カムジン・クラヴシェラ

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カムジン・クラヴシェラ
別表記
【劇場版】
カムジン03350
登場作品

マクロスシリーズ

声優 目黒光祐
デザイン 美樹本晴彦
初登場SRW スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
異名 味方殺しのカムジン
種族 ゼントラーディ
性別
所属組織 ゼントラーディ
所属部隊 第109分岐艦隊・第7空間機甲師団
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カムジン・クラヴシェラ / カムジン03350は『超時空要塞マクロス』及び『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ブリタイ艦隊所属のゼントラーディ兵士。

「味方殺しのカムジン」の異名を持つ程の乱暴な性格の持ち主。パイロットとしての腕前はエースクラスで、不祥事は多いが部下からは慕われている。グラージに乗り、一条輝とも何度か交戦する。

ボドル・ザー戦時にはリン・ミンメイの歌に感動しマクロスに加勢する。しかし、終戦後は平和に馴染めず反乱を起こし、マクロスシティに奇襲を仕掛ける。最後は戦艦特攻をかけ戦死する。

平和に馴染めないながらも自分なりに「文化」という物を理解して楽しんでおり、32話ではミンメイの「愛は流れる」を聴いた瞬間ショックを受ける振りをしたりしてミンメイ達をからかって戯れたり、また救援を求めに来たゼントランを助ける為に出撃した際にはラプ・ラミズに自らのグラージを貸与し、自分はどこからか手に入れてきたデストロイド・モンスターをマイクローン化した部下に操作させ、自分は直接上にまたがり馬に見立てて西部劇の真似をするなどして部下達には呆れられていた。また輝が立案したと思われるミンメイ救出作戦の成功を疑問視する未沙に対し、輝に「カムジンなら引っかかるよ、必ず!」等と断言されて案の定まんまと引っかかってしまうなど、悪役サイドながらもどこか愛嬌があるマクロスにおける人気キャラの一人であった。

故にか、当初のシナリオでは修復した戦艦と共にグラージに乗ってマクロスに攻め込み、ブリッジに居た未沙達を手に掛けようとするも輝のバルキリーに身を挺して阻止されたあげく、遅れてやって来たマックスとミリアのバルキリーによってグラージから引きずり降ろされ、更に遅れて現れたブリタイの鉄拳制裁を受けて気を失い「私が今度こそ更正させるからもう一度チャンスをくれ」と彼に抱えられて退場する。そして再び歳月は流れ、更正した彼はラプ・ラミズと夫婦となり、初のゼントラン同士での子供を設けていて……と言う展開で、スタッフとしても彼を戦死させるつもりはなかったようである。しかし結果的には尺の都合などもあり、前述のように戦死と言う形で処理される事となってしまったが、しかしこの時に実はカムジンは死んでおらず生き延びた、と言う説もある(以下余談へ)。

一方劇場版では「カムジン03350」という名前で出ているものの、ヌージャデル・ガーに乗るただの一兵士かつ雑魚扱いで、フォッカーと戦って相撃ちとなる。TV版のあくの強さがなりを潜めてしまっており、声こそ一緒だったもののデザイン的にも他の兵士達と殆ど変わらない姿であった為、劇場版を見た人の中には彼が出ていた事すら気がつかなかった人もいるほど。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

SRWでは劇場版設定がメインだが、カムジン自身の性格はTV版という味付けがなされている。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
初登場作品。搭乗機はグラージ。劇場版設定だが、TV版の性格がミックスされており、初登場時に部下を殺すイベントがある。ボドルザー討伐時は部下を引き連れ、DVE付で加勢してくれるという大変熱い展開だが、残念ながら加入はせずその後の行方も不明。パイロット能力が高い上に捨て身を使用できるという特長を持つが、スポット参戦かつ搭乗機がグラージなので、こちらも残念ながら活かせない。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
新規エンディングルートではブリタイの部隊と合流するのだが、カムジンの姿はない。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
原作通り当初は敵対しているが、リン・ミンメイの歌に心を打たれカイルスに加勢する。カムジンが自軍部隊に正式に参入するのは、本作が初である。
その後はテムジンに歌というものを説き、イベント「カイルスの青い夏」ではランカに戸惑うハイネルにそのことを教える等、マクロス関連のイベントではよく出番があり、中々の存在感を発揮している。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

α
必中ひらめき熱血気合かく乱捨て身

特殊技能[編集 | ソースを編集]

α
底力

人間関係[編集 | ソースを編集]

超時空要塞マクロス[編集 | ソースを編集]

オイグル
副官。親分と子分といった関係で、いい仲である。
ラプ・ラミズ
当時は利かん坊のカムジンを忌み嫌っていたが、終戦後は行き場を無くした事もあってかカムジンの一派に加わっていた。色々あって恋人関係になるものの、彼とその仲間と共に修理した戦艦にてマクロスに挑むも敗北、特攻を掛けた際に戦死している……が、実は共に生き延びていて、カムジンとの間に初のゼントラン同士の子供を設けた、という説もある。
一条輝
TV版ではライバル的存在であり、幾度か交戦する。
ロイ・フォッカー
劇場版ではカムジンのヌージャデル・ガーと戦い、相撃ちとなる。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ミレーヌ・フレア・ジーナス
マクロス30では一時期彼女を騙して、仲間にしていた。
ランカ・リー
CCでは彼女のファンになっている。
テムジン
同じゼントラーディであり、名前も似通っている人物。CCでは彼に歌の素晴らしさを説く。
プリンス・ハイネル
CCではミス・カイルスコンテストにてランカの登場に沸く会場に何事かと驚き戸惑う彼にランカのことを紹介する。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「馬鹿野郎。俺は味方殺しのカムジンよ!」
TV版27話より。マクロスとの和解を拒みブリタイの指揮下から自らの艦隊ごと離脱、基幹艦隊との戦いでは半ば傍観を決め込んでいたカムジンだったが、流れてきたミンメイの歌を聴いて「良い歌だ」と評価。その後マクロスに加勢しようとし、副官のオイグルから「相手は味方ですぜ」と言われた際に返した台詞。彼の二つ名を活かして心境の変化を表した憎い台詞である。
もっとも、2年の歳月を経て彼は再び人類の敵となってしまうのだが……。『α』ではDVEで再現されている上に、実際に味方殺しもすることができる。
「いいか、文化ってのはなあ、こうやるんだ!」
TV版32話より。反乱を起こした自分達を、「文化」を利用して説得しようと試みる人質のカイフンに対して苛立ったカムジンが「文化のやり方ぐらい知っている」と反論、ラプ・ラミズを近くに呼び寄せて、この台詞の後にいきなりキスをした。これを見たカイフンはあまりの出来事にがっくりと膝を落としてしまっている。またラプ・ラミズはこの頃からカムジンに対する態度が変化している。
「後で文化しようぜ…行くぜ!」
TV版最終話より。マクロスの主砲で乗艦を中破させられながらもラプ・ラミズと共に。この後戦艦で特攻しマクロスを大破させるが二人も戦死した。
「ゼントラーディとみれば、頭の回らないバカだと思ってるのは、五十周期経っても変わらないんだから、マイクローンってのはあきれかえったヤツらだぜ」
マクロス30にて。

スパロボシリーズの名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

「逃がすか、マイクローンめ!!」
「プロトカルチャーがなんだってんだ!」
いずれも『αDC)』にて、ゼントラーディ語で発する血気盛んな汎用戦闘台詞だが、第62話「愛・おぼえていますか」で自軍の味方となった際にも同胞たる巨人族相手に上記の台詞をのたまうので、結果的に「迷台詞」にもなってしまっている。
「カイルスに来たばかりのてめえは知らねえか」
「あれが代役からチャンスを掴みスターの座を駆け上がった…」
「超時空シンデレラ、ランカちゃんだ!」
CC』のイベント「カイルスの青い夏」にて、ランカの登場とそれに沸く会場の雰囲気に戸惑うハイネルに対して。台詞は『マクロスF』に出てくるゼントラーディの参謀(容姿はエキセドルと似ている)の「ご存知ないのですか!?」から続く名台詞が元ネタ。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

グラージ
SRWでは劇場版の姿でこの機体に搭乗。
ヌージャデル・ガー

余談[編集 | ソースを編集]

  • 上記の「カムジンは死んでいなかった」というifを利用して「別の基幹艦隊へと落ち延びたカムジンが、復讐の為に再び地球に現れた」という設定の元で、PCエンジンにて2本ゲームが制作されている(『超時空要塞マクロス2036』と『超時空要塞マクロス 永遠のラブソング』)。マクロスシリーズは「作中の史実を元にしたドラマ」という設定のため、脚色の違いと考えれば生存説もありえなくは無い。
    • 更に余談ながら、『2036』の主人公は成長したコミリア・マリア・ファリーナ・ジーナス(作中ではマリア)である。