「ヴァイサーガ」の版間の差分
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2022年5月28日 (土) 23:50時点における版
ヴァイサーガ | |
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登場作品 | |
デザイン |
斉藤和衛 藤井大誠(レイ・アップ) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦A |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 試作人型機動兵器 |
型式番号 | VR-02 |
全高 | 43.9 m |
重量 | 130.8 t |
エネルギー |
電力 生体エネルギー |
主なパイロット |
ラミア・ラヴレス アクセル・アルマー |
ヴァイサーガは『スーパーロボット大戦A』の主役メカの一つ。
概要
漆黒の騎士を思わせる外観を持つ、シャドウミラー保有の剣撃戦闘用特機。
防御力と機動性のバランスを高いレベルで保った機体。背面のマントは盾として使うことができる。機体の追従性ではソウルゲインに劣るものの、最大速度においては同機を上回り、分身能力による超回避が可能。
ソウルゲインと同様にダイレクト・フィードバック・システムが採用されており、パイロットの思考をそのまま機体の動きにフィードバックする事が出来る。OG2、OGSではソウルゲインにダイレクト・アクション・リンクシステムが搭載されているが、本機には搭載されていない。ソウルゲインはテスラ研から強奪した機体であるが、この機体についてはEG系との関連が推測されている程度で詳細は不明。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 初登場作品。スーパー系主人公機では男女どちらでも選べる唯一の機体。主人公が搭乗機に選ばなかった場合、ライバルあるいは一部のシャドウミラー兵が搭乗する。
- 序盤の使い勝手を簡単に説明するなら『あまり避けないオーラバトラー』。能力的にはLサイズのわりに運動性がやや高めで、HPや装甲が低めなスーパー系(悪く言えば中途半端な能力)。代わりにほとんどの武器のクリティカル率が高く設定されており、また切り払い・シールド・分身と言った防御に関する特殊能力が豊富。それゆえに各特殊能力の効果を理解しているスパロボ経験者向けな機体(≒初心者には不向き)となっている。 逆に言えば、使いこなしさえすれば高バランスの機体ではあるのだが。
- シールド装備しているとはいえどちらかといえば回避型の機体だが、アシュセイヴァーと違って初期状態では戦闘獣程度のザコ相手でも結構被弾してしまう(主人公は「集中」を習得できず「ひらめき」習得にもやや時間がかかるため、なおさら実感しやすい)。地形効果をしっかり利用したうえで、運動性を強化するなりシールドを最大改造するなりのテコ入れは必須。分身発動のためソウルゲイン以上に気力が性能を大きく左右するので「気合」や「激励」の効果は大きい。苦難の最初期さえ乗り越えられれば、主人公の持つNT技能のおかげもあって使い込むほど強力に育っていく機体となる。
- 武器改造は無消費で有射程P属性の「水流爪牙」がオススメ(Lv20超で解禁されたら最強武器の「奥義・光刃閃」も)。「奥義・光刃閃」は気力制限が低めな反面燃費が悪いので、反撃の効率を上げたいなら「烈火刃」や「地斬疾空刀」を強化するよりも、高性能レーダー系で「水流爪牙」の射程を伸ばしたほうがいいだろう。
- 敵(特に雑魚)として登場した場合は、アンジュルグと同じく分身の存在が非常に厄介になる。特に第38話「静寂の声」or「サイレント・ヴォイス」ではシャドウミラー全員が気力150の状態で出現するため、「必中」が無いと撃破に手間取ってしまう。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 基本性能はGBA版に準拠。ただし水流爪牙にバリア貫通が付随された。本作はバリア持ちはほとんどいないが、ディストーションフィールドが強力なため木連キラーと化す。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- ユニットとしてはパイロットはラミアのみ。2018年12月のイベント「暗躍する「影」」にて実装。大器型SSR短射程シューター。今回は『A』のアクセル編がベースのため、ガシャ産ユニットでは珍しく通常ボスも兼任する。2019年8月のイベント「ここが無限の開拓地」にて水着バージョンが同じく大器型SSR短射程シューターで追加。
- 2020年3月に大器型SSRブラスターが追加。
OGシリーズ
『OG外伝』まではラミア・ラヴレス専用機だったが、『第2次OG』よりアクセル・アルマーも搭乗可能となっている。『OGMD』ではハーケン・ブロウニングも搭乗可能。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 2周目以降入手条件を満たした場合、第28話「楽園からの追放者」のマップ開始前に入手。同マップは『スーパーロボット大戦A』のシナリオを再現したものになっている。無改造で強制乗り換えだが、非常に強力な機体。スーパー系の機体にリアル系の回避能力、といったとんでもないスペックで、フル改造でもした日には無双が出来る程強くなる。ただしラミアを乗せれば同じ彼女専用機のアンジュルグが余る。また格闘武器ばかりで換装武器を装備させられず、ラミアのエースボーナス「射撃武器のダメージ+10%」が生かせない。これらが気になるのならば、二択となるアシュセイヴァーを選ぼう。なお、カスタムボーナスは「分身発生率+20%」。獲得すればギリアムをしのぐ最強の切り込み役になる。
- 元々『OG2』に隠し機体が登場する予定はなく、本機はラミアの後期搭乗機か、エキドナ・イーサッキの機体となる予定だった。だが「さる筋」から隠し機体を登場させるよう依頼されたため、新機体を制作するための時間も容量もない中で、苦肉の策として本機が隠し機体となった。[1]
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- 今回は1周目から入手可能。装甲が大幅に下がり飛行出来なくなってしまったが、依然として強力。シナリオの追加によって、「楽園からの追放者」が第28話から第35話へと変更されている。また、ゲームシステムの変更により、烈火刃がALL兵器に変更された。一方でアシュセイヴァーもガンレイピアが貴重なダブルアタック可能な汎用武器になったのが悩みどころ。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 第28話終了時に入手。ラミア専用機で、基本能力は相変わらず高い。ただ、終盤戦前の入手なので改造するのは気が引ける。無改造でも運動性は高いので、強化パーツで補えば十分に一軍。射程が一致していることと同じ格闘属性であるソウルゲインやヤルダバオトとツインユニットを組むといい。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 今回は条件なしでラミアの加入と同時に入手。ラミアのエースボーナスの仕様が変わったため、エースボーナスを生かせない欠点は解消された。本作では隠しユニットではなく普通に入手できるため、機体・武器共に地形適応が一般的なB~Aにされている。アンジュルグは長射程/援護型、こちらは敵陣に突っ込むタイムなので、自分の好みやプレイスタイルに合った方を使うといい。ジンライとは武装傾向が良く似ており、対峙させるとスーパーチャンバラ大戦と化す。宇宙ルートに進むと、EF帰りのアクセルが搭乗し、合流まで搭乗。同じルートにいるイング&アッシュと組ませると無類の強さを発揮してくれる。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 本作からハーケン・ブロウニングも搭乗可能に。戦略面でアクセルとハーケンが特殊スキルアタッカーを所持しており、アクセル専用機のソウルゲインに次ぐ攻撃力を持つヴァイサーガの底上げのためにもハーケン搭乗が望ましい。しかし、欠点を挙げるならばハーケンが精神コマンド必中を覚えないこと(ゲシュペンスト・ハーケン専属のアシェンはもっている)で、その場合には精神コマンド感応で対応すること。ラミアの場合、エースボーナスが『OG外伝』以前のヴァイサーガの地形適応を彷彿せるものとなっており、攻撃でなく回避特化の場合にはラミアが好ましい。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 「楽園からの追放者」以後、アンジュルグを失ったラミアの搭乗機となって最後まで戦うことになる。ラミアが乗っているためか、細身の女性的なフォルムにデザイン・作画されている。初登場の戦域が海上であり、当たり前の様に飛行している。ゲームの縦横無尽に飛び回る戦闘アニメを見るにむしろ納得、という人も。
装備・機能
武装・必殺武器
剣撃戦闘用の機体で苦無や鉤爪、五大剣等の武器を用いて戦う。 全て格闘系武器の為、OGシリーズではラミアのエースボーナスが活かせなかった(第2次OG以降は改善されている)。
武器
- 五大剣
- 手に持っている武器。演出やグラフィックから長らく実体剣だと思われていたが、ジ・インスペクターにおいて、アンジュルグの弓と同じ「物質化したエネルギー」であることが判明。『無限のフロンティア』、『無限のフロンティアEXCEED』に登場する同名の汎用武器(EXCEEDではアシェン専用武器)に関しては不明。
- 烈火刃
- 敵に命中すると燃え上がる苦無。一度に多数を投げつける為か、OGSでは全体攻撃扱い。『無限のフロンティアEXCEED』では「烈火青龍鱗・黄泉路」「乱黄龍・来迎会」においてアクセルが使用している。
- 水流爪牙
- 両手に装着して敵を切り裂く鉤爪。初代Aの戦闘アニメはスピーディで評価が高い。GBA版OG2のみ連続攻撃対応。A PORTABLEではバリア貫通。『無限のフロンティアEXCEED』ではアクセルがミズチ・ブレードで使っている。
必殺技
- 地斬疾空刀
- 五大剣の一閃で敵の足下に向けて衝撃波を飛ばし、切り裂く技。ちなみに空中でも問題なく使える。
- 『無限のフロンティアEXCEED』ではアクセルがミズチ・ブレードで使っている。
- 風刃閃
- 初代Aでは普通の高速斬撃。
- OGでは五大剣の一閃で竜巻の如く渦を巻く衝撃波を起こし、敵の動きを封じる。その後、五大剣による刺突を加える技。ちなみに、技のスピードについては、ラミアが『音速を超えて斬りこむ…』と発言している事から、音速を超えている可能性がある。『無限のフロンティアEXCEED』ではアルフィミィが鬼蓮華で放っている。
- 奥義・光刃閃
- ヴァイサーガの奥義。Aでは画面がホワイトアウトし、シルエットのヴァイサーガが居合いで一閃する。使用するにはパイロットのLvが20以上必要。
- OGでは技のコードを入力した後、視認出来ないほどの加速で接近し、敵を幾度も斬りつけた(『ジ・インスペクター』では本当に剣閃しか見えない)後、居合の要領で敵機を両断する。この斬撃の際には画面がシルエットになり、同時に敵機が爆発する。OGS以降は、止めを刺すとリアル頭身のカットインが入る。ちなみに、技のスピードについては、ラミアが『風を…そして、光を超えろ!』と発言している事から、少なくとも超音速。なお、最初に五大剣を抜いた際に鞘を投げ捨てるため、「どうやって五大剣を収めるつもりなのか」とプレイヤーからのツッコミが多い技でもあったが、『ジ・インスペクター』最終話では鞘を捨てた際に、鞘が消失するという演出が取られており、どうも五大剣はエネルギーを物質化したものであるらしい事が判明した。『無限のフロンティアEXCEED』ではアクセルの必殺技の一つとして登場。
特殊能力
- 分身
- 本機の尋常ならざる最大戦速を象徴した能力。スーパーロボット大戦64のヴァイローズの特殊能力・瞬幻足を思わせる。
- 特殊武器無効 / フルブロック
- OGシリーズで所持。敵の武器が持つ特殊効果を全て無効化する。普通ならボスクラスの敵が持つ能力を所持しているあたり、シャドウミラーの技術力を感じさせる。
- シールド防御
- マントがシールドの役割を果たす。無論単なる布ではなく、特殊な素材か金属で構成された専用のものだと思われる。
- ABフィールド
- マントがこの役割を果たしているのか、発生装置が別にあるのかは不明。OGシリーズではほとんど意味を成さないのが悲しい。
- 切り払い
- 言うまでもなく、五大剣で切り払う。OGシリーズには存在しない。
移動タイプ
サイズ
- L
- 大きいが、運動性が高いのと分身のおかげでかなり避ける。
カスタムボーナス
- 分身発生率+10%
- A PORTABLE
- 分身発生率+20%
- OG外伝以降
機体BGM
- 「DARK KNIGHT」
- アクセルの専用BGM。OG2では隠しで使用可能。第2次OGではアクセルの搭乗によりまさにタイトル通りの存在に。
- 「ASH TO ASH」
- ラミアの専用BGM。自爆時の「コードATA」とは「ASH TO ASH」の頭文字である。
- 「極めて近く、限りなく遠い世界に」
- 本機体の戦闘BGM。スパロボAのタイトル曲。通常版と、イベント時などにかかる荘厳なアレンジver.がある(こちらも個別変更で選択可能)。
- 「CHAOS」
- この機体の専用BGMではなく、A及びA PORTABLEにおける、シャドウミラー側のテーマ曲。
- ライバルver.のラミアやアクセル、ヴィンデル・マウザーの戦闘BGMでもある。
関連機体
- ヴァイローズ
- 『スーパーロボット大戦64』に登場した機体。この機体をリデザインしたのがヴァイサーガ[1]。
- ツヴァイザーゲイン
- 本機とソウルゲインの長所を統合した機体。
余談
- 『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ』では、五大剣が全員装備可能な武器として登場している。
- 『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』では、アクセル・アルマーが本機の武装を技として使っている。また、五大剣がアシェン専用武器に変更されている。
- 『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』の攻略本には、本機の入手方法や機体データが載っていない場合がある。
脚注
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