魔従教団

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魔従教団(Keepers of Order)とは、『スーパーロボット大戦X』に登場するオリジナル敵勢力。

概要[編集 | ソースを編集]

3000年前のアル・ワース創世から設立された組織で、「智のエンデ」とアル・ワースの大地を信奉する。

アル・ワースの中央に存在する巨大な樹「真実の世界樹」を聖地とし、アル・ワース各地の地脈に建造された神殿を本拠地としている。

この世界における魔法の一種「ドグマ」の使い手が集っており、その研究と研鑽の日々を送っている。

アル・ワースの法と秩序の番人として各地の戦乱を鎮圧しており、歴史上幾度となく重大な役割を果たしてきたことから、アル・ワースの住民の多くから崇拝されている。

しかし、教団の真の目的は智の神の正体である魔獣エンデの好物、負の感情の収集にあった。エンデの意思の代行者である導師の指示のもとアル・ワースの戦乱をコントロールしており、不要な戦いを引き起こしたり罪もない人々を容赦なく弾圧するなど、法と秩序の番人とはかけ離れた凶行を裏で働いていた。

詰まる所、魔従教団とは「魔を従える教団」ではなく、「魔獣が従える教団」を縮めた略称になる。

構成員の大半はエンデの意思とシンクロする「破壊の意思」を持つ異界人で占められており、記憶の改竄により幼少期から教団で修練を積んできたと思い込んでいる。

エクスクロスの手によりエンデが討たれその支配から解放されたことで、今後組織の在り様も変化していき、最終的にはエンデの存在も忘れ去られるものと思われる。

登場作品[編集 | ソースを編集]

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X
本作のオリジナル敵勢力だが、一応主人公の本来の所属先でもある。
V』の超文明ガーディム同様、ラスボス以外に専用BGMが存在しない。
スーパーロボット大戦T
エキスパンションシナリオにて、アートルムとして復活する。

所属人物[編集 | ソースを編集]

魔獣エンデ
負の感情を収集・食するために魔従教団を生み出した張本人。

教主[編集 | ソースを編集]

ドグマを極めた者が就く事が出来ると言われている最高指導者。しかし、設立以来この座に就いた者は存在しない。その実態は、魔獣エンデが転生するために必要な心の器である。

導師[編集 | ソースを編集]

エンデの意思を教団員に信託として告げ、代行する立場にある者。設立以来教主の座が空白であるため、事実上の最高責任者となっている。この地位に就いた者は精神操作を解かれ、エンデの正体を含めた教団の真相を知ることになる。しかしエンデへの恐怖心から代々の導師は例外なく彼の言いなりとなっていた。

キールディン・エンデ
現在の導師。

法師[編集 | ソースを編集]

実働部隊の指揮官として、術士たちをまとめる立場にある者。

セルリック・オブシディアン
通称「黒曜石の術士」。教主になりたいという強い欲望を魔獣エンデにつけこまれ、操られてしまう。解放された後は、その所業を反省しつつ、導師に就任する。

術士[編集 | ソースを編集]

一般の構成員達。ドグマを修めた証として「〇〇の術士」という二つ名を関する。また、無私の証としてエンデの面と呼ばれる仮面を装着する。

イオリ・アイオライト
男主人公。通称「菫青石の術士」。ホープスとの出会い、もしくは生まれ故郷でのアマリとの戦いがきっかけで、教団から脱退する。後に魔獣エンデによって教主に任命されるが、本人はこれを拒否。すべてが終わった後は、正しく生まれ変わった魔従教団の法師に就任する。
アマリ・アクアマリン
女主人公。通称「藍柱石の術士」。ホープスとの出会い、もしくは生まれ故郷でのイオリとの戦いがきっかけで、教団から脱退する。後に魔獣エンデによって教主に任命されるが、本人はこれを拒否。すべてが終わった後は、正しく生まれ変わった魔従教団の法師に就任する。
術士
イオリやアマリと同僚の一般術士。

運用兵器[編集 | ソースを編集]

ルーン・ゴーレム
玄武岩または金鉱石から造られる岩人形。
ディーンベル
術士たちが搭乗するオート・ウォーロック。
ワース・ディーンベル
セルリックの専用機でディーンベルのカスタム機。
ゼルガード
教団の倉庫に放置されていたオート・ウォーロック。その正体は、魔獣エンデが転生する為、新たな肉体の器として作らせた機体。

関連用語[編集 | ソースを編集]

ドグマ
教団が体系化したオドを用いた魔術。

版権作品における関連勢力[編集 | ソースを編集]

ドアクダー軍エンブリヲ
対立関係。
神聖ミスルギ皇国
後になって協力の意志を示すが、その目的は彼らの下にいるリギルド・センチュリーの軍勢を引き抜くためであった。
レコンギスタ軍
ミスルギに吸収されていた異界人の勢力を魔従教団が再度糾合した勢力。
ガーゴイル
過去のタルテソス王国崩壊の際に彼に協力していた(それ故、ネモは魔従教団に対し強い不信感を抱いていた)。