「ロシウ・アダイ」の版間の差分

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2024年10月23日 (水) 13:18時点における最新版

ロシウ・アダイ
外国語表記 Rossiu Adai
登場作品
声優 斎賀みつき
中田譲治(エピローグ時)
デザイン 錦織敦史
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
SRWでの分類 パイロット
サブパイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
出身 アダイ村
所属 グレン団
役職 カミナシティ総司令補佐(第三部以降)
嫌いな物 ニアの手料理
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ロシウ・アダイは『天元突破グレンラガン』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

アダイ村出身の少年。旅の途中で偶然、地下に降りてきたグレン団一行に加わることとなった。村長であるマギンが作った宗教を村全体の掟として重んじる環境で育ったためか、生真面目で冷静かつ礼儀正しい性格をしている。その性格はグレン団に入ってからは一行のブレーキ役となった。グレンを気合であっさり乗りこなすなど、ガンメンの操縦センスは高い。

新政府設立後(第3部以降)は総司令補佐官となり、軍事増強や人口管理などに奔走している。少年時代と比べて性格や言動が厳しくなったためか、仲間内ですら煙たがる者が多い。これは政府要職という立場に対するシモンやキタンたちとの温度差が違うせいであり、キノンを筆頭に施設内で働く職員たちには慕われている。

ムガンの襲来とニアによる人類殲滅システムの発動が宣言されたことで、パニックを収拾すべく迎撃に出ていたシモンを逮捕、死刑宣告を下して収監する。その後はロージェノムを復活させて真相を聞きだし、アークグレンを発掘・起動させてカミナシティの住人達を乗せ(可能な限り、であり時間切れで乗せきれなかった住人らもいた)、地球脱出を試みた。だが、それらの動きは全てアンチスパイラルの想定内であり、ムガンの攻撃と月の落下で危機に陥る。直後にかけつけたグレンラガンと大グレン団の援護で危機は脱したものの、元来の強い責任感からアダイ村に戻って自害しようとしたところを止められる(TV版ではシモン、劇場版ではキノン)。

カミナ死亡後はグレンのメインパイロットとなっている。冷静沈着に状況を見極め、決して無理をしない戦いぶりで、模擬戦を全勝していたと小説版で語られている。

名前の由来は「後ろ」。「アダイ」という名字は3部以降につけられたものであり、2部以前では「ロシウ」のみが正式名称となっている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。自軍に加入するエピソードは多少、簡略化されてしまっている。原作同様、カミナの後釜としてグレンのパイロットになるが、何故か分離が出来なくなるため実質サブパイロット扱い。一応、操縦者交代でメインにすることもできるが、能力はシモンより大幅に劣る。ただし、ロシウのエースボーナスはメインパイロットがシモンの時でも発動する。ゲッターと同様にサブパイロットも養成できることが強みで、パイロット登録時にカミナのPPを引き継ぐ。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
今回はプロローグで使用できるのみ(この時何故か特殊技能が『破界篇』のまま残っている)。第3部以降の姿はNPCだが、音声の新録は行われている(本編で別役の収録があったため。ただし音声再生表記がされているにも関わらず、何故かマイクローン状態のクランと同様に図鑑での音声再生は出来ない)。シモンに対する死刑宣告+コアドリル没収の流れは、永久禁固刑を大陸追放に変更+監視の名目でギミー・ダリーを同行+廃棄の名目でグレンラガンの管理権を放棄して渡し、ZEXISに参加させるという若干マイルドな流れになっている。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇 / 天獄篇
両編共にNPC。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X
NPC。今作では窮屈な場所に留めておくより外の世界に出すことで更に成長するはずとシモンの旅立ちに賛成する、宇宙からの脅威を見越して半ば強引に予算を通してスペースガンメンの開発を行わせるなど良識的な面が目立ち、悪印象はほとんどない。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

いずれも初期のシモンよりは高いが、カミナや能力上昇後のシモンには劣る。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第2次Z破界篇
根性信頼ひらめき分析気合熱血
主にボス戦でのひらめきを担当する。終盤に熱血を覚えるとシモンと合わせ熱血使用可能数が群を抜いて多くなるため比較的気軽に使っていけるのがウリ。

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

第2次Z
螺旋力底力援護防御精神耐性
精神耐性と高レベルの援護防御があるため対インペリウム戦では盾役として活躍できる…はずだったのだが、バグにより援護防御時の精神耐性は無意味に…。援護防御役としては初期の底力レベルが低く防御もスーパー系の中で最低クラスなのが難点。戦闘は全部シモンに任せるつもりなら、ダッシュを覚えさせて移動役にする手もある。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド『不屈』が掛かる
第2次Z』で採用。なんとメインパイロットがシモンでも発動する。よって、シモンのABと同時に取得するとシモンがパイロットならば2ターン目から常に不屈がかかり、ロシウのひらめきと合わせると2回攻撃すらほぼ無傷で凌ぐ。さらにフル改造すると致死ダメージであっても生き残るためまさに不撓不屈の存在に。

人間関係[編集 | ソースを編集]

マギン
アダイ村の村長で尊敬していた相手。村から出る際に彼から『聖書』としていた本を譲り受ける。余談だがエピローグに登場する「初老になったロシウ」の姿は彼に瓜二つ(声も同じ中田譲治氏)であり、(明言こそされていないものの)彼がロシウの実父である事(それはかつて村から追いだしたロシウの母とのつながりをも意味する)が示唆されている。
ギミー・アダイダリー・アダイ
同郷であるアダイ村出身の双子。
シモン
友人。第三部以降は意見の相違により対立する場面も見受けられた。
やがて事実上のクーデターを起こし、逮捕したシモンに対し表向きは冷酷に死刑宣告を下すに至るが、その直後に自責と悔恨のあまり部屋で一人嗚咽をこらえて泣いていたことがキノンの口から語られている。
カミナ
彼の死後、グレンを引き継ぐこととなる。中の人の斉賀みつき氏によれば、カミナは初めて彼を『年相応の少年』として扱った人物であり、ロシウ本人もシモンに負けず劣らず彼のことが大好きだったとのこと。
キノン・バチカ
グレン団のメンバー。第3部以降では彼女に慕われている。
ニア・テッペリン
彼女の手料理を食べた際に死の淵をさまよってしまい、以降トラウマとなった(第3部以降も未だにトラウマが残っている)。
シベラ・クトーギンブレー・カイト
補佐を務める秘書官。ギンブレーからは特に尊敬されている。
ロージェノム
宿敵。第3部以降、とある事情により強制的な形ではあったが味方にすることに成功した。
ヴィラル
「男どアホウ!編」では同僚。
キタン・バチカ
「男どアホウ!編」では教え子。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

兜甲児厚井鉄男ジロン・アモスブルメダイク
第2次Z破界篇』ではニアの手料理を楽しみにしていた彼らに食べるのをやめるよう呼びかけるものの、既に口に入れてしまった後であった…。
ハリー・オード
破界事変の後、彼から政治学を教わる。
ガルガンティア船団
天獄戦争において、翠の地球から避難してきた彼等を受け入れる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

第1部・第2部[編集 | ソースを編集]

「じゃあ僕の…僕の母さんは!?」
第5話より。村の宗教がマギンによって作られた『偽り』でしかないこと、掟によって追い出される人間が意図的に仕組まれていたことが判明した時に。この一連のやり取りがその後の彼の原動力にもなった。
「カミナさんの言った通り、気合でやったら動きました」
第6話より、獣人の罠で奪われてしまったグレンを偶然取り戻して。戦闘描写はカットされたものの数機のガンメンを1人で撃破しており、この時点で意外な腕前の高さを見せている。

第3部・第4部[編集 | ソースを編集]

斜文字は各話サブタイトルにもなっている。

あなたは何もわかっていない
第17話より。人口管理を急ぐあまり強硬手段をとっていたことがシモンに露見され、口論となった末に出た言葉。
「誰かがケジメをつけなきゃならない…それが政治だ…!」
第18話、アンチスパイラル率いるムガンの襲撃に市民たちは大きく動揺し、政府への不満を爆発させる。そして事態を収めるべくロシウはシモンの逮捕を決める…。
「彼らにとって、今のあなたは昔のロージェノムと同じなのです」
「ならば、同じように裁くしかない」
「かつて、僕らがそうしなければ収まらなかったように…」
第19話、市民の暴動を抑えるために、シモンと袂を分かち、彼を連行する際にカミナシティで9つ目のカミナの像を引き倒す様を見せて。
「あなたは昔のカミナさんそのままだ。彼の死からそのまま何も学ばなかったのか?」
「成長というものがまるでない…コアドリルは預かります」
「皮肉なものですね、あなたの力の源は人類の最悪の種だったわけだ」
シモンを拘束し、コアドリルを預かる際に。
神はどこまで僕らをためす…!?」
第20話、リーロンから月激突の最新シュミレーションの結果を見、地下シェルターに避難した住民は助からないという事実を知り、苦渋の表情を浮かべる。
「戦うのが指導者じゃない。決断するのが指導者なんだ」
第20話、キタンに対し、月激突の際にカミナシティの市民を新造船アークグレンに乗せ、安住の地へと逃がし、地下シェルターに避難した人間を見殺しにすると告げ、彼に怒りをぶつけられる際に。月激突による地球崩壊という事実を前にプランを練り直し、その覚悟を固めた彼は見るも無残なまでにやつれ果てていた。
「そんな…マシンが人間の心に左右されるなんて…いや、そうかもしれない」
「だとしたら、これが僕の限界なのか…?」
第21話。ムガンの軍勢に襲撃され、アークグレンのブリッジにて己の限界を感じ心情を吐露する。
「本艦に乗っている18万人の命だけは守り抜く。何と罵られようと、それが僕の最後の義務だ
第22話より。月が地球に落下するまであと3分。それを阻止するために月の中心部に向かうグレンラガンを見送った後、ロシウは制限時間を1分伸ばすようにギミーたちに指示。大気圏突入1分前になったらアークグレンは脱出すると命令し、この台詞を告げる。
「敵わないな…。結局あの人が全てをひっくり返す」
同じく第22話。最善と思って選んだ策が全てアンチスパイラルの掌に踊らされていた上に、それらを全て表にひっくり返す勢いで宇宙に待ち伏せしていた大量のムガンを蹴散らし、月激突をも回避させ、アンチスパイラルとの全面交戦という絶望的な戦いにも前向きな姿勢で立ち向おうとするシモンに対しての独白。
「かつて貧しかったこの村にヒトは50人しか住めなかった」
「その頃、僕らが生きるということは誰かを犠牲にするということだった」
「地上に行けばみんなで生きられる世界がある。 そう信じて戦った」
「だが、それが間違いだった。 結局僕は、今まで以上に沢山の命を犠牲にしようとした」
「その罪は背負わなければならない」
第23話。自らが行った数々の失策の罪を償うために、失意のまま故郷のアダイ村に戻ったロシウの独白。地上へ出たのも、ロージェノムとの戦いも、その後の新政府内における粉骨砕身な仕事ぶりも、シモンに対するクーデターも全てはギミーやダリー、そして彼の母のような人間を生み出さないためだった…。
「行ってください、シモンさん。 あなた達がいない間は僕が何とかします」
第23話、いくつもの確執が消え、決戦の地へと向かうシモンに対し、ロシウは地球総司令代行として己の役目を果たす事を誓うのだった。
「だが…彼らがこれで終わるはずがない!」
アンチスパイラルとの最終決戦、インフィニティ・ビッグバンストームに追い詰められるシモン達の戦いを地球で見てなお、勝利を信じて放った際の台詞。このセリフの後に「空色デイズ」が流れ出し、彼らが信じる地球の人々が信じる、超銀河グレン団の大反撃が始まる。

迷台詞[編集 | ソースを編集]

「ケ~~~~~~~~~~~~っ!&’$&%*!!」
第13話。偶然ニアの料理を食べて半日以上生死の境を彷徨った挙句に目覚めた第一声がこれ(小説版によればオイコミサギを2、3羽まとめて絞め殺したような叫び)。この声にならない呻き声を上げつつ、普段の彼からは想像つかないようなドタバタした走りで向かった先は……トイレだった。

スパロボシリーズの名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

「ギガァ!ドリルゥ!ブレイクゥウウウウウ!!!」
「破界篇」にてグレンラガンのパイロットがカミナからロシウに入れ替わった後、操縦者交代でメインパイロットをロシウにした際のギガドリルブレイクの叫び。
劇場版ではシモン達と共に叫んでいたが単体で技を叫ぶのはスパロボオリジナルであり、貴重な斎賀みつき女史のソロのギガドリルブレイクである。
「し、失礼しばらぶれべばらるあ!」
第2次Z破界篇』第36話日本ルート「命の果てにあるもの」シナリオデモより。ニアの料理を食べた際の呻き声。言葉にならないうめき声をあげて立ち去るロシウを見て甲児とジロンは唖然としていた…。
「美味い…! ニアさんの料理の後だとなおさら美味しく感じる!」
同上。戦闘マップより。ニアの手料理を食べたせいで体調を崩したが(腹が減ってると勘違いした)シモンにより、ブータの尻尾を食べた直後の一言。なお、このステージでは尻尾のおかげかシモンとロシウの気力が上限まで上がった状態で出撃できる。
「考えや目指すべきものがそれぞれに違うのは当然の事です。人は窮地に立たされた時にしか、手を取り合う事は出来ないのかも知れません」
『第2次Z破界篇』第47話「迎えられる勝者」より。ZEXISに集う各勢力が「仲間」として機能している現状について、「共通の敵がいるから」との現実論を述べた青山クロウに追従して発したもの。
「本当に結構です! ゲームも中断した事ですし、お二人でゆっくりと食べて下さい! では!」
『第2次Z再世篇』での中断メッセージ。ニアやシモンから「手料理を食べないか」の誘いを全力で断っているあたり、ニアの手料理に対するトラウマが根強く残っている事がよくわかる。ちなみに顔グラも凄い事になっている。
「まさか、一人でバアルの群れと戦うと…!?」
『第3次Z時獄篇』第39話日本ルート「灯火を集めて」にて。F.S.からシモンが「生命を懸けた大勝負に出る(ニアへのプロポーズの事)」と聞かされ盛大に勘違い。
さらにキノンやリーロンから「それくらいの気合は入れてそう」「遅いと言えば遅い」と聞いて「もう手遅れという事なのか…!」と勘違いを悪化させていくのだった…。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

グレン
カミナの死後、機体を受け継ぐ。
グレンラガン
アークグレン
第3部にて乗艦。なお、名付け親でもある。