星山吼児
星山吼児(Kouzi Hosiyama)
- 登場作品:エルドランシリーズ
- 声優:まるたまり
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 誕生日:10月30日
- 年齢:10歳
- 身長:121.6cm
- 血液型:B型
- 出身:陽昇町
- 所属:陽昇学園5年3組(地球防衛組)
- 職業:小学生
- 出席番号:9番
- キャラクターデザイン:武内啓
獣王パイロット、ライジンオー及びゴッドライジンオーパワー制御、武器操作担当。
家族構成は両親、兄弟が何人か。温厚で内向的な性格のため、仁達によく振り回されている。心優しき少年で気が弱いが、ここぞと言うときには勇気を振り絞る。初めて獣王に搭乗した際には怖じ気づいて戦わずして帰ろうとしたほど気が弱かったが(そもそも、いきなり怪物と戦えという方が無茶な話である)、戦いの中で真の勇気を持ちはじめる。また、苦手なものに悩むクラスメート達を激励し、成長するきっかけを与える。
UFOや宇宙人を信じていて、常に双眼鏡を携帯し、ヒマさえあれば空を眺めている。おのぼり山で出会った一学年下の山口梢と文通で清い交際をしている。また、世界中に文通相手を持つ謎の交友関係もある。学芸会の脚本を手がけるほどの文才を持つが、運動となるとからっきしダメのようである。
将来の夢は宇宙飛行士。所有ライジンメダルは六角形。出動時は教室壁際の連絡版の壁から入り、グリップを握ったまま格納庫へ移動し、空中を飛んで獣王の口にある操縦桿を掴み搭乗するという、3体の中では搭乗時、最も怖い出動シーンと言われている。常におっかなびっくりな表情であったが、OVAでは凛々しい表情で搭乗する。
本編は吼児のナレーションを通して語られる形で進められる。他にもジャークドリームの内容が彼中心だったりと、ライジンオーとの特殊な関係を匂わせる演出が随所に隠されており、星山吼児こそが、「『絶対無敵ライジンオー』の真の主人公」なのかもしれない。
シリーズの続編『元気爆発ガンバルガー』にライジンオーが登場した際にコクピット内が映され、台詞は無いが一瞬だけ登場している。
中学校では新聞部に入部した。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 本作でもサブパイロット。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC
- 序盤主人公やワッ太同様ホワイトベース隊への参加要請があったようなのだが、PTAの圧力のため日本に居残り。[1]正式加入はガンドールが地球に帰ってくる中盤以降になる。
- ライジンオーでの精神コマンドは基本は初期から覚える努力・ひらめき要因だろう。ひらめきによる回避は獣王で部位攻撃要因にする時も重要となる。
- スーパーロボット大戦XO
- カットインが追加され、新規シナリオで出番が増えたが、巨大からくり雷神王が削られたため、ボイスが減った。
- スーパーロボット大戦NEO
- 本作ではサブパイロット。4人しかいない応援持ちの一人だが、他の3人よりも応援Lvの上昇が遅く、広い範囲をカバーしにくい。本作では彼のモノローグが再現されている。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 本作でも『NEO』同様サブパイロット。応援持ちは『NEO』よりも増加したが、レベル上げが重要な本作での貢献度は高い。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
『GC(XO)』ではライジンオーから分離し、獣王のパイロットとして戦うことも出来る…が、能力値はそれほど高くない。基本的にはライジンオーのサブパイロットとして、仁を助けて行く事になる。
『NEO』以降の作品ではライジンオーが分離出来ない為、精神コマンドでの仁のサポートが主な役目となる。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- 日向仁
- 剣王のパイロットであり、ライジンオー・ゴッドライジンオーのメインパイロット。仁とは地球防衛組のクラスメイトであり、仲間であり、友人である。大抵彼の無茶に振り回されている。
- 基本は「仁君」と呼ぶが、回によっては呼び捨てにすることもある(飛鳥も同様)。
- 月城飛鳥
- 鳳王のパイロット。冷静な彼と共に、暴走しがちな仁の抑えに回ることも多い。
- 近藤ひでのり
- クラスメート。温厚な彼とは仲がいいのか、共に行動することもある。
- 泉ゆう、真野美紀
- クラスメート。苦手なことに悩む彼女達に助言し、共に成長する。
- 栗木容子
- クラスメート。共にタイダーに捕まるが、協力して脱出に成功する。
- 篠田俊太郎
- 陽昇学園5年3組の担任。
- エルドラン
- 彼らに力を託した存在。
- 山口梢
- おのぼり山で出会った赤い髪の女の子。彼女とおのぼり山の花畑が、吼児を大きく成長させるきっかけに。
他作品との人間関係
- 竹尾ワッ太
- 『GC(XO)』にて民間で侵略者と戦う小学生同士。
- 赤月秋水 / 赤月光珠
- 『GC(XO)』にて民間で侵略者と戦う者同士。
- ベン・ルーニー
- 『XO』に於ける追加場面にて彼の剣幕に不安になる。
- エルピー・プル
- 『OE』にて共演。初めて交戦した際は、自分達と同年代のプルが一人でMSを操縦している不自然さを真っ先に指摘した。
名台詞
- 「僕たちは宇宙人と接近遭遇してるのかもしれないよ?」
- 第1話より。エルドランと出会って、取り乱している仁を宥めながらの台詞。
- 「気持ち悪い…」
- 獣王に初めて乗り込んだ際の台詞。確かに、絶叫マシン並みの出撃方法では、以降毎回酔うのは必然である。
- 「こういう事はやっぱ大人に任せた方がいいんじゃないかって」
「さ、賛成」 - 第2話より。地球防衛組として邪悪獣と戦うことに対し。この時はあまり乗り気ではなかったが・・・。
- 「相手は邪悪獣だよ。山の皆が危ない目にあってるんだよ! そんなことでいいの? 僕達、僕達・・・何のための地球防衛隊なんだい!?」
- 第4話より。遠足にておのぼり山の児童と喧嘩し、私情から助けに行くことに気乗りしなかった仁やヨッパーらへの叱責。
- 第2話では、戦うことに気乗りしなかった吼児が守るべきものを見つけ、大きく成長した姿である。
- 「飛鳥君、頑張ってね」
- 第8話にて、アクシデントから飛鳥が女子5人とデートする羽目になった後の台詞。ライジンブレスからの通信のみだったが、どことなく楽しんでいるフシがある。
- 「僕、やっぱり信じるよ。ライジンオーは本当にあるんだ。この世界は悪い夢だって!」
「僕は、僕は絶対にライジンオーを信じるよ!」 - 最終話より。ベルゼブの作り出したジャークドリームにてライジンオーがいない世界を見せられ、自分を拒絶する地球防衛組を目の当たりにし、悲しみのあまり涙を流す吼児だったが、ライジンブレスからのエルドランの呼びかけにより、自分の戦いが現実であったと確信。ジャークドリームを打ち破る。
- 「さあ皆、学芸会に向かって練習だー! …い?」
- OVA第二巻は吼児の脚本の世界である事がエピローグで判明し、卒業前の演劇を彼が脚本、内容を全て考えてきたのだが、あまりにも各々の立ち位置を正確に捉えすぎたため一同不満の表情であった。
スパロボシリーズの名台詞
単独作品
- 「苦労してます…」
- 『GC(XO)』第1話「防衛隊出動!」より。仁とワッ太の口論を秋水に聞かれた際の返答。
- 「宇宙ライオンとかもいるといいな」
- 『XO』第9話「日本侵攻作戦」の追加場面より。「ダルタニアスにもライオン型のロボット(ベラリオスのこと)がいる」と剣人から聞かされ、仁が「この調子だと他にもいそうだよな」と言った際に。
- 元ネタは勇者王ガオガイガーシリーズに登場する緑の星からやってきたメカライオンと思われる。また、宇宙にも関連しているので、旨く絡めている。
搭乗機体・関連機体
- 獣王
- 彼の愛機。合体時にはライジンオーの脚部及びシールドを構成する。
- ライジンオー
- 彼の愛機の合体後の姿。
- ゴッドライジンオー
- ライジンオーが超無敵合体することで完成する、地球防衛組の究極の力。
- 巨大からくり雷神王
- OVA第2巻に登場した機体。OVA第2巻の内容自体が学芸会用に吼児が書いたシナリオであり、ある意味で製作者といえる。哀れにもその脚本は一同から総スカンを食らう。
- ただし、ノベライズ中巻ではこのやり取りの前日談と、脚本が収録されている。