猿渡ゴオ

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猿渡ゴオ(Go Saruwatari)

神魂合体ゴーダンナー!!』の主人公

ダンナーベースに所属するゴーダンナーのパイロット。かつて「巨神戦争」と呼ばれる大型擬態獣との戦いで活躍した英雄。大戦時に恋人だったミラ・アッカーマンを失い腑抜けていたが、同じく大戦中に自分が命を救った葵杏奈との触れ合いによって立ち直り、5年後に杏奈と結婚することになる。だが杏奈との結婚式の最中に再び擬態獣が出現し、また戦いに赴くことになる。結婚生活と戦いの両立、ミラが生還したことで生まれた三角関係ラビッドシンドロームの発症などの苦難に見舞われるが、遂には最強の擬態獣との戦いに勝利し杏奈と結婚式を挙げる。

登場作品と役柄

20代後半という、参戦キャラクターの中でも年長格で、生きた伝説として有名でもある為か、どの参戦作品の中でも、スーパーロボット乗りのキャラクター達からは、頼れる先輩として扱われる事が多い。プレイヤー部隊内でも、アムロ(成年)クワトロムウフォッカーゲインといった、ベテランパイロット達と同格として扱われている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
第1話から登場し、ルート分岐以外では離脱しない。結婚式イベントも再現されたため、周囲にからかわれることも。部隊内では今回良く出来た子供がやたら多いためか、良くも悪くも「大人」としての対応が多い。そんな役回りと年齢や戦闘経験ゆえか、戦時・平時問わず部隊内のまとめ役的存在となっている。一応、長年腑抜けていた事実は部隊内でも知られているようだが、さほど大きなツッコミは無く、むしろ嫁さんのことに関してやんや言われることのほうが多い。搭乗機のゴーダンナーの性能は微妙だが、ネオオクサーゴーオクサー)と組ませると使いやすくなるため、嫁か元恋人とPUを組んでいることが多いだろう。
合体してシングルユニットとなる際、最も欲しいのはアタックコンボ技能なのだが、本作は各参戦作品の主人公格はアタックコンボの習得が遅く、レベル1止まりという欠点がある。シングルユニットになる理由付けが最もわかりやすい機体であるゴーダンナーにとっては使い勝手を左右する重要な要素なので、使う気があるなら真っ先に覚えさせよう。
スーパーロボット大戦L
序盤からの登場で、最初から『SECOND SEASON』状態での参戦である。中盤までは離脱している場面も多く、パイロット離脱時は参謀・指揮官ポジションとしてLOTUSに同行している。超擬態獣との決戦にて完全復活・復帰を果たす。「巨神戦争」の英雄として一目置かれ、若年層からは慕われており、ストーリー上での出番も非常に多い。度々苦悩する若年パイロットを導き、奮起させる場面が見られるなどLOTUSのメンバーの中でも随一の頼れる大人として活躍する。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
序盤から登場。特機隊やAフォース共に年長者で、戦闘経験も十年以上と非常に豊富である為、特機隊のリーダーとして活躍する。最初こそ十三から「ただのオッサン」と比喩されてしまっているが、原作での性格面の駄目な描写は殆ど無く、最後まで特機隊の頼れるリーダー格として立ち回る。また、葵豹馬は幼少期に助けられている為、「兄貴」と慕われている。戦力としても、エースとして非常に頼りになる存在。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

格闘が非常に高く、格闘武器を多数持つゴーダンナーとの相性はいい。ベテランパイロットの割に技量はやや高め程度に落ち着いている。命中は主役系にしてはやや低めで、防御もスーパー系にしては低い。

精神コマンド

必中不屈熱血とスーパー系に必須な戦闘向けのものを揃える。闘志を取得するが、乗機の射程の短さ、鉄壁を持たない事からあまり使用される事はない。

特殊技能(特殊スキル)

底力カウンター援護攻撃援護防御アタックコンボ

スーパー系主役格なので、底力の伸びが良い。

人間関係

葵杏奈
妻。杏奈からは「ゴオちん」と呼ばれている。
ミラ・アッカーマン
死んだと思っていた元恋人。最終的な関係はメディアによって異なる。
葵霧子
上司にして義母。
藤村静流
パイロット養成機関時代からの腐れ縁。
ルウ・ルー
父親を失った彼女を引き取る。しかしロボットの操縦を教える事を頑なに拒んだ事もありの元へと去ってしまう。ラストでは彼女と共にトリプル・ドライブを発動し最強の擬態獣を倒す。
猿渡忍
歳の離れた弟。忍自身も杏奈に惚れているためトラブルになることもしばしば。
ルウがメナージュ・ゼロと認定されている彼を慕うようになった事で因縁をもつ敵となる。

他作品との人間関係

スーパー系

兜甲児
TV版設定でも、OVA版設定でも、彼からは偉大な先輩として強く尊敬されている。
剣鉄也
甲児と同じく、TV版設定でも、OVA版設定でも、彼からも偉大な先輩として強く尊敬されている。
葵豹馬
SC2では巨神戦争時に擬態獣に襲われた太陽学園を救ったことがあり、以来彼から「猿渡の兄貴」と呼ばれ、強く慕われている。そのエピソードはゴオと杏奈の出会いに似ているが、苗字繋がりだからだろうか…?Lでも後輩で、強く慕われている。
藤原忍浪花十三
SC2ではゴオを強く慕うケイジや豹馬とは対照的に、腑抜けてしまっていた頃のゴオの姿を「ただのおっさん」と揶揄した。
ヴァン
Kでは彼の復讐に理解を示しつつも、その復讐心を諌めた。「結婚式当日にカギ爪の男に妻になるはずだった人を殺された」と聞き、自分も杏奈を殺されたら復讐に走るだろうと語った。ただし後にルウに対して復讐は戦う理由として最低のものと言っているので、それが良いことであるとは思っていないようだ。
リー・ジェンシン
Kでは弟を救えなかったという過去のトラウマに囚われていた彼を一喝した。
早瀬浩一
Lでは「巨神戦争」の英雄として大いに慕われる。
森次玲二
Lでは「技の森次、力の猿渡」と並び称された。
飛鷹葵
Lでは杏奈との夫婦の様を彼女から「美女と野獣」と評された。
碇シンジ
Lでは超擬態獣との決戦の際に勇気ある行動を起こした彼を強く称賛した。また、彼もゴオの事を尊敬し、慕っている。
鈴原トウジ相田ケンスケ
Lでは巨神戦争の英雄であるゴオに出会った際、驚き、喜んでいた。

ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
SC2における「前大戦の英雄」仲間の一人。「特機隊のリーダーはあなたしかいない」と、ゴオ同様大切な人を戦いで失った者として、ゴオを激励する。
クワトロ・バジーナ
ゼクス・マーキス
キラ・ヤマト
SC2における「前大戦の英雄」仲間。彼らやアムロやフォッカーも交えて、共に天津飯を食している場面も。
張五飛
SC2ではゴオの実力を認めており、手合わせしたいと願っていた。Lでは出会った当初は「戦えなくなった男に答える言葉はない」と一蹴されたが、後に共闘することになった際には、「(妻を)大切にしてやれ」と伝えられた。
ギルバート・デュランダル
Kでは単なる悪の独裁者程度の認識だったが、Lでは人類の未来を心から憂う為政者の一人として、彼に対して敬意を表している。また、ラビッドシンドロームの治療に協力してくれた恩人でもある。
アスラン・ザラ
Lでは彼の迷いを断ち切り、彼を立ち直らせている。
シン・アスカ
LではステラLOTUS参加に難色を示す彼に対して、自身や杏奈、ミラの事を顧みて、ステラの想いを汲んだ上で彼を諭している。

リアル系

ロイ・フォッカー
SC2における「前大戦の英雄」仲間の一人。共にゼントラーディの捕虜になってしまう場面も。
小楯衛
Kではゴオも彼と同じく『機動侍ゴウバイン』のファンだった。

バンプレストオリジナル

ケイジ・タチバナ
ゴオに対して強い憧憬の念を抱いており、偉大な先輩としてゴオを慕う。
ミスト・レックス
ダンナーベースの新人雑用係。分け隔ての無い先輩と後輩といった間柄。パイロットとして未熟な彼に対して度々苦言を呈するが、戦闘中の喧嘩に対しては「猿渡さんにだけは言われたくなかった」と心の中で反発される。
南雲一鷹
ゴオに対して憧憬の念を抱いており、初対面の際には彼からとても緊張されていた。

名台詞

「疲れてねえよ…」
桃園桃子以下ベーススタッフのゴオちんラッシュを受けて。この後元カノが復活したり新婚なのに居候が最大3人になったり新婦が家出したりと、大変な結婚生活になる。ちなみに、この後にルウを引き取る事になった際、杏奈が「お父さん」といったのを皮切りに再びベーススタッフから今度はお父さんラッシュを受けて再びこの発言を行っている。
「なんでジェットボーイなんすか!? なんでロケットボーイにしなかったんすか!?」
サポート用飛行ユニットであるジェットボーイが宇宙では使用できないことを嘆いての台詞。ただし、この直後霧子に「仮にロケットボーイがあったとしてもウチの機体は宇宙では戦えない」と突っ込まれてしまった。
「杏奈! 俺にはどんな時も忘れない言葉が、一つだけある。それだけを思って俺は帰ってきた!」
「お前が空から降ってきた日、俺は生まれ変わった。人は、守るべきものが必ずあるんだ。たとえ、目に見えなくても。そして、それを知っている者は…」
「戦わなくてはならない!」
最終話、最後の擬態獣を目の前にして。最後の台詞は杏奈と共に。

スパロボシリーズの名台詞

「ヴァンの怒りはもっともだ。もしも俺が結婚式の当日に杏奈を殺されたとしたら…」
「ヴァンと同じように復讐の鬼になるだろうからな…」
Kにてヴァンの素状を聞かされ、呟いた台詞。ここで杏奈には「冗談だ」と返しており、後のルウへの台詞を考えると、決して復讐が正しい事だとは思っていないようである。
「人類の未来をデュランダルの好きにされてたまるか!」
Kの19話前編より。デュランダルの提示するデスティニープランに不快感を露にする。後発のLではプランそのものには反対しつつも、また違った反応を見せている。これは、今回のデュランダルのやり方が横暴過ぎたのも原因と言える。
「あいつは一体何回ピンチになりゃ気がすむんだ!」
Kの中盤、ヴェリニーを前にして例のごとく怒りで我を忘れて一人で突っ込んでピンチになったミストに対して呆れて叫んだ台詞。プレイヤーの心情を見事に代弁した台詞と言えなくもない。確かに正論ではあるが、ゴオもブレイドガイナー相手に自分を見失って突撃した経験がある。
「そうだ!ロゴスに味方する連合の奴らを地獄に落してやれ!!
Lのヘブンズベース戦にて発言した迷言。一見ただの過激な台詞に見えるが、実際はラビッドシンドロームの悪化を暗示している台詞で、デュランダルはゴオの病状の危うさを察していた。ちなみに、この時点でこの過激な言動に違和感を指摘する者はいなかったが、直前のIMでも異様に気が荒くなっていることは杏奈や一鷹も気づいており、パイロット達は単に指摘する余裕がなかっただけと思われる。
「俺自身が決断した事だからさ」
「他の誰でもない自分自身が選び抜いて決めた事だから、すべてを背負い、前を向く事ができるんだ」
「俺やオズマ隊長と違って、お前はまだ若い。そう簡単には割り切れねえだろう。けど…そういう立場を選んだんなら、貫け」
Lのオーブ戦を前に、心に迷いが生じているアスランに対してかけた言葉。人間同士で戦うのは自分も平気でないこと、かつて自分が友であるマックスを手にかけたことを後悔していないことを明かし、「なぜ後悔していないのか」と問うアスランに対して、こう答える。この直後の戦いの最中にアスランがラクスからインフィニットジャスティスガンダムを託される際にも彼の脳裏にこのゴオの言葉がフラッシュバックしており、この言葉は、アスランの迷いを断ち切り、彼を立ち直らせる大きなきっかけとなった。
「その子を戦いに巻き込みたくないという気持ちはわかる」
「だが、大切に思うからこそ、相手の意思を尊重してやる事も大事な時があるんだ」
Lレクイエム戦直前、ステラのLOTUS参加に難色を示すシンに対して、自身や杏奈、ミラの事を顧みて、ステラの想いを汲んだ上で彼を諭しての台詞。
「子供にだって自分の道を選ぶ力がある!間違えそうになった時は大人が導いてやりゃいいんだ!最初から一本道を提示するだけじゃ、子供達の可能性が失われていく!」
Lメサイア攻防戦におけるレイとの戦闘前会話での台詞。「デスティニープランは子供達の未来を奪う」と言うゴオに対して「プランはルウのような悲劇を生み出さず、子供達の進むべき道を正しく示す」と返したレイに対しての反論。子供達の未来を真剣に憂う「父親・猿渡ゴオ」の姿。
「城崎を守れなかった自分を恨むお前の気持ちは俺にもわかる…! だが、自分を見失うな!」
Lのセントラル戦で城崎を失った怒りで暴走状態になった浩一を叱咤した。しかし、城崎を失った事でセントラルへの憎悪に心を支配された浩一にゴオの声も届かず…


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