「ヤルダバオト」の版間の差分

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*メカニックデザイン:宝木金太郎
 
*メカニックデザイン:宝木金太郎
  
[[修羅]]が有する人型兵器「轟級修羅神」の一機で、[[フォルカ・アルバーク]]が操る。白い頭髪を靡かせ、赤い甲冑を身に纏った獣を思わせる外見。<br />本機はフォルカ専用の機体であり、彼の格闘技術と合わせて、近接格闘戦では無類の性能を誇る。また、本機は敵と一対一で対峙した時に発揮される、一撃必殺の攻撃が特徴である。<br />COMPACT3では、親友[[フェルナンド・アルドゥク|フェルナンド・アルバーク]]を失い、フォルカの友を思う気持ちがヤルダバオトを神化させた。<br />OG外伝では経緯が違い、ビレフォールを神化させようとしてまで自らに挑んだフェルナンドの鬼気迫る闘志に応える形で、そしてフォルカ自身の新たな道を求める強い信念と、静かに燃え上がる闘志が神化を引き起こした。その為か、COMPACT3とは若干容姿が異なる。
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[[修羅]]が有する人型兵器「轟級修羅神」の一機で、[[フォルカ・アルバーク]]が操る。白い頭髪を靡かせ、赤い甲冑を身に纏った獣を思わせる外見。
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本機はフォルカ専用の機体であり、彼の格闘技術と合わせて、近接格闘戦では無類の性能を誇る。また、本機は敵と一対一で対峙した時に発揮される、一撃必殺の攻撃が特徴である。
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COMPACT3では、親友[[フェルナンド・アルドゥク|フェルナンド・アルバーク]]を失い、フォルカの友を思う気持ちがヤルダバオトを神化させた。OG外伝では経緯が違い、ビレフォールを神化させようとしてまで自らに挑んだフェルナンドの鬼気迫る闘志に応える形で、そしてフォルカ自身の新たな道を求める強い信念と、静かに燃え上がる闘志が神化を引き起こした。その為か、COMPACT3とは若干容姿が異なる。
  
 
轟級の例に漏れず自己修復機能を備えている。またOG外伝では、回収時の調査によって300年以上前に造られた機体である事が判明している。
 
轟級の例に漏れず自己修復機能を備えている。またOG外伝では、回収時の調査によって300年以上前に造られた機体である事が判明している。
  
 
操縦系統は恐らく「ダイレクト・モーション・リンク」に近いものだと思われるが、コクピット(操縦座)内の描写がまるでない為、詳細は不明。OG外伝でショウコを乗せていたことからすると、少なくとも2人乗りが出来る程度のスペースはあるらしい。OGクロニクルでわずかに描かれた部分からすると、ソウルゲインに近いようだ。また、この場面でのフォルカは手甲のようなものをつけており、どうやらこれで動作同期を行っているらしい。
 
操縦系統は恐らく「ダイレクト・モーション・リンク」に近いものだと思われるが、コクピット(操縦座)内の描写がまるでない為、詳細は不明。OG外伝でショウコを乗せていたことからすると、少なくとも2人乗りが出来る程度のスペースはあるらしい。OGクロニクルでわずかに描かれた部分からすると、ソウルゲインに近いようだ。また、この場面でのフォルカは手甲のようなものをつけており、どうやらこれで動作同期を行っているらしい。
 
ちなみに、名前の由来は、ユダヤ教的・キリスト教的な要素を取り入れたグノーシス主義における世界を創造した「偽の神」の固有名で、旧約聖書においてユダヤ教の至高神ヤハウェが行なった「我は嫉妬深き神なり」や「我こそは唯一の神である」といった宣言は、元々ヤルダバオトが行なったものであるとされており、いわゆる『邪神』である事が分かる。これは「造物主が完全であるなら理想世界の模倣である現世やその住人(=人間)も完全かそれに近いはずなのに、どう考えても不完全である」という論理に基づき、造物主が不完全な偽神であることを指してもいる。本機の能力で言うなら、「最高位にも迫れる素養を持つ未熟な存在」ということになるのだろうか。
 
  
 
神化後のヤルダバオトは「'''[[ヤルダバオト (神化)]]'''」を参照。
 
神化後のヤルダバオトは「'''[[ヤルダバオト (神化)]]'''」を参照。
  
 
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== 商品情報 ==
 
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*ちなみに、名前の由来は、ユダヤ教的・キリスト教的な要素を取り入れたグノーシス主義における世界を創造した「偽の神」の固有名で、旧約聖書においてユダヤ教の至高神ヤハウェが行なった「我は嫉妬深き神なり」や「我こそは唯一の神である」といった宣言は、元々ヤルダバオトが行なったものであるとされており、いわゆる『邪神』である事が分かる。これは「造物主が完全であるなら理想世界の模倣である現世やその住人(=人間)も完全かそれに近いはずなのに、どう考えても不完全である」という論理に基づき、造物主が不完全な偽神であることを指してもいる。
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**本機の能力で言うなら、「最高位にも迫れる素養を持つ未熟な存在」ということになるのだろうか。
  
 
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2015年4月3日 (金) 07:24時点における版

ヤルダバオト(Ialdabaoth)

修羅が有する人型兵器「轟級修羅神」の一機で、フォルカ・アルバークが操る。白い頭髪を靡かせ、赤い甲冑を身に纏った獣を思わせる外見。

本機はフォルカ専用の機体であり、彼の格闘技術と合わせて、近接格闘戦では無類の性能を誇る。また、本機は敵と一対一で対峙した時に発揮される、一撃必殺の攻撃が特徴である。

COMPACT3では、親友フェルナンド・アルバークを失い、フォルカの友を思う気持ちがヤルダバオトを神化させた。OG外伝では経緯が違い、ビレフォールを神化させようとしてまで自らに挑んだフェルナンドの鬼気迫る闘志に応える形で、そしてフォルカ自身の新たな道を求める強い信念と、静かに燃え上がる闘志が神化を引き起こした。その為か、COMPACT3とは若干容姿が異なる。

轟級の例に漏れず自己修復機能を備えている。またOG外伝では、回収時の調査によって300年以上前に造られた機体である事が判明している。

操縦系統は恐らく「ダイレクト・モーション・リンク」に近いものだと思われるが、コクピット(操縦座)内の描写がまるでない為、詳細は不明。OG外伝でショウコを乗せていたことからすると、少なくとも2人乗りが出来る程度のスペースはあるらしい。OGクロニクルでわずかに描かれた部分からすると、ソウルゲインに近いようだ。また、この場面でのフォルカは手甲のようなものをつけており、どうやらこれで動作同期を行っているらしい。

神化後のヤルダバオトは「ヤルダバオト (神化)」を参照。

登場作品と操縦者

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT3
格闘系が強いシステムのSRWにおける主人公機。長距離からの攻撃に弱いという事はなく、EN消費が少ない必殺技で眼前の敵を粉砕していく。序盤から終盤まで常に自軍のエースユニット。リアル系の運動性にスーパー系の装甲、スーパー系以上高いHPを持つ。唯一の弱点として飛べないので、格闘を活かす為にもミノフスキークラフトをつけた方が良い。他のユニットに比べグラフィックの頭身が高い。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
据え置き初登場でグラフィックは格段にアップ。2.5版の2話でスポット参戦し、10話で敵として登場。撤退が勝利条件だが、HP回復がない代わりに分身があり、フォルカは見切り持ち、しかも自軍は無改造・無養成のクロガネ部隊。コウタが頼みの綱となる。なお、敵バージョンは本作のみ「機神猛撃拳」を持っている。5800という冗談のような攻撃力であり、クリティカルで喰らえば一撃も普通にありうる。
スーパーロボット大戦OG外伝
本作で分身・エナジーブロックがなくなった代わりにHP回復が追加され、EN回復が小になった他、敵バージョンでの「機神猛撃拳」がなくなった。味方バージョンはCOMPACT3とほぼ同仕様。近接戦闘では無類の戦闘力を誇るが、射程の長い敵には苦戦する。

装備・機能

武装と呼べるものはひとつも無く、全てが機神拳の技である。

武装・必殺武器

機神拳
背後から裏拳、蹴りの連打、止めの拳のコンビネーション。
機神双獣撃
両腕から獣を象ったエネルギー波を放つ。
機神猛撃拳
気迫と共に相手を気で拘束して、拳と蹴りの連打、最後は飛び蹴りのコンビネーション。名前が「~拳」で蹴り技なのは、元ネタであろう某南斗の蹴り技と同じ。
轟覇機神拳
フォルカの気迫を極限まで高め、拳の連打の後、覇気孔から覇龍を模ったエネルギーで上空に跳ね飛ばす。なお、何気に武器BGMは「轟き、覇壊せし者」だったりする。聞きたければ機体BGMを汎用のものに。
機神猛撃舞朱雀
OGクロニクル「袖すりあうも管鮑の交わり」で使用したソウルゲインとの即席合体攻撃。拳打の猛攻からイェッツトを殴り飛ばし、ペルゼイン・リヒカイトが「マブイエグリ」の要領で釘付けにした所を「機神猛撃拳」と「舞朱雀」のフィニッシュブローで挟み撃ちにして粉砕した。

特殊能力

HP回復(小)
OG外伝から追加。
EN回復(小)
OG外伝から追加。
EN回復(大)
OG2.5ではこちら。
エナジーブロック
OG2.5のみ。
分身
OG2.5のみ。外伝には無いが、恐らく強すぎるためであろう

移動タイプ

サイズ

M

機体BGM

「紅の修羅神」
フォルカ&ヤルダバオトのデフォルトBGM。優先度が結構高く、フェルナンド・アリオンに優先される。

関連機体

ヤルダバオト (神化)
ヤルダバオトがフォルカの覇気で「神化(しんか)」した姿。
ビレフォール
ヤルダバオトと並ぶ双子の修羅神。
アルクオン
ヤルダバオトに酷似した姿を持つ漆黒の羅刹機。

商品情報

余談

  • ちなみに、名前の由来は、ユダヤ教的・キリスト教的な要素を取り入れたグノーシス主義における世界を創造した「偽の神」の固有名で、旧約聖書においてユダヤ教の至高神ヤハウェが行なった「我は嫉妬深き神なり」や「我こそは唯一の神である」といった宣言は、元々ヤルダバオトが行なったものであるとされており、いわゆる『邪神』である事が分かる。これは「造物主が完全であるなら理想世界の模倣である現世やその住人(=人間)も完全かそれに近いはずなのに、どう考えても不完全である」という論理に基づき、造物主が不完全な偽神であることを指してもいる。
    • 本機の能力で言うなら、「最高位にも迫れる素養を持つ未熟な存在」ということになるのだろうか。