楠舞神夜

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楠舞神夜(なんぶ かぐや / Nanbu Kaguya)

無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ』のヒロイン神楽天原において人間を治める一族「楠舞家」の姫。身の丈程もある巨大な霊刀「護式・斬冠刀(ごしき・ざんかんとう)」を用いての剣術「楠舞一刀流」を駆使して戦う。口癖は「~極まりないです」。

成人前に全国行脚し、見聞を広めるという家のしきたりに従い旅をしていた(しかし、周囲に黙って出奔したため、序盤は捜索対象として賞金がかかっていた)が、マイティエーラ内を探索に来ていたハーケン・ブロウニング達と偶然に遭遇し、共に旅をすることになる。

基本的に生真面目なお姫様なのだが、時に激しい天然ボケぶりも見せる。また、女好きのハーケンに惚れ込んでしまっているため、錫華に「男を見る目がない」と言われる始末だが、一方で無意識の内にハーケンを上手く協力させてしまったため、アシェン・ブレイデルから「天然の策士」と評されたことも。本人の意識しないところで他人を使ってしまうところは、姫として育てられてきたせいなのかもしれない。

母親譲りの強大な霊力を秘めており、不死桜の真の力を発動させることが可能。ただしその発動のためには霊力を急激に消耗するため、命に関わる(彼女の母親・羽衣は13年前にその力を発動させたことで他界)。結局はハーケンの介入により力を発動させる必要はなくなり、また力の発動を巡る一連の展開の中で、ハーケンとより深い関係を築くに至った。

役割分担的にはパーティーのセクシー担当。アシェンの分析曰く「100前後」であるらしいその胸と、錫華が「神夜を越えたら普通に通報される」と評した際どい衣装は、歴代バンプレストオリジナルキャラクターの中でもトップクラスのお色気度を誇る。特に胸については、錫華・小牟が貧相であることから余計に際立つためか、「煩乳」「悶乳」「汚乳」等といわれ放題。カットイン時の乳揺れも凄まじいことになっている。また、衣装は「楠舞家の正装」である可能性が非常に高い(「楠舞家の正装」は神夜の初期装備)。ちなみに身長は、アシェンからは「小柄」と評されたが、170cm前後と割と高い。あまり自分の服装やスタイルを気にしていなかったようだが、自らをアインストがコピーしたアインストカグヤとの遭遇時に、自分の格好の際どさを認めている。しかしそんな彼女の食生活は、EXCEEDでの発言によると獣肉ではなく魚メインであるらしい(ただ、大食いかどうかは不明だが、戦闘ボイスでは良く空腹を訴えるため食事量はそれなりと思われる)。グラマラスなスタイルの秘訣としては本人曰く「牛乳を飲むといい」「楠舞印の無添加がオススメ」とのことである。

彼女自身の名前と居城・武酉城の名称からわかるように、モチーフは竹取物語のかぐや姫。本作のネーミングは寓話を元にしたものが多いが、その中でも最もド直球である。名字の「楠舞」は勿論キョウスケに由来するものだが、関連性についてはやんわりとした否定といったスタンスで、意図的に曖昧にされている(ただし、攻略本のスタッフインタビューにて楠舞の姓なのは意味があるとも語られている)。一応、彼を意識して「分の悪い賭けは?」「キライじゃありません!」と言ってみたり、精神コマンドに「博打」があったりする。一方、武器繋がりで某キャラ同様に「悪を断つ剣」も名乗る。ちなみに、特殊技能に「引っ込み思案」を持っている…「深窓の令嬢」的意味なのかもしれないが、そうは見えない(制作側も同じ認識を持ったのか、『無限のフロンティアEXCEED』では「おっとり」に変更されていた)。

登場作品と役柄

無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
ヒロイン。扱いは上記の通り。
無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
前作から続投。今回はハーケンとの関係がややクローズアップされている。また、天然発言も健在。新ヒロインのネージュとよく会話で絡む。というか、物語に不死桜が関わることもあって、ヘタするとネージュ以上にヒロインとして活躍している。
PROJECT X ZONE
ハーケン共々参戦。なお、斬艦刀&悪を断つ剣繋がりのゼンガーとも共演。プロローグ3でしょっぱなからゼンガーと共闘することに。どうやら、勉強中の扇子を使った踊りを技に取り入れてるらしい。また、「ゴッドイーター」の神機にも興味がある様子。11話に正式参戦するのだが、やはり、外見から注目を浴び、更に今回は秋葉原のど真ん中に出現したクロスゲートから戦闘中に突然出て来るという派手な登場をした為に必要以上に目立つ事になり、「デッドライジング」のフランク・ウェストにいきなり5回も撮られて全てEROTICA判定だったり(5回撮られたのは神夜だけ)、「エンドオブエタニティ」のヴァシュロンにグレネード認定されたり(と言っても、ヴァシュロンは原作で巨乳をグレネードと例え、この作品でも結構な数の巨乳キャラがグレネード認定されているが)、さらには「テイルズオブヴェスペリア」のエステルには(プロポーション的な意味で)ライバル視されたり(主に胸的な意味で)「サクラ大戦」の大神一郎に効果音付きで好感度を上げられたり(今作では.hackの究極AIであるアウラも好感度を上げているが、別に大神は軟派ではなくむしろ硬派の熱血漢である…はずだが、シリーズの関係上確実に二股しており、PXZでもヒロインのさくらに「スケベで浮気者」と言われている)と、大変である。

人間関係

ハーケン・ブロウニング
作品序盤から仄かな想いを抱いていたが、終盤に上記の事情でハーケンから積極アプローチがかかり、立場が逆転気味に。とはいえ彼のおかげで昇天せずに(≒月に帰らずに)済んだため、命の恩人でもある。
錫華姫
彼女のお目付役。とはいえ実情は対等の交友関係に近い。
アシェン・ブレイデル
ハーケンお付きの「からくり」。神夜は姫の身分だが、アシェンからは全くと言っていいほど敬われていない。PVで披露された戦闘シーンの掛け合いで神夜を『乳牛姫』と呼び、ユーザーに彼女の愛称として定着させた。
楠舞讃岐
現在の武酉城の主で、神夜の父親。妻・羽衣は13年前の「篭国」において不死桜の力を発動させるために霊力を使い果たし、他界している。ちなみに神夜の偽物騒動が起きた際、本物の娘を胸の大きさで判断したが、エンドレス・フロンティアアインストは対象の外見を完全にコピーできるので、正確な判断材料にはならない。
乙音
神夜の師匠。衣装はくの一にしては際どいが、神夜に比べれば普通。
守天
滅魏城の城主。恋人の錫華が、武酉城の神夜の下へお目付役として出入りすることを良く思っていない。
アレディ・ナアシュ
彼からは初対面時に「天女」と評される。おそらく生真面目な彼から見た神夜を純粋に美女として評価したのだろう。
ネージュ・ハウゼン
実は幼い頃に一度彼女と出会った事があるが、再会時は神夜のあまりの成長っぷりにネージュが逆ギレした。過程は違えど「母親を十年戦争で失った者」としてネージュの境遇に共感しており、フェイクライドの件ではネージュを後押しした。

他作品の人間関係

有栖零児
パーティーのメンバー。護式・斬冠刀を帯刀し振り回す彼女が、実はかなりの力持ちなのではないかと思ったことがある。
小牟
パーティーのメンバー。色々と他作品やお色気のネタを振り、神夜を乗せたり、困らせたりする。
KOS-MOS
パーティーのメンバー。ゲーム中のテキストでは「こすもすさん」と、ひらがなで呼んでいるが、ある場面だけきちんと「KOS-MOS」と呼ぶ。
アクセル・アルマー
初対面時に髪の色や姓で記憶が戻りかける。また、何かと胸をバカにされる神夜を「美乳」と評価する数少ない人物。
毒牛頭
あろうことか、初登場シーンで神夜に一目惚れ。いきなりプロポーズを敢行する。しかも神夜自身は照れてハーケンに「どうしましょう」と相談するが、ハーケンからは「牛扱いされている」と突っ込まれた。以後もしつこく求婚を続けたため、さすがに神夜も迷惑がるようになる。なお、アインストに操られた時も「…ヨメ…」と相変わらずの執着心。
余談だが、EXCEEDにおける神夜用の最強アクセサリは「婚約鼻輪」である……
ゼンガー・ゾンボルト
プロジェクトクロスゾーンにて共闘。ゼンガーの刀を自身の霊力で巨大化させた。

習得する使用技

技名の由来については後述。基本的に『竹取物語』及び花札に由来しているものが多い。

詳細は下記記事を参照。

月鱗(がちりん)ゴースト
PROJECT X ZONEで使用するハーケンとファントムの二人と一機で放つ合体攻撃。マップ上複数の敵を巻き込む複数技という扱い。

習得する精神コマンド

詳細は下記記事を参照。

習得する特殊技能

戦闘中に自分の行動順が回ってきた時、発動条件を満たすと一定確率で発動。消費するパラメーターは一切ない。

詳細は下記記事を参照。

キャラクターBGM

「天衣夢泡の天満月」
神夜専用の戦闘曲。もともと神楽天原のマップBGMである「天衣夢泡」が彼女のBGMになるはずだったが、戦闘曲としてはテンポに欠けるということでこちらが採用された。
「天衣夢泡の天満月(Ver.EXCEED)」
EXCEEDでの専用曲。よりロックらしくなっている。
「月華煌々」
EXCEEDにおける必殺技・特殊技使用時のBGM。

名台詞

共通

「私、楠舞神夜です。悪を断つ剣なんですけど…」
戦闘開始時のボイスの一つ。
「護式・斬冠刀…悪を断つ剣です」
月架美刃使用時のキメ台詞の一つ。
「この切っ先に……一擲を成して乾坤とします!」
必殺技使用時の台詞の一つ。……なのだが、元ネタであるゼンガーの台詞は「この切っ先に、一擲を成して乾坤を賭せん!」なので、文法的にも微妙に間違っている。

無限のフロンティア

「失礼です!これは普段着ですから!」
沙夜に自分の服を「変な勝負服」といわれて。おいおい…。
「私はね……今、とっても穏やかな気持ちなんです」
「小さい頃から、ずっとこの世界にいて、他のことなんて……全然知らなかった……」
「でもね、今回の全国行脚の旅は、大変だったけど……本当に楽しかった」
「もう思い残すことはない……本気でそう思ったんだよ?お母様」
「……だからこそ、このすばらしい“世界”を守りたい……」
「あの時……お母様が、この神楽天原を戦争から守ったみたいに」
不死桜の真の力を発動させるため、死を覚悟した際にセリフ。
「……私を……」
「私を……さらってくれますか……?」
上記のセリフのあとにハーケンがやってきて。かぐや姫の話をされた後のセリフ。

無限のフロンティアEXCEED

「ちょっと。……ハーケンさん。」
エスメラルダ城塞にて、ハーケンとドロシーの関係を疑っていた時の台詞。その後、ドロシーの部屋にあった若かりしジョーンの銅像をハーケンと勘違いしたイベント、さらにハーケンがアルフィミィに口説き文句を言っていた場面でも神夜は上の台詞を口にしていた。
「ネージュさん、妖精機と戦いましょう」
「お母さんの想い……ここに縛られた想いを解放してあげなくちゃ…!」
「それは、とても大切なものだから……。」
EXCEEDにてフェイクライドにネージュの母、ストゥーラの遺志が宿っている事が判明した際の台詞。

プロジェクト クロスゾーン

「え!?私…これが普通なんですけど」
うららに「放送コードに引っかかる予感が、そこはかとなくします!」と言われた際の返答。やはりというかなんというか…。彼女にとって普通でない服装とは一体何なのだろうか。そもそも初代ムゲフロでも、錫華に「神夜を超えたら普通に通報される」と評されていることだし。
ハーケン「OK、ボンバープリンセス。しっかりついてきてくれよ?」
バツ「こっちもOKだぜ!遅れるなよ、お姫さんよ!」
「あ、は、はい!大丈夫です、バツケンさん!」
一文字伐(バツ)との掛け合いにて。声が似てる為か、彼女さえも混乱した模様。
もっともバツ初登場ステージとなる16話には、檜山氏が演じた7人のキャラクターが全員集合した(内訳は、味方にハーケン、バツ、デミトリの3人、敵に金のゴブリンのステハニー4体。そのため、ファンの間ではステージのモチーフとなっている魔界村とかけて「超檜山村」と呼ばれている)。ちなみにこの話の金のゴブリンは移動力が高いうえに逃げられたら敗北となるので、フレンか大神のスキルで移動力を上げてとっとと倒してしまおう(ハーケンの狙撃もあればなおよし)。

技の出展

通常技はかぐや姫が五人の求婚者に対して出した難題に、援護技・特殊技は花札の役に由来している。

逸話
如来の鉢
(仏の御石の鉢)
仏が悟りを開いた時に出現したとされる石鉢。
1人目(求婚は5人同時。以下帰還の順)の求婚者・石作皇子(いしづくりのみこ)に出された難題。
どうせかぐや姫には分かるまいと適当な鉢を持っていったが、光らなかったため失格。
蓬莱の枝
(蓬莱の玉の枝)
不老不死の地・蓬莱山にある、根は銀、茎は金、白い玉がなるとされる木の枝。
2人目の求婚者・庫持皇子(くらもちのみこ)に出された難題。
職人に本物の金と銀で枝を作らせ、持参。
かぐや姫も困惑するが、職人が報酬の直談判に来たために偽者であるとばれ、失格。
火鼠の衣
(火鼠の皮衣)
火の中に入れても燃えない衣。
3人目の求婚者・右大臣、阿部御主人(あべのみうし)に出された難題。
わざわざ中国まで出向いて手に入れた立派な反物を持参するが、火にくべると燃えてしまったため失格。
余談であるが、秘宝の中では現実に難燃性の素材が実用化されている為、
ある意味火鼠の衣を伝承に最も近い形で再現するのは可能である。
さらに余談になるが、高橋留美子の漫画作品「犬夜叉」の主人公の犬夜叉が着ているのが火鼠の衣である。
龍顎門の珠
(竜の首の玉)
龍の首元にあると言われる、五色に輝く宝玉。
4人目の求婚者・大納言、大友御行(おおとものみゆき)に出された難題。
船を繰り出し龍探しに勤しんだが、嵐に巻き込まれて船員の多くを失い断念。
燕の介
(燕の子安貝)
燕が卵を産むときにだけ体内に作られ、産卵の際に出てくると言われる。
5人目の求婚者・中納言、石上麿足(いそのかみのまろたり)に出された難題。
果敢にも自ら崖を上り、燕の巣からの回収を試みるが、
貝だと思って掴んだそれは燕のフンであり、更に崖から落ちて重傷を負う。
このことに気を落した彼は、その後まもなく病気で亡くなってしまう。
ちなみに「~の甲斐がない」という慣用句の語源はこの逸話。



特殊技の出典については、記事「ギャンブル」を参照。

余談

ボークスからモエコレPLUSシリーズの一品としてリリースされた彼女のPVCフィギュアは、予約受付開始と同時に注文が殺到し、瞬く間に完売したという逸話を残している。

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