[ジュデッカ]]が担当する。OG2では中枢部に巨大な頭脳が存在し、生体組織によって壁や床といったものが侵食・融合したような異形の空間と化していた。
+
極めて堅牢で、[[バリア|エネルギーフィールド]]による鉄壁の守備を誇る。幾重もの防壁に守られた内部には人間を「飼う」ためのマルチプルファーム「キブツ」、機動兵器生産プラントなどが存在する。中枢は機動兵器[[ジュデッカ]]が担当する。OG2ではアインストに乗っ取られた結果、ジュデッカのあった中枢部に巨大な頭脳が存在し、生体組織によって壁や床といったものが侵食・融合したような異形の空間と化していた。
  
 
管理者は[[レビ・トーラー]]、[[アタッド・シャムラン]]、[[イングラム・プリスケン]]、[[ヴィレッタ・バディム]]の4名。そして事前に誘拐して改造手術を受けた[[ガルイン・メハベル]]と[[ゲーザ・ハガナー]]が尖兵として扱われている。
 
管理者は[[レビ・トーラー]]、[[アタッド・シャムラン]]、[[イングラム・プリスケン]]、[[ヴィレッタ・バディム]]の4名。そして事前に誘拐して改造手術を受けた[[ガルイン・メハベル]]と[[ゲーザ・ハガナー]]が尖兵として扱われている。
 +
 +
イングラムが目覚めた場所からするとバルシェムの生成チャンバーが存在するようだが、本人とヴィレッタ以外は未登場。RoAの描写では数百人単位で存在していたようだが、残りがどこに行ったのかは不明のまま。
  
 
L5宙域にワープアウトし、地球各地に[[メギロート]]を送り込んで、地球人達を誘拐して改造人間に仕立て上げる。その目的は「地球人の飼育」「戦闘兵器への転用」である。『OGs』ではゴッツォ家の仮面をつけたユーゼスらしき人物が登場しているが、誰が送り込んだのかはいまだ推測の域を出ない。また「何と戦わせるつもりであったのか」も不明。
 
L5宙域にワープアウトし、地球各地に[[メギロート]]を送り込んで、地球人達を誘拐して改造人間に仕立て上げる。その目的は「地球人の飼育」「戦闘兵器への転用」である。『OGs』ではゴッツォ家の仮面をつけたユーゼスらしき人物が登場しているが、誰が送り込んだのかはいまだ推測の域を出ない。また「何と戦わせるつもりであったのか」も不明。
 +
 +
第2次OGにおいて、大方の予測通りユーゼスが送り込んだものだったことが判明。その目的は、地球人の戦力を手に入れ、対立国家の[[ゾヴォーク]]やバルマーの霊帝と戦う力とすることであった。
 +
 +
αシリーズとは違い攻撃能力は持っていない様子。
  
 
デザインとしては、映画『スターウォーズシリーズ』に登場する『デススター』がモチーフかと思われる。
 
デザインとしては、映画『スターウォーズシリーズ』に登場する『デススター』がモチーフかと思われる。
 
==== [[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]] ====
 
==== [[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]] ====
前述の通り、地球へと侵攻。[[ハガネ|ハガネ隊]]と[[ヒリュウ改|ヒリュウ隊]]の共同作戦より、ハガネのトロニウムバスターキャノンで外壁に穴を開けて突破口を作り、各機動部隊により制圧。その後は[[地球連邦軍]]が管理することとなる。
+
概ね前述の通り。最終盤では「オペレーションSRW」にて[[ハガネ|ハガネ隊]]と[[ヒリュウ改|ヒリュウ隊]]の共同作戦により、ハガネのトロニウムバスターキャノンで外壁に穴を開けられ、各機動部隊により中枢を担っていたジュデッカが破壊、制圧される。その後は[[地球連邦軍]]が管理することとなる。
  
 
==== [[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]] ====
 
==== [[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]] ====
[[地球連邦軍]]が管理していたが、[[インスペクター]]の攻撃で防衛部隊を排除。[[ヒリュウ改|ヒリュウ隊]]が已む無く撤退する。インスペクターは残された兵器工房で機動兵器を開発し、のちに[[シャドウミラー]]と同盟を結び、両者の拠点となる。だが、[[アインスト]]の散発的な攻撃と[[ヒリュウ改|ヒリュウ隊]]、[[クロガネ|クロガネ隊]]の2部隊の総攻撃でインスペクターとシャドウミラーは壊滅。
+
イージス計画の要ととして[[地球連邦軍]]が管理していたが、生産プラントを狙う[[インスペクター]]の攻撃で防衛部隊は壊滅、[[ヒリュウ改|ヒリュウ隊]]は撤退を余儀なくされる。インスペクターは残された兵器工房で機動兵器を開発し、各地へ侵攻。のちに[[シャドウミラー]]と同盟を結び、両者の拠点となる。だが、[[アインスト]]の散発的な攻撃と[[ヒリュウ改|ヒリュウ隊]]、[[クロガネ|クロガネ隊]]の2部隊の総攻撃を受け、インスペクターとシャドウミラーは壊滅。
  
しかし、アインストにより[[ノイ・レジセイア]]の寄り代としてネビーイームは選ばれ、最終的に[[シュテルン・レジセイア]](OGsでは[[シュテルン・ノイレジセイア]])となり、牙を剥くが倒されてネビーイームは消滅した。
+
最後にはアインストにより[[ノイ・レジセイア]]の寄り代として選ばれ、[[シュテルン・レジセイア]](OGsでは[[シュテルン・ノイレジセイア]])となり、牙を剥くが倒され、諸共に消滅した。
  
 
設定は『[[第3次スーパーロボット大戦]]』の[[アクシズ]]から取られたと思われる。なお今回はバルマーが設定の中心から外れているため、ホワイトスターと呼称される場面が多い。
 
設定は『[[第3次スーパーロボット大戦]]』の[[アクシズ]]から取られたと思われる。なお今回はバルマーが設定の中心から外れているため、ホワイトスターと呼称される場面が多い。
25行目: 31行目:
 
ほぼ『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』の設定と同じだが、ネビーイームの内部への直接攻撃はカットされた。
 
ほぼ『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』の設定と同じだが、ネビーイームの内部への直接攻撃はカットされた。
  
戦後、無人となり、地球連邦軍の内部調査が行われていたが、既に[[アインスト]]が巣食っていた。ネビーイームを占拠した[[インスペクター]]は[[ウェンドロ]]一人が鎮座するが、ウェンドロはアインストの影響で変貌。最終的に[[システムXN]]により[[ノイ・レジセイア]]が[[アインスト空間]]から出現し、ネビーイームに寄生した。ノイ・レジセイアは屠られた直後、今度は[[ベーオウルフ]]によりネビーイームを侵食した。その後の描写については明確にされてない。
+
戦後、無人となり、地球連邦軍の内部調査が行われていたが、既に[[アインスト]]が巣食っていた。ネビーイームを占拠した[[インスペクター]]は[[ウェンドロ]]一人が鎮座するが、ウェンドロはアインストの影響で変貌。最終的に[[システムXN]]により[[ノイ・レジセイア]]が[[アインスト空間]]から出現し、ネビーイームに寄生した。ノイ・レジセイアが屠られた直後、今度は[[ベーオウルフ]]により侵食された。その後の描写については明確にされてない。
  
 
=== 『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』の設定 ===
 
=== 『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』の設定 ===
『[[ゼ・バルマリィ帝国]]』(通称・バルマー)の母星を守る12基の攻撃衛星で、「白き守り神」と呼ばれている。制御しているのが「[[ルアフ・ガンエデン]]」である。その内の1基がバルマー側の[[クロスゲート]]に配置され、地球人最強部隊[[αナンバーズ]]を迎え撃つ。しかし、ネビーイームは破壊されて、クロスゲートは地球人達の手に渡る。母星にも[[バッフ・クラン]]が攻めてきたが、11基のネビーイームで殲滅。しかし、[[アポカリュプシス]]の隕石群を止めることはできなかった。その後[[αナンバーズ]]の侵攻により、[[エツィーラ・トーラー]]の謀略で[[マイ・コバヤシ]]を錯乱させる駒にされるが、[[アヤ・コバヤシ]]や、[[バラン・ドバン]]と[[ルリア・カイツ]]の活躍で危機を逃れる。最終的にネビーイームはルアフにより機能を停止させた。なお、12基の衛星の内の1基を動かしたのは[[シヴァー・ゴッツォ]]であり、ルアフ打倒のためわざと防御力を弱めて[[αナンバーズ]]に突破させたことが明らかとなった。
+
『[[ゼ・バルマリィ帝国]]』(通称・バルマー)の母星を守る12基の攻撃衛星の総称で、「12の白き守り」と呼ばれている。制御しているのが「[[ルアフ・ガンエデン]]」である。その内の1基はバルマー側の[[クロスゲート]]に配置され、地球人最強部隊[[αナンバーズ]]を迎え撃ったが破壊され、クロスゲートは地球人達の手に渡る。本星に攻め入った[[バッフ・クラン]]は11基のネビーイームで殲滅したが、[[アポカリュプシス]]の隕石群を止めることはできなかった。
 +
 
 +
その後[[αナンバーズ]]の侵攻に際し、[[エツィーラ・トーラー]|エツィーラ]の謀略で[[マイ・コバヤシ|マイ]]を錯乱させる駒にされるが、本星を脱出して来た[[アヤ・コバヤシ|アヤ]]や、同行していた[[バラン・ドバン]]と[[ルリア・カイツ]]の活躍で危機を逃れる。最終的にネビーイームは、自らαナンバーズと対峙することを決めたルアフにより機能を停止され、バルマー本星の崩壊と共に消えた。なお、12基の衛星の内の1基を動かしたのは[[シヴァー・ゴッツォ]]であり、ルアフ打倒のためわざと防御力を弱めて[[αナンバーズ]]に突破させたことが明らかとなった。
 +
 
 +
こちらでも内部の設定は概ね変わらないが、機動兵器のプラントではなくなっている。また、バラルの園に相当する念動攻撃兵器でもあり、巨大なレーザーを放って敵を殲滅する。
  
 
ちなみに、ユニットデータ・パイロットデータが存在し、カーソルを合わせてフリーコマンドの「能力」に設定したボタンを押すとこれらのデータが閲覧できる。ユニット画像は[[ザクII]]のイラストに「NOW Printing」と書かれた画像の鏡映しが映っている。各データは以下の通り。
 
ちなみに、ユニットデータ・パイロットデータが存在し、カーソルを合わせてフリーコマンドの「能力」に設定したボタンを押すとこれらのデータが閲覧できる。ユニット画像は[[ザクII]]のイラストに「NOW Printing」と書かれた画像の鏡映しが映っている。各データは以下の通り。

2013年1月11日 (金) 11:22時点における版

ネビーイーム(Nevi'im)

OGシリーズ』の設定

エアロゲイターゼ・バルマリィ帝国)』が送り出した衛星基地。その全長はコロニーをも凌ぐ。地球側のコードネームは「ホワイトスター(白き魔星)」で、インスペクターシャドウミラーなどもこちらの名で呼んでいる。

極めて堅牢で、エネルギーフィールドによる鉄壁の守備を誇る。幾重もの防壁に守られた内部には人間を「飼う」ためのマルチプルファーム「キブツ」、機動兵器生産プラントなどが存在する。中枢は機動兵器ジュデッカが担当する。OG2ではアインストに乗っ取られた結果、ジュデッカのあった中枢部に巨大な頭脳が存在し、生体組織によって壁や床といったものが侵食・融合したような異形の空間と化していた。

管理者はレビ・トーラーアタッド・シャムランイングラム・プリスケンヴィレッタ・バディムの4名。そして事前に誘拐して改造手術を受けたガルイン・メハベルゲーザ・ハガナーが尖兵として扱われている。

イングラムが目覚めた場所からするとバルシェムの生成チャンバーが存在するようだが、本人とヴィレッタ以外は未登場。RoAの描写では数百人単位で存在していたようだが、残りがどこに行ったのかは不明のまま。

L5宙域にワープアウトし、地球各地にメギロートを送り込んで、地球人達を誘拐して改造人間に仕立て上げる。その目的は「地球人の飼育」「戦闘兵器への転用」である。『OGs』ではゴッツォ家の仮面をつけたユーゼスらしき人物が登場しているが、誰が送り込んだのかはいまだ推測の域を出ない。また「何と戦わせるつもりであったのか」も不明。

第2次OGにおいて、大方の予測通りユーゼスが送り込んだものだったことが判明。その目的は、地球人の戦力を手に入れ、対立国家のゾヴォークやバルマーの霊帝と戦う力とすることであった。

αシリーズとは違い攻撃能力は持っていない様子。

デザインとしては、映画『スターウォーズシリーズ』に登場する『デススター』がモチーフかと思われる。

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION

概ね前述の通り。最終盤では「オペレーションSRW」にてハガネ隊ヒリュウ隊の共同作戦により、ハガネのトロニウムバスターキャノンで外壁に穴を開けられ、各機動部隊により中枢を担っていたジュデッカが破壊、制圧される。その後は地球連邦軍が管理することとなる。

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2

イージス計画の要ととして地球連邦軍が管理していたが、生産プラントを狙うインスペクターの攻撃で防衛部隊は壊滅、ヒリュウ隊は撤退を余儀なくされる。インスペクターは残された兵器工房で機動兵器を開発し、各地へ侵攻。のちにシャドウミラーと同盟を結び、両者の拠点となる。だが、アインストの散発的な攻撃とヒリュウ隊クロガネ隊の2部隊の総攻撃を受け、インスペクターとシャドウミラーは壊滅。

最後にはアインストによりノイ・レジセイアの寄り代として選ばれ、シュテルン・レジセイア(OGsではシュテルン・ノイレジセイア)となり、牙を剥くが倒され、諸共に消滅した。

設定は『第3次スーパーロボット大戦』のアクシズから取られたと思われる。なお今回はバルマーが設定の中心から外れているため、ホワイトスターと呼称される場面が多い。

スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ/ジ・インスペクター

ほぼ『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』の設定と同じだが、ネビーイームの内部への直接攻撃はカットされた。

戦後、無人となり、地球連邦軍の内部調査が行われていたが、既にアインストが巣食っていた。ネビーイームを占拠したインスペクターウェンドロ一人が鎮座するが、ウェンドロはアインストの影響で変貌。最終的にシステムXNによりノイ・レジセイアアインスト空間から出現し、ネビーイームに寄生した。ノイ・レジセイアが屠られた直後、今度はベーオウルフにより侵食された。その後の描写については明確にされてない。

第3次スーパーロボット大戦α』の設定

ゼ・バルマリィ帝国』(通称・バルマー)の母星を守る12基の攻撃衛星の総称で、「12の白き守り」と呼ばれている。制御しているのが「ルアフ・ガンエデン」である。その内の1基はバルマー側のクロスゲートに配置され、地球人最強部隊αナンバーズを迎え撃ったが破壊され、クロスゲートは地球人達の手に渡る。本星に攻め入ったバッフ・クランは11基のネビーイームで殲滅したが、アポカリュプシスの隕石群を止めることはできなかった。

その後αナンバーズの侵攻に際し、[[エツィーラ・トーラー]|エツィーラ]の謀略でマイを錯乱させる駒にされるが、本星を脱出して来たアヤや、同行していたバラン・ドバンルリア・カイツの活躍で危機を逃れる。最終的にネビーイームは、自らαナンバーズと対峙することを決めたルアフにより機能を停止され、バルマー本星の崩壊と共に消えた。なお、12基の衛星の内の1基を動かしたのはシヴァー・ゴッツォであり、ルアフ打倒のためわざと防御力を弱めてαナンバーズに突破させたことが明らかとなった。

こちらでも内部の設定は概ね変わらないが、機動兵器のプラントではなくなっている。また、バラルの園に相当する念動攻撃兵器でもあり、巨大なレーザーを放って敵を殲滅する。

ちなみに、ユニットデータ・パイロットデータが存在し、カーソルを合わせてフリーコマンドの「能力」に設定したボタンを押すとこれらのデータが閲覧できる。ユニット画像はザクIIのイラストに「NOW Printing」と書かれた画像の鏡映しが映っている。各データは以下の通り。

ユニットデータ
HP 100000
EN なし
運動性 0
装甲 500
地形適応 空A・陸D・海D・宇A
サイズ 2L
移動タイプ
移動力 0
修理費 25000
編成コスト 3
武器 なし
パイロットデータ
レベル 52
初期気力 110
SP 85
撃墜数 52
能力値 なし
地形適応 空D・陸D・海D・宇D
精神コマンド なし
小隊長能力 なし

メモ

  • ネビーイームは「ヘブライ語」で「預言者」という意味であり、ヘブライ語聖書における3大区分「律法(レビ)」「預言者(ネビーイーム)」「諸書(ケスービーム)」の1つ。
  • 設定はSF小説の『銀河英雄伝説』の「アルテミスの首飾り」と類似している。