「ローレライ」の版間の差分

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*TV版のローレライは原作漫画版の柔和なタッチとは掛け離れた、骨太の劇画調で作画されていた為、一部で「'''美少女キャラとしての悲劇性が伝わらない'''」との批判も起きていた(作画監督は後に『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』のキャラクターデザインを担当する森下圭介)。
 
*TV版のローレライは原作漫画版の柔和なタッチとは掛け離れた、骨太の劇画調で作画されていた為、一部で「'''美少女キャラとしての悲劇性が伝わらない'''」との批判も起きていた(作画監督は後に『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』のキャラクターデザインを担当する森下圭介)。
 
*永井豪原作のOVA作品『鬼公子炎魔』の第1話では、ローレライとシュトロハイム博士を原典とした人物が登場している。
 
*永井豪原作のOVA作品『鬼公子炎魔』の第1話では、ローレライとシュトロハイム博士を原典とした人物が登場している。
*『真マジンガー』でローレライの声を担当した藤田咲氏は『[[スーパーロボット大戦UX]]』においても[[フェイ・イェンHD|別の役柄]]で出演しているが、そちらの役柄も同じマジンガー系列である『[[マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL]]』とのクロスオーバーが多く用意されている。
 
 
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2014年6月2日 (月) 16:00時点における版

ローレライ・ハインリッヒ(Lorelei Heinrich)

ラインX1(漫画版及び『真マジンガー 衝撃! Z編』ではドナウα1)の開発者シュトロハイム・ハインリッヒ博士の娘として育てられていた少女。
その正体はラインX1の電子頭脳となるべきアンドロイドで、シュトロハイム博士の死の間際にその事を伝えられ、父の仇を取るべく自らラインX1と一体となる。

TV版のラインX1も原作漫画版のドナウα1同様に、ローレライとしての意思が宿る人面部が弱点になっている為、マジンガーZの逆襲の前に無残な最期を遂げる結果となった。

漫画版ではシローが通う学級に転校してきたことから、小学五年生として年齢が設定されている模様。
ちなみに、アンドロイド……つまり戸籍が無いはずのローレライが学校に通えた理由は不明。シュトロハイム博士が偽造したのかもしれない。

登場作品と役柄

第2次Gでは登場話が削られてしまったため、ラインX1共々登場しない。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
DC所属。ラインX1のパイロットとして唐突に登場。兜家やDr.ヘルとの因縁を語ることは無い。
どういう訳か、原作と違い「サムライ少女」として描かれており、自分を「サムライ」、敵を「もののふ(武士)」と称する。
倒すとグレンダイザーが捕らえられているという情報を聞かれもしないのに教えてくれる。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
代役で声が入り、兜甲児戦闘前会話が追加される。しかし、兜十蔵と言うべき台詞が兜源蔵誤記されてしまった(なお、この誤記はアンソロジーでもネタにされていた)。
本作では、最初に「アンドロイド少女としてのローレライ」の身体で登場し、甲児たちの目の前でラインX1合体する。前述のサムライ口調で話すことは無くなり、原作通りの口調に戻る。
FC版とは少し異なり、戦闘前に「私に勝ったらグレンダイザーについて教えてあげる」と言う。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
ローレライ・ハインリッヒ」のフルネームが用いられるなど『真』設定で登場。担当声優の藤田咲氏は今作でスパロボ初参加。
序盤で日本ルートを通った場合のみ登場し、そこで退場するが、SRポイントを取ったうえで一騎打ちに勝てば生存。さらに32話で地上ルートを通るとドナウα1ごと味方に参入する。なお、宇宙ルートに行った場合でも日本ステージにいけば顔を出すのでアニューとの生存両立自体は可能である(そのかわり、ドナウα1は入手不可となる)。
生存していた場合、マジンガーとの一騎打ちに敗れ敗走していたところを『鉄人28号』の不乱拳博士に助けられ(その際ドナウα1との再分離及び再合体機能が追加されている)、その後は敷島博士の家でブラックオックスの面倒を見ていたということが明らかになる。
味方に参入した場合、IMの会話シーンなどでは元の女の子らしい口調だが、ドナウα1で出撃すると台詞パターンの使い回しのせいなのか、敵の時と同じ尊大な口調になってしまう。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
まさかの生存。普段はくろがね屋で働いているらしいが、本体は彼女の希望で封印しているため参戦はしない。また、アニューが生きているので、前作でZEXISに参加しなかった模様。

人間関係

シュトロハイム・ハインリッヒ
創造主にして、彼女の父親。
兜シロー
友達になるが、結局死別する事となった。漫画版では一方的に「恋人」扱いされるが、ローレライ自身も満更では無い様子だった。
兜甲児
シローの兄…だが、個人的な交流が無かったため、「兜十蔵の遺志を継ぐ戦士」と見なす。その心意気が伝わったのか、甲児からも「女の子」でも「シローの友達」でもなく「シュトロハイムの遺志を継ぐ戦士」と見なされる。
CBでは、戦うことに気乗りしない甲児に、「グレンダイザーの情報」をチラつかせ、戦意を促す。
あしゅら男爵
父シュトロハイムを抹殺した張本人。
CB第2次ではDCにおける上司で、「父の仇」という訳ではない。
Dr.ヘル
父シュトロハイムの援助者だった人物。第○次シリーズでは共演こそしないものの、「DCの幹部」と「工作員」という上下関係だった。

他作品との人間関係

シーブック・アノー
FC版『第2次』にて、彼から「…ふっきれたやつだな」と評される。これは良い意味にも悪い意味にも受け取れる。
マ・クベ
第2次』にて、詳細は語らなかったが、彼が罠を張っていることを明かす。しかし、ローレライ(FC版では"ラインX1"呼ばわり)の情報漏洩については、しっかりバレていたりする。
不乱拳博士
再世篇ではフラグが成立していると、マジンガーとの一騎打ちの後、彼に助けられて生き延びたことが明かされる。
ブラックオックス
再世篇でフラグが成立して生存している場合、色々と世話を焼くことになる。3歳児程度の知能しかない彼(?)に対し、なにかとお姉さんぶる発言も。

スパロボシリーズの名台詞

マジンガーZ

「もはやこれまでか…ならばサムライらしく華々しくちるのみ!」
「きさまらも、もののふのはしくれならば、正々堂々、わたしと一騎うちで勝負しろ!」
FC版『第2次』にて、原作の「少女戦士」ではなく「少女サムライ」として改変されたローレライを象徴する台詞。
…悪く受け取れば、敵方に「一騎うち」を一方的に押し付ける、自己中心的な台詞ともいえる。そう考えると、シーブックの「ふっきれたやつだな」という台詞も、悪い意味に受け取れる。
「み みごとだ…。まけたわ…。そのつよさに、敬意をひょうして、じょうほうを、おしえてやろう」
「き…きさまたちのなかま・グレンダイザーは…オデッサに、とらえられている…」
「マ、マ・クベの、わなに…きを…つ…」
FC版『第2次』にて、撃破時の台詞。ただ、情報漏洩の件はマ・クベにバレてしまっていた。
「私と戦うのは気乗りがしない……?」
「いいわ‥‥私に勝ったら、あなたがたの仲間グレンダイザーが捕まっている場所を教えてあげる」
CB版で追加された台詞。甲児の戦意を促すべく「情報提供」を賭け札にすることで、撃破時の台詞を説得力のあるものにする。
「み、見事だわ……私の負けね……約束通りに‥‥情報を教えてあげる」
「あなたたちの仲間グレンダイザーは、オデッサに捕らえられている……。マ、マ=クベの罠に……気を……つ……」
前述の通り、「甲児との賭け」として情報を提供することで、FC版での「勝手に情報漏洩」という悪印象を払拭した。また、FC版の「偉そうなサムライ口調」を「お淑やかなお嬢様口調」に改めた…というか修正した効果も無視できない。
「ふん……そんなものか。さあ、次は誰だ!? 死にたい奴からかかってこい!!」
ローレライが味方ユニット撃破時に発する台詞。FC版の「偉そうなサムライ口調」の名残とも受け取れる。

余談

  • TV版のローレライは原作漫画版の柔和なタッチとは掛け離れた、骨太の劇画調で作画されていた為、一部で「美少女キャラとしての悲劇性が伝わらない」との批判も起きていた(作画監督は後に『グレートマジンガー』のキャラクターデザインを担当する森下圭介)。
  • 永井豪原作のOVA作品『鬼公子炎魔』の第1話では、ローレライとシュトロハイム博士を原典とした人物が登場している。