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'''トロンベ'''は「[[バンプレストオリジナル]]」の登場キャラクター。
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'''トロンベ'''は『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]』の登場キャラクター。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[エルザム・V・ブランシュタイン]]([[レーツェル・ファインシュメッカー]])の愛馬。名は[[ドイツ語]]で『竜巻』の意。青鹿毛で[[アウセンザイター]]同様に白い鬣を持つ黒馬である。彼とその妻である[[カトライア・F・ブランシュタイン]]以外には心を開かないとされる。現状では回想場面でしか登場していない。
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[[エルザム・V・ブランシュタイン]](レーツェル・ファインシュメッカー)の愛馬。名は[[ドイツ語]]で『竜巻』の意。青鹿毛で[[アウセンザイター]]同様に白い鬣を持つ黒馬である。彼とその妻である[[カトライア・F・ブランシュタイン]]以外には心を開かないとされる。
  
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== 登場作品と役柄 ==
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基本的にはレーツェルの回想場面でしか登場していない。
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:2023年9月から「我が愛馬、トロンベ」名義でレーツェルに対応した支援ユニットパーツとして登場。トロンベとして実装されているが、当然ながらトロンベにセリフはなく、レーツェルがトロンベを語っている形であり、従来通りの回想シーンでの登場となる。
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:レーツェルの台詞の後にトロンベが嘶くという珍しいアニメ構成。セリフのない支援パーツは[[ラピス・ラズリ]]の前例があるが、他のキャラクターが喋るというのは初となる(支援演出中にフェイスアイコンが表示されているのも初)。
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:初登場作品。レーツェルの回想シーンに登場。
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=== 支援効果 ===
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== BGM『Trombe!』 ==
 
== BGM『Trombe!』 ==
 
エルザム(レーツェル)のテーマ曲も同じく『'''Trombe!'''』。ファンの間では'''専用テーマを持つボス敵やイベントによってBGMが固定されるシーンであっても常に優先して流れ、BGMセレクトが実装された後も一切変更できない曲'''として有名(なお、ツインユニットを組んだ場合はメイン機のBGMが優先される)。
 
エルザム(レーツェル)のテーマ曲も同じく『'''Trombe!'''』。ファンの間では'''専用テーマを持つボス敵やイベントによってBGMが固定されるシーンであっても常に優先して流れ、BGMセレクトが実装された後も一切変更できない曲'''として有名(なお、ツインユニットを組んだ場合はメイン機のBGMが優先される)。
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エルザムが初登場したOG1では、ボス専用テーマ曲よりこの曲が優先されるのは'''バグ'''によるものだった。だが、この現象がどんな機体に乗ってもトロンベと叫ぶエルザムのキャラクターに合致していたことや、曲自体の人気が高かったこともあり、以後正式に固定テーマ曲となった。このBGMがエルザムやレーツェルのキャラを濃くするのに一役買った形となる。
 
エルザムが初登場したOG1では、ボス専用テーマ曲よりこの曲が優先されるのは'''バグ'''によるものだった。だが、この現象がどんな機体に乗ってもトロンベと叫ぶエルザムのキャラクターに合致していたことや、曲自体の人気が高かったこともあり、以後正式に固定テーマ曲となった。このBGMがエルザムやレーツェルのキャラを濃くするのに一役買った形となる。
  
この曲より常に優先されるのは、長らく第2次αにおける[[レオナルド・メディチ・ブンドル]]の『青く美しきドナウ』のみであったが、OG2ndにおいてついに[[ペルフェクティオ|HPを]][[AI1|減らすと]][[ナシム・ガンエデン|メインテーマ・主題歌が]][[アダマトロン|流れるボス達]]に敗北した。もしかしたら[[バラン=シュナイル]]にも負けていたかもしれないが、こちらは分岐の都合で対峙することはない。実際には『Trombe!』が最優先BGMに設定されているらしいのだが、主題歌が流れるボスとの戦闘にはいると一時的にBGMの優先度が一時的に専用BGMを持たないモブ(即ち戦闘してもBGMが今流れている曲から変更されない)と同じレベルに書き換えられるために敗北するのが真相のようである。
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この曲より常に優先されるのは、長らく第2次αにおける[[レオナルド・メディチ・ブンドル]]の『青く美しきドナウ』のみであったが、第2次OGでは、HPを減らすとメインテーマ・主題歌が流れるボス達([[ペルフェクティオ]][[アダマトロン]]など)に敗北した。もしかしたら[[バラン=シュナイル]]にも負けていたかもしれないが、こちらは分岐の都合で対峙することはない。実際には『Trombe!』が最優先BGMに設定されているらしいのだが、主題歌が流れるボスとの戦闘にはいると一時的にBGMの優先度が専用BGMを持たないモブ(即ち戦闘してもBGMが今流れている曲から変更されない)と同じレベルに書き換えられるために敗北するのが真相のようである。
  
 
なお、第2次αと第3次αのBGMには没データとして『Trombe! Ver.R』が存在する。
 
なお、第2次αと第3次αのBGMには没データとして『Trombe! Ver.R』が存在する。
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*既に試作・量産された機体の場合、いつの間にか元の機体よりも強化されている(ファンの間では『トロンベ仕様』という俗称を持つ)。
 
*既に試作・量産された機体の場合、いつの間にか元の機体よりも強化されている(ファンの間では『トロンベ仕様』という俗称を持つ)。
  
このような独特な機体の特徴は、レーツェルに変装してからも全く変わる気配がない。乗機をトロンベと呼ぶ癖が治っていないこと、サングラス程度の変装しかしていない(これは[[ハリー・オード]]との[[声優ネタ]]の可能性もある)ことと相まって、正体が容易に看破される原因となっている。エルザムが本気で正体を隠すつもりならこのようなことはしないはずなので、レーツェルという姿は体裁に過ぎないのかもしれない。
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このような独特な機体の特徴は、レーツェルに変装してからも全く変わる気配がない。乗機をトロンベと呼ぶ癖が治っていないこと、[[眼鏡・サングラス|サングラス]]程度の変装しかしていない(これは[[ハリー・オード]]との[[声優ネタ]]の可能性もある)ことと相まって、正体が容易に看破される原因となっている。エルザムが本気で正体を隠すつもりならこのようなことはしないはずなので、レーツェルという姿は体裁に過ぎないのかもしれない。
  
 
=== エルザム(レーツェル)専用カスタマイズ機一覧 ===
 
=== エルザム(レーツェル)専用カスタマイズ機一覧 ===
 
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なお、エルザム(レーツェル)は以下の他、[[OGシリーズ]]でシナリオ上必ず[[ゲシュペンストMk-II]][[クロガネ]]に乗るが、これらには特にカスタマイズは施されていない。
==== [[ガーリオン・カスタム|ガーリオン・トロンベ]] ====
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; [[ガーリオン・カスタム“トロンベ”|ガーリオン・トロンベ]]
エルザム専用の[[ガーリオン・カスタム]]。基本性能や武装が強化されている。『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|ディバイン・ウォーズ]]』では最後までエルザムの愛機であり続けた。初めてプレイヤーの前に姿を現した、彼の専用機としての『トロンベ』である。アニメではヒュッケバインMk-II・トロンベが登場しない為、エアロゲイターとの戦闘でもこの機体が登場する。
+
: エルザム専用の[[ガーリオン・カスタム]]
 
+
; [[ヒュッケバインMk-II|ヒュッケバインMk-II・トロンベ]]
==== ヒュッケバインMk-II・トロンベ([[ヒュッケバインMk-II]]) ====
+
: ヒュッケバインMk-IIの2号機。
異星人の超技術[[EOT]]を随所に採用した[[パーソナルトルーパー]]・[[ヒュッケバイン]]の後継機で量産試作機。3機が製作され、2号機が最終的にエルザムの手に渡った。
+
; [[ヒュッケバインMk-III|ヒュッケバインMk-III・トロンベ]]
 
+
: ヒュッケバインMk-III・タイプRのカスタム機。
ゲーム中では1号機より高い機体性能、[[バリア]]が[[G・ウォール]]から[[G・テリトリー]]へグレードアップ、武装強化、[[テスラ・ドライブ]]搭載、そして[[分身]]機能追加と、凄まじい強化ぶりを見せていた。プレイヤーに対し、トロンベのイメージを決定づけさせたといえる機体。
+
; [[アウセンザイター]]
<!-- 更に外見面でも赤と黒主体のいわゆる「トロンベカラー」に塗装し、ブランシュタイン家の紋章まで装飾されている。 -->
+
: [[ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン]]の2号機で、当初からエルザム(レーツェル)専用機として開発された。『プフェールト』モードにより、馬そのものの形態に変形できる(ゲーム中では合体攻撃時しか変形しない)。この仕様が実現したのは、エルザムのトロンベと共に駆けるという望みを開発者の[[ビアン・ゾルダーク]]博士が汲み取っていたため。現在では、トロンベと言うとこの機体を指すことが多い。
 
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; [[コスモリオン|コスモリオン・トロンベ]]
『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]』では[[ヒュッケバインシリーズ]]の機体が一切登場しないため、本機も未登場となっている。GBA版OGでは文字数の都合で「ヒュッケバイン・トロンベ」という表記。
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: アニメ『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|ディバイン・ウォーズ]]』に登場。リオンの宙間戦闘用カスタム。
 
+
; [[ガーバインMk-III|ガーバインMk-III・トロンベ]]
==== ヒュッケバインMk-III・トロンベ([[ヒュッケバインMk-III]]・タイプR) ====
+
: アニメ『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター|ジ・インスペクター]]』に登場。ヒュッケバインMk-IIIの改修機。
ヒュッケバインMk-IIの後継機で、ヒュッケバインシリーズの完成系。LとRの2機種が試作され、トロンベ仕様にカスタマイズされたのはタイプR。この機体が登場する時期には既にレーツェルと名乗っているのだが、エルザム専用機の特徴は健在であり、本気で正体を隠したいようには見えない。
+
; [[クロガネ]]
 
+
: スペースノア級万能戦闘母艦参番艦。ユニットとしてはトロンベの名はついていないが、赤・黒・金のトロンベカラーであり、レーツェルが艦長を勤める際にはこの艦もトロンベとして扱われている。
[[第2次α]]では[[アラド・バランガ|アラド]]編の場合、彼が一時期使用していたタイプRを最終的にレーツェルが譲り受けて自分仕様にカスタマイズしたことになり、[[第3次α]]で彼のシナリオを引き継ぐ[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]編でも同様の扱い。他の主人公の場合は、最初からトロンベ化されたことになっている。正規ルートで受け取ったためかテスラ・ドライブを搭載した程度で、[[ヴィレッタ・バディム|ヴィレッタ]]のタイプLと同時に実行していた。第3次αでレーツェルが[[アウセンザイター]]に乗り換えた後は、[[ライディース・F・ブランシュタイン|ライ]]が[[バンプレイオス]]に乗るまで使用していた。
 
 
 
OG2、OGSでは素の状態でも標準で空が飛べ、移動力が高く、グラビトン・ライフルの地形適応も優秀。だがMk-IIIの換装(ガンナーは合体に変更)がαから復活したのに、ボクサーパーツへの[[換装]]や[[AMガンナー]]との[[合体]]ができないのが大きな痛手。この2作では条件次第で換装可能な[[ヒュッケバインMk-III]]・Rに戻されるため、実質的には無印タイプRの下位仕様に近い扱いになっている。
 
 
 
OG2では機体の専用BGMが『Trombe!』ではないが、レーツェルが乗る場合は全く関係ない。
 
 
 
==== [[アウセンザイター]] ====
 
[[ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン]]の2号機で、当初からエルザム(レーツェル)専用機として開発された。『プフェールト』モードにより、馬そのものの形態に変形できる(ゲーム中では合体攻撃時しか変形しない)。この仕様が実現したのは、エルザムのトロンベと共に駆けるという望みを開発者の[[ビアン・ゾルダーク]]博士が汲み取っていたため。現在では、トロンベと言うとこの機体を指すことが多い。
 
 
 
サイズLの[[スーパーロボット]]ではあるが、装甲が薄く運動性が高めというリアル系寄りの性能になっている。空こそ飛べないものの高い移動力を持つ。高火力の長距離射撃武器が充実しているのに加え、ダイゼンガーとの強力な合体攻撃『竜巻斬艦刀(第3次αでは竜巻斬艦刀・逸騎刀閃)』を備える。攻撃面、防御面、使い勝手の全てにおいて隙のない機体。
 
 
 
一応名付け親はレーツェル本人なのだが、相変わらず叫ぶのはトロンベの名ばかりであり、本来の機体名で呼ばれることはまずない。
 
 
 
OG2では機体の専用BGMも『Trombe!』なのだが、機体BGMにすることが出来ないのでアウセンザイター側からの『Trombe!』が日の目を見ることはない。OG外伝ではロボット大図鑑の武器デモで一応機体側の曲を聴けるが、どちらにしても『Trombe!』である……。
 
 
 
==== コスモリオン・トロンベ([[コスモリオン]]・TVアニメ「[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|ディバイン・ウォーズ]]」のみ) ====
 
リオンの宙間戦闘用カスタム。正式名称はリオン・タイプC。ゼンガー率いる[[ATXチーム]]との戦闘が宇宙空間に変更されたため、登場した機体。
 
 
 
==== ガーバインMk-III・トロンベ([[ガーバインMk-III]]) ====
 
 
 
エルザム(レーツェル)はこの他、[[OGシリーズ]]でシナリオ上必ず[[ゲシュペンストMk-II]]や[[クロガネ]]に乗るが、これらには特にカスタマイズは施されていない。
 
 
 
==== [[クロガネ]] ====
 
 
 
スペースノア級万能戦闘母艦参番艦。ユニットとしてはトロンベの名はついていないが、赤・黒・金のトロンベカラーでありレーツェルが艦長を勤める際にはこの艦もトロンベとして扱われている。
 
  
 
== シュツルム・アングリフ ==
 
== シュツルム・アングリフ ==
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なお、OG2では[[レオナ・ガーシュタイン|レオナ]]の愛機である[[ガーリオン・カスタム]]にレーツェルを乗せてソニック・ブレイカーを使うと「シュツルム・アングリフ」と叫ぶ。ガーリオン・トロンベで行なっていた時の再現だろう。
 
なお、OG2では[[レオナ・ガーシュタイン|レオナ]]の愛機である[[ガーリオン・カスタム]]にレーツェルを乗せてソニック・ブレイカーを使うと「シュツルム・アングリフ」と叫ぶ。ガーリオン・トロンベで行なっていた時の再現だろう。
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== 余談 ==
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*「アウセンザイター」という競走馬が2023年に日本でデビューしており、案の定そちらも一部のファンから「トロンベ」と呼ばれている。なお青鹿毛であるスパロボのトロンベと異なり茶色がかった鹿毛で、外見は似ていなかったりする。
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<!-- == 話題まとめ == -->
 
<!-- == 話題まとめ == -->
 
<!-- == 資料リンク == -->
 
<!-- == 資料リンク == -->

2024年6月11日 (火) 18:52時点における最新版

トロンベ
外国語表記 Trombe
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
SRWでの分類 ユニットパーツ
テンプレートを表示
プロフィール
種族
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トロンベは『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』の登場キャラクター。

概要[編集 | ソースを編集]

エルザム・V・ブランシュタイン(レーツェル・ファインシュメッカー)の愛馬。名はドイツ語で『竜巻』の意。青鹿毛でアウセンザイター同様に白い鬣を持つ黒馬である。彼とその妻であるカトライア・F・ブランシュタイン以外には心を開かないとされる。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

基本的にはレーツェルの回想場面でしか登場していない。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦DD
2023年9月から「我が愛馬、トロンベ」名義でレーツェルに対応した支援ユニットパーツとして登場。トロンベとして実装されているが、当然ながらトロンベにセリフはなく、レーツェルがトロンベを語っている形であり、従来通りの回想シーンでの登場となる。
レーツェルの台詞の後にトロンベが嘶くという珍しいアニメ構成。セリフのない支援パーツはラピス・ラズリの前例があるが、他のキャラクターが喋るというのは初となる(支援演出中にフェイスアイコンが表示されているのも初)。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
初登場作品。レーツェルの回想シーンに登場。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
『OG2』同様。

ステータス[編集 | ソースを編集]

支援効果[編集 | ソースを編集]

パーツ メイン効果 サブ効果 精神コマンド 専用演出対応
我が愛馬、トロンベ 運動性ダウンIII タイプ強化IV・HP・ダメージ増加(攻撃&命中)(レーツェル・ファインシュメッカー) 信頼 アウセンザイター
レーツェル・ファインシュメッカー

BGM『Trombe!』[編集 | ソースを編集]

エルザム(レーツェル)のテーマ曲も同じく『Trombe!』。ファンの間では専用テーマを持つボス敵やイベントによってBGMが固定されるシーンであっても常に優先して流れ、BGMセレクトが実装された後も一切変更できない曲として有名(なお、ツインユニットを組んだ場合はメイン機のBGMが優先される)。

エルザムが初登場したOG1では、ボス専用テーマ曲よりこの曲が優先されるのはバグによるものだった。だが、この現象がどんな機体に乗ってもトロンベと叫ぶエルザムのキャラクターに合致していたことや、曲自体の人気が高かったこともあり、以後正式に固定テーマ曲となった。このBGMがエルザムやレーツェルのキャラを濃くするのに一役買った形となる。

この曲より常に優先されるのは、長らく第2次αにおけるレオナルド・メディチ・ブンドルの『青く美しきドナウ』のみであったが、第2次OGでは、HPを減らすとメインテーマ・主題歌が流れるボス達(ペルフェクティオアダマトロンなど)に敗北した。もしかしたらバラン=シュナイルにも負けていたかもしれないが、こちらは分岐の都合で対峙することはない。実際には『Trombe!』が最優先BGMに設定されているらしいのだが、主題歌が流れるボスとの戦闘にはいると一時的にBGMの優先度が専用BGMを持たないモブ(即ち戦闘してもBGMが今流れている曲から変更されない)と同じレベルに書き換えられるために敗北するのが真相のようである。

なお、第2次αと第3次αのBGMには没データとして『Trombe! Ver.R』が存在する。 『Trombe! Ver.R』はレーツェル用にリミックスされた曲と思われ、第2次αのサウンドトラックに特典として収録されている。

エルザム(レーツェル)の専用機としてのトロンベ[編集 | ソースを編集]

エルザム(レーツェル)にとってトロンベはかけがえのない存在である。そのためか、彼が戦場を駆ける際には、どんな機体や戦艦に搭乗しようともそれを愛馬に重ねて『トロンベ』と呼ぶ。シリーズの進行に伴ってお馴染みとなったこの姿から、ファンにとってトロンベとは半ばエルザムやレーツェル自身を指す言葉にもなっている(「トロンベ兄さん」などと呼ばれる。また、ゲーム中でもOG2でアイビス・ダグラスが「トロンベの人」と呼んだことがある)。

彼はこれまで幾つかの機体を専用機として駆っているが、それらには決まって以下のような特徴がある。

  • 黒・赤・金系の原色主体で配色されている(トロンベカラー、トロンベ色などと呼ばれている)。なお、このカラーリングは、彼の人種であろうドイツの国旗と同じカラーリングである(ドイツの国旗も黒・赤・金である。黒・赤・黄は誤り)。
  • ブランシュタイン家の紋章がある。
  • 既に試作・量産された機体の場合、いつの間にか元の機体よりも強化されている(ファンの間では『トロンベ仕様』という俗称を持つ)。

このような独特な機体の特徴は、レーツェルに変装してからも全く変わる気配がない。乗機をトロンベと呼ぶ癖が治っていないこと、サングラス程度の変装しかしていない(これはハリー・オードとの声優ネタの可能性もある)ことと相まって、正体が容易に看破される原因となっている。エルザムが本気で正体を隠すつもりならこのようなことはしないはずなので、レーツェルという姿は体裁に過ぎないのかもしれない。

エルザム(レーツェル)専用カスタマイズ機一覧[編集 | ソースを編集]

なお、エルザム(レーツェル)は以下の他、OGシリーズでシナリオ上必ずゲシュペンストMk-IIクロガネに乗るが、これらには特にカスタマイズは施されていない。

ガーリオン・トロンベ
エルザム専用のガーリオン・カスタム
ヒュッケバインMk-II・トロンベ
ヒュッケバインMk-IIの2号機。
ヒュッケバインMk-III・トロンベ
ヒュッケバインMk-III・タイプRのカスタム機。
アウセンザイター
ダイナミック・ゼネラル・ガーディアンの2号機で、当初からエルザム(レーツェル)専用機として開発された。『プフェールト』モードにより、馬そのものの形態に変形できる(ゲーム中では合体攻撃時しか変形しない)。この仕様が実現したのは、エルザムのトロンベと共に駆けるという望みを開発者のビアン・ゾルダーク博士が汲み取っていたため。現在では、トロンベと言うとこの機体を指すことが多い。
コスモリオン・トロンベ
アニメ『ディバイン・ウォーズ』に登場。リオンの宙間戦闘用カスタム。
ガーバインMk-III・トロンベ
アニメ『ジ・インスペクター』に登場。ヒュッケバインMk-IIIの改修機。
クロガネ
スペースノア級万能戦闘母艦参番艦。ユニットとしてはトロンベの名はついていないが、赤・黒・金のトロンベカラーであり、レーツェルが艦長を勤める際にはこの艦もトロンベとして扱われている。

シュツルム・アングリフ[編集 | ソースを編集]

シュツルムは『嵐』、アングリフは『攻撃』を意味し、シュツルム・アングリフという一語にすると『突撃』という意味を持つ。ガーリオン・トロンベの場合はソニック・ブレイカーが該当するのに対して、アウセンザイターの場合は全く異なり、敵に対して突撃・強襲し、専用の携行武器である「ランツェ・カノーネ」を用いた怒涛の攻撃を仕掛ける必殺技になっている。一方、敵に対して突撃する必殺技を持たない機体の場合は、『シュツルム・アングリフ』も存在しない。このことから、『突撃』という意味に相応しく、『トロンベ』の名を冠した機体から行なわれる、機動力を活かした突撃系の必殺技の総称を『シュツルム・アングリフ』と呼称しているのだろう。

なお、OG2ではレオナの愛機であるガーリオン・カスタムにレーツェルを乗せてソニック・ブレイカーを使うと「シュツルム・アングリフ」と叫ぶ。ガーリオン・トロンベで行なっていた時の再現だろう。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 「アウセンザイター」という競走馬が2023年に日本でデビューしており、案の定そちらも一部のファンから「トロンベ」と呼ばれている。なお青鹿毛であるスパロボのトロンベと異なり茶色がかった鹿毛で、外見は似ていなかったりする。