「楯剣人」の版間の差分
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父・隼人の正体はザール星間帝国に滅ぼされた[[エリオス帝国]]のハーリン王子であり、[[ベラリオス]]を従わせた剣人をエリオス王家の血筋と確信した[[アール博士]]には、ザールを倒してエリオス帝国を再興することを期待されている。当の剣人は「格式ばって上から偉ぶっている王族なんかまっぴらだ」という発言の通りに王子になる気はなく、アール博士の悩みの種。アール博士に与えられたアダルス基地ではなく、仲間たちの家の改造廃バスに住んでいる。 | 父・隼人の正体はザール星間帝国に滅ぼされた[[エリオス帝国]]のハーリン王子であり、[[ベラリオス]]を従わせた剣人をエリオス王家の血筋と確信した[[アール博士]]には、ザールを倒してエリオス帝国を再興することを期待されている。当の剣人は「格式ばって上から偉ぶっている王族なんかまっぴらだ」という発言の通りに王子になる気はなく、アール博士の悩みの種。アール博士に与えられたアダルス基地ではなく、仲間たちの家の改造廃バスに住んでいる。 | ||
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銀河系で剣人の存在が知られると反ザールの動きが現れ、地球を訪れたエリオスの豪傑[[ガスコン]]を味方にすることに成功した一方で、反ザールのリーダーとして帰還した隼人が乗る巡洋艦を撃破されてしまう。隼人の死に実感が沸かないとこぼしたり、巡洋艦の乗組員ラムスに隼人が地球の家族とエリオス両方を愛していたと聞かされて葛藤する一面も見せた。 | 銀河系で剣人の存在が知られると反ザールの動きが現れ、地球を訪れたエリオスの豪傑[[ガスコン]]を味方にすることに成功した一方で、反ザールのリーダーとして帰還した隼人が乗る巡洋艦を撃破されてしまう。隼人の死に実感が沸かないとこぼしたり、巡洋艦の乗組員ラムスに隼人が地球の家族とエリオス両方を愛していたと聞かされて葛藤する一面も見せた。 | ||
− | + | ガスコンと百万の戦士の大艦隊を迎えた矢先に[[クロッペン]]が現れ、剣人の立場は「'''エリオス帝国の正統継承者'''」から「'''[[クローン]]の息子でエリオス帝国の反逆者'''」に一転し、クローンとして迫害を受ける身になってしまう。 | |
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再会を果たした隼人がエリオスの正統後継者と判明すると、反ザールの勢いは回復していく。クローンだからとクロッペンを売り渡そうとするザール兵に激怒し、クロッペン改心のきっかけを作った。 | 再会を果たした隼人がエリオスの正統後継者と判明すると、反ザールの勢いは回復していく。クローンだからとクロッペンを売り渡そうとするザール兵に激怒し、クロッペン改心のきっかけを作った。 | ||
− | 正体を明かした[[ドルメン大帝]] | + | 正体を明かした[[ドルメン大帝]]を討ち取った後、銀河共和国連邦を発足させた隼人とアール博士に見送られ、荒廃した地球の復興に向かった。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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− | : | + | :行方不明の父。物語中盤で再会するもののすぐ消息を絶ってしまうが、生きて再会を果たした。剣人と違ってエリオスへの帰属意識を持つが、下町育ちの人情味に親しみを感じている。 |
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:ガンパーに乗り込む戦災孤児グループ内のライバル的存在。当初は反発し合っていたが、次第によき相棒となり支えられる。 | :ガンパーに乗り込む戦災孤児グループ内のライバル的存在。当初は反発し合っていたが、次第によき相棒となり支えられる。 | ||
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:戦災孤児グループの母親的役割の少女。直情的な剣人と弾児の制御役で、剣人たちにとって頭が上がらない存在。かっぱらいを咎められて「好きでやってるわけじゃない」と反論していた。 | :戦災孤児グループの母親的役割の少女。直情的な剣人と弾児の制御役で、剣人たちにとって頭が上がらない存在。かっぱらいを咎められて「好きでやってるわけじゃない」と反論していた。 | ||
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− | : | + | :エリオス再興を期待してくるお目付け役。「若と呼ばれるつもりはない」と煙たがっているが、徐々に地球を守る意志を理解されていく。子供たちへの発言を見るに、内心では尊敬もしているらしい。 |
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:クロッペンの策略でザールに与したと思い込み対立するが、すぐに意気投合して仲間を集めてくれた。兄貴分のような存在。 | :クロッペンの策略でザールに与したと思い込み対立するが、すぐに意気投合して仲間を集めてくれた。兄貴分のような存在。 | ||
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:宿敵。母と姉を殺されている。後に意外な因縁が明らかとなる。 | :宿敵。母と姉を殺されている。後に意外な因縁が明らかとなる。 | ||
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− | : | + | :プロキシア王国の王女。玉の輿を狙われるが、剣人がクローンの子供と知った途端にザールに売られてしまう。SRW未登場。 |
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+ | :長谷川裕一の[[漫画]]「第41話 逆襲する貴族」と「ビクトリーファイブ」で共演。「ビクトリーファイブ」では友人となる。 | ||
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:::エリオス星の最終兵器として開発された巨大ロボット。 | :::エリオス星の最終兵器として開発された巨大ロボット。 | ||
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+ | == 余談 == | ||
+ | :長谷川裕一氏の[[漫画]]「ビクトリーファイブ」の第二部では、地球への帰還中に「コン・バトラーV」「ボルテスV」「ダイモス」が同一世界の時空に飛ばされてしまう。 | ||
+ | :「ビクトリーファイブ」の続編「ゴッドバード」には、ザール星間帝国に襲撃されずに成長した剣人が登場し、前作のつながりからダルタニアスを操縦することになる。 | ||
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2020年2月20日 (木) 23:51時点における版
楯剣人 | |
---|---|
読み | たて けんと |
外国語表記 | Kento Tate |
登場作品 | 未来ロボ ダルタニアス |
声優 | 古川登志夫 |
デザイン |
聖悠紀(原案) 金山明博 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦D |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人とエリオス星人のハーフ |
性別 | 男 |
年齢 | 16歳 |
楯剣人は『未来ロボ ダルタニアス』の主人公。
概要
江戸っ子気質の明るい少年。4歳の時に船乗りの父・楯隼人が行方不明になってからは東京の下町で暮らし、凧職人の祖父のもとで育てられる。ザール星間帝国の攻撃で母と姉を殺されて戦災孤児となってしまい、柊弾児や白鳥早苗たち孤児の仲間を率いて闇市でかっぱらいをしながら生き延びてきた。
父・隼人の正体はザール星間帝国に滅ぼされたエリオス帝国のハーリン王子であり、ベラリオスを従わせた剣人をエリオス王家の血筋と確信したアール博士には、ザールを倒してエリオス帝国を再興することを期待されている。当の剣人は「格式ばって上から偉ぶっている王族なんかまっぴらだ」という発言の通りに王子になる気はなく、アール博士の悩みの種。アール博士に与えられたアダルス基地ではなく、仲間たちの家の改造廃バスに住んでいる。
銀河系で剣人の存在が知られると反ザールの動きが現れ、地球を訪れたエリオスの豪傑ガスコンを味方にすることに成功した一方で、反ザールのリーダーとして帰還した隼人が乗る巡洋艦を撃破されてしまう。隼人の死に実感が沸かないとこぼしたり、巡洋艦の乗組員ラムスに隼人が地球の家族とエリオス両方を愛していたと聞かされて葛藤する一面も見せた。
ガスコンと百万の戦士の大艦隊を迎えた矢先にクロッペンが現れ、剣人の立場は「エリオス帝国の正統継承者」から「クローンの息子でエリオス帝国の反逆者」に一転し、クローンとして迫害を受ける身になってしまう。
唯一味方してくれたガスコンを殺されてしまい、味方のキャティーヌとジュデラには裏切られるが、「クローンも一人の人間」と信じ、弾児たちとアール博士の支援を受けてザール星間帝国に立ち向かった。
再会を果たした隼人がエリオスの正統後継者と判明すると、反ザールの勢いは回復していく。クローンだからとクロッペンを売り渡そうとするザール兵に激怒し、クロッペン改心のきっかけを作った。
正体を明かしたドルメン大帝を討ち取った後、銀河共和国連邦を発足させた隼人とアール博士に見送られ、荒廃した地球の復興に向かった。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- 初登場作品。リガ・ミリティアルートでは序盤から登場する。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 音声初収録。序盤の中頃から登場。同時期に加入する獣戦機隊の忍とは当初反目するも命令違反の常習者だと知って打ち解けたり、外宇宙からも敵が来ているのに戦争を仕掛けてきたジオンやギガノスにも腹を立てる発言がある。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2017年1月に追加参戦。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- 楯一人
- 祖父。生き様に影響を受けた人物で、義理人情に厚く格式ばったことを嫌う下町人情を受け継いだ。故人(SRW未登場)。
- 楯隼人(ハーリン)
- 行方不明の父。物語中盤で再会するもののすぐ消息を絶ってしまうが、生きて再会を果たした。剣人と違ってエリオスへの帰属意識を持つが、下町育ちの人情味に親しみを感じている。
- 柊弾児
- ガンパーに乗り込む戦災孤児グループ内のライバル的存在。当初は反発し合っていたが、次第によき相棒となり支えられる。
- 白鳥早苗
- 戦災孤児グループの母親的役割の少女。直情的な剣人と弾児の制御役で、剣人たちにとって頭が上がらない存在。かっぱらいを咎められて「好きでやってるわけじゃない」と反論していた。
- アール博士
- エリオス再興を期待してくるお目付け役。「若と呼ばれるつもりはない」と煙たがっているが、徐々に地球を守る意志を理解されていく。子供たちへの発言を見るに、内心では尊敬もしているらしい。
- ガスコン
- クロッペンの策略でザールに与したと思い込み対立するが、すぐに意気投合して仲間を集めてくれた。兄貴分のような存在。
- クロッペン
- 宿敵。母と姉を殺されている。後に意外な因縁が明らかとなる。
- キャティーヌ
- プロキシア王国の王女。玉の輿を狙われるが、剣人がクローンの子供と知った途端にザールに売られてしまう。SRW未登場。
- プリンス・ハイネル
- 長谷川裕一の漫画「第41話 逆襲する貴族」と「ビクトリーファイブ」で共演。「ビクトリーファイブ」では友人となる。
他作品との人間関係
スーパー系
ダイナミック系
その他のスーパー系
- 藤原忍
- GC・XOでは当初反目しかけるが、後に打ち解け合った…というか命令違反の常習者なのをからかったりした。
- エドワード・ミト
- 『最強ロボ ダイオージャ』の主人公でエドン王国の王子。お互い堅苦しいのは苦手らしく、GC・XOではすぐに意気投合する。
- 明神タケル
- Dにおいて、ギシン帝国に因縁がある者同士。条件を満たすことで、ズールと共に自爆しようとする彼を間一髪で救う。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- シャングリラ・チルドレン(ジュドー・アーシタ、リィナ・アーシタ、エル・ビアンノ、ビーチャ・オーレグ、モンド・アガケ、イーノ・アッバーブ)
- XOでは、グラドス軍の圧政下でホワイトベースに搭載された最新鋭機のモビルスーツを盗むなど、なりふり構わず生きようとする彼らを見て、かつての自分たちと同じものを感じシンパシーを寄せていた。
- ウッソ・エヴィン
- Dでは戦災孤児グループとカサレリアの子供達の絡みが多いので、一緒に登場することが多い。実は父親が偉い人だったという共通点がある。
リアル系
- ダバ・マイロード
- GC・XOで共演。亡国の王族という同じ境遇であることが分かって交流していくようになる。
バンプレストオリジナル
- ジョシュア・ラドクリフ
- 兄貴分として慕う。
名台詞
- 「てめえら一体何の真似だ!これがザールの攻撃に遭って俺たちを頼った者を迎えるやりかたかよ!」
- 伝染病が発生した船の人間を排除しようとする暴徒と化した群集を止めるために、身を挺して放った台詞。
- 「お前が宇宙の虎なら、俺は焼け野原の雑草よ!焼けた野原ですっからかんよ!そいつの恐ろしさも知ってもらおうじゃねえか!」
- ガスコンとの対決の際の台詞。
- 「クローンがなんだってんだ!俺にだって赤い血が流れているんだ!!そんな事がわからない奴等に生きる資格なんざねぇ!!」
- 34話にて、玉の輿を狙おうと一方的に押しかけておきながら、父・隼人にクローン疑惑がかかるとあっさり見捨てた挙句、保身のためにザールに差し出そうとまでしたキャティーヌとジュデラが乗っていた船を捕まえ、怒り心頭に言い放った。
この後、船を撃墜しようとするものの、ガスコンの言葉が頭をよぎり彼女たちを見逃した。 - 「いいか、良く聞け、俺にとっちゃクローンであろうとなかろうと関係ねえ!人として許せるか許せねえかだ!」
- 第41話にてクロッペンを差し出し、エリオス側に鞍替えを企んだ近衛兵の面々に対しこう言い放つ。この台詞はクロッペンに剣人の強さの秘訣を知らせると同時に自分を人間として扱っていたことで驚愕させた。
スパロボシリーズの名台詞
- 剣人「こんな脱走するような奴らと一緒に行動して本当に大丈夫なのかよ?」
弾児「これだから軍人って奴は信用できねえんだ。俺達は俺達で勝手にやらせてもらおうぜ」
剣人「そうだな。ジオンの連中を村から追い出すんだ!やるぜ!弾児、ベラリオス!」 - 『XO』第10話「脱走」より。他作品の主人公格と異なり、アムロと会話せずに独白という形になっている。
- 軍への不信感の根強さからか、脱走したアムロに対してだけでなく、アムロをそのように追い込んだ軍そのものへの批判も込められているのが特徴的。
- 剣人「いますぐコウモリの丸焼きにしてやるから覚悟しな!この恐竜野郎!」
弾児「ちょっと待て、剣人。コウモリは恐竜じゃねえぞ」
剣人「なんだ?そんじゃコウモリ野郎の上に偽者だってのか?」 - 『XO』第32話「復活!真ゲッターロボ」にて追加されたバット将軍との戦闘前会話。
- 「そうだな…。過去にこだわってちゃ前には進めねえ。人はみんな未来に生きるべきなんだ。」
- 『XO』第59話「灼熱の巨大要塞」にて追加された、出撃時のセリフ。この発言は弾児の言葉を受けてのものだが、彼だけでなく過去に囚われて憎しみを増大させたドルメン大帝にも当てはまっていると言えよう。
搭乗機体・関連機体
- デルファイター
- アトラウスの頭部に合体する事でコクピットとなる小型戦闘機。SRW未登場。
余談
- 長谷川裕一氏の漫画「ビクトリーファイブ」の第二部では、地球への帰還中に「コン・バトラーV」「ボルテスV」「ダイモス」が同一世界の時空に飛ばされてしまう。
- 「ビクトリーファイブ」の続編「ゴッドバード」には、ザール星間帝国に襲撃されずに成長した剣人が登場し、前作のつながりからダルタニアスを操縦することになる。