パールネイルは『第2次スーパーロボット大戦Z』の登場メカ。
概要
聖インサラウム王国が開発した精鋭騎士団「アークセイバー」の専用機で、ナンバー7のマルグリット・ピステールの乗機。白い人型に女性を想起させる外観をしており、二つ目のデュアルアイをスコープで隠していて、スカート部は推進器となっている。最大の特徴は両背部のフレキシブル・アームに繋がれた武器で、誘導兵器「アーチャー」と、攻防一体の「ヴァルキュリア・スピナー」。本体の腕は攻撃に用いない。
瞬発力と精密攻撃に優れ、敵の隙を衝いて懐に飛び込む戦闘を得意とする。アークセイバーシリーズは次元力によって駆動し、本機の瞬発力や機動性もそれに由来するものである。
アークセイバーシリーズの中でも特にスピードに秀でた機体であるらしく、団員たちの間では敵機のスピードを評価する基準にされている。
登場作品と操縦者
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 条件を満たせば第49話シナリオ中から使用可能。3段階改造済みで加入する。インターミッションも利用できるので改造やパーツの装備も可能である。瞬発力に優れると言う触れ込みのわりには防御型で、次元獣の高い命中能力もあって回避には期待できない。戦わせるならHPと装甲を改造しよう。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 前作で参戦した扱い。一度NPCとして登場した後、第30話までは敵として登場。その後「加速する世界」でスポット参戦の後、「失われし聖王国」で正式加入。機体性能・武器性能ともに前作より少し向上したが、それでも火力不足。マルグリットの精神が有用なのでそのために出すのもあり。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- ソーラリアンの召喚攻撃要員としてのみ登場。一応ユニットアイコンはある。
装備・機能
全ての武装が両背部のフレキシブル・アームに接続された誘導兵器「アーチャー」と円形の大型刃「スピナー」による攻撃となっている。そのため、仮にフレキシブル・アームそのものが破損して脱落などした場合、本体のみでも十分な戦闘が可能かどうかは疑問が残る。
- ウィルフル・アーチャー
- 誘導兵器アーチャーによる多方向から同時攻撃を仕掛ける方向指定型マップ兵器。サイズ差補正無視の効果あり。弾数が少ないのが問題。
- ヴァルキュリア・スピナー
- 左右両背部に繋がれた2基のスピナーを回転させながら突撃し、相手を切り刻む。この攻撃を仕掛けるときにパールネイルはまるで舞踏のような動きをする。
- フェイスフル・アーチャー
- フレキシブルアームの関節部に装備された誘導兵器で、宝石のような形をしている。左右背部に4基ずつ計8基装備しているが、戦闘アニメで使用するのは6基のみ。射出後多方向攻撃ののち、アーチャーが集合し一斉発射する。マルグリットは「小さき射手」とも呼ぶ。特殊効果は運動性ダウン。
- ブルーム・イン・ヘヴン
- 2基のスピナーを連結し、花のような形(と言うよりは手裏剣)にする。遠投するとエネルギーを纏って[1]相手を両断し、元の位置に戻ってくる。その美しさと破壊力を讃え、インサラウム王が名付けたらしい。なお、カットインはマルグリットのほぼ全身が見え、盛大に揺れる。
- 盾装備
- スピナーでシールド防御を行う。
移動タイプ
- 空・陸
- 飛行可能。
- M
カスタムボーナス
- 「マップ兵器及び射程1以外の全ての武器の射程+1」
- 射程の短い本機にはありがたいが、『破界篇』では最終話しか使えないため旨味がない。『再世篇』では中盤で参入するため、その威力を十全に発揮できる。
機体BGM
- 「真珠の落涙」
- マルグリットのテーマ。イントロがアークセイバー勢で共通。
関連機体
- エメラルダン、サフィアーダ、ディアムド
- アークセイバーシリーズの一機。
- パールファング
- マリリン専用の同型機。後発機の分性能はこちらが上。
- 聖王機ジ・インサー
- 源流。
脚注
- ↑ エネルギーを纏っている状態なら、花っぽくも見える。