イヌイ・アサヒは『スーパーロボット大戦X-Ω』の主人公。
概要
超科学への道を志す18歳の青年。火星遺跡調査団アルファオメガに見習い考古学者として参加する。メガノイドの襲撃に際してシャッテ・ジュードヴェステンと共にヴァンアインに乗り込むことに。明朗快活かつ猪突猛進な性格の青年で、持ち前の明るさと父親譲りの正義感でピンチを乗り越えていく。
語尾に「~ッス」を付ける癖がある。
また、マジンガーやゲッターといった名だたるスーパーロボットと一緒に戦えることに感激して泣いたり、『アイドルマスター XENOGLOSSIA』絡みのシナリオでは高槻やよいや天海春香に取材で会った時にはアイドルに会えたことではしゃいだりと、割とミーハーな面がある。
シャッテのことは守るべき存在と思っているが、シャッテがスパロボ史上最高レベルのツンデレの上にアサヒが鈍いため恋愛関係には至っていない。
オルブロとの戦いやヴァンレイズの誕生を経て「シルシ」の適合者として「進化」をし始め、その影響により一度は得た『理解』の力を失い闘争本能を開放した「もう一人のアサヒ」の存在に支配されていくようになる。シャッテやホノカの助けもありその支配を退けるも、それは同時に「進化」の拒絶とも等しいものであり今度は自らの存在の消滅危機を迎える。しかしオウラとの戦いの中、真の『理解』の力に覚醒し究極の願望器・ヴァンオメガを誕生させるに至る。
オウラとの最終決戦にて自らが消える覚悟を決めヴァンオメガの真の力=XΩシステムを発動、オウラを打倒すると共に自らも消滅、その後消滅した先の無の空間にて「もう一人のアサヒ」と分離しアサヒ自身は元の世界へ帰還、シャッテとホノカに迎えられた。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ゲスト参戦。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初出演作品であり、本作の主人公。メインクエストが主な出番となる。ヴァンアイン、ヴァンアイン・アルヴァ、ヴァンレイズ、ヴァンヴァルト、ヴァンオメガのパイロット。期間限定で、光武Xにも搭乗。
- 2016年10月のイベント「スパクロフェスティバル」にてボイス付きパイロットパーツが追加。
- ヴァンヴァルトは専用のパイロットパーツが存在するが、イラスト・ボイスは過去のものと共通であった。その後、それとは別に暴走状態の闇堕ちアサヒがイラストに使用された新たなパイロットパーツが実装され、ボイスも専用のものが新規収録された。
パイロットステータス
- X-Ω(個人名義)
-
- ヴァンアイン・光武X
- 加速、根性、熱血
- ヴァンヴァルト
- 覚醒、ド根性、魂
- パイロットパーツ装備時(通常)
- 直撃、ド根性、勇気
- ヴァンアイン(アサヒメイン)と光武Xに装備可能。
- パイロットパーツ装備時(新Pスーツ)
- 不屈、神速、勇気+
- ヴァンヴァルトに装備可能。イラスト・ボイスは過去のものと共通。
- パイロットパーツ装備時(闇堕ち)
- 気迫、再動、激闘
- ヴァンヴァルトに装備可能。イラスト・ボイスは専用のもの。
- X-Ω(複数名義)
-
- アサヒ/シャッテ名義
- 加速、熱血、信頼+
- アサヒ/シャッテ名義(パイロットパーツ装備時)
- 不屈、気合、共鳴
- ヴァンアイン(アサヒ/シャッテ)に装備可能。
- アサヒ/ホノカ名義
- 加速、熱血、絆
- アサヒ/ホノカ名義(パイロットパーツ装備時)
- 加速、勇気、閃き+
- ヴァンアイン・アルヴァ(アサヒ/ホノカ)に装備可能。
- アサヒ/シャッテ/ホノカ名義
- 根性、閃き、勇気
- ヴァンレイズでのラインナップ。
- アサヒ/シャッテ/ホノカ名義
- ド根性、閃き、勇気
- ヴァンオメガでのラインナップ。根性が強化される。
- アサヒ/シャッテ/ホノカ名義(パイロットパーツ装備時)
- 奇跡、魂、再動
- ヴァンレイズに装備可能。メインパイロットに関わらず、全ての機体に装備できる。
- アサヒ/シャッテ/ホノカ名義(パイロットパーツ装備時)
- 決意、奇跡、再動
- ヴァンオメガに装備可能。
アビリティ
- X-Ω
- パイロットの登録名が複数名義のヴァンアインとヴァンアイン・アルヴァ、ヴァンレイズのアビリティについてはそれぞれの該当ページを参照。
アビリティ |
効果〈通常〉 |
効果〈アリーナ〉 |
備考
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底力
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HP1/3以下で、装甲大アップ、クリティカル率アップ |
HP1/4以下で、装甲、命中率、クリティカル率40%アップ |
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援護攻撃
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HP2/3以上で、攻撃力アップ |
HP2/3以上で攻撃力20%アップ |
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インファイト
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攻撃力、移動速度アップ |
攻撃力10%アップ、行動力アップ |
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アビリティ |
効果〈通常〉 |
効果〈アリーナ〉 |
備考
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二天一流の戦闘データ
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攻撃力、装甲、命中率、回避率大アップ |
CRTダメ、装甲、命中率100%アップ、行動力800アップ |
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実はモギリ上手
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防御時のダメージ軽減率大アップ |
防御確率100%、防御性能40%アップ |
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大神直伝即席剣術
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味方全体の攻撃力、装甲、移動速度大アップ |
味方のCRT率、CRTダメ20%アップ |
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帝国華撃団の戦闘服
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味方全体の受けるクリティカル攻撃以外のダメージを軽減、さらに装甲大アップ |
味方の装甲50%アップ、行動力300アップ |
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サポートアビリティ
- 思い込んだら一直線
- SSR。バトルで獲得するバトルユニット経験値アップ。
- ヴァンアイン(シャッテメイン)のみ効果発揮。
- 父の言葉
- SSR。クリティカル倍率大アップ。
- イラストは私服。
人間関係
- シャッテ・ジュードヴェステン
- 火星遺跡調査団で出会った少女。彼女とともにヴァンアインを操縦する。好意を持たれている模様。
- イヌイ・ホノカ
- 妹。
- クン・インユェ
- 火星遺跡調査団の団長。シャッテの母親であり、師匠的存在。
- 倒すべき敵として決着を付けた後はヴァンレイズに取り込まれており、精神体として会話をしたり、アサヒを乗っ取って戦闘をしたりと、擬似的な協力関係になる。
- もう一人のアサヒ
- 内なる存在。シルシの適合者としての覚醒したのをきっかけにして生まれ、しばしば乗っ取られるようになる。
- 闘争本能が開放されており性格は非常に好戦的。そのため理解の力の妨げにもなりヴァンレイズが崩壊する原因にもなった。一方で適合者としての進化の証でもあり、このアサヒを否定することは元のアサヒ自身にとって存在の消滅を意味する。
- オウラを倒し元のアサヒ共々消滅した後は自らが身代わりとなる形で分離し、元のアサヒを扉の向こう=元の世界へと還した。
版権作品との人間関係
- 兜甲児
- 以前学会で会ったことがあり、版権作品キャラでは唯一物語開始前から交友関係がある。地味に中の人繋がりでもある。
- アサヒが火星で死亡したことになっていたため再会時には本物かどうか疑われたが、一緒に戦っていくうちに親友としてつるむようになる。
- なお、ストーリー第1章のリニューアル後は上記の描写はなくなり、死んだと思っていた旨を述べるのみとなっている。
- 獅子王麗雄、卯都木命
- シャッテとの仲を心配する。
- 大神一郎
- 共に戦い帝都の平和を守った他、光武Xに搭乗する際には大神と同じ帝国華撃団の戦闘服を着用する。
- 李紅蘭
- 大神と同じく共に帝都の平和を守った。その後、自分達の時代に還ったはずがまたもや帝都に転移し、その原因が光武Xと光武Ωに残されたアサヒ達の霊力にあると判明。この霊力の除去とデータ収集も兼ねて、彼女の実験に突き合わされた。
迷台詞
- 「違うんス…。俺が地味なんじゃなくて周りが濃いだけなんス…」
- イベント「自由を我が手に」にて、『主人公なのに地味すぎる罪』で捕まりソリス刑務所送りにされた後のボヤき。実際、『X-Ω』でのオリジナル勢は濃すぎる面子ばかりである。
- 「ヘイヘイヘーイ!ヘイヘーイ!お前のスパクロバリってるー!」
- 『ポプテピピック』参戦PVでのポプ子に対しての煽り。PVテロップで捕捉されているが、アサヒは『ポプテピピック』イベントには一切関係ない。赤羽根氏が新録をしたからアサヒも喋った、くらいの関連だろう。
搭乗機体
- ヴァンアイン
- メインパイロットを務めるが、レアリティSSRのヴァンアインではサブパイロットを務める。
- ヴァンアイン・アルヴァ
- ヴァンアインの強化改修機。
- ヴァンレイズ
- ヴァンアイン・アルヴァとヴァンアウスが融合した機体。
- ヴァンヴァルト
- ヴァンレイズが崩壊した後、ヴァンアイン・アルヴァのパーツが変貌して誕生した機体。過去の搭乗機とは異なり、アサヒ単独で操縦する。
- ヴァンオメガ
- ヴァンヴァルトがヴァンクフト・ヴァンハイトと融合して誕生した機体。
- 光武X
- 『サクラ大戦』とのコラボイベント「流れよ我が涙」の最終決戦で搭乗。
- 続編イベント「失われた時を求めて」では実際にユニットとして実装された。
余談
- ソーシャル系ゲームの宿命か主人公でありながらユニット面における扱いは一早くメインSSR化したシャッテやホノカら女性パートナーの後塵を拝する状態であり、「スパロボチャンネル」においても担当声優の赤羽根健治氏がアサヒの不遇ぶりに対して愚痴をこぼすのが定番ネタと化している。
- 現在は2018年5月のアップデートで追加された「ビギナーズオーダー」により、初心者用ミッションを順にこなしていくことで、誰でもアサヒ単独のSSR大器型ヴァンアインと、アサヒのボイス付きパイロットパーツが入手可能となった。
- ラストボスとの最終決戦で主人公自身の命と引き換えに倒す展開は『スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd』のケイジ・タチバナ以来である。