「マジンガーシリーズ」の版間の差分

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;;マジンガーエンジェル ツヴァイ
 
;;マジンガーエンジェル ツヴァイ
 
::『マジンガーエンジェル』の続編。地球を襲う[[ベガ星連合軍]]に、マジンガーエンジェルが立ち向かう。
 
::『マジンガーエンジェル』の続編。地球を襲う[[ベガ星連合軍]]に、マジンガーエンジェルが立ち向かう。
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;真マジンガーZERO (作画:余湖裕輝 脚本:田畑由秋)
 
;真マジンガーZERO (作画:余湖裕輝 脚本:田畑由秋)
 
:アニメ『真マジンガー』と並行して発表された作品。無限にループする破壊と再生の世界観の中で、兜甲児とマジンガーの戦いが描かれる。
 
:アニメ『真マジンガー』と並行して発表された作品。無限にループする破壊と再生の世界観の中で、兜甲児とマジンガーの戦いが描かれる。
:特徴的なのは、'''マジンガーが正義とは限らないということ'''。上記の「破壊」を成したのは全て他ならぬマジンガーZである。パイロットとの融合・支配・変容など、もはや暴走したゲッター並の異常現象を引き起こしている。
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:作風としては従来のマジンガーにゲッターシリーズの要素が加味されており、善悪を超越し、因果律さえコントロールする神の如き能力を発揮するマジンガーの扱いが特徴的。
:この世界のマジンガーには無限再生・無限吸収・自律強化・絶対予知・変異進化・因果支配というチートにも程がある機能「魔神パワー」が隠されており、7番目の能力「魔神化」が発動すると地球を余裕で破壊できる悪魔と化す(それでもDr.ヘルには6番目まで使用してようやく勝った)。
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:中盤より他の永井作品のキャラが登場するようになり、甲児もジーグと同じくサイボーグへと改造されて変身するようになる。
:中盤辺りから他の永井作品のキャラが登場するようになり、甲児もジーグと同じくサイボーグへと改造されて変身するようになる。
 
 
;;真マジンガーZERO VS暗黒大将軍
 
;;真マジンガーZERO VS暗黒大将軍
::続編。お約束通りミケーネに追い込まれてグレートマジンガーに助けられる。しかし、その結果魔神パワーが完全解放され、対処不可能な武装と世界を滅ぼす意思を持つ魔神「'''マジンガーZERO'''」へと変容してしまう。
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::続編。原典同様ミケーネに追い詰められグレートマジンガーに助けられる。しかし、その際魔神パワーが完全解放され、世界を滅ぼす力と意思を持つ魔神「'''マジンガーZERO'''」へと変容してしまう。
 
::ちなみに、グレートマジンガーがグレートブースターと融合進化した「'''グレートマジンカイザー'''」も登場する。
 
::ちなみに、グレートマジンガーがグレートブースターと融合進化した「'''グレートマジンカイザー'''」も登場する。
  

2014年8月14日 (木) 14:05時点における版

マジンガーシリーズ(Mazinger Series)

永井豪(ダイナミック企画・ダイナミックプロ)を原作者とするロボットシリーズ。TV放映された『マジンガーZ』を皮切りに、「1970年代のTVアニメといえばロボットアニメ(SFアニメ)」の風潮すら生んだほどの作品群である。主人公などのキャラクター描写やロボットアクションなどはほぼ全てのロボットアニメに受け継がれるほどの影響力を与え、現在では「元祖スーパーロボット」と讃えられている。なお漫画作品について、作風はもちろん、打ち切りに見舞われるなどアニメに比べても差が大きいことが特徴。

80年代中期にはリアルロボットの台頭も相まって存在感が薄くなっていたが、90年代に誕生した『スーパーロボット大戦シリーズ』の中で御三家の地位を得ると再注目される。事実、ダイナミック企画側もスパロボとその関連コンテンツがなければ、マジンガーシリーズはそのまま終焉していたととれるコメントを発している。00年代のマジンガーシリーズはほぼスーパーロボット大戦シリーズの影響を受けており、これは同じダイナミックプロ作品である『ゲッターロボシリーズ』も同様の傾向である。

作品リスト

TV放映作品

マジンガーZ
テレビアニメ第1弾。1972年(昭和47年)~1974年(昭和49年)放映。全92話。世界征服を企むドクター・ヘルの軍団に、兜甲児と無敵のスーパーロボット・マジンガーZが挑む。人が乗り込むという画期的な概念を打ち出し、ロボットアニメーションに革命を起こした名作。
グレートマジンガー
テレビアニメ第2弾。1974年(昭和49年)~1975年(昭和50年)放映。全56話。マジンガーZに代わり、戦闘のプロ・剣鉄也グレートマジンガーミケーネ帝国の侵略に立ち向かう。娯楽性の高い内容だが、ストーリーの展開など、大きな課題も残した。
UFOロボ グレンダイザー
テレビアニメ第3弾。1975年(昭和50年)~1977年(昭和52年)放映。全74話。前2作と世界観を共有しつつも、宇宙からの侵略者という新たな敵に、主人公も宇宙人という新たな試みがなされ、テレビアニメとしては最長放映となった。
真マジンガー 衝撃! Z編
テレビアニメ第5弾。2009年(平成21年)放映。全26話。ダイナミックな演出で知られる今川泰弘を監督に迎え、シリーズの原点である少年ジャンプ版をベースにアニメ化された。スターシステムで『バイオレンスジャック』をはじめとする他の永井豪作品のキャラクターも登場する。

劇場公開作品

劇場版マジンガーシリーズ
東映まんがまつりで上映されたシリーズ作品。1973年(昭和48年)の『マジンガーZ対デビルマン』を皮切りに、1976年(昭和51年)の『決戦!大海獣』まで、全5作品が製作された。作品の枠組みを超え、ダイナミックプロのヒーローたちが夢の共演を果たす。SRWシリーズのひとつの原点といえるシリーズ。

OVA作品

マジンカイザー
初のOVA作品。2001年(平成13年)~2002年(平成14年)発表。全7話。究極の魔神・マジンカイザーを駆り、兜甲児と仲間たちがドクター・ヘルの軍団に挑む。主演に旧テレビシリーズ主演の石丸博也を迎え、ストーリーやキャラクターは原作版をベースにしているなど、話題性の多い作品。
マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍
OVA第2弾にして第1弾の続編。2003年(平成15年)発表。暗黒大将軍率いるミケーネ帝国に、さらなるパワーアップを果たしたマジンカイザーとマジンガー軍団が立ち向かう。原作後半をベースに、ミケーネ帝国の圧倒的な強さや、多数のキャラクターが死亡するなど、ハードで絶望感のある展開が特徴。
マジンカイザーSKL
OVA第3弾。2010年(平成22年)~2011年(平成23年)発表。全3話。遥か未来、太平洋上の奇械島を舞台に、マジンカイザーSKLが数々の敵と死闘を繰り広げる。それまでのシリーズとは全く異なる世界観が構築され、激しいロボットバトルとアクションが全面に打ち出されている。マジンガーシリーズのアニメ作品で、兜甲児が出てこない唯一の作品。

漫画作品

グレートマジンガー (桜多吾作版)
同名アニメの基本設定をなぞりながら、作者独特の視点に基づいたストーリー展開でファン人気が高い。

スパロボ未参戦作品リスト

TV放映作品

ゴッドマジンガー
テレビアニメ第4弾。1984年(昭和59年)放映。はるか古代を舞台に、救世主として召喚された現代の少年・火野ヤマトとゴッドマジンガーの活躍を描く。ファンタジックな雰囲気でシリーズでも異色の作品。永井豪による漫画も発表された。
なお、テレビアニメ『マジンガーZ』および『グレートマジンガー』の続編として企画された作品は『ゴッド・マジンガー』(中黒が入る)という名前だったことが講談社発刊『鉄の城 マジンガーZ解体新書』にて明かされている。
マジンガーZIP!
日本テレビ系列の朝の情報番組『ZIP!』の『あさアニメ』で放送されている短編FLASHアニメ。同コーナーの前作『おはよう忍者隊ガッチャマン』のスタッフが制作しており、コメディ要素の強い作品である。

漫画作品

永井豪

思い出のK君
自叙伝と銘打たれた漫画。1979年(昭和54年)発表。永井自身の体験談として『マジンガーZ』のベースになった出来事が綴られる。
マジンサーガ
1990年(平成2年)発表。本作ではマジンガーは巨大ロボではなく、マジンガーの頭部を模した兜を甲児が装着することで「変身」および「巨大化」する。マジンガーシリーズでは唯一主人公格が巨大ロボットの概念に該当しない作品。
マジンガーの力で人類を滅ぼした甲児は、未来の火星へ飛ぶ。青年誌連載作品らしい大胆かつ壮大なストーリーが展開されたが、未完。2012年に出版された愛蔵版にて書き下ろしが追加されたが、やはり未完に終わっている。氏のあとがきによると、壮大な物語を描くのにかなり気を使い果たしてしまい継続が困難になったとの事。ただし、マジンガーZ当時に氏の作品であるデビルマンの執筆の方に力を入れてしまった為、マジン・サーガでは本格的なマジンガーの物語を描く意気込みはあったと語っている。
Zマジンガー
1998年(平成10年)発表。ゼウスによって選ばれた兜甲児は、ゼウスが改造されたZマジンガーを駆り、オリンポスの神々を相手に戦いを挑む。『マジンサーガ』同様に愛蔵版が出ており、こちらは一応の完結を見た。
マジンカイザー 新魔神伝説
2001年(平成13年)発表。『マジンカイザー MEMORIAL BOOK』に収録されている短編作品。マジンガーを失った兜甲児の前にDr.ヘルの分身とも言える存在、Dr.ヘブンが現れ、新たなマジンガー・マジンカイザーを託す。
真マジンガー 衝撃! H編
2009年(平成21年)発表。アニメ『真マジンガー』と並行して発表された読切作品で、後に大幅な加筆を施して単行本化された。『真マジンガー』とは無関係で、どちらかというと原作版に近い設定。永井豪らしいお色気満載のストーリーが展開される。

桜多吾作

マジンガーZ
同名アニメをベースにしているが、作者独特のストーリーが展開される。印象的なサイドストーリーも数多く発表された。
UFOロボ グレンダイザー
同じく同名アニメをベースにしている。フリード星の王子デューク・フリードは、グレンダイザーでベガ星連合軍から地球を守るが、戦いの果てには思わぬ結末が待っていた…。

その他作者

ジャンジャジャ~ン ボスボロットだい (作:真樹村正)
1975年(昭和50年)発表。ボスボロットを主人公に据えたギャグ作品。アニメとも漫画ともかかわりない独自の世界観をもつ。
おなり~っ ボロッ殿だい
1976年(昭和51年)発表。『ボスボロットだい』の続編。開発者のアシモフくんに改造されボロッ殿となったボロットは、さらに破天荒な活躍を見せる。
マジンカイザー (作:丸山功一)
スーパーロボット大戦F完結編』のアンソロジーコミックに収録。『グレート』につながらないパラレルワールドの作品で、カイザーに対しDr.ヘルのデビルマジンガーが現れる。シナリオを手掛けたのはダイナミックプロの団龍彦。
マジンカイザー (作:津島直人)
同名OVAのコミカライズ。原作をベースにしつつもオリジナルの展開を見せた。本作オリジナルの必殺技はSRWシリーズでも採用されている。
マジンカイザー対真ゲッターロボ (作画:Moo.念平 脚本:赤星政尚)
二見書房の『不滅のスーパーロボット大全』に収録。劇場版マジンガーシリーズの世界観で、マジンカイザーと真ゲッターロボの活躍が描かれる。
マジンガーエンジェル (作:新名照彦)
シリーズのヒロイン、さやか・ジュン・ひかる・マリアの四人を主人公に据えた異色作。魔神天使と呼ばれるロボット軍団が、侵略者に立ち向かう。本作に準拠したデザインの超合金玩具も発売された。
マジンガーエンジェル ツヴァイ
『マジンガーエンジェル』の続編。地球を襲うベガ星連合軍に、マジンガーエンジェルが立ち向かう。
真マジンガーZERO (作画:余湖裕輝 脚本:田畑由秋)
アニメ『真マジンガー』と並行して発表された作品。無限にループする破壊と再生の世界観の中で、兜甲児とマジンガーの戦いが描かれる。
作風としては従来のマジンガーにゲッターシリーズの要素が加味されており、善悪を超越し、因果律さえコントロールする神の如き能力を発揮するマジンガーの扱いが特徴的。
中盤より他の永井作品のキャラが登場するようになり、甲児もジーグと同じくサイボーグへと改造されて変身するようになる。
真マジンガーZERO VS暗黒大将軍
続編。原典同様ミケーネに追い詰められグレートマジンガーに助けられる。しかし、その際魔神パワーが完全解放され、世界を滅ぼす力と意思を持つ魔神「マジンガーZERO」へと変容してしまう。
ちなみに、グレートマジンガーがグレートブースターと融合進化した「グレートマジンカイザー」も登場する。

その他

マガジン・ノベルス・スペシャル スーパーロボット大戦 (著:団龍彦)
小説作品。ロボットによって支配されたはるか未来を舞台に、現代から召喚された甲児や鉄也、ゲッターチームが繰り広げる戦いと冒険のドラマ。東映アニメ版をベースにしつつも、漫画版の『ゲッターロボ號』『真ゲッターロボ』の登場人物や設定も取り込んでいる。なお、『グレンダイザー』の後日談なのでフリード星に帰還したデューク達は不在だが、グレンダイザーは意外な形で登場する。
マジンカイザー傳
1998年(平成10年)発表のドラマCD。主演は『赤ずきんチャチャ』などで有名な鈴木真仁。シリーズ屈指のハードな世界観で物語が展開する。渡辺宙明や水木一郎など、お馴染みのスタッフの参加も話題性が高い。

関連用語

マジンガー
本シリーズの主人公機の総称。
光子力エネルギー
マジンガー並びにそのサポートロボットの動力
超合金Z
マジンガー並びにそのサポートロボットの装甲材。改良品として「超合金ニューZ」「超合金ニューZアルファ」がある。
ゲッターロボシリーズ
同じダイナミックプロ原作。競演もあり、スパロボでは設定面でも共有している。
破邪大星ダンガイオー
同作のスタッフは元々マジンガーZのリメイク作品の企画のスタッフであった。

商品情報

  • 漫画作品

  • その他の作品

  • 資料集など