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− | 潜水艦「[[トゥアハー・デ・ダナン]]」の艦長。愛称は'''テッサ''' | + | 潜水艦「[[トゥアハー・デ・ダナン]]」の艦長。愛称は'''テッサ'''で、[[小説]]の地の文でもこの表記。 |
− | [[ウィスパード]] | + | [[ウィスパード]]であり恐ろしく頭が良く指揮能力にも長ける有能な人物だが、普段はとてもそうとは思えないほどのドジっ娘。特に運動神経は壊滅的で、何もないところで転んでしまうのが日常になっているほど。ただし、水泳(特に潜水)だけは非常に得意。普段は穏やかで天然ボケ気味な年相応に幼い部分を持つ少女だが、軍人社会に揉まれてきたためしたたかな一面も併せ持っている。 |
− | 幼少期からのウィスパードとしての能力を発揮しており、双子の兄である[[レナード・テスタロッサ]] | + | 幼少期からのウィスパードとしての能力を発揮しており、双子の兄である[[レナード・テスタロッサ]]とともにECSの基礎理論を確立した。だが、自らの作った理論を応用した[[核ミサイル]]が大量の犠牲者を出してしまったことを知り、[[ミスリル]]へと入隊。贖罪のためあえて[[科学者・技術者|科学者]]としてではなく自ら陣頭に立つことを選ぶ。当初は年若い少女が上官ということで部下たちから反発され嫌がらせすら受けることもあったが、いざ実戦となった際にすさまじい能力と胆力を見せつけて信頼を獲得。今では部下たちからも半ばアイドル視され絶大な信頼を寄せられており、彼女も部下たちをとても大切にしているため隊の結束は固い。 |
− | + | ウィスパードとしての能力は兄レナードに比べると数段劣るため劣等感を感じており、彼からは「出来の悪い妹」と呼ばれる事もある。元々は仲は良かったが、劣等感やさる事情もあって不仲気味になり、レナードが[[アマルガム]]に所属していることを知ったことで完全に決別した。 | |
− | + | 何故か寝ぼけると極端に気配が薄くなり、歴戦の兵士である[[相良宗介|宗介]]や[[メリッサ・マオ|マオ]]ですら反応できなくなる。そのステルスっぷりは2時間おきに目を覚ます宗介の寝床に気づかれないまま潜り込んでみせるほど(ただし、テッサ本人に自覚はない)。 | |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
− | + | 搭乗機が潜水艦という性質上、JとWでは[[スポット参戦]]のみ。第3次Z時獄篇ではたびたびスポット参戦した後、終盤に加入する。トゥアハー・デ・ダナン単機大気圏突破という空前絶後のイベントを経て、自軍に加わるのである。序盤~中盤は[[海]]を、終盤は[[宇宙|星の海]]を駆ける。 | |
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | ||
− | : | + | :PV第1弾に登場。海がステージの舞台で何度か現れては[[Z-BLUE|自軍]]を援護してくれる他、自軍の[[まとめ役|首脳陣]]に混じって事態の推理を行う等、JやWに比べると出番は極めて豊富。 |
− | : | + | :終盤には上記の通り、宇宙用に改修された[[トゥアハー・デ・ダナン|ダナン]]と共に、スパロボでは初の自軍への正式加入を果たす。正式加入後もダナンの武器性能はそのままなので、即戦力となってくれる。 |
+ | :今回は長期間攫われることはない。また、ルートによっては[[ファイヤバグ]]に姫として付け狙われることになる。 | ||
+ | :なお、[[リチャード・ヘンリー・マデューカス|マデューカス]]共々ダメージ上昇系のコマンドが無いため火力では一歩譲る。[[アクエリオンEVOL]]同様の射程外から再攻撃作戦が有効。 | ||
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | ||
− | :引き続き登場。海のマップではほぼ出番有りで、海つながりで[[翠星のガルガンティア]] | + | :引き続き登場。海のマップではほぼ出番有りで、海つながりで[[翠星のガルガンティア]]の面々と絡み、後に「'''海の女帝'''」の名を戴くことになる。 |
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
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:初参戦作品。長射程の援護に加え、[[祝福]]を覚えるのでサポート向き。 | :初参戦作品。長射程の援護に加え、[[祝福]]を覚えるのでサポート向き。 | ||
;[[スーパーロボット大戦W]] | ;[[スーパーロボット大戦W]] | ||
− | : | + | :[[千鳥かなめ|かなめ]]共々よく攫われるが、先に帰ってくる。 |
== パイロットステータス設定の傾向 == | == パイロットステータス設定の傾向 == | ||
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=== エースボーナス === | === エースボーナス === | ||
;指揮範囲内の味方ユニットの獲得経験値、獲得資金1.2倍 | ;指揮範囲内の味方ユニットの獲得経験値、獲得資金1.2倍 | ||
− | :[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]] | + | :[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]。なかなか有用なボーナスなのだが、肝心の参入が終盤も終盤の第55話。それまでは[[スポット参戦]]ばかりなので撃墜数が稼ぎ辛く、2周目以降で獲得しても生かせる場面が少ない、と微妙に不遇。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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:部下。片思いの相手。 | :部下。片思いの相手。 | ||
;[[メリッサ・マオ]] | ;[[メリッサ・マオ]] | ||
− | : | + | :[[軍階級|階級]]や[[年齢]]を越えた対等の友人。しかし、彼女がテッサの部屋に残したゴミと行動が思わぬ悲劇を生むことに…(後述)。 |
;[[リチャード・ヘンリー・マデューカス]] | ;[[リチャード・ヘンリー・マデューカス]] | ||
:副官。父親の元戦友という関係で親代わりのような人物でもある。やや過保護気味。 | :副官。父親の元戦友という関係で親代わりのような人物でもある。やや過保護気味。 | ||
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:ダナンの制御AI。ダナン共々、テッサに取ってはある意味で娘とも言える存在。 | :ダナンの制御AI。ダナン共々、テッサに取ってはある意味で娘とも言える存在。 | ||
;キリー・B・セイラー | ;キリー・B・セイラー | ||
− | : | + | :「踊るベリー・メリー・クリスマス」で一時期行動をともにしている。実は、かつて父カールが艦長を務めていた潜水艦の乗員だった。 |
;クララ・マオ | ;クララ・マオ | ||
− | : | + | :マオとクルツの娘で、テッサによって「クララ」と命名される。 |
;田中美兎 | ;田中美兎 | ||
:TRPGリプレイ作品『アンダカヴァ』に登場するウィスパード。彼女の窮地にテッサが共振して助けた事がある。 | :TRPGリプレイ作品『アンダカヴァ』に登場するウィスパード。彼女の窮地にテッサが共振して助けた事がある。 | ||
− | :なお、'''共振とは関係なく彼女が喋るとたまにテッサが天の声として降ってくる''' | + | :なお、'''共振とは関係なく彼女が喋るとたまにテッサが天の声として降ってくる'''(美兎のプレイヤーはテッサ役の[[声優]]であるゆかな氏であるため)。 |
== 他作品の人間関係 == | == 他作品の人間関係 == | ||
=== リアル系 === | === リアル系 === | ||
;[[ホシノ・ルリ]] | ;[[ホシノ・ルリ]] | ||
− | : | + | :[[スーパーロボット大戦J|J]]・[[スーパーロボット大戦W|W]]にて共演。度々信頼する様子を見せる。 |
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:Wでは月面にいる彼から宗介を通じて[[Xエステバリス改]]の改良案を依頼され、完成に漕ぎ着けさせた。 | :Wでは月面にいる彼から宗介を通じて[[Xエステバリス改]]の改良案を依頼され、完成に漕ぎ着けさせた。 | ||
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:[[Another Century's Episode:R|ACE:R]]では彼女に千鳥諸共拉致される。 | :[[Another Century's Episode:R|ACE:R]]では彼女に千鳥諸共拉致される。 | ||
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;[[レイアム・ボーリンネア]] | ;[[レイアム・ボーリンネア]] | ||
:[[第3次Z]]では[[ミスリル]][[相良宗介|の]][[クルツ・ウェーバー|面]][[メリッサ・マオ|々]]を除く[[Z-BLUE|自軍部隊]]に顔を見せる前に彼女のような貫禄ある人物と思われていた。 | :[[第3次Z]]では[[ミスリル]][[相良宗介|の]][[クルツ・ウェーバー|面]][[メリッサ・マオ|々]]を除く[[Z-BLUE|自軍部隊]]に顔を見せる前に彼女のような貫禄ある人物と思われていた。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
;「いいえ、私の部下は最高です」 | ;「いいえ、私の部下は最高です」 | ||
− | : | + | :「癖のある部下ばかりで苦労しているな」とミスリルの創始者マロリー卿に慰労されての返事。その声音と表情には嘘偽りを感じさせない。 |
;「要するに――わたしはあなたたちのような、おりこうぶって気取った<ruby><rb>クソ野郎</rb><rt>ファッキン・シット</rt></ruby>が死ぬほど嫌いなんです。これでわかりましたか?」 | ;「要するに――わたしはあなたたちのような、おりこうぶって気取った<ruby><rb>クソ野郎</rb><rt>ファッキン・シット</rt></ruby>が死ぬほど嫌いなんです。これでわかりましたか?」 | ||
− | : | + | :「つどうメイク・マイ・デイ」にて、現れた[[アマルガム]]の一員で[[レナード・テスタロッサ|レナード]]の部下であるファウラーに対して。 |
+ | :普段の彼女からすれば絶対に出る事の無い台詞に、その場にいた部下たちも驚いていた。 | ||
:尚、その後の部下の反応を見ると'''どうやら、この台詞は無意識だったらしい。''' | :尚、その後の部下の反応を見ると'''どうやら、この台詞は無意識だったらしい。''' | ||
;「まっぴらごめんです」 | ;「まっぴらごめんです」 | ||
− | :最終決戦の後、ボーダからTDD- | + | :最終決戦の後、ボーダからTDD-2の建造を打診されての反論。兄との決着もついて戦う理由も無くなったテッサは、普通の女の子に戻る事を既に決めていた。 |
== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
;「もちろんです。私はサブマリナー…つまり水商売の人です!」 | ;「もちろんです。私はサブマリナー…つまり水商売の人です!」 | ||
− | : | + | :[[フルメタル・パニック?ふもっふ|ふもっふ]]『女神の来日・受難編』より。テッサがプールでおぼれたと勘違いして逆におぼれた[[相良宗介|宗介]]を介抱する際に、[[千鳥かなめ|かなめ]]にそんなことできるのかと聞かれた際の返答。明らかに悪い方向に意味が間違っている。 |
− | ; | + | ;「合衆国海軍の応急処置マニュアルによれば、この場合は人工呼吸ですっ! 絶対にそうですっ!! 要救助者の気導を確保! 近い口に鼻をつまんで唇を重ねますっ! 恥ずかしいけど、挫けませんっ!! では失礼して…サガラさん…。」 |
− | :上記の台詞の後に人工呼吸を行うために介抱の仕方を周囲に力説するが、''' | + | :上記の台詞の後に人工呼吸を行うために介抱の仕方を周囲に力説するが、'''どさくさ紛れに宗介の[[キスシーン|ファーストキス]]を奪おうとしている'''という魂胆が見え見えであり、当然かなめに髪を引っ張られて止められた。 |
:なお、この時宗介は気絶しながらも唸っておりこの状態なら別に人工呼吸自体必要ない(ちなみに宗介はキスについては、呼吸停止した人間に対しての人工呼吸のことを「俺は'''様々な男たちとキスをしてきた'''」という程度の観念しかない)。 | :なお、この時宗介は気絶しながらも唸っておりこの状態なら別に人工呼吸自体必要ない(ちなみに宗介はキスについては、呼吸停止した人間に対しての人工呼吸のことを「俺は'''様々な男たちとキスをしてきた'''」という程度の観念しかない)。 | ||
;「もう食べられませんよぉ~…」<br/>「構いません、発射しちゃいましょう♪」 | ;「もう食べられませんよぉ~…」<br/>「構いません、発射しちゃいましょう♪」 | ||
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:前者の台詞にかなめは'''「古典的な寝言ほざいてんじゃねーわよ!?」'''と激昂し、後者の台詞には宗介が'''「何をだ?」'''と大まじめに反応していた。 | :前者の台詞にかなめは'''「古典的な寝言ほざいてんじゃねーわよ!?」'''と激昂し、後者の台詞には宗介が'''「何をだ?」'''と大まじめに反応していた。 | ||
;「大好きなの。―だから、嫌いにならないで。」 | ;「大好きなの。―だから、嫌いにならないで。」 | ||
− | :短編「わりとヒマな戦隊長の一日」より。[[メリダ島]] | + | :短編「わりとヒマな戦隊長の一日」より。[[メリダ島]]での任務を終え、[[東京]]へ帰還しようとする宗介に前日迷惑をかけたことへの謝罪をした後の台詞。 |
+ | :これだけなら名台詞のようだが、宗介は前日テッサが酔って自分に絡んできたことと彼女が部屋で飲酒していると言う噂から、'''酒が大好きだと告白したと勘違いし、「酒は健康に悪いからやめた方が良い」と説得しながら去って行った。 | ||
+ | :'''あまりのアレっぷりに、テッサもこの後[[メリッサ・マオ|マオ]]に「あの人本当にダメです」と愚痴っていた。ちなみに、テッサに酒を飲ませたのも、彼女の部屋に缶ビールのゴミを残したのもマオである。 | ||
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
− | + | === [[Zシリーズ]] === | |
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;(拒否されるなんて…。キリコ・キュービィー…忘れませんからね) | ;(拒否されるなんて…。キリコ・キュービィー…忘れませんからね) | ||
− | : | + | :[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]第30話のビンゴ大会にて1位景品である「テッサのキス」を[[キリコ・キュービィー|キリコ]]に拒否されて。意外と粘着質でプライドが高いところがあるのだろうか……? |
− | :また、考えようによっては拒否されたことを根に持つということは''' | + | :また、考えようによっては拒否されたことを根に持つということは'''「キリコにキスをする覚悟はあった」'''とも解釈できる。 |
− | ;テッサ「水陸両用の器用貧乏に負ける事があったら、私は二度と海に出ないつもりです」<br/> | + | ;テッサ「水陸両用の器用貧乏に負ける事があったら、私は二度と海に出ないつもりです」<br/>[[リチャード・ヘンリー・マデューカス|マデューカス]]「無論、私もです」 |
− | : | + | :第3次Z時獄篇[[メリダ島]]ルート第47話「大西洋の死闘」にて、[[ズゴック]]相手の戦闘前会話。旧式とは言え、[[ジオン公国軍|ジオン]]の傑作機相手に器用貧乏とは随分な物言いである…。 |
− | + | :実際、その[[ゴッグ|器用貧乏]]に[[IMPACT|追いつめられるスパロボ]]もあるし、[[ゲッター3]]の立場があったものではない。なお、今作においてもその器用貧乏に取り囲まれると手も足も出なくなるのは、ここだけの話である。 | |
− | ;「カナメさん、いきます!」<br/> | + | ;「カナメさん、いきます!」<br/>「[[トゥアハー・デ・ダナン]]、浮上!」 |
− | : | + | :第3次Z時獄篇終盤にて、アマルガムの部隊に包囲された際の指示([[DVE]])。 |
+ | :各機を収容した後に発令されたこの指示に答えて、レディ・チャペルの[[千鳥かなめ|かなめ]]がシステムを起動。[[ケルト神話]]の女神の名を冠された潜水艦が、[[宇宙|星の海]]へと舞い上がる。 | ||
;「所詮はナイーブなお坊ちゃんなんですね」 | ;「所詮はナイーブなお坊ちゃんなんですね」 | ||
− | : | + | :第3次Z時獄篇における[[シャア・アズナブル|シャア]]への台詞。[[レナード・テスタロッサ|兄]]のことを思い出したのか、微妙に黒い。 |
− | ; | + | ;マデューカス「後は[[ジェミニス]]と地球連邦内の[[クロノ]]を倒せば、人類は一つになるのですな」<BR/>テッサ「ええ。その後は、かねてから計画されていた例の……」 |
− | : | + | :第3次Z時獄篇第58話「いがみ合う双子」より。この直後に[[サイガス・エイロニー|サイガス]]の艦隊が現れて会話が中断されてしまったため内容は不明。ミスリルが計画していたとなると……。 |
+ | === 携帯機シリーズ === | ||
+ | ;かなめ「はぁ……今日はクリスマス・イブ……ついでにあたしの誕生日でもあるのに」<BR/>テッサ「そして、私の誕生日でもあります」<BR/>「私とカナメさんの[[スーパーロボット大戦参戦キャラクターの誕生日|誕生日]]は12月24日……まったく同じ日に生まれたんです」 | ||
+ | :[[スーパーロボット大戦W|W]]第42話「帰るべきデイ・バイ・デイ」にて。原作における[[ウィスパード]]の存在に関する伏線となっている。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *原作者である賀東招二氏によると、元々連載前のプロット段階における[[ヒロイン]]はテッサであったらしいのだが、[[主人公]]の[[年齢]]を読者層と合わせたことによって、[[千鳥かなめ|かなめ]]に持って行かれたらしい。 |
== 商品情報 == | == 商品情報 == |
2015年5月12日 (火) 19:00時点における版
テレサ・テスタロッサ(Teresa Testarossa)
- 登場作品:フルメタル・パニックシリーズ
- 声優:ゆかな(TV版)、南央美(ドラマCD版)
- 種族:地球人(アメリカ人)
- 性別:女
- 所属:ミスリル
- 階級:大佐
- 年齢:16歳
- 生年月日:1981年12月24日
- コールサイン:アンスズ
潜水艦「トゥアハー・デ・ダナン」の艦長。愛称はテッサで、小説の地の文でもこの表記。
ウィスパードであり恐ろしく頭が良く指揮能力にも長ける有能な人物だが、普段はとてもそうとは思えないほどのドジっ娘。特に運動神経は壊滅的で、何もないところで転んでしまうのが日常になっているほど。ただし、水泳(特に潜水)だけは非常に得意。普段は穏やかで天然ボケ気味な年相応に幼い部分を持つ少女だが、軍人社会に揉まれてきたためしたたかな一面も併せ持っている。
幼少期からのウィスパードとしての能力を発揮しており、双子の兄であるレナード・テスタロッサとともにECSの基礎理論を確立した。だが、自らの作った理論を応用した核ミサイルが大量の犠牲者を出してしまったことを知り、ミスリルへと入隊。贖罪のためあえて科学者としてではなく自ら陣頭に立つことを選ぶ。当初は年若い少女が上官ということで部下たちから反発され嫌がらせすら受けることもあったが、いざ実戦となった際にすさまじい能力と胆力を見せつけて信頼を獲得。今では部下たちからも半ばアイドル視され絶大な信頼を寄せられており、彼女も部下たちをとても大切にしているため隊の結束は固い。
ウィスパードとしての能力は兄レナードに比べると数段劣るため劣等感を感じており、彼からは「出来の悪い妹」と呼ばれる事もある。元々は仲は良かったが、劣等感やさる事情もあって不仲気味になり、レナードがアマルガムに所属していることを知ったことで完全に決別した。
何故か寝ぼけると極端に気配が薄くなり、歴戦の兵士である宗介やマオですら反応できなくなる。そのステルスっぷりは2時間おきに目を覚ます宗介の寝床に気づかれないまま潜り込んでみせるほど(ただし、テッサ本人に自覚はない)。
登場作品と役柄
搭乗機が潜水艦という性質上、JとWではスポット参戦のみ。第3次Z時獄篇ではたびたびスポット参戦した後、終盤に加入する。トゥアハー・デ・ダナン単機大気圏突破という空前絶後のイベントを経て、自軍に加わるのである。序盤~中盤は海を、終盤は星の海を駆ける。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- PV第1弾に登場。海がステージの舞台で何度か現れては自軍を援護してくれる他、自軍の首脳陣に混じって事態の推理を行う等、JやWに比べると出番は極めて豊富。
- 終盤には上記の通り、宇宙用に改修されたダナンと共に、スパロボでは初の自軍への正式加入を果たす。正式加入後もダナンの武器性能はそのままなので、即戦力となってくれる。
- 今回は長期間攫われることはない。また、ルートによってはファイヤバグに姫として付け狙われることになる。
- なお、マデューカス共々ダメージ上昇系のコマンドが無いため火力では一歩譲る。アクエリオンEVOL同様の射程外から再攻撃作戦が有効。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 引き続き登場。海のマップではほぼ出番有りで、海つながりで翠星のガルガンティアの面々と絡み、後に「海の女帝」の名を戴くことになる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 初参戦作品。長射程の援護に加え、祝福を覚えるのでサポート向き。
- スーパーロボット大戦W
- かなめ共々よく攫われるが、先に帰ってくる。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
潜水艦乗りということで射撃・命中に優れる。特筆すべきはSPの高さで、参戦作品ではいずれも上位に食い込む。一方防御の方は壊滅的に低く、一発の被弾が命取りとなる。時獄篇では成長タイプが「射撃型・防御」だが、元が低いため養成無しでは危険。
精神コマンド
特殊技能
エースボーナス
- 指揮範囲内の味方ユニットの獲得経験値、獲得資金1.2倍
- 第3次Z時獄篇。なかなか有用なボーナスなのだが、肝心の参入が終盤も終盤の第55話。それまではスポット参戦ばかりなので撃墜数が稼ぎ辛く、2周目以降で獲得しても生かせる場面が少ない、と微妙に不遇。
人間関係
- バニ・モラウタ
- 一番仲の良いボーイフレンド。彼もミスリル研究部所属のウィスパードだったが、ささやきに乗っ取られて自殺してしまう。SRW未登場。
- 相良宗介
- 部下。片思いの相手。
- メリッサ・マオ
- 階級や年齢を越えた対等の友人。しかし、彼女がテッサの部屋に残したゴミと行動が思わぬ悲劇を生むことに…(後述)。
- リチャード・ヘンリー・マデューカス
- 副官。父親の元戦友という関係で親代わりのような人物でもある。やや過保護気味。
- アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン
- 部下。後に離反される。
- 千鳥かなめ
- 同じウィスパードの友人。宗介のことで争った時期もあった。
- レナード・テスタロッサ
- 双子の兄。テッサのことを「出来の悪い妹」と呼ぶアマルガム幹部。
- ダーナ
- ダナンの制御AI。ダナン共々、テッサに取ってはある意味で娘とも言える存在。
- キリー・B・セイラー
- 「踊るベリー・メリー・クリスマス」で一時期行動をともにしている。実は、かつて父カールが艦長を務めていた潜水艦の乗員だった。
- クララ・マオ
- マオとクルツの娘で、テッサによって「クララ」と命名される。
- 田中美兎
- TRPGリプレイ作品『アンダカヴァ』に登場するウィスパード。彼女の窮地にテッサが共振して助けた事がある。
- なお、共振とは関係なく彼女が喋るとたまにテッサが天の声として降ってくる(美兎のプレイヤーはテッサ役の声優であるゆかな氏であるため)。
他作品の人間関係
リアル系
- ホシノ・ルリ
- J・Wにて共演。度々信頼する様子を見せる。
- ウリバタケ・セイヤ
- Wでは月面にいる彼から宗介を通じてXエステバリス改の改良案を依頼され、完成に漕ぎ着けさせた。
- グレイス・オコナー
- ACE:Rでは彼女に千鳥諸共拉致される。
- 紅月カレン
- 第3次Z時獄篇では、かなめと共に友人になる。
ガンダムシリーズ
- バナージ・リンクス、シン・アスカ
- 第3次Z時獄篇で、ビンゴ大会の1等賞が自分のキスだと知った彼らが狂喜乱舞される事に。タケルとかも相当なので彼だけが悪いわけではない。
- レイアム・ボーリンネア
- 第3次Zではミスリルの面々を除く自軍部隊に顔を見せる前に彼女のような貫禄ある人物と思われていた。
- ブライト・ノア
- 第3次Z時獄篇にて些細な理由で「負けたら裸で基地一周」という約束の下マオとの私闘に臨んだことを娘(チェーミン・ノア。SRW未登場)を持つ父親であるブライトから叱責される。
- 第3次Z天獄篇ボーナスシナリオ「強きことは美しき哉II」ではミスコン騒動の責任者として、テッサはスメラギと共にブライトから説教されている。
名台詞
- 「いいえ、私の部下は最高です」
- 「癖のある部下ばかりで苦労しているな」とミスリルの創始者マロリー卿に慰労されての返事。その声音と表情には嘘偽りを感じさせない。
- 「要するに――わたしはあなたたちのような、おりこうぶって気取った
クソ野郎 が死ぬほど嫌いなんです。これでわかりましたか?」 - 「つどうメイク・マイ・デイ」にて、現れたアマルガムの一員でレナードの部下であるファウラーに対して。
- 普段の彼女からすれば絶対に出る事の無い台詞に、その場にいた部下たちも驚いていた。
- 尚、その後の部下の反応を見るとどうやら、この台詞は無意識だったらしい。
- 「まっぴらごめんです」
- 最終決戦の後、ボーダからTDD-2の建造を打診されての反論。兄との決着もついて戦う理由も無くなったテッサは、普通の女の子に戻る事を既に決めていた。
迷台詞
- 「もちろんです。私はサブマリナー…つまり水商売の人です!」
- ふもっふ『女神の来日・受難編』より。テッサがプールでおぼれたと勘違いして逆におぼれた宗介を介抱する際に、かなめにそんなことできるのかと聞かれた際の返答。明らかに悪い方向に意味が間違っている。
- 「合衆国海軍の応急処置マニュアルによれば、この場合は人工呼吸ですっ! 絶対にそうですっ!! 要救助者の気導を確保! 近い口に鼻をつまんで唇を重ねますっ! 恥ずかしいけど、挫けませんっ!! では失礼して…サガラさん…。」
- 上記の台詞の後に人工呼吸を行うために介抱の仕方を周囲に力説するが、どさくさ紛れに宗介のファーストキスを奪おうとしているという魂胆が見え見えであり、当然かなめに髪を引っ張られて止められた。
- なお、この時宗介は気絶しながらも唸っておりこの状態なら別に人工呼吸自体必要ない(ちなみに宗介はキスについては、呼吸停止した人間に対しての人工呼吸のことを「俺は様々な男たちとキスをしてきた」という程度の観念しかない)。
- 「もう食べられませんよぉ~…」
「構いません、発射しちゃいましょう♪」 - ふもっふ『女神の来日・温泉編』より。先述の通りの気配の薄さで、寝ぼけて宗介のベッドに潜り込み、かなめに叩き起こされた際の寝言。
- 前者の台詞にかなめは「古典的な寝言ほざいてんじゃねーわよ!?」と激昂し、後者の台詞には宗介が「何をだ?」と大まじめに反応していた。
- 「大好きなの。―だから、嫌いにならないで。」
- 短編「わりとヒマな戦隊長の一日」より。メリダ島での任務を終え、東京へ帰還しようとする宗介に前日迷惑をかけたことへの謝罪をした後の台詞。
- これだけなら名台詞のようだが、宗介は前日テッサが酔って自分に絡んできたことと彼女が部屋で飲酒していると言う噂から、酒が大好きだと告白したと勘違いし、「酒は健康に悪いからやめた方が良い」と説得しながら去って行った。
- あまりのアレっぷりに、テッサもこの後マオに「あの人本当にダメです」と愚痴っていた。ちなみに、テッサに酒を飲ませたのも、彼女の部屋に缶ビールのゴミを残したのもマオである。
スパロボシリーズの名台詞
Zシリーズ
- (拒否されるなんて…。キリコ・キュービィー…忘れませんからね)
- 第3次Z時獄篇第30話のビンゴ大会にて1位景品である「テッサのキス」をキリコに拒否されて。意外と粘着質でプライドが高いところがあるのだろうか……?
- また、考えようによっては拒否されたことを根に持つということは「キリコにキスをする覚悟はあった」とも解釈できる。
- テッサ「水陸両用の器用貧乏に負ける事があったら、私は二度と海に出ないつもりです」
マデューカス「無論、私もです」 - 第3次Z時獄篇メリダ島ルート第47話「大西洋の死闘」にて、ズゴック相手の戦闘前会話。旧式とは言え、ジオンの傑作機相手に器用貧乏とは随分な物言いである…。
- 実際、その器用貧乏に追いつめられるスパロボもあるし、ゲッター3の立場があったものではない。なお、今作においてもその器用貧乏に取り囲まれると手も足も出なくなるのは、ここだけの話である。
- 「カナメさん、いきます!」
「トゥアハー・デ・ダナン、浮上!」 - 第3次Z時獄篇終盤にて、アマルガムの部隊に包囲された際の指示(DVE)。
- 各機を収容した後に発令されたこの指示に答えて、レディ・チャペルのかなめがシステムを起動。ケルト神話の女神の名を冠された潜水艦が、星の海へと舞い上がる。
- 「所詮はナイーブなお坊ちゃんなんですね」
- 第3次Z時獄篇におけるシャアへの台詞。兄のことを思い出したのか、微妙に黒い。
- マデューカス「後はジェミニスと地球連邦内のクロノを倒せば、人類は一つになるのですな」
テッサ「ええ。その後は、かねてから計画されていた例の……」 - 第3次Z時獄篇第58話「いがみ合う双子」より。この直後にサイガスの艦隊が現れて会話が中断されてしまったため内容は不明。ミスリルが計画していたとなると……。
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- かなめ「はぁ……今日はクリスマス・イブ……ついでにあたしの誕生日でもあるのに」
テッサ「そして、私の誕生日でもあります」
「私とカナメさんの誕生日は12月24日……まったく同じ日に生まれたんです」 - W第42話「帰るべきデイ・バイ・デイ」にて。原作におけるウィスパードの存在に関する伏線となっている。
余談
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