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+ | 表向きは次期主力機開発を目的としているが、実際は開発担当者であるユーゼス個人の目的から開発された為、彼の掌握している第7艦隊にしか配備されていない。機体のコンセプトの類似点等からも、念動力能力者の指揮官専用機である[[ヴァイクル]]の発展型である可能性が非常に高い。 | ||
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+ | その奇抜な外見とは裏腹に次期主力機に相応しい非常に高性能な機体で、実質的にユーゼス専用機でもある試作1号機には、試作型の量子波動エンジンや[[念動力]]増幅装置の「カルケリア・パルス・ティルゲム」、更には単独ワープ機能である「クロスゲート・ドライブ・システム」も搭載され、後のジュデッカ(ユーゼス専用機)の開発に生かされている。装甲面は最終兵器である[[ズフィルード]]と同じく[[ズフィルード・クリスタル]]が使用されている為、自己再生機能も持ち合わせている。 | ||
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+ | 武装面に関しては、後に開発されるジュデッカと異なり、[[念動力]]に依存しない比較的に実用性や信頼性の高い物が備わっており、近接戦闘用としてエネルギー粒子状の剣撃武器である「フォトン・ソード」に[[エゼキエル]]と同様の「オルガ・キャノン」も装備しているが、エゼキエルが携行武器であったのに対し、本機は内蔵武器となっている。他にも広範囲への攻撃を目的とした実弾兵器型の[[MAPW]]である「タキス・ミサイル」、両腕部に4機ずつ搭載されている[[オールレンジ攻撃]]可能な小型砲塔の誘導兵器「アサシン・バグス」等、多種多様な武装を装備した重武装ぶりで、それに加えた最大の攻撃は、巨大なエネルギー状のリングで敵を拘束し圧殺する「ドラウプニール・リング」である。 | ||
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+ | 地球側の高性能な機体に対抗するには強力な機体が必要不可欠であると判断した為なのか、コストを無視した試作機でありながら十数台も生産されている。ただし、ユーゼスの試作1号機に比べると性能面には大きな差があり、試作1号機の場合は搭乗者であるユーゼスが単独任務で運用する事が多い為か、2号機以降よりも大幅にカスタマイズが行われていると思われる。量産機は主に上級指揮官用として運用される他、無人機としても運用可能。 | ||
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+ | なお、外見はヴァイクルの発展型とされている[[ヴァイクラン]]にも似ており、もしかしたらユーゼスが[[シヴァー・ゴッツォ]]に送った本機のデータをヴァイクルのデータと組み合わせてヴァイクランが開発された可能性もある。 | ||
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+ | 機体名は、13-14世紀イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリの叙事詩『神曲』の地獄篇に登場する、最も重い罪とされる「裏切り」の罪を犯した者が落とされる地獄の最深層「コキュートス」の四つに区切られた地名からとられている。この名称は、後に開発されるジュデッカの武装名の一つにもなっている。 | ||
− | + | === 劇中の様相 === | |
+ | [[バルマー戦役]]([[スーパーロボット大戦α|α]])の後半期にて、自らの独自の思惑から試作1号機に搭乗したユーゼスが単独で[[NERV]]のジオフロントに「クロスゲート・ドライブ・システム」で転移。そこに出撃してきた[[EVA弐号機]]を[[エンジェル・ハイロゥ]]のサイキックウェーブを利用した搭乗者の[[惣流・アスカ・ラングレー]]の精神への直接干渉によって沈黙させた後、今度は新たに出撃してきた[[EVA零号機改]]と交戦する。そこで、搭乗者の[[綾波レイ]]に興味を持ったユーゼスがズフィルード・クリスタルによって零号機ごと彼女を取り込もうと画策するも、零号機改の自爆によって失敗している。なお、その時にユーゼスのアンティノラには殆ど影響が無かった模様(装甲に幾分かのダメージはあったが、ズフィルード・クリスタルで修復した可能性が高い)。 | ||
− | + | その後は、宇宙にて[[ヴィレッタ・バディム]]や[[シャピロ・キーツ]]が搭乗する形で[[SDF|SDF艦隊]]の偵察部隊と交戦。シャピロの策略によって[[結城沙羅]]、[[リューネ・ゾルダーク]]、[[アヤ・コバヤシ]]らを誘拐し、[[人工知能]]で稼働する同型の機体に搭乗させて交戦させようと仕向ける<ref>この時、インターミッションでの選択時に「止めない」を選ぶと、沙羅達の搭乗させれているアンティノラの周辺に[[ハバクク]]が4機ずつ配置される等、更に厄介な事になる。</ref>が、[[藤原忍]]を始めとするメンバー達の説得によって失敗する。そこへ、ユーゼスの搭乗した試作1号機が[[サイバスター]]のラプラスコンピューターを狙って出現するも、[[シュウ・シラカワ]]の搭乗する[[グランゾン]]の介入もあって、最終的には失敗している。 | |
− | + | [[宇宙怪獣|STMC]]との決戦時は、シュウのグランゾンと[[イングラム・プリスケン]]の[[アストラナガン]]の共同で仕組んだティプラー・シリンダーを用いた罠によって第7ラオデキヤ艦隊ごと飛ばされた閉鎖空間より、宇宙怪獣の密集する中心の宙域にユーゼスの搭乗する試作1号機が単独で脱出。その場にいたシュウを含むSDF艦隊の面々を挑発し、自身を撃破させる事で自分自身を特異点に固定、クロスゲート化させる事で、彼等を第7ラオデキヤ艦隊の駐留している閉鎖空間へと強制シフトさせた。 | |
− | + | 閉鎖空間での第7ラオデキヤ艦隊との最終決戦では、[[オレアナ]]を中核とする[[キャンベル星人]]の軍勢と共に人工知能で稼働する数機のアンティノラが投入されるも、その時にはもはやSDF艦隊の敵では無かった。 | |
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == |
2023年9月1日 (金) 15:14時点における最新版
アンティノラ | |
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外国語表記 | Antenora |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 機動兵器 |
生産形態 | 試作機 |
コード |
|
全長 | 46.5 m |
重量 | 347.3 t |
動力 | 量子波動エンジン(試作1号機のみ) |
装甲材質 | ズフィルード・クリスタル |
所属 | ゼ・バルマリィ帝国(エアロゲイター)辺境銀河方面軍第7艦隊 |
主なパイロット |
ユーゼス・ゴッツォ ヴィレッタ・バディム |
アンティノラは『バンプレストオリジナル』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
人型の上半身に龍や人魚を想起させる下半身とかなり特異な外見から、地球側では「モノ・レッグ」のコードネームで呼称される。
機体概要 [編集 | ソースを編集]
辺境銀河方面軍第7艦隊副司令であるユーゼス・ゴッツォ騎爵が、ジュデッカの試作機として開発した機体。
表向きは次期主力機開発を目的としているが、実際は開発担当者であるユーゼス個人の目的から開発された為、彼の掌握している第7艦隊にしか配備されていない。機体のコンセプトの類似点等からも、念動力能力者の指揮官専用機であるヴァイクルの発展型である可能性が非常に高い。
その奇抜な外見とは裏腹に次期主力機に相応しい非常に高性能な機体で、実質的にユーゼス専用機でもある試作1号機には、試作型の量子波動エンジンや念動力増幅装置の「カルケリア・パルス・ティルゲム」、更には単独ワープ機能である「クロスゲート・ドライブ・システム」も搭載され、後のジュデッカ(ユーゼス専用機)の開発に生かされている。装甲面は最終兵器であるズフィルードと同じくズフィルード・クリスタルが使用されている為、自己再生機能も持ち合わせている。
武装面に関しては、後に開発されるジュデッカと異なり、念動力に依存しない比較的に実用性や信頼性の高い物が備わっており、近接戦闘用としてエネルギー粒子状の剣撃武器である「フォトン・ソード」にエゼキエルと同様の「オルガ・キャノン」も装備しているが、エゼキエルが携行武器であったのに対し、本機は内蔵武器となっている。他にも広範囲への攻撃を目的とした実弾兵器型のMAPWである「タキス・ミサイル」、両腕部に4機ずつ搭載されているオールレンジ攻撃可能な小型砲塔の誘導兵器「アサシン・バグス」等、多種多様な武装を装備した重武装ぶりで、それに加えた最大の攻撃は、巨大なエネルギー状のリングで敵を拘束し圧殺する「ドラウプニール・リング」である。
地球側の高性能な機体に対抗するには強力な機体が必要不可欠であると判断した為なのか、コストを無視した試作機でありながら十数台も生産されている。ただし、ユーゼスの試作1号機に比べると性能面には大きな差があり、試作1号機の場合は搭乗者であるユーゼスが単独任務で運用する事が多い為か、2号機以降よりも大幅にカスタマイズが行われていると思われる。量産機は主に上級指揮官用として運用される他、無人機としても運用可能。
なお、外見はヴァイクルの発展型とされているヴァイクランにも似ており、もしかしたらユーゼスがシヴァー・ゴッツォに送った本機のデータをヴァイクルのデータと組み合わせてヴァイクランが開発された可能性もある。
機体名は、13-14世紀イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリの叙事詩『神曲』の地獄篇に登場する、最も重い罪とされる「裏切り」の罪を犯した者が落とされる地獄の最深層「コキュートス」の四つに区切られた地名からとられている。この名称は、後に開発されるジュデッカの武装名の一つにもなっている。
劇中の様相 [編集 | ソースを編集]
バルマー戦役(α)の後半期にて、自らの独自の思惑から試作1号機に搭乗したユーゼスが単独でNERVのジオフロントに「クロスゲート・ドライブ・システム」で転移。そこに出撃してきたEVA弐号機をエンジェル・ハイロゥのサイキックウェーブを利用した搭乗者の惣流・アスカ・ラングレーの精神への直接干渉によって沈黙させた後、今度は新たに出撃してきたEVA零号機改と交戦する。そこで、搭乗者の綾波レイに興味を持ったユーゼスがズフィルード・クリスタルによって零号機ごと彼女を取り込もうと画策するも、零号機改の自爆によって失敗している。なお、その時にユーゼスのアンティノラには殆ど影響が無かった模様(装甲に幾分かのダメージはあったが、ズフィルード・クリスタルで修復した可能性が高い)。
その後は、宇宙にてヴィレッタ・バディムやシャピロ・キーツが搭乗する形でSDF艦隊の偵察部隊と交戦。シャピロの策略によって結城沙羅、リューネ・ゾルダーク、アヤ・コバヤシらを誘拐し、人工知能で稼働する同型の機体に搭乗させて交戦させようと仕向ける[1]が、藤原忍を始めとするメンバー達の説得によって失敗する。そこへ、ユーゼスの搭乗した試作1号機がサイバスターのラプラスコンピューターを狙って出現するも、シュウ・シラカワの搭乗するグランゾンの介入もあって、最終的には失敗している。
STMCとの決戦時は、シュウのグランゾンとイングラム・プリスケンのアストラナガンの共同で仕組んだティプラー・シリンダーを用いた罠によって第7ラオデキヤ艦隊ごと飛ばされた閉鎖空間より、宇宙怪獣の密集する中心の宙域にユーゼスの搭乗する試作1号機が単独で脱出。その場にいたシュウを含むSDF艦隊の面々を挑発し、自身を撃破させる事で自分自身を特異点に固定、クロスゲート化させる事で、彼等を第7ラオデキヤ艦隊の駐留している閉鎖空間へと強制シフトさせた。
閉鎖空間での第7ラオデキヤ艦隊との最終決戦では、オレアナを中核とするキャンベル星人の軍勢と共に人工知能で稼働する数機のアンティノラが投入されるも、その時にはもはやSDF艦隊の敵では無かった。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- 初登場作品。店頭PVにてヴィレッタが搭乗し、イングラムのR-GUNパワードと戦闘している。スーパーヒーロー作戦主人公同士の激突というシチュエーションは当時のファンの期待を大いに煽った。
- 劇中ではユーゼスが搭乗するイベント用ユニットとしての印象が強く、EVA弐号機をエンジェル・ハイロゥの精神波で戦闘不能にし、EVA零号機改はズフィルード・クリスタルで侵食させ自爆してもアンティノラは無傷。強力な機体としての印象が強い。ユーゼス専用機はかなり強めに設定されていることがわかる。武装も強力な上に豊富で、射撃兵装、格闘兵装だけでなく、MAP兵器まで装備しており、更にはEN消費までが無いという、反則レベルの重武装ぶりである。後に少数ながら量産されており、ヴィレッタやシャピロが搭乗するほか無人機としても出現する。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 没データとして内部に残っている。何らかの形で登場する予定があったのか、外伝の機体能力調整の煽りを受けてしまい全能力が低下している。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- タキス・ミサイル
- 詳細不明だが、着弾指定型のMAP兵器。恐らく念動力で操作するクラスターミサイルと思われる。
- フォトン・ソード
- 腕からエネルギーの刃を発生させ、切り裂く。本機唯一のP属性の武器。
- オルガ・キャノン
- 両腕にエネルギーを集束させ、レーザーを発射する。エゼキエルの同名の武器とは攻撃方法が大きく異なり、弾数消費制に変更されている。
- アサシン・バグス
- 腕のアーマーに各4基、計8基装備している誘導兵器。転移して同時多方向から攻撃を仕掛ける。攻撃方法を見るにジュデッカの第3地獄トロメアの試作型だろう。
- ドラウプニール・リング
- 両腕からリング状のエネルギーを集束させ、相手に命中した後に、エネルギーがリングとなり圧殺する。ヒュッケバインガンナーのグラビティ・リングはこれの簡易型のようなエフェクトになっているため、この武装を参考に開発された可能性がある。ドラウプニール(Draupnir)は北欧神話のオーディンが持っていると言われている黄金の腕輪のこと。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- L
関連機体[編集 | ソースを編集]
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