超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか

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超時空要塞マクロス
愛・おぼえていますか
原作 スタジオぬえ
監督 石黒昇
河森正治
脚本 富田祐弘
キャラクターデザイン 美樹本晴彦
メカニックデザイン
デザイン協力
出渕裕
かがみあきら
原田則彦
石津泰志
河森正治
音楽 羽田健太郎
制作 タツノコプロ
配給元 東宝
公開日 1984年7月21日
シリーズ マクロスシリーズ
初登場SRW スーパーロボット大戦α
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超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』とは、タツノコプロ制作の劇場アニメ作品

概要

TVアニメ『超時空要塞マクロス』の劇場版。内容はTVシリーズの第27話までを再構成したものだが、設定が大幅に変更されており、後のマクロスシリーズではTV版を基礎におきながら劇場版の要素を採り入れて設定が混乱しているものがある(メルトランディ等)。この矛盾の解決のため、マクロス世界でも「同様の内容の劇場版が公開され、それが大ヒットしたことで文化として根付いた」と説明されている。

後のシリーズでリン・ミンメイが知らない者はいないほどの伝説的な存在となっていたり、ゼントラーディの女性をメルトランディと呼んだりしているのは、この作中映画の影響とされている。『マクロス7』では作中でこの映画のリメイクもされていることからマクロス世界での知名度の高さがうかがえる。

登場人物・登場メカ

スパロボ毎の登場人物・登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ここでは本作とTV版との違いを中心に記述する。

登場人物

最も大きな差異があるのはゼントラーディメルトランディ。人物名だけでなく、カムジンとミリア以外は容姿が全く違う。

TV版での名前 劇場版での名前
ボドル・ザー ゴルグ・ボドルザー
ブリタイ・クリダニク ブリタイ7018
エキセドル・フォルモ エキセドル4970
カムジン・クラヴシェラ カムジン03350
ラプ・ラミズ モルク・ラプラミズ
ミリア・ファリーナ ミリア639

このほかリン・カイフンの設定等が大きく異なる。

登場メカの違い

劇中では出て来ない細かな設定は各機体の記事を参照。

メカ TV版 劇場版
VF-1 バルキリーのSタイプ(VF-1S) フォッカー機のみ登場 。はフォッカー機を受け継ぐ フォッカー機のみならずマックス機、輝機(専用カラー)も登場。正確にはストライクバルキリー
VF-1 バルキリーのJタイプ(VF-1J) 前半主役機(輝機)。他にも全編を通して登場 VF-1J アーマードバルキリーとして数秒のみ
ファストパック「スーパーパック」 第24話で初登場 冒頭から登場
スーパーバルキリー(VF-1J) マックス機・ミリア機が登場 登場せず
VF-1A 輝機 存在しない(入隊直後からJ型を与えられている[1] 専用カラーリングのスーパーバルキリーとして登場
スーパーバルキリー(VF-1S) 輝機(フォッカーカラー)が登場 登場せず
ストライクバルキリー 存在せず フォッカー機・輝機が登場
練習機 VF-1D VT-1 オストリッチ

楽曲

主題歌「愛・おぼえていますか」
劇中において最も重要な役割を果たす主題歌。
リン・ミンメイおよびマクロスシリーズを代表する名曲。歴代歌姫がカバーしており、ミレーヌランカワルキューレなどのバージョンが存在する。
『α』『第3次α』『SC2』で採用。『αDC』『X-Ω』のイベント「時空を超える歌声」ではボーカルバージョンが収録されている。
劇中BGM
「運命(さだめ)の矢」
TVシリーズから引き続きのBGM。
『α』『α外伝』ではTV版名義、『第3次α』では劇場版名義で採用。
「ドッグ・ファイター」
TVシリーズから引き続きのBGM。
劇中の他、次回予告でも使用されている。『α』『α外伝』ではTV版名義、『第3次α』『SC2』では劇場版名義で採用。
「50万年の戦い」
『α』『SC2』で採用。こちらは全て劇場版名義となっている。

登場作と扱われ方

TV版と同時参戦の場合であっても、基本的には劇場版準拠の設定が多い。また、フォッカーが死亡することが無いため、とW主役というような扱いになっていることも。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
初参戦作品。TV版と同時参戦だが、設定の大半はこちら基準となる。ゼントラーディvsメルトランディ、それにSRWオリジナルのゼ・バルマリィ帝国を加えた三勢力の星間戦争の構図は本作の根幹をなす設定であり、存在感は非常に大きい。
未沙ミンメイ三角関係についてはルートによりTV版と劇場版の双方が展開され、選択次第ではミンメイと結ばれる結末も可能である。
なお、ソフトのジャケットやオープニングの3Dムービーでは輝機ではなくフォッカー機が登場しており、EDでもフォッカーが輝より上になっている。
スーパーロボット大戦α外伝
『α』と同様に今作も基本的には劇場版基準となるが、初代自体がいるだけ参戦なのでTV版ともども存在感はやや希薄。
ジャケットは輝機に変更になったが、オープニング戦闘デモフォッカーが務め、EDでもやはりフォッカーが輝より上になっている。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
TV版が参戦作品から消えた。「時間進行速度の歪み」という設定で『マクロス7』のキャラクターと共演を果たす。いるだけ参戦ではあるが、『マクロス7』絡みのシナリオに結構関わっているため意外と存在感はある。
ジャケットは再びフォッカー機に戻されたが、オープニング戦闘デモに変更になり、EDもようやく輝がフォッカーより上になった。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
ゼントラーディは侵略者勢の中でも最大の敵として描かれる。スカル小隊の本格的な自軍参入は後半からになるが、序盤から十分に活躍してくれる。
また、『マクロスゼロ』と初共演する。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
2013年2月1日にTV版と同時に追加参戦。
スーパーロボット大戦X-Ω
2018年10月のイベント「時空を超える歌声」にて期間限定参戦。『劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜』『マクロスΔ』との同時参戦となる。
本作でついにミンメイの音声を初収録。

脚注

  1. 輝に対する優遇については、フォッカーのコネ、経験者(スタントパイロット)だった事から期待された、等の説がある。メタな話をすれば主人公機を判りやすくするためだが。

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