真・虎龍王は『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』の主役メカの一つ。
概要
真・龍虎王のもう一つの姿。
誕生時にブリットが魂力を消耗したことで昏睡状態に陥ったため、当初この姿になることは出来なかった。しかし、合神時に蘇った虎王機の意志は戦意を消しておらず、ゴラー・ゴレムとの激突の中で、ブリットに再び戦う意志を問い、その答えと共に覚醒した彼に力を貸す形で変形機構が解放された。
変貌前の虎龍王をより接近戦に特化させた超機人であり、ランダム・スパイクおよびソニック・ジャベリンは消失、徒手空拳の格闘を得意としている。武雀王・雀武王の武具や装備は全て機体の補強に使用しており、戦闘には用いない。
唯一の得物として、龍虎王の武器であった「龍王破山剣」を譲り受け、鍛えなおした大刀「斬神陸甲剣」を所持している。
誕生の経緯、及び真・龍虎王についてはリンク参照。
登場作品と操縦者
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- クスハ編第44話「四神招魂、ここに」にて変形可能になる。近接戦特化のユニットで、最大攻撃値はダイゼンガーなどの特機(スーパーロボット)に劣るが、分身が使えるのが大きい。クスハが援護攻撃を習得するのに対し、ブリットは援護防御を習得するのだが、強力な単体攻撃一本の虎龍王側にこそ援護攻撃が欲しいところである。養成で上書きしてしまうのも有り。
装備・機能
- 虎王飛拳
- タイガー・ナックル。一度消滅してから再構成されたため、参式のブーストナックルの機構はなくなり、虎の姿をした「気」を拳に乗せて打ち出す。
- 虎王咆哮
- ソニック・シャウト。虎王機固有の技で、「気」に乗せた咆哮の衝撃波によって敵を撃破する。射程が長めだが射撃攻撃なので、ブリットの能力とは若干かみ合わない。
- 虎王回転圏
- ヴァリアブル・ドリル。参式のドリルを引き継いだ武装で、この形態でも所持。衝敵の〆に使われる。
- 虎王牙闘打・蒼天
- タイラントブレイク。脚撃、腕撃の連打の後、斬神陸甲剣でとどめの斬撃を加える。
- 虎王牙闘打・衝敵
- タイラントオーバーブレイク。敵機の周囲を身分身で高速移動しながら脚撃、腕撃の連打の後、ヴァリアブル・ドリルで渾身の一撃を加える。ちなみに虎龍王の時とは違い、決めは左手。モーションの前には肩を回したり首を鳴らしたりと、気合を入れているような動作がある。
- 虎王斬神陸甲剣
- 真・虎龍王最大奥義。四神の力を刀身に宿し、大上段から両断する。なお、破山剣と異なり召喚するのではなく、鞘に納めて右腰にマウントしている。
- 斬神陸甲剣・逆鱗断
- 「龍王逆襲」でソロシップのDSドライブを利用した「準光速流星弾」の最中に使用。応龍王の逆鱗を文字通りに断ち切る一撃を与えた。
- 剣装備
- 斬神陸甲剣によって切り払いを発動する。
- HP回復(小)
- 分身
- 「身分身の術」という虎龍王の脚力で、高速移動して残像を形成する。元々は虎王機の時に龍王機から譲られたもの。
- 変形
- 分離、最合体して真・龍虎王へとなる。
- 念動フィールド
- 念動力による障壁。無効化系の上に上限1800。これで止められる攻撃をしてくる敵は参戦時点ではもういないので、実質無意味。
移動タイプ
- 陸
- L
機体BGM
- 「龍虎天翔~我等ニ敵ナシ」
- 真・虎龍王及び真・龍虎王のデフォルトBGM。ボーカル版は水木一郎氏が歌唱を担当している。
対決・名場面
- 最強白虎、再び
- 閉鎖空間を切り裂き、一行を救い出した白き戦神・バンプレイオス。その力を引き出すため、リュウセイを導いて限界を迎えたクスハは龍虎王ごと行動不能に陥ってしまう。追い打ちをかけるかのように孫光龍が現れ、絶体絶命の危機が訪れる。そんな中、操縦座で眠るブリットの心に虎王機が語りかける。「汝、人界の救済を望むや?」目覚めた彼は、その問いに対してクスハを守るために戦うと断言。覚醒した力は超機人、真・虎龍王となって顕現し、四霊の龍王を一刀のもとに撃退。四神招魂、我等ニ敵ナシ……復活の名乗りとともに、逆転劇の幕が上がる。
余談
- 武装のネーミングについて
- 真・虎龍王の武装のネーミングは、阪神タイガースの応援歌『六甲おろし』の歌詞から取られている。