ジャオーム
2015年12月27日 (日) 08:11時点における153.195.240.34 (トーク)による版
ジャオーム(Jaohm)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 分類:Bクラス魔装機
- 全高:28.48 m
- 重量:41.7 t
- 動力:フルカネルリ式永久機関
- エネルギー:プラーナ・魔力
- 装甲材質:オリハルコニウムと強化セラミックの併用
- 強化セラミック(一部)
- オリハルコニウム
- 開発:神聖ラングラン王国
- 所属:アンティラス隊
- 守護精霊:風系低位・陽炎「ジャノク」
- 主な操者:マサキ・アンドー→ゲンナジー・I・コズイレフ、トレイス・クオ・ハイネット
- メカニックデザイン:福地仁
「魔装機計画」初期に開発された風系魔装機。開発時期はノルスに次ぐが、正魔装機第1号機として登録されることになったのは本機[1]。契約精霊は陽炎の精霊ジャノク。その優れた運動制御機構は後発する正魔装機の参考にされた。
「精霊降臨」に難なく成功したとはいえ、初期に開発された機体であるため多くの問題を抱えている。主だった内臓火力は「ビームキャノン」のみと手薄[2]。防御面でも装甲材に強化セラミックを併用しているため耐久性に難有り。ただ、ジャオームに搭載された「プラーナコンバーター」の性能は優秀で、操者のプラーナ(気)が桁外れに高ければ、魔装機神に匹敵する出力を発揮することが可能という。
初代操者はマサキ・アンドー。2代目操者はゲンナジー・I・コズイレフ。IIIにおいて操者交代が発生しており、ルート次第でトレイス・クオ・ハイネットが引き継ぐ。
主人公の初代搭乗機、パイロット次第で性能が大幅に上がるといった理由から、聖戦士ダンバインのダンバインが元ネタと見るプレイヤーが多い。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- リューネの章のシナリオ『ダンク市の攻防』より参戦、操者はゲンナジー。
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第1章では最初はマサキの乗る機体として登場。設定通り、マサキ搭乗時は魔装機神並とまではいかないがそれなりに強い。マサキがサイバスターに乗り換えた後にゲンナジーが乗る。マサキ搭乗時と同じように使用すると痛い目を見るので注意。特に一時的にセニアが乗った場合は無茶苦茶弱い。なお、設定を反映してか、フル改造ボーナスがかなり優秀。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 「ビームキャノン」の発射口が胸部に変更された。イベントカットでコクピットの内装もあきらかにされている(白と緑を基調とした塗装)。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 『α外伝』同様、オーバーホール中のサイバスターの代わりにマサキが乗ることがある。加入が早い上に離脱も少なく、機体フル改造時のボーナスや武器性能、そしてゲンナジーの能力も優秀。なかなか扱いやすいユニットになっている。今回は風系魔法陣を使用した攻撃がない。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 後継機ジャスティニアが登場したが、格納庫にお蔵入りとはならずそのまま続投。シュテドニアスルートに入るとゲンナジーが操者となり、それ以外のルートでは共通#15「反アンティラス隊発足」においてトレイスが操者となる(後者の場合は最初から機体と武器がすべて2段階改造されている)。男装の麗人が搭乗することで、寺田Pの要望(ジャオームにイケメンか可愛い女の子を乗せたい)を一息に叶えたことになる[3]。
- ゲンナジー搭乗時は攻撃力が高い代わりに格闘武器のリーチが短く、トレイス搭乗時は格闘武器のリーチが長い代わりに攻撃力が若干劣る。ただしトレイスの場合、(かなり厳しいが)条件を満たすことで必殺技のランクアップが可能になり、この場合は最終的な攻撃力もゲンナジーの「死せる魂」を上回る。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
- 序盤から登場する。今回の操者はゲンナジーで固定。終盤になると火力が追い付かないので、「潜入行動」と「隠れ身」を活かし、背後から死せる魂で行動不能にする戦法をとると良いだろう。ただしボス相手には(ほとんど行動不能無効持ちのため)通じないのが難点。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- オーバーホール中のサイバスターの代わりに、ゲンナジーから借りてマサキが搭乗する。すぐにサイバスターに乗り換えるため、出番は少ない。しかし、久しぶりの登場のため、出番のわりには強く印象に残る。改造値もサイバスターに引き継がれる。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 参戦期間はリューネルートの第4話「ダンク市の攻防」から、第17話「超魔装機エウリード」まで。空の地形適応が「B」であるため、空中戦よりも地上戦を得意としている。これは根本的な性能値自体が空Aに適していないということだろう。離脱後の改造資金は返還されるため、1周目はHPと装甲まわりの強化に努めるのが無難。あるシナリオでゲンナジーより「マサキが最初に乗った魔装機」とのコメントがある。『LOE』では展開によってはマサキの初期搭乗機はザインになる(αでは初期搭乗機がザインである事が示唆されている)のだが、OGシリーズではジャオーム搭乗が公式設定である模様。
- なお、『POJ』のキャンペーンマップ「アンティラス隊の名にかけて」においてシモーヌがマサキがザインに乗ったことがあると語るシーンがある。このマップはパラレルワールドの要素が強いシナリオなのだが、「シュレディンガーの猫」の可能性を否定するまではいかない。勿論、単にゲンナジーはマサキがザインに乗った事があるのを知らないだけ、という可能性もある。
装備・機能
武装・必殺武器
- カロリックミサイル
- ミサイル。『EX』や『コンプリートボックス』でのみ使用可能。
- 対空レーザー
- レーザー兵器。『EX』や『コンプリートボックス』でのみ使用可能。
- ディスカッター
- 実体剣。サイバスターとは異なり刀身は片刃。『α外伝』では竜巻から取り出す。
- セントリーイーター
- IIIで本機の操者を務めるトレイスに用意された大型の鎌。射程範囲はガッデスの槍と同じ。
- ビームキャノン
- 胸部の球体から光弾を発射する光学兵器。『α外伝』では構えた両手の間から光線を発射していた。
- リニアレールガン / ハイパーレールガン / ハイパーレールキャノン
- 携帯型のレールガン。ライフルのように使用する。ランクアップするにつれてその形状も進化していく。
- OG2nd:陽炎のように揺れては消えてを繰り返しながら「リニアレールガン」を連射する。ゲンナジーのカットイン有り。
- ハイパーレールガン
- 音叉に似た銃身をもつロングバレルの携帯型レールガン。僚機ギオラストの所有する銃と規格は同一。
- ハイパーレールキャノン
- 「ハイパーレールガン」のランクアップ武器。携行型の大砲。
必殺技
- 罪と罰 / カニエーツ
- 「ディスカッター」で相手を十字に切り捨てるゲンナジーの必殺技。『LOE』の第2章で習得するが、ルート次第では習得しない。その影響かは不明だが、続編となる『ROE』では使用不可。
- カニエーツ
- 「罪と罰」のランクアップ技。SFC版「カニエーツ」はランクアップ後の描写変更がない寂しい攻撃であったが、DSのリメイクでそれを一新。
- 「罪と罰」の後、左手に展開した風系魔法陣から放射する緑の衝撃波で相手を消滅させる技に変貌した。こちらの技も『ROE』では使用不可。
- 死せる魂 / スプレマティズム
- 高速接近して放つ逆手の払い抜けから下段の斬り上げに連携させる秘剣。ジャオームが帯刀する「ディスカッター」の鋭い反りを利用した剣撃。切り捨てられた標的からは、剣に込められたプラーナが黒い粒子となって血煙のように噴き上がる。
- スプレマティズム
- 「死せる魂」のランクアップ。高速接近して放つ逆手の払い抜けで標的の動きを止めた後、続く5連撃(諸手上段唐竹、左薙、逆袈裟、右薙、諸手突)で無数の正方形に斬り分ける黒色の剣撃。
- フォーティアンミラージュ / 鎌刀術・十六夜
- 『POJ』でトレイスが搭乗したときの必殺技。威力は「死せる魂」に劣るが、その分リーチが長い。
- 鎌刀術・十六夜
- 「神祇無窮流」鎌刀術・絶影の型。大地に左手を突き風系魔法陣を展開。旋風を吹き上げる魔法陣を踏み台にして敵機に突進。相手を鎌の大振りで後方へ弾き飛ばし、得物を縦に旋回させて生み出した魔力弾で拘束。追撃の振り下ろしで両断する。目標に着弾した光球は望月(満月)、それを敵ごと叩き斬ることで「十六夜」を生む(つまり、月齢を欠けさせる)という誌的な技である。
- 条件を満たすと解禁されるランクアップ技で自軍屈指の攻撃力を得る上に、リーチがさらに伸びる。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 運動性 +15、 装甲値 +200
- OGシリーズのボーナス。
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- HP +2000、移動力 +1、装甲値 +300、HP回復 +30%
- 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 移動力 +2、装甲値 +200、HP回復 +30%
機体BGM
- 「熱風!疾風!サイバスター」
- 『EX』の選定曲。
- 「終わりなき戦い」
- ゲンナジー搭乗時。
- 「クロス・ドレス」
- トレイス専用曲。
関連機体
脚注
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