オルゴンエクストラクターは『スーパーロボット大戦J』の登場メカ。
概要
フューリー製の機動兵器及び主人公機に搭載されている動力源。
空間に遍在するオルゴン・エナジーを抽出して駆動する、事実上の第二種永久機関。稼働時にはオルゴン・クラウドと呼ばれるバリアフィールドを形成して機体を保護する他、これを利用した短距離の空間転移機能も備える複合機関でもある。オルゴン・エナジーは東洋医学で言うところの「気」に近い、謂わば生命エネルギーの一種であるため、搭乗者が本調子でないと出力が下がってしまう一方、搭乗者の資質次第ではさらなる高出力を発揮することも可能らしい。
巨大宇宙船ガウ・ラ=フューリアの中枢には皇帝機ズィー=ガディン(本体)にエネルギーを供給する巨大な装置が存在し、これらはオルゴナイト・ミラージュを利用した独自の迎撃能力を備えている。
エクストラクト(Extract)とは「引き出す」「抽出」といった意味であり、名前は「オルゴンを抽出する装置」という事になる。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 最終話に登場。HPが高く攻撃射程も長いが、AI操作なので能力は低い。4機存在し、全て破壊しないとズィー=ガディンを倒すことはできない。
装備・機能
- オルゴンミラージュ
- エネルギーを収束させて3機のラフトクランズ(の複製品)を作りだし、それぞれソード、ライフル、クローを使って連係攻撃を仕掛ける。本機体唯一の武装。OGMDの表記に倣えば『オルゴナイト・ミラージュ』。
- EN回復L
移動タイプ
- 陸
- LL
余談
- OGMDではオルゴン・エナジーは「大気中に存在する未知の自然エネルギー」とされている。現実世界におけるオルゴンも概ね同様で、ウィルヘルム・ライヒが発見したと称する、自然界に充満するエネルギーのことである。性的絶頂を意味する「オルガスムス」から名づけられた。日本では「気」と同様のものだとされている。
- ライヒのオルゴンに関する研究は現在では疑似科学の域を出ないものであるとする見方が主流である。また、スパロボではオルゴン・エナジーは緑の光として描写されているが、ライヒが発見したとするオルゴンは青色である。