「バニラ・バートラー」の版間の差分
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2019年12月23日 (月) 02:48時点における版
バニラ・バートラー | |
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外国語表記 | Vanila Vartla |
登場作品 | |
声優 | 千葉繁 |
デザイン | 塩山紀生 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 人間(アストラギウス銀河出身) |
性別 | 男 |
所属 | ギルガメス連合メルキア軍 → 民間人 → クメン王国軍(クメン編) → 民間人 |
軍階級 | 2等空士(クメン編) |
バニラ・バートラーは「ボトムズシリーズ」の登場人物。
概要
ウドの街にたむろするアフロヘアーの陽気な男。
元メルキア空軍のヘリパイロットで、いつも危なっかしい商売に手を出していたが、キリコ・キュービィーとの出会いで人生が一変する。
数奇かつ激動の人生を歩むことになったが、結果的にキリコとは30年以上経っても変わらぬ良き友人となり、またクメンの特産物を商いすることで名士となって子宝に恵まれ幸福な家庭を得ることとなった。 ちなみに過去の経験からヘリの操縦はお手の物で、クメン編ではクメン王国軍の一兵士としても戦う。
登場作品と役柄
Zシリーズ
ZシリーズではNPC。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。NPCであり声の収録は行われていない。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 『赫奕たる異端』以降の話が再現される時もキリコとガッツリ絡む。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- ココナ、ゴウトと共にサポーター要員。そのため、過去作と違い自軍に同伴している。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第5章よりATフライのパイロットとして参戦。このため初めて声が収録された。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- Rサポートユニット。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
- 資金(敵撃墜時、獲得資金+50%)
- 『OE』で採用。
サポーターコマンド
サポートアビリティ
- 危なっかしい商売人
- R。敵を倒すごとに攻撃力アップ。
人間関係
- キリコ・キュービィー
- 正反対の性格ながら生涯の親友となる。何故か「ちゃん」付けで呼ぶことも多い。
- ブールーズ・ゴウト
- 三人組のまとめ役であり、「とっつぁん」と呼ぶ仲。
- ココナ
- 共に行動するようになってから、彼女に想いを寄せるようになる。後に結婚する。
- ペプル、ソルティオ、シュガル、ステビア、キシレル、チクロ
- ココナとの間にもうけた子供たち。
- ル・シャッコ、ポル・ポタリア
- クメン内乱からの戦友とも呼べる存在。「幻影編」にて約30年ぶりの再会を果たした際には彼らの事も「ちゃん」付けで呼んでいた。
- ラダァ・ニーバ
- 『ビッグバトル』では彼が操艦する地上戦艦相手に、スコープドッグを吊り下げた不安定な状態ながらも戦闘ヘリで果敢に挑む。
他作品との人間関係
リアル系
- ゼロ
- 基本的に協力関係にはあるが、あくまで後方支援というスタンスを取っており、彼らのレジスタンス活動に直接参加する事は無い。
- 玉城真一郎
- エリア11でのケンカ友達的存在。破界篇EDでは互いに憎まれ口を叩きつつ、それなりに別れを惜しんでいた模様。
- クルツ・ウェーバー
- 彼にキリコの腕を売り込もうとしたが、クルツはキリコを女性と勘違いしていたため、その言動にドン引きした。
- レッド・ウィンドウ
- スパロボでの共演経験はないが、同じく高橋作品の千葉繁氏が演じたキャラであり、性格や外見、役回り等が似ている。
バンプレストオリジナル
名(迷)台詞
TVシリーズ
- 「いやあ~、参った参った隣の神社っと」
- 初登場時の第一声。バニラ演じる千葉繁氏のアドリブであり、氏が同時期に出演していた『うる星やつら』などでも聴ける台詞である。
- 「本当のろくでなしに生まれりゃあよかったよ…」
- 第9話、金欲しさにキリコを見捨てた行為に対し「ろくでなし!! 人でなし!! 根性なし!!」とココナに激怒されて。
- 「お前の値段は30億ギルダンってわけか…ハ、ハハッ、高い買い物しちゃった」
- 第9話ラスト、金貨をウドの上空からばら撒いて、それを拾い集める市民と警察の混乱の隙を突き、キリコを救出した後で。
- 「何度も、何度もそう言ってやり直してきたよ。今度こそ、今度こそマトモに働こうって……」
「間違ってたんだ。何かが、間違ってたんだ……」 - 第19話、ビーラーゲリラの襲撃で経営していた「ファンタム・クラブ」を焼かれ、一文無しになってしまったバニラ。「またやり直せばいい」というココナの言葉に対して、虚ろに呟く。
- 「もう、戦争にたかって生きるのは飽き飽きしたんだ。ウジ虫よりは腐った肉のほうがまだマシだ。これで生き延びたら、今度こそマトモな仕事に就く」
- 第19話、自問自答の末、それまでの自分と決別するかのように、軍への再入隊を決意する。
- 「重大な隠密作戦にも関わらず、自らそれを放棄する無能な指揮ぶりは…」
- 第21話にて、バニラがカン・ユーが隠密作戦中伏兵を発見しそれと交戦したことにより船を破壊され作戦は完全に失敗したことにより伝えたゴン・ヌーの咎めの言葉。
- カン・ユー自身は臨機応変の指揮ぶりと絶賛しており、ゴン・ヌーからお褒めの言葉を貰えると本気で思っていたようである。…が、「無能な指揮ぶり」というあたりで、「もう良い!」と発言を止めさせようとした。その言葉でポタリアはほくそ笑み、キデーラは笑いを堪えていた。
- シャッコ「さて脱出するか」
「そ、そうだな。俺にはココナってやつがいるし…そう簡単に死ぬわけにはいかねえよな…あんた、恋人は?」 - 第27話でのル・シャッコとの会話。宮殿が崩れていく窮地においてもコミカルなやり取りをする所がマイペースなバニラらしい。
- 「猫に鰹節、キリコにゃATってな」
- 第37話にて、砂漠の廃基地で脱出準備をしながら。「キリコがいれば脱出も安全」と楽観視していたが、当のキリコは残ってバララント軍を迎え撃つつもりであり、「もっと命を大事にしろ!」と激昂して酸欠になりかけていた。惑星サンサは酸素マスクが必須な星であり、この前にもココナとマスクを外しての口喧嘩で二人共酸欠になりかけるなどコミカルな描写が見られる。
- 「まいったなこの頭…」
- 同話より、攻撃の爆風で自慢のアフロヘアがクシャクシャになってしまった事をボヤいて。
- バニラ「かぁ~、またダボフィッシュかよ、シャブシャブぐらい食わせろよ、お前」
ギルガメス兵士「これでも俺達の食ってる合成食品よりずっと上等なんだぞ!」 - 第46話、ギルガメス軍の捕虜になった際に出された食事に文句をつける際のやりとり。
- アストラギウス銀河に「シャブシャブ」が存在するのか? また確かにシャブシャブはそれなりに高級料理ではあろうが、こんな状況で食べたくなるようなものか? …等々突っ込みどころ満載の迷シーンである。
- さらに、応対している兵士もコミカルな面構えと三下臭い声(ちなみに声はかの島田兵こと島田敏氏)をしていて、いかにもマヌケそうに描かれている。緊迫した展開の続くボトムズを癒すギャグシーンの一種と言える。
OVAシリーズ
- 「バニラ2等空士、ただいま到着!」
- 『ビッグバトル』でキリコから依頼されていた戦闘ヘリを調達して、帰還した際の軽口。
- 「……キリコ、不愉快な思いをしたんなら済まない。いろんな戦火をくぐり抜け、ここでの暮らしがやっと軌道に乗ったところだったんだよ……」
- 『孤影再び』にて。今の暮らしや、ひいては家族を大切に思うあまり、ついキリコを疎むような態度を取ってしまったバニラ。ココナに激怒され、ゴウトにも諭されて彼は絞り出すように謝罪する。ここまで家族を守り抜き、商売を成功させてきた彼の気持ちを思えば無理もない。
- 「馬鹿野郎! まだ目が覚めねぇのか。これは戦争なんだ! 殺し合いなんだぞ」
- 『孤影再び』にて、若さゆえの無思慮な行動によって家族やキリコを危険にさらし、そのことを恥じて自分も戦おうとする息子・ソルティオを一発殴って説教する。しかし……
- 「行こうぜキリコ。俺は覚悟はでき――」
「そりゃねえだろ、キリコちゃん……」 - 上記の台詞の直後、キリコから思い切りボディーブローを喰らい気絶させられて。無論このキリコの行いは、今や家族を持つバニラを思いやっての事だったのだが、バニラ自身もキリコへの仕打ちを悔いて彼を手伝おうとしたのだろうし、かつ息子に大見得を切った矢先にこれでは格好がつかないにも程がある。あんまりと言えばあんまりかもしれない。
- バニラ「あいつのことだ、何とかやるって」
ゴウト「ああ、赤ん坊と一緒にな」
バニラ「赤ん坊と一緒かよ、おしめ持ってか? 悪ぃけど、笑っちまうぜ!」 - 『幻影篇』での最後の台詞。全てが終わり、キリコはまたバニラ達の前から姿を消した。彼の身を案じるココナを、ゴウトと共に宥める。
スパロボシリーズの名台詞
- 「そうそう。こいつは巨大な不発弾みたいなもんよ。自爆、誘爆、ご用心ってな!」
- 第2次Z破界篇にて。言うまでもなく、『ボトムズ』の次回予告が元ネタである。
- 「勘弁してくれ…! 俺は確かにお前に協力してるけど、こういうノリは苦手なんだよ!」
- ゼロから「黒の騎士団」結団式用のコスチュームを渡されるも、即座に拒絶する。
搭乗機体・関連機体
- ATフライ
- クメン篇にて搭乗。
余談
- 元々のキャラクター性を声優を務めた千葉氏が演技やアドリブ(他のアドリブとは濃度が異なり、どれが台本のセリフなのか判別が出来ない)で高め、ハードなストーリーを和ませる存在としてファンからの人気が高く、作品を代表するキャラクターであると言える。