レオン・三島

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レオン・三島(Leon Mishima)

マクロス・フロンティア船団の行政府の大統領補佐官。ハワード・グラスの右腕で、秘書官のハワードの娘キャサリン・グラスとは恋仲。若年齢ながら参謀の地位に付き、その手腕を見込まれて補佐官となった。単なる政治家でなく、軍関係との癒着も強く、その知略と野心をもってフロンティア船団の支配力を強めていく。そして、マクロス・ギャラクシー船団グレイス・オコナーを利用し、暗躍。ついにフロンティア内部のバジュラ騒乱に乗じてハワードを暗殺し、自ら代理文官としてフロンティア船団を指揮するに至った。しかし、ハワード暗殺を目撃した、キャサリンに裏の顔を暴露され、バジュラとの最終決戦中に逮捕・拘禁された。

小説版では彼が野心を持ち得た経緯が書かれている。辺境惑星出身の貧乏家族だったようで、中央大学における恵まれた若き秀才へのコンプレックスから「マクロスの王(マクロスを指揮することは統合軍の憧れ)」になることを望んだと思われる。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
今作ではあまりマクロスFのストーリーが進まないため終始裏で暗躍するのみ。DECとフォールド・システムとの取引でカラミティ・バースの一因を作り、バジュラのデータとフォールド・クォーツの取引でグレイスが次元の壁を隔てた通信が可能になるなど、ある意味自ら敵を増やしているようにしか見えないような重大なミスをしでかしている。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
今回も野心家として描かれてはいるがハワードの暗殺やクーデターなどの非道な所業を起こす事もなく、オズマとキャサリンに裏の顔を暴かれて「お灸をすえられる」も、ZEXISに協力する代わりに二人に見逃されるので逮捕・失脚されることはない。そのためLや原作に比べればまだ救われている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
概ね原作準拠。『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のロード・ジブリール共々「結局はの掌の上で踊らされているに過ぎない野望だけが大きい小悪党」として描写され、原作通りの道化ぶりを演じる。退場の展開もほぼ原作通りだが、死亡しない分だけジブリールよりはマシと言えるかもしれない。

人間関係

キャサリン・グラス
大統領補佐官であり、恋仲。のちに彼女にとっての仇となる。次第に野望に傾倒していく三島から心は離れ、亀裂は大統領暗殺で決定的になる。劇場版では赤の他人。
ハワード・グラス
彼の補佐官。内心は排除したく、暗殺して自ら支配者となったが…。
グレイス・オコナー
協力者であるが、互いに信用してない。
ランカ・リー
世の中を知らないランカを巧みな話術で懐柔させてしまう。
ルカ・アンジェローニ
劇場版では彼の姉と婚約し、脅迫する。

他作品との人間関係

マクロスシリーズ

熱気バサラ
第2次Z再世篇では彼の歌もランカ同様、対バジュラ作戦の「兵器」として利用しようと企む。
ガムリン木崎
第2次Z再世篇では彼にFIRE BOMBERの身元引受人となったグレイスのボディガードを依頼する。
レイ・ラブロックビヒーダ・フィーズミレーヌ・フレア・ジーナス
第2次Z再世篇中盤で彼等にグレイスを引き合わせる。

ガンダムシリーズ

ギルバート・デュランダル
Lでは協力関係にあり、彼にゼントラーディ因子などの情報を提供した。ハワードを暗殺してフロンティア船団の実権を掌握した後は、ハワードが彼と結んだ協定を破棄し、一方的に彼との協力関係を打ち切る。
アレハンドロ・コーナー
第2次Z破界篇序盤に彼と会談し、彼からバジュラの詳細について訊ねられる。彼も三島と「誰かの掌の上で踊らされているに過ぎない野望だけが大きい小悪党」という点が共通した人物である。
レディ・アンキラ・ヤマトアスラン・ザラ
第2次Z再世篇中盤で、フロンティア船団に訪れた彼女等と略式会談を行なう。

スーパー系

アポロ
第2次Z破界篇では彼からキノコみたいな頭と評される。声のせいか、その性格のためかレオンについて気に入らない様子。しかも再世篇ではアロウズのキノコ頭の指令官と同様の存在とされている。
シルヴィア・ド・アリシア
第2次Z破界篇では(レオンの声優は彼女の兄であるシリウスと同じく杉田智和氏なので)声は素敵と評しているが、やはりレオンが気に入らない様子。

バンプレストオリジナル

カルロス・アクシオン・Jr.
第2次Z破界篇ではDECを受け取る見返りに、フォールド・システムの設計図を渡すという裏取引を行う。これが後にカラミティ・バースを引き起こす一因になるとは本人も気づいていなかっただろう。

名台詞

「僕のターンだ…」
ついにフロンティア船団の頂点に立ち、命令を下すことに高揚感を覚えた。

スパロボシリーズの名台詞

「フフ…トレーズ・クシュリナーダ閣下が失脚されたというのに、貴女の仕事熱心さは変わりませんね」
第2次Z再世篇中盤の会談で、挨拶もそこそこに次の視察地へ向かおうとするレディに皮肉を発し、瓦解寸前のOZの現状を嘲笑う。
「ここで芸術論をかわすつもりはありませんよ」
第2次Z再世篇での「ランカ・アタック」に対するバサラからの非難と、彼を擁護するガムリンの反論を冷たく一蹴する。

話題まとめ

資料リンク