「エンブリヲ」の版間の差分

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:第20話「神の求魂」にて。これまでの展開を見てきた視聴者からすれば、エンブリヲがそう言いたくなるのも仕方ないと思えるだろう。
 
:第20話「神の求魂」にて。これまでの展開を見てきた視聴者からすれば、エンブリヲがそう言いたくなるのも仕方ないと思えるだろう。
 
:……もっともそうするよう仕向けた本人が言っても説得力が希釈されるのも確かなのだが。
 
:……もっともそうするよう仕向けた本人が言っても説得力が希釈されるのも確かなのだが。
;「何故だアンジュ!!無限の時間に無限の愛。私に支配されることの何が不満だというのだ!?」<br />「1000年の中から選んでやったというのに!!私の愛を理解出来ぬ女など、もはや不要ッ!!」
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;「何故だアンジュ!!無限の時間に無限の愛。私に支配されることの何が不満だというのだ!?」<br />「1000年の中から選んでやったというのに!私の愛を理解出来ぬ女など、もはや不要ッ!!」
 
:第25話「時の彼方で」にて。当然ながらアンジュからは徹底的に拒絶される事になり……
 
:第25話「時の彼方で」にて。当然ながらアンジュからは徹底的に拒絶される事になり……
;「アンジュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
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;「アンジュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」<br />「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
:同話。断末魔の叫び。タスクに人間体を一刀両断され、同時にもう一つの身体のヒステリカもヴィルキスに粉砕される。
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:同話。断末魔の叫び。タスクに人間体を一刀両断され、残ったヒステリカも妄執の叫びをあげヴィルキスに手を伸ばすが、それはアンジュの罵倒により否定され、エンブリヲはアンジュの言葉通り塵に還った。
 
;「今まで私は、調律者としてこの世界を見守っていた 実体を次元の狭間に置いたまま、まるで亡霊のように 新しい世界に私の実体が存在できる可能性は半々だ」<br/>「もしかしたら、永遠に次元の狭間に取り残されてしまうかもしれない」<br/>「私も生きてみたくなったのだよ。そのためなら多少の危険は覚悟の上だ」<br/>「他に方法はない。チャンスは一度きりだ」<br/>「だが、最後に君に叱られて。私は選択を誤っていないことを確信したよ、ナオミ」<br/>「すまない、優しき乙女よ… 君と出会えてよかった。ありがとう」
 
;「今まで私は、調律者としてこの世界を見守っていた 実体を次元の狭間に置いたまま、まるで亡霊のように 新しい世界に私の実体が存在できる可能性は半々だ」<br/>「もしかしたら、永遠に次元の狭間に取り残されてしまうかもしれない」<br/>「私も生きてみたくなったのだよ。そのためなら多少の危険は覚悟の上だ」<br/>「他に方法はない。チャンスは一度きりだ」<br/>「だが、最後に君に叱られて。私は選択を誤っていないことを確信したよ、ナオミ」<br/>「すまない、優しき乙女よ… 君と出会えてよかった。ありがとう」
 
:[[プレイステーション・ヴィータ|PS Vita]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞tr.』より。
 
:[[プレイステーション・ヴィータ|PS Vita]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞tr.』より。

2017年3月24日 (金) 14:44時点における版

エンブリヲ
外国語表記 Embryo
登場作品 クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
声優 関俊彦
デザイン 小野早香
異名 不確定世界の住人、ハイゼンベルクの悪魔神様、調律者、創造主
種族 人間
性別
髪色 金髪
瞳の色 碧眼
趣味 読書
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概要

全てが謎に包まれた青年。世界各国の為政者達よりも一段高い位置より世界を睥睨し、失われた太古の兵器や技術を所有している。

また、瞬間移動や空中浮遊、死者の蘇生や分身、感覚と精神の操作、痛みは感じるものの撃ち抜かれたり刺し貫かれても平然と別の場所から出現する不死身の身体等々、普通の人間であればできないような芸当を行う。これら全ての超常的な力は自身が発見し研究を重ねた、多元宇宙に干渉する超エネルギー「ドラグニウム」から来ている。

人物

マナとノーマの秘密も知っており、ノーマに対しての特別な差別意識は無い。物静かな佇まいをしていることもあり、一見すると善良な紳士のようだが、その本質は独善的で傲慢。確かに彼は他人に対する差別意識はないが、これは自分以外のすべてを玩具としてしか見ていないため。美しい者の絶望を愉しむなど本性は極めて残忍。

また、女性に対して「新しい何かを生み出す母としての役割」があるとして一定の敬意をもっているのも彼の特徴である。しかし同時に「世界の調律者」である自分は全ての女性を支配して当然だと考えている。そのため気に入った女性を見つけると「コレクション」してしまうというとんでもない趣味がある。人の心と体をたやすく操れるエンブリヲに対抗できる女性はほとんどおらず、彼のお眼鏡にかなった女性は彼の虜になってしまう。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦V
初登場作品。第21話からの登場で、原作の時期よりも早いタイミングとなっている。本編中では原作以上に非道な所業の限りを尽くし、多くの他作品の人物たちとも関係や因縁を持つなど、本作の悪役の中でも屈指の存在感を放つ活躍ぶりを見せる。原作同様中断メッセージにも登場し、セリフ回しが原作の立ち回りを知っていると憎らしい。
本作では元々は物語の舞台の一つである宇宙世紀世界の住人だったが約3000年前にラグナメイルを率いてミケーネ帝国と争い、その戦争とゲッター線の暴走によって宇宙世紀世界の文明が壊滅したのを機に西暦世界へ転移し、そこで始祖連合国を作り上げ西暦世界を支配しており、レナードらアマルガムや西暦世界のもう一人の巨悪であるエグゼブ達と組んで暗躍。通常ルートの最終局面でアンジュだけではなく、各作品の女性ヒロイン達を何人か攫って「花嫁」にすると称して手駒にしようとする(無論、恋人持ちどころかもいるがそれすらも無視)。
しかし、クロスオーバーに伴う強力な障害も当然存在しているのだが、自分の能力に絶対の自信を持つが故がそんな物が存在しているなど、全く考えていない節がある。それどころか、利用目的で近づいた筈の相手に逆に騙されたり裏切られるなどの失敗を何度も犯しており、原作と比べると滑稽な印象が強い。
最終的には不死身のからくりを暴かれ、戦闘に参加している女性陣全員に罵詈雑言を浴びせられながら撃破され敗北。それでも攫った女達を道連れにしようと悪足掻きをするがレナードの裏切りで同士討ちをする事態になり、更なる傷を負った所でトドメを刺されるという、あまりにも無様な最期を遂げた。そして、すぐ後に西暦世界の真の支配者であるブラックノワールが出現、彼は巨大な悪の掌で踊らされていた道化に過ぎなかったという事実が明かされるのだった。

パイロットステータス

精神コマンド

信頼応援祝福激励期待
戦闘用のコマンドが最後を除いて一切無い。エンブリヲのキャラを考えるにどれもこれも一方的な物であろう。

特殊技能(特殊スキル)

天才2回行動ガードL3、再攻撃サイズ差補正無視L3、気力+ボーナス、プレッシャーL4

人間関係

ジル
彼女にとっての怨敵。彼女からは皮肉を込めて「神様」と呼ばれる。
アンジュ
自ら計画達成に必要な彼女を手中に収めようとしていたが、エンブリヲの洗脳を乗り越えたことで彼女へ更なる執着を示す。
一方、アンジュからは「滅絶に値する敵」として認識されている。恋愛云々の相手ではなく、最終的には「見つけ次第殺す」相手として見られることに。
モモカ・荻野目
彼女も洗脳を自力で振り払った女性だが、好みでは無かった模様。
サリア
アンジュに撃墜された後に救い、部下にする。しかしアンジュへの嫉妬心からアンジュの捕獲任務に乗り気ではなく、失敗した際にお尻を叩いて叱責している。
エルシャ
虐殺で死んだ子供を蘇生することで部下にする。しかし後の戦闘で再び死んだ子供の蘇生を断ったためにエルシャはいいように利用されていることを悟り騎士団を離反する。
クリス
死にかけていたところを救い部下にする。「唯一の友達」という形で自分に依存させる。
ヒルダ
原作では特に絡まないが、『V』ではテオドーラに乗り換えた彼女と戦わせるとヒルダを誘惑しようとする。が、当然ながら一蹴される。
ターニャイルマ
彼女たちを捕獲した後、篭絡し部下にする。最終的には捨て駒にした。
ジュリオ・飛鳥・ミスルギ
自分の理想を曲解し、勝手にアルゼナルへの虐殺行為を指揮した彼を粛清する。
シルヴィア・斑鳩・ミスルギ
彼女を保護する。『V』では人質にするが、効果は無かった。
タスク
「旧人類の生き残り」と見下す。
アンジュとの関係を知った時は殺意を剥き出した。
ナオミ
PS Vitaソフト『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞tr.』の主人公。ルートによっては、彼女の影響を受けて(良い意味で)変化する。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

ベルナデット・ブリエットベラ・ロナ
『V』通常ルートでは彼女たちも花嫁候補として拉致している。
ロード・ジブリール
V』では彼を拾い上げ部下とするがジュリオ同様自分の目的を都合よく解釈する彼を見限り抹殺する。
カガリ・ユラ・アスハマリナ・イスマイール
『V』では彼女達を罠にかけて、自分の妾とするため拉致する。
不幸中の幸いというべきかアンジュがされたような感覚の操作などの辱めは受けなかったようだが、その紳士の皮を被った醜悪な人間性は2人から当然の如く拒絶されていた。
ラクス・クライン
『V』は彼女にも目を付け拉致する。
困難ルートでは彼女だけを拉致しており、手籠めにしようとした背景には、古の民から別れたコーディネーターの姫を自分に跪かせたいという下劣な思惑があり、当人からはそれを見透かされていた。
実は彼女はエンブリヲを破るための「永遠語り」の歌を代々受け継いでおり、本来なら最優先で始末しなければならない抹殺対象だったのだが、それを知らなかった為にアンジュに執着してる間にまんまと逃げられるという大ポカをやらかしてしまう。
結果、時空の狭間から追い出されてしまう事態となり憎悪を剥き出しにして対峙するが、彼女から「最低の人間」と評されると同時にその孤独な境遇から「可哀想な人」と哀れみを送られてしまい、それが罵倒されるよりも屈辱的な返しだった為に更に激高する事になった。
イオリア・シュヘンベルグ
『V』ではかつて彼を同士に誘っているが拒絶されている。
後に彼はエンブリヲも知らなかった世界の真実に辿りついていた事が判明する。
リボンズ・アルマーク
『V』では直接関わる場面は無いが、かつてエンブリヲを一時的にとはいえ出し抜くことに成功した数少ない人物である。

リアル系

レナード・テスタロッサ
V』では彼の能力や目的に目を付け、協力関係を築くが、互いに見下しあっている(ことにレナードには内心見下されてる以上に嫌悪されてる感がある)。
流石のレナードもエンブリヲの見境のないハーレム願望には呆れており、最終的に滑稽かつ醜悪極まりないエンブリヲの姿を見て改心するに至った。
ソフィア
『V』ではエンブリヲの非道な所業の数々に自省し、最終的にはレナード同様改心するに至る。
ゲイツ
『V』では西暦世界ルート第37話にて、アンジュを捕らえるための刺客としてアルゼナルに彼を差し向ける。アンジュ確保のための刺客に任命されたことを彼からは喜ばれていたが、当のエンブリヲは彼を捨て駒としか見なしておらず、彼の下品さを侮蔑していた。
北辰
『V』の困難ルートでは火星の後継者の壊滅後、残党共々彼も配下に迎える。
伊東真也
『V』では彼の心の闇に浸け込み、真ドラゴンの在り処を聞き出す。ちなみに、声が同じ
森雪ミスマル・ユリカテレサ・テスタロッサ
『V』通常ルートでは彼女たちも花嫁候補として拉致している。

スーパー系

ハーデス神
『V』では宇宙世紀世界ではるか昔に敵対し地球が壊滅するまで争った相手であり、彼からは「世界の破壊者」と呼ばれ憎悪される。
兜甲児
『V』では時空融合のためにマジンガーZEROEVA初号機を利用したことで、彼から強い怒りを抱かれる。
早乙女博士
『V』ではドラグニウム(ゲッター線)の研究者同士繋がりがあり、彼を蘇生させ真ドラゴンを奪取させることで地球艦隊・天駆の出航妨害を企てるが、逆に彼に真ドラゴンの完成に利用された挙句、彼から「科学者を名乗る資格無し」「ゲッター線の真髄を永遠に理解できない」と突きつけられ、激昂することに。
コーウェンスティンガー
『V』では早乙女博士同様、ドラグニウム(ゲッター線)の研究者として彼等を蘇らせた。
吉永サリー
『V』通常ルートでは彼女も花嫁候補として拉致している。
雷張ジョーウォルフガングカトリーヌ・ビトンショーグン・ミフネ
『V』ではエグゼブの意向で彼らを宇宙世紀世界へと転移させ、第8の使徒迎撃の対応に追われる自軍部隊と交戦するように仕向ける。
パープル
V』ではアンジュの処刑に彼を紹介する。
エグゼブ
『V』では彼とも結託し、時空融合によって三つの地球の滅亡を企てる。
ブラックノワール
『V』の西暦世界の真の黒幕。
西暦世界はエンブリヲがやって来た時点で彼(彼女?)の力で歪められており、その存在に気付かないまま世界に干渉した事で、彼(彼女?)のゲームに引きずり込まれる。死後、彼(彼女?)からは「自分の掌の上で遊んでいただけだった」と嘲笑されてしまう事に。

バンプレストオリジナル

ネバンリンナ
覚醒直後の彼女から地球人のサンプルとして観察されていた。クリス曰く「最悪の選択」。

名台詞

「どうしようもないな」
「本当に、どうしようもない」
第12話よりエンブリヲの第一声。国家元首達の会談を聞きながら、本を閉じて自分の席に向かいつつ発言。
「選択肢は二つ。1、『ドラゴンに全面降伏する』」
「2、『ドラゴンを全滅させる』」
「だから…3、『世界を作り直す』」
「全部壊してリセットする…害虫を殺し、土を入れ替え、正常な世界に」
国家元首達に提案したドラゴンへの対処の提案。ちなみに、3つ目の提案に対しジュリオは「素晴らしい!」と共感していた。
この事からジュリオは「世界からノーマを殲滅させる」事がエンブリヲの目的だと思っていた様子。
「全く酷い事をする…こんなことを許した覚えは無いんだが」
第13話より。突如アンジュの前に現れてアルゼナル襲撃の元凶がジュリオである事を知らせる。
エンブリヲからしてみれば、虐殺は自分の理想とは程遠い行為だったのだろう。
「アンジュ、君は美しい。君の怒りは純粋で白く、何よりも熱い。理不尽や不条理に立ち向かい焼き尽くす炎のように。気高く美しい炎。つまらないものを燃やしてその炎を汚してはいけない。だから…私がやろう。君の罪は私が背負う」
同話。怒りを滾らせ兄ジュリオを殺そうとするアンジュだったが寸前でエンブリヲが介入し止められる。直後、ヒステリカのディスコード・フェイザーを発動させジュリオを粛正するのだった。
「旧世界の人間たちは野蛮で好戦的でね、足りなければ奪い合い、満たされなければ怒る。まるで獣だった。彼らを滅亡から救うには人間を作り変えるしかない。そしてこの世界を創った」
「だが今度は堕落した。与えられることに慣れ、自ら考えることを放棄したんだ。君も見ただろう、誰かに命じられれば、いとも簡単に差別し虐殺する。彼らの腐った本性を」
「人間は何も変わっていない。本質的には邪悪で愚かなものだ」
第20話「神の求魂」にて。これまでの展開を見てきた視聴者からすれば、エンブリヲがそう言いたくなるのも仕方ないと思えるだろう。
……もっともそうするよう仕向けた本人が言っても説得力が希釈されるのも確かなのだが。
「何故だアンジュ!!無限の時間に無限の愛。私に支配されることの何が不満だというのだ!?」
「1000年の中から選んでやったというのに!私の愛を理解出来ぬ女など、もはや不要ッ!!」
第25話「時の彼方で」にて。当然ながらアンジュからは徹底的に拒絶される事になり……
「アンジュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
同話。断末魔の叫び。タスクに人間体を一刀両断され、残ったヒステリカも妄執の叫びをあげヴィルキスに手を伸ばすが、それはアンジュの罵倒により否定され、エンブリヲはアンジュの言葉通り塵に還った。
「今まで私は、調律者としてこの世界を見守っていた 実体を次元の狭間に置いたまま、まるで亡霊のように 新しい世界に私の実体が存在できる可能性は半々だ」
「もしかしたら、永遠に次元の狭間に取り残されてしまうかもしれない」
「私も生きてみたくなったのだよ。そのためなら多少の危険は覚悟の上だ」
「他に方法はない。チャンスは一度きりだ」
「だが、最後に君に叱られて。私は選択を誤っていないことを確信したよ、ナオミ」
「すまない、優しき乙女よ… 君と出会えてよかった。ありがとう」
PS Vitaソフト『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞tr.』より。
上記のゲーム版の主人公であるナオミとの交流によって、原作本編では考えられないようなきれいなエンブリヲが拝める。

迷台詞

「ドラマティック!!」
アンジュに催眠術をかけ無理やりキスをするが、術が解け反抗された際には、怒るどころか感激した。そして、彼女を手に入れようと異常なまでに執着し続けるようになり、この場面を覗き見ていたサリアはショックで身を震わせている。
そして、この時の判断が後に破滅に繋がっていく事となる
絶対的支配者であり続けた彼にとっては自分に服従せず対等の目線で語りかけてくれる女性の思いというものは、それが例え敵意であっても焦がれるものであったのかも知れないが、視聴者からは実はドMなのではないかと思われており、『V』においてもダメージを受けた際の戦闘台詞として採用されている。
「下らぬホラ話で我が妻を愚弄するか!」
「なんたる卑猥で破廉恥な真似を…! 許さんぞ、我が妻を陵辱するなど! 貴様の存在…全ての宇宙から消し去る!」
第24話「明日なき戦い」にて。タスクを挑発するが、逆に挑発され返され思わずムキになる。内容自体「お前が言うな」の極致であり、アンジュを既に自分の物にしているような言い方などに下劣な本性が見え隠れしている。そして付いたあだ名が「処女厨」であった。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

「フフフ、私は待っている。たとえ、何百年経とうともね…。だが、君が男性の場合はその限りではない。それだけは言っておこう」
V』の中断メッセージより。どこぞの王子伯爵にも通ずるゲスい台詞である。
「下らぬホラ話で愚弄するか! 『スーパーロボット大戦』は一人用のはずだ!」
「許さんぞ、我が妻と遊ぶなど! 貴様のセーブデータを全ての宇宙から消し去る!」
同じく中断メッセージより。元ネタの原作24話の会話からしてツッコミどころ満載なのだが、改変した結果余計に大人げない内容となっている。
「全ては…」
「私の求める新たな世界のため」
「そう、彼女達は…」
「この私に選ばれたのだよ」
「新たな世界を私と創るための女性…」
「そう! 新世界の花嫁となるのだ!!」
アンジュ「エンブリヲ!」
「心配はいらないよ、アンジュ。第一夫人は、君だから」
第50話通常ルート「終わりなき戦い」より。突如、戦場に現れ各作品のヒロインたちを一斉に拉致。そしてまさかのハーレム宣言に『クロスアンジュ』原作を知るユーザーもさすがに唖然とし、スパロボ補正で下衆の極地にまで至った。
ここまで来るともはや、エンブリヲは『生きていてはいけない存在』である。
なお、困難ルート「決戦の青き星々」では拉致する対象が一人だけになるため台詞が大幅に変更されているが、最後の台詞だけは変わらない。
「アンジュ! こうなれば、力ずくで君を…!」
アンジュ「何が、こうなれば…よ! 最初から、そうだったじゃない!」
サリア「そうでなければ、人の弱みに付け込むか…!」
エルシャ「人の大切にしているものを盾に取るか…!」
クリス「人を騙すか、じゃない!」
ロザリー「要するにロクでもないやり方しか出来ないってことだな!」
ヴィヴィアン「そこでクイズです! あいつに相応しい名前は何でしょう!」
ヒルダ「史上最悪のクズ野郎!」
サラマンディーネ「存在が許されない最低人間!」
「貴様等は…!」
ジル「エンブリヲ! お前は神でも、調律者でもない!」[1]
アンジュ「ただの下衆よ!」
「アンジュゥゥゥッ!! 私を愚弄するかぁぁぁぁっ!!」
第50話通常ルート「終わりなき戦い」/困難ルート「決戦の青き星々」より、アルゼナルメンバーとの戦闘前会話。徹底的に扱き下ろされており、最後のアンジュのシンプルかつそのまんまな罵声に激昂する。だが、彼への罵詈雑言はこれで終わりではなかった。
アンジュ「終わりだよ、エンブリヲ!」
「アンジュ!この私が選んでやったというのに……!」
ヒルダ「最後の最後まで…!」
サリア「上から目線で…!」
サラマンディーネ「みっともない真似を晒してくれる!」
マオ「この自意識過剰の…!」
リョーコ「カッコつけ野郎が!」
さやか「あなたみたいな男は…!」
ルナマリア「誰かを愛する資格もなければ…!」
ファ「愛される資格もない!」
ルー「そういうわけだから…!」
エル「そのおかしな髪型を…!」
マリーダ「二度と私達に見せるな!」
プル「あっち行け、ヘンタイ!」
プルツー「こっち見るな、ヘンタイ!」
アスカ「消えろ、最低男!」
マリ「さっさと爆発しな、クズヤロー!」
レイ「さようなら」
「私の愛を理解出来ぬ女など…もはや不要ッ!!」
同話での撃破時の会話。
自らを「調律者」と嘯き、卑怯かつ愚劣な手段で数多の女性の尊厳を踏み躙り、辱め、弄ぶ……まさに『下衆の極み』とも言うべき正真正銘の女の敵を前に、ついにアンジュ達のみならず地球艦隊・天駆の女性陣の怒りが爆発し、徹底的に罵詈雑言を浴びせられる。
過去のゲス共を軽く超える所業の数々をやらかしたとあっては、この対応はある意味当然か。そして最期は原作同様にアンジュの一撃を喰らって消滅した。スパロボ史上、これほど惨めでみっともない最期を遂げたボスは他には存在しないだろう。

搭乗機体・関連機体

ラグナメイル
エンブリヲによって製造・保有する7機の絶対兵器。
中でも、ヒステリカはエンブリヲが操るのだが、コクピットには直接搭乗せず、肩に乗って機体を操っている。それも当然で、ヒステリカはエンブリヲのもう一つの身体そのものである。

余談

  • エンブリヲの名の由来である「embryo」とは「胎芽、胚」を意味する。
  • 視聴者からのあだ名は「ブリヲ」や「鰤男」等々。
  • OPにてエンブリヲが振り向くと同時にアンジュの服が脱げる演出があった事から「眼力で(服を)脱がすマン」というあだ名も付けられた。
    • 後に催眠術等でアンジュを攻めた際にアンジュの服が脱げた。つまり、本当に眼力で脱がした
  • エンブリヲの異名である「ハイゼンベルクの悪魔」のハイゼンベルクとは、ドイツの理論物理学者ヴェルナー・カール・ハイゼンベルクからきていると思われている。
    • ちなみに、ハイゼンベルクは行列力学と不確定性原理によって量子力学に絶大な貢献をした人物である。
  1. 彼女の生存フラグ未成立の場合は、サリアが同様の事を述べる