シエロ・ビーターは『スーパーロボット大戦Z』の登場人物。
概要
修理屋「ビーター・サービス」の経営者でランド・トラビスの師匠。ゴロツキだったランドを叩きのめして更正させた過去があり、彼からは「親方」と呼ばれている。
腕っ節と修理の腕はランド以上(後々の状況を判断するに現在でもかなりの開きがある模様)で、性格は陽気で豪快。ランドの十八番である暑苦しいヒートスマイルは彼直伝のものであり、やはりというか同じく暑苦しい。
どこからか発掘したガンレオンを修復改造、ギーグ・ガンやスパナなどを追加装備して修理用マシンに変えて運用していた。その関係なのか、ガンレオン本来の姿である、メールが言うところの「マグナモード」についても知っていた節がある。
『Z』本編の「大時空震動」以前に次元震に巻き込まれてしまい、それが切欠でUCWの基となった「荒廃した世界」からADWに転移し、更に蒼の地球に転移。放浪の末にようやく落ち着き、陰ながら宇宙のために自らの技術力を惜しみなく発揮した。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。ランドの回想とツィーネ・エスピオが擬態した偽物しか登場せず、劇中で再会することはない。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- なんと、第13話においてエリア11のフジ基地で仕事をしていた事が判明。クロウをレーダー施設に移動させると登場し、彼に強化パーツ「オートリペアマシン」を託してくれる。なお、名前は「???」名義となっており、キャラクター事典にも登録されないという隠れキャラ的な扱いとなっている。
- なお、『第2次Z再世篇』には登場しないため、ランド達と再会できなかったばかりか、『Z』側の多元世界へ行く事も出来なかった。
- 『第3次Z連獄篇』ではランドからシエロの話を聞いたクロウが(あの暑苦し…熱いスマイルと修理屋…)と心中で考えているため遭遇した事が正史となっている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 第8話で『破界篇』と同じくヒビキを特定の位置で待機させると出現する。どういうわけか戦闘中のハンカ自治州の軍事基地でパーツ集め(火事場泥棒ならぬ戦場泥棒?)をしておりヒビキから呆れられる。今回くれるのは「補助GNドライヴ」。
- 「???」名義の登場だが、今作ではフルネームで事典に載る。それによると何度も転移に巻き込まれ、様々な世界を渡り歩いているようだ。が、今度はランドが行方不明になったためやっぱり再会できない。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 今作ではランドの裏を掻くように自軍を支援していたことがエンディングで明らかになる。相変わらず放浪を続けていたようで、果てにトライアと知り合った。ソーラリアンの整備主任という大任を任せられるほど、トライアと顔見知り。AGの計らいで自軍と合流するかに見えたが、ZONEの整備とスヴェルの機関士長としての任のために単独で宇宙に上がったため、ランドと再会したのは全てが終わってからだった。更にランドとのダブルヒートスマイルをプレイヤーに見せつけるという暑苦しい演出を用意されている。
人間関係
- メール・ビーター
- 愛娘。
- ランド・トラビス
- 弟子。ヒートスマイルを始め、技術を彼に教えている。
- ツィーネ・エスピオ
- 直接の関係はないが『Z』ランドルートでシエロに化けた事がある。
- クロウ・ブルースト
- 上述のとおり、彼に強化パーツを託す。
- トライア・スコート
- 知り合い。放浪の末に知り合ったようで、「あいつ」と呼ばれていることからかなり顔見知りになっているようである。彼女をはじめ、多くの技術者の作った機械や装置の整備を行っている。
- ヒビキ・カミシロ
- 彼にも強化パーツをわたす。戦闘中にパーツ集めをするシエロに呆れる一方でなぜこんなところにいるのか不思議がっていた。
関連機体
- ガンレオン
- 元々はシエロが発掘した機体。真の姿である「マグナモード」についても知っていた節がある。
- ソーラリアン
- 整備主任として関わっていた。