「オーバーマン キングゲイナー」の版間の差分

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『OVERMAN キングゲイナー』は、シベリア・ウルグスクの住民たちがかつての故郷ヤーパン(日本)を目指してエクソダスする際の物語である。
 
『OVERMAN キングゲイナー』は、シベリア・ウルグスクの住民たちがかつての故郷ヤーパン(日本)を目指してエクソダスする際の物語である。
  
ゼロ年代の富野由悠季監督を代表する作品の一つで、その明るい作風は「白富野」というスラングで呼ばれることも多い。制作時に、ライバルとして監督が『[[クレヨンしんちゃん]]』に言及したこと<ref>太田出版『オーバーマン キングゲイナー イントロダクション』66-67頁。</ref>も有名である。
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ゼロ年代の富野由悠季監督を代表する作品の一つで、その明るい作風は「白富野」というスラングで呼ばれることも多い。制作時に、ライバルとして監督が『[[クレヨンしんちゃん]]』に言及したこと<ref>太田出版『オーバーマン キングゲイナー イントロダクション』66-67頁。厳密には劇場版の『オトナ帝国の逆襲』に見られた「アニメ作品におけるエンターテイメント性」に富野氏が触発されたとされる。</ref>も有名である。
  
 
== ストーリー ==
 
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
 
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:[[地球 (スパロボK)|もう一つの地球]]がほとんど『キングゲイナー』のそれだが、シナリオの再現度は低い。後半では[[ヤーパンの天井]]が[[日本]]に飛ばされる事態となる(もっとも戦争で荒廃していたが)。『Z』とは違い、頻繁に[[宇宙]]での出撃があるので適正の低い『キングゲイナー』の機体には[[強化パーツ]]のスラスターモジュール系は必須である(今作は地形適正の変動率が非常に大きいため。軽く[[集中]]を掛けるほどの違いがある)。ただ『K』では『キングゲイナー』以外にも『[[神魂合体ゴーダンナー!!|ゴーダンナー]]』や『[[機獣創世記ゾイドジェネシス|ゾイド]]』等作品ごとに宇宙適正が低い機体が多いので、強化パーツが足りなくなるというジレンマも。
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:携帯機初参戦。[[地球 (スパロボK)|もう一つの地球]]がほとんど『キングゲイナー』のそれだが、シナリオの再現度は低い。後半では[[ヤーパンの天井]]が[[日本]]に飛ばされる事態となる(もっとも戦争で荒廃していたが)。『Z』とは違い、頻繁に[[宇宙]]での出撃があるので適正の低い『キングゲイナー』の機体には[[強化パーツ]]のスラスターモジュール系は必須である(今作は地形適正の変動率が非常に大きいため。軽く[[集中]]を掛けるほどの違いがある)。ただ『K』では『キングゲイナー』以外にも『[[神魂合体ゴーダンナー!!]]』や『[[ゾイド ジェネシス]]』など作品ごとに宇宙適正が低い機体が多いので、強化パーツが足りなくなるというジレンマも。
  
 
=== 単独作品 ===
 
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|第12話||巨大列石の攻防||||||K
 
|第12話||巨大列石の攻防||||||K
 
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|第19話||リオンネッターの悪夢||||||K
 
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2024年8月21日 (水) 18:00時点における最新版

オーバーマン キングゲイナー
監督 富野由悠季
シリーズ構成 大河内一楼
キャラクターデザイン 中村嘉宏
西村キヌ(カプコン)
吉田健一
メカニックデザイン 安田朗
山根公利
音楽 田中公平
制作 サンライズ(井荻スタジオ)
放送局 WOWOW
放送期間 2002年9月7日 -
2003年3月22日
話数 全26話
初登場SRW スーパーロボット大戦Z
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オーバーマン キングゲイナー』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。

概要[編集 | ソースを編集]

破壊された地球環境を回復させるために、人類は過酷な環境の中にいくつものドームポリスを建設して移り住んだ。それから長い時がたち、環境は十分に回復しているのだから故郷に帰ろうという「エクソダス」運動が起こるようになる。しかし体制の恩恵にあずかっている者たちにとっては市民を閉じ込めておく方が利権をむさぼれるため、様々な理屈によってエクソダスは禁じられていた。

『OVERMAN キングゲイナー』は、シベリア・ウルグスクの住民たちがかつての故郷ヤーパン(日本)を目指してエクソダスする際の物語である。

ゼロ年代の富野由悠季監督を代表する作品の一つで、その明るい作風は「白富野」というスラングで呼ばれることも多い。制作時に、ライバルとして監督が『クレヨンしんちゃん』に言及したこと[1]も有名である。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

時代は地球環境が悪化した未来。シベリアのドームポリス「ウルグスク」に住む少年ゲイナー・サンガは、ドームポリスからの脱出「エクソダス」に反対していた両親を殺され、そのショックから家に引き籠もりオンラインゲームに没頭するという孤独な毎日を送っていた。

久しぶりに学校に登校したある日、ゲイナーは唐突に現れたシベリア鉄道警備隊に逮捕されてしまう。その容疑とは自らの忌み嫌う「エクソダス」の共謀だった。

メダイユ公爵邸内の牢獄でエクソダス請負人のゲイン・ビジョウと出会い、共に脱獄する道を選んだゲイナーは、屋敷内で謎のオーバーマンを目にするのであった。

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ヤーパンの天井[編集 | ソースを編集]

ゲイナー・サンガ
主人公エクソダスに反対していた両親をヤーパンの天井に殺され、そのショックで引き篭もりになりオンライン対戦ゲームに没頭していたが、ある日登校した際にエクソダス予備軍の疑いで投獄される。
ゲイン・ビジョウ
OPEDでもゲイナーより先に登場するもう一人の主人公。「黒いサザンクロス」の名前で知られるエクソダス請負人。
サラ・コダマ
ゲイナーのクラスメイト。ガウリ隊所属。
ベロー・コリッシュ
ゲイナーのクラスメイト。ガウリ隊所属。
ヒューズ・ガウリ
ウルグスクの自警団「ガウリ隊」の隊長で、ヤーパン・エクソダスの中心人物の一人。
アデット・キスラー
元シベ鉄警備隊「ヤッサバ隊」の一員だったが、なし崩しでエクソダスに参加。
ママドゥ・アザフ
高校教師兼メカニック。
アナ・メダイユ
ウルグスクの統治者・メダイユ公爵家の末娘。ゲインに連れ去られ「人質」にされる。
リュボフ・スメッタナ
アナ姫の家庭教師。
リンクス
アナ姫のペット。リンク、リンナ、リンスの三匹をまとめて指す。
コナ・マダヤ
メカニックのリーダー格。少女みたいな風貌だが27歳。
ガッハ・ヴィゲル
ヤーパンのエクソダスを指揮する「五賢人」の一人で最年長。顔のペイントが特徴的。
ペルハァ・ペイ
ヤーパンのエクソダスを指揮する「五賢人」の一人で、多くの飲食店を経営している女性。五賢人の中では最も腹黒さが描写されている人物。
シトラン・ピィ
ヤーパンのエクソダスを指揮する「五賢人」の一人で、医師。
マンマン・ドワットン
ヤーパンのエクソダスを指揮する「五賢人」の一人。貴族でメダイユ公の元側近。

シベリア鉄道警備隊[編集 | ソースを編集]

ヤッサバ・ジン
シベリア鉄道警備隊「ヤッサバ隊」を率いる。
ケジナン・ダッド
ヤッサバ隊の隊員。エンゲやジャボリと組んで行動することが多い。
エンゲ・ガム
ヤッサバ隊の隊員。
ジャボリ・マリエーラ
ヤッサバ隊の隊員。
カシマル・バーレ
シベリア鉄道の「氷の運行部長」。定刻通りの運行に異常にこだわる。
キッズ・ムント
シベリア鉄道公社総裁。
シンシア・レーン
キッズ・ムントが育ててきたオーバーマン乗りで、天才的センスの持ち主。

ロンドンIMA(セント・レーガン)[編集 | ソースを編集]

アスハム・ブーン
特務大尉。隊を率いてエクソダス阻止とゲイン捕獲をもくろむ。
ザッキ・ブロンコ
アスハムの部下。

その他[編集 | ソースを編集]

ミイヤ・ラウジン
大人気の歌姫で、史上始めてエクソダスを行ったミイヤの名を受け継ぐことから、エクソダス運動の象徴とみられている。と言っても、本人は自由奔放な人物であり、単にやりたいことをやっているだけである。
ルプル・ウォン・ダラ
ミイヤのマネージャーで、金勘定にうるさい。奔放なミイヤに振り回される事が多く、愚痴が多い。
メダイユ公
ドームポリス・ウルグスクの統治者。
カリン・ブーン
アスハムの妹。兄に溺愛されている。
エイファ
ヤッサバが知り合った辻占いの娘。
マルチナ・レーン
シンシアの祖母。
『Z』では何故かキャラクター事典に収録されない。『K』ではシンシアと一切絡まない。
XAN

登場メカ[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

オーバーマン[編集 | ソースを編集]

キングゲイナー
エンペランザ
ラッシュロッド
ゴレーム
パワーゴレーム
アンダーゴレーム
ブラックメール
ジンバ
緑、赤(サラ搭乗時)が登場。
プラネッタ
リオンネッター
メックスブルート
ドミネーター
ブラック・ドミ
ブリュンヒルデ
オーバーデビル
ゲイナーB(ブラック)
XAN-斬-
本編未登場。『Zスペシャルディスク』で初めて映像化される。

シルエットマシン[編集 | ソースを編集]

ガチコ
ゲインが搭乗。
パンサー
ガウリ隊が使用。防御重視の機体。
ドゴッゾ
シベリア鉄道が使用。
ドーベック
ドゴッゾが力不足になったために開発されたシベリア鉄道の新鋭機。ライトブルー、赤、ダークグルーンが登場。

その他[編集 | ソースを編集]

偽キングゲイナー

他、シルエットマンモス、総裁専用列車チェルノボーグがユニットアイコンのみ登場。

用語[編集 | ソースを編集]

オーバーマン
オーバースキルを保有するごく限られたシルエットマシンのこと。
シルエットマシン
人型作業機械。基本的にオーバーマンはシルエットマシンの中でも上級機体である。大型の物はシルエットマンモスなどと呼ばれる。
オーバースキル
オーバーマンの持つ特殊な能力。
フォトンマット
シルエットマシンの余剰エネルギーが形成する力場。
オーバーセンス
オーバーマンを操るための適性。
エクソダス
ドームポリスからの脱出のこと。
ヤーパンの天井
ゲインたちが指揮する大型エクソダス組織。町のブロックごとシルエットマンモスで曳航してヤーパン(日本)を目指す一団。
シベリア鉄道公社
ドームポリスを掌握する巨大な鉄道会社。略称はシベ鉄。正式名称はシベリア鉄道公社
シベリア鉄道警備隊
シベ鉄の防衛部隊。
ロンドンIMA
ロンドンに本拠を置く国際監視機構。建前上はドームポリス間の調停を主な役目としているが、実際には世界を実質的に支配するほどの影響力を持つ巨大権力組織で、シベ鉄でさえ大手を振って逆らえる相手ではない。
セント・レーガン
ロンドンIMA傘下の戦闘組織。ゴレームを主力として運用する強力な武装集団で、シベ鉄にもアスハム・ブーン率いる特殊部隊が派遣されている。
ゲームチャンプ
ゲイナーの称号。今で言えばeスポーツのチャンピオンのような物である。
毛長象
シベリアに生息する剛毛で覆われた巨象。本作のオーバーマンの大きさ・重さの基準となる。何故かゾウなのに角が生えており、食べても美味いらしい。
なお比較のために絶滅したケナガマンモスの体格を表記すると体高3m、体重8t程度。
SRWでもセリフで登場する。

楽曲[編集 | ソースを編集]

オープニングテーマ
「キングゲイナー・オーバー」
作詞:井荻麟、作曲:田中公平、歌:福山芳樹
JAMばりに往年のロボットアニメの如く熱い歌で歌詞に主役機の名を連呼している。
映像もキングゲイナーやサラたちが「モンキーダンス」を踊るという斬新なOPで、他に敵オーバーマンのラッシュロッド、ゴレーム、アンダーゴレームも踊っている。
『Z』『K』『第2次Z』『X-Ω』で採用。『X-Ω』ではイベント「ふみなとギャン子と逆襲の悪魔」にてクエストBGMに採用。
エンディングテーマ
「Can you feel my soul」
作詞:いのうえひでのり 作曲・編曲:岡崎司、歌:秘密楽団マボロシ
『Z』『K』で採用。
挿入歌
全作詞:井荻麟、全作曲:田中公平 
「ミイヤの祭り」
歌:宮城小百合
『Z』で採用。
「デビルズ・アイシング」
歌:西野薫
『Z』で採用。
劇中BGM
「ガウリ隊の隊列」
『K』で採用。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
初参戦作品。ランドルートではシナリオの中心となる。世界観から『ザブングル』とよく絡む。中盤では本作の語り草となっている告白イベントが再現された。
スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
XAN-斬-が登場。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
原作終了後設定。オープニング戦闘デモではサラ小隊(本作ではトライバトルシステムは無い)の合体攻撃がメインで主人公のゲイナーが援護攻撃の役で登場。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
原作終了後設定。竹尾ゼネラルカンパニー組。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦K
携帯機初参戦。もう一つの地球がほとんど『キングゲイナー』のそれだが、シナリオの再現度は低い。後半ではヤーパンの天井日本に飛ばされる事態となる(もっとも戦争で荒廃していたが)。『Z』とは違い、頻繁に宇宙での出撃があるので適正の低い『キングゲイナー』の機体には強化パーツのスラスターモジュール系は必須である(今作は地形適正の変動率が非常に大きいため。軽く集中を掛けるほどの違いがある)。ただ『K』では『キングゲイナー』以外にも『神魂合体ゴーダンナー!!』や『ゾイド ジェネシス』など作品ごとに宇宙適正が低い機体が多いので、強化パーツが足りなくなるというジレンマも。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スパロボ学園
スーパーロボット大戦X-Ω
配信当初からの参戦作品。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 ゲインとゲイナー Z
第2話 借りは返す! Z
第3話 炸裂!オーバースキル Z
第4話 勝利の味はキスの味 Z
第5話 シベリアに光る目 Z
第6話 セント・レーガンの刺客
第7話 鉄道王キッズ・ムント
第8話 地獄のエキデン Z
第9話 奮闘!アデット先生
第10話 アスハムの執念
第11話 涙は盗めない
第12話 巨大列石の攻防 K
第13話 ブリュンヒルデの涙
第14話 変化!ドミネーター Z
第15話 ダイヤとマグマの間
第16話 奮戦、アデット隊
第17話 ウソのない世界
第18話 刃の脆さ
第19話 リオンネッターの悪夢 K
第20話 カテズで勝てず Z
第21話 オーバーマンの闇 Z
第22話 アガトの結晶 Z
第23話 復活のオーバーデビル Z、K
第24話 オーバーマックス Z、K
第25話 氷の中で Z、K
第26話 ゲインオーバー Z、K

商品情報[編集 | ソースを編集]

Blu-ray[編集 | ソースを編集]

DVDBOX[編集 | ソースを編集]

DVD[編集 | ソースを編集]

コミック[編集 | ソースを編集]

書籍[編集 | ソースを編集]

サウンドトラック [編集 | ソースを編集]

レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]

サイト名 取扱いの有無 備考
レンタルビデオ
TSUTAYA宅配レンタル  
DMM  
ゲオ宅配レンタル
サイト名 取扱いの有無 備考
動画配信
TSUTAYA TV   第一話無料
DMM動画 × 
バンダイチャンネル  
GYAO!ストア × 
東映アニメオンデマンド × 
ユーネクスト × 
ビデオマーケット × 
フジテレビオンデマンド × 
Amazonプライムビデオ  
dアニメストア  
ビデックス × 
hulu × 

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 太田出版『オーバーマン キングゲイナー イントロダクション』66-67頁。厳密には劇場版の『オトナ帝国の逆襲』に見られた「アニメ作品におけるエンターテイメント性」に富野氏が触発されたとされる。