ガッデス (魔装機神)
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魔装機神 ガッデス(Gaddes)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 分類:A級魔装機【魔装機神】
- 全高:28.48 m
- 本体重量:38.5 t
- 全備重量:55.1 t
- 動力:フルカネルリ式永久機関
- エネルギー:プラーナ、魔力
- 装甲材質:オリハルコニウム
- 守護精霊:水系最高位「ガッド」
- 開発者:ジーン・ラアス・ラッカー
- 所属:神聖ラングラン王国
- 操者:テュッティ・ノールバック
- メカニックデザイナー:福地仁
水系最高位の精霊「ガッド」と契約した「水の魔装機神」。4体の魔装機神の中では優雅かつ曲線美に優れており、水と氷を使った攻撃を行う。パイロットは、テュッティ・ノールバック。
魔装機の設計に携わった芸術家ジーンは特にこの機体に情熱を傾けており、他の機体に比べ曲線的な装甲デザインは彼の意向による。セニア曰く「魔装機神に相応しい姿」。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- マサキの章では中盤に加入。長射程攻撃により主力となる。
- 第4次スーパーロボット大戦
- シナリオ「特異点、崩壊」で使用できるが、仲間に加わるのは最終面近くの「オルドナ・ポセイダル」より。しかもシュウが仲間になるルートでは、最終面で外れてしまう。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- イベントが変更され、「特異点、崩壊」クリア後にAチームに加入、以後外れることは無い。但し本作の仕様により、武器は無改造となっている。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 参戦が絶望的に遅く、全く使えないユニットに。
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 2部で本格的に使える。必殺技の「フェンリルクラッシュ」と、「ヨツンヘイム」が激強。修理装置もあり、シリーズ最強のガッデス。中盤以降は雑魚からボスまで得意とする火属性の敵が多くなるので活躍の場が増える。一方でラスボス格はことごとく苦手とする土属性。この辺りはサイバスターとほぼ真逆となっており、上手く使い分けるとよい。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ハイファミリアが宝玉から、ビットのような機械端末へ変更している。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- クリア後のおまけ劇場でヤンロンに「中途半端な機体」と評価された。しかし、テュッティの射撃力と命中力が非常に高いため、戦闘面でグランヴェールに勝るとも劣らない敵機撃墜力をみせてくれる。おまけにマップ兵器の破壊力も自軍最強である。今作で「ガッデスは中途半端な機体」という印象を抱くプレイヤーは少ないのではないだろうか。唯一の欠点は低い移動力。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- ラ・ギアス編の6話「コーラルキャニオン」からの参戦。17話で一時離脱した後、44話で復帰する。高い汎用性を秘めた機体。パイロットブロックとカスタムボーナスを活用して前線で修理に専念するもよし。テュッティに援護攻撃を習得させて支援攻撃に参加させる道もあるだろう。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 能力は並だが、援護システムの導入により、長射程を生かした支援ユニットとしての使い勝手は上々。宇宙ステージが極めて少ない=水中地形が存在するステージが多いことも利点の一つ。
装備・機能
武装・必殺武器
攻撃は水・氷を使った魔術的なものが大半だが、シナリオによっては作業用のナパームを装備している場合がある(ゲーム中では使用不能)。
- OG2nd:水の魔装機神にふさわしくないと思われたのか、ナパームでヴォルクルス細胞を焼き払う描写は削除された。
- グングニール / トライデント
- 使用時に「トライデント」の穂先に魔力を籠めて形状を変化させる。名称の由来は北欧神話のオーディンが使う槍(グングニル)から。『LOE』以外の作品では物語開幕と同時に使用可。
- トライデント:魔術増幅度を強化する特殊なオリハルコニウム合金処理が施されている三叉の槍。「トライデント」の登場は『LOE』が初出であり、ランクアップさせることで「グングニール」へと変貌する。
- ROE:最大射程2だが、なんと斜め方向に攻撃できない。
- OG2nd:最大射程3で、当然斜め方向にも攻撃可能。エースボーナスを取得すれば射程4まで伸び、しかも本作ではテュッティの格闘もそこそこ高い。本作におけるガッデスの主力武器。
射撃兵装
- ハイファミリア / ファミリア
- 2つの宝玉が発する衝撃波で攻撃する。DSリメイクから機械端末に変更された。
- LOE:「ファミリア」の状態から始まる。王都でのナグツァート戦では唯一のダメージソースとなるが、ランクアップして「ハイファミリア」になっているとダメージが通らずに、プレイヤーは「詰み」(チェックメイト)となる。このミスはDSリメイク(PSP版)で解消された。
- ケルヴィンブリザード
- 自機の周囲を絶対零度で凍結する広範囲マップ兵器。隣接する1マスだけ攻撃範囲でないのが特徴。
- LOE:ランクアップで敵味方の識別と移動後攻撃が可能となる。
- ROE:『魔装機神II』ではランクアップと敵味方識別機能こそないものの、移動後使用可と性能は向上している。
- OG2nd:移動後使用不可。
- ハイドロプレッシャー / ヨツンヘイム / ヨルムンガンドウロボロス
- 「トライデント」から発射された水流が生み出す超高圧で敵機を破壊する技。『OG2nd』の「ハイドロプレッシャー」は、ランクアップ武器の影響をふんだんに受けたのか、水に氷雪を入れ混ぜた派手な演出。凍気を帯びた水流を浴びせた後、しごいた槍の石突で大地を叩き、敵機の足元の地面から氷山を呼び起こす。
- ヨツンヘイム:『LOE』における「ハイドロプレッシャー」のランクアップ技。移動後攻撃も可能。DSリメイクから、凍気を帯びた水流を放射した後に「トライデント」を投げつけて相手を氷付けにする演出が加わった。『II』では下記の「ヨルムンガルドウロボロス」と交代する形でリストラされたが、名前だけが「ヴォルスパー」の習得時に出てくる。
- ヨルムンガンドウロボロス:『II』における「ハイドロプレッシャー」のランクアップ。8本の「トライデント」を凝縮して形成したふたつの水の塊を、組んだ両手から撃ち出して巨大な瀑流を生み出す。空高く打ち揚げられた敵機は、あたかも有翼の大蛇の腹に呑み込まれたようにも、槍の穂先に貫かれたようにも見える。
必殺技
- カタラクトスプラッシュ / ビフロストフォール
- 初のポゼッション後にテュッティが習得した魔術攻撃。回転しながら宙を舞った「トライデント」が無数の蒼い光弾となって上空から相手に降り注ぐ。
- ビフロストフォール:「カタラクトスプラッシュ」のランクアップ。中点に向けて投げ抜かれた光り輝く「トライデント」が、蒼い光弾を撒き散らしながら高速で飛来する。
- フェンリルクラッシュ
- 2基の「ハイファミリア」を敵内部に送り込んで内部から水圧で破壊する必殺技。DSのリメイクから『α外伝』のものを発展させた型に変化。「グングニール」で足下に展開した水系魔方陣から二匹の狼(フレキとゲリ)を召喚して攻撃、最後に二匹が合体して巨大な狼となって敵を噛み砕く、というものである。媒体によって用いる槍の穂先の形状が変化している。
- α外伝:巨大な水の狼を召喚して敵を噛み砕く。
- ROE:基本的な描写は前作と同じだが、最初から最後まで「トライデント」で実行する。
- OG2nd:2匹の狼が繰り出す連携攻撃(突進→咬みつき→咥え投げ→高速旋回による跳ね上げ→吹雪→頭からぶちかまし)で敵機を粉砕する。新技「ヴォルスパー」の視覚表現を意識する出来映え。ボイススパログ(第2次OG篇第4回)でパーソナリティを務める寺田氏と原氏の二人からは、「テュッティは何もしないんだよね」と論評されている。
- ヴォルスパー
- 「ヨツンヘイム」に代わる新たな必殺技。水系魔方陣から実体化した二匹の狼(フレキとゲリ)の凍てつく吐息で氷柱に閉じ込められた標的に対し、巨大な狼の気(プラーナ)を纏った状態で「グングニール」による突撃を敢行。氷塊ごと目標を破砕する。
合体攻撃
- 太極陰陽破邪法
- グランヴェールの炎系魔方陣と重なり合うことで変貌した漆黒の魔方陣から、水と火の複合攻撃を放射する。
特殊能力
- 剣装備
- 槍を用いて切り払いをする。
- 修理装置
- 『魔装機神シリーズ』および『OG2nd』で搭載。水系魔装機の標準機能と言える。
- HP回復(小)
- 『魔装機神シリーズ』のみ。
- パイロットブロック
- P系特殊攻撃を全て無効化する。
カスタムボーナス
- HP回復(大)
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「水と沼の国から」
関連機体
余談
『機動戦士ガンダム00』(2nd)にも同名のモビルスーツがあり、水色系統のカラーで女性が乗るのも共通している。当作にはこちらのガッデスのデザイナーである福地仁氏も参加しており、スタッフからも間違えられるじゃないかと言われていた。また、パイロットの女性も恋人と死別関係になるところまで同じ(此方は女性の方が、だが)。
なお、『ガンダム00』の同名モビルスーツのデザイナーは柳瀬敬之氏によるもの。福地氏もおなじく『ガンダム00』にメカデザインで参加していたための混同ではなかろうか。なお、英語スペルも異なっている。
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