「ヴェスナー・スケリット」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(9人の利用者による、間の20版が非表示)
1行目: 1行目:
== ヴェスナー・スケリット(Vesuna Sukeritto) ==
+
{{登場人物概要
*[[登場作品]][[バンプレストオリジナル]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Vesuna Sukeritto]]
**[[スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記]]
+
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]][[OGシリーズ]]
*種族: 地球人
+
*{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記}}
*性別: 男
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|八房龍之助}}
*[[年齢]]:33歳
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ}}
*所属: [[地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍]][[FDXチーム]]
+
| SRWでの分類 = [[NPC]]
*[[軍階級|階級]]:少佐→中尉→大尉
+
}}
*コールサイン: フューネラル1
 
*キャラクターデザイン: 八房龍之助
 
  
[[地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍]]南欧方面軍特殊作戦部隊[[FDXチーム]]に所属する男性パイロット。[[ゲシュテルベン]]1号機および[[ゲシュテルベン改]]1号機を操る。おっとりしているようで観察眼に優れているおり、人の心を読むのが得意。他人を駒としてみる面がある。死地に臨んだとき楽しく感じ、自分の命を顧みない悪癖を持つ。
+
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 種族 = [[種族::地球人]]
 +
| 性別 = [[性別::男]]
 +
| 年齢 = [[年齢::33]]歳
 +
| 所属組織 = {{所属 (人物)|地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍}}
 +
| 所属部隊 = {{所属 (人物)|FDXチーム}} → {{所属 (人物)|13特殊作戦PT部隊}}
 +
| 階級 = [[階級::少佐]] → [[階級::中尉]] → [[階級::大尉]]
 +
| コールサイン = フューネラル1
 +
}}
 +
'''ヴェスナー・スケリット'''は『[[スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記]]』の登場人物。
 +
== 概要 ==
 +
[[地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍]]南欧方面軍特殊作戦部隊[[FDXチーム]]に所属する男性パイロット。
 +
 
 +
[[ゲシュテルベン]]1号機および[[ゲシュテルベン改]]1号機を操る。おっとりしているようで観察眼に優れているおり、人の心を読むのが得意。他人を駒としてみる面がある。死地に臨んだとき楽しく感じ、自分の命を顧みない悪癖を持つ。
 
FDXチームの部隊長で戦闘時は砲撃支援を担当。
 
FDXチームの部隊長で戦闘時は砲撃支援を担当。
  
[[L5戦役]]時、北京での戦闘で自分が小隊長を務めていた第14PT部隊が全滅し自分だけが生き残った過去を持つ<!--(その際、ダニエル社が編成していた[[DMXチーム]]と遭遇している)-->。当時の階級は少佐。
+
親族は遠縁の親戚のみ。
 +
 
 +
[[L5戦役]]時、北京での戦闘で自分が小隊長を務めていた第14PT部隊が全滅し自分だけが生き残った過去を持つ。その際、ダニエル社が編成していた[[DMXチーム]]と遭遇している。その後、中国地区を脱出してDMXチームの設立者ダン・ワッツと接触しFDXチーム隊長になった。当時の階級は少佐。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記]]
:主人公[[リェータ・ウィーバー]]の仲間として登場。過去の経験から自分の命をどうでもいいと感じていた。しかし、リェータや仲間たちに救われたことで考えを改め、部隊全員が生き残ることを心がけるようになった。
+
:主人公[[リェータ・ウィーバー]]の仲間として登場。過去の経験から自分の命をどうでもいいと感じていた。しかし、リェータや仲間たちに救われたことで考えを改め、部隊全員が生き残ることを心がけるようになった。第2部では彼目線で物語が語られることが多く実質的に主人公扱い。知人の死や過去のトラウマなど苦難が続いたがそれらを乗り越えている。
 +
;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]]
 +
:バラルルートにおいて[[リェータ・ウィーバー|リェータ]]と共に登場。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
27行目: 43行目:
 
;[[ジマー・ホルム]]
 
;[[ジマー・ホルム]]
 
:FDXチームの一人。彼とは似た者同士だったが、戦いを重ねるうちに変わっていった。
 
:FDXチームの一人。彼とは似た者同士だったが、戦いを重ねるうちに変わっていった。
 +
;[[ウタパル・アヴァリ]]
 +
:FDXチームの一人。元DCで敵対していたが後にメンバー入りした。
 
;[[ラルカ]]
 
;[[ラルカ]]
 
:FDXチームの一人の小型ロボット。作戦開始前の移動中は彼に頼んでパズルを解いている。
 
:FDXチームの一人の小型ロボット。作戦開始前の移動中は彼に頼んでパズルを解いている。
 
;[[カルロ・サッキ]]
 
;[[カルロ・サッキ]]
:地球連邦軍南欧方面軍[[アビアノ基地]]司令。FDXチームの責任者。
+
:FDXチームの責任者。
 
;[[ダン・ワッツ]]
 
;[[ダン・ワッツ]]
:ダニエル・インストゥルメンツの技術統括本部の本部次長。[[FDXプロジェクト]]の責任者。
+
:[[FDXプロジェクト]]の責任者。DMXチームに入隊するために彼に接触、彼の心理を巧みに読み取りFDXチーム隊長の座を手にした。
 
;[[ゴート・コットー]]
 
;[[ゴート・コットー]]
 
:[[コルヴォニード]]艦長。
 
:[[コルヴォニード]]艦長。
38行目: 56行目:
 
:L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は中尉。
 
:L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は中尉。
 
;アーヤン・シャリフ
 
;アーヤン・シャリフ
:L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は中尉。眼鏡をかけた黒人の中年男性。
+
:L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は中尉。[[眼鏡・サングラス|眼鏡]]をかけた黒人の中年男性。
 
;コレン・ピラー
 
;コレン・ピラー
 
:L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は少尉。人好きする性格で姉にヴェスナーのことをメールで知らせていた。彼の亡骸は軍人墓地ではなく両親とともに眠っている。
 
:L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は少尉。人好きする性格で姉にヴェスナーのことをメールで知らせていた。彼の亡骸は軍人墓地ではなく両親とともに眠っている。
 
;コレット・ピラー
 
;コレット・ピラー
:ヴェスナーのかつての部下コレン・ピラーの姉。階級は少佐。
+
:ヴェスナーのかつての部下コレン・ピラーの姉。階級は少佐。ヴェスナーと軍人墓地で出会い交流を持つ。その後バルトール事件に巻き込まれた。ヴェスナーは直接手にかけたとは限らないがバルトールの最後の一機を破壊したため彼女を自分の手で殺したと思い絶望する。
 +
;[[ミルトン・ベレワ]]
 +
:彼に命を救われたことがきっかけとなりFDXチームに入隊することとなった。その後、アンゴラ地区カビンダ州の第十二補給基地で偶然再会し暗く沈んだ心を救われた。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 +
=== スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記 ===
 
;「ああ、あんまり楽しそうな顔で見ないでくれないか。リェータ少尉は、見世物になるのが嬉しくないらしい」
 
;「ああ、あんまり楽しそうな顔で見ないでくれないか。リェータ少尉は、見世物になるのが嬉しくないらしい」
 
:不機嫌そうなリェータを見るオーセニとジマーに対して。彼女の心の中を的確に見抜いている。
 
:不機嫌そうなリェータを見るオーセニとジマーに対して。彼女の心の中を的確に見抜いている。
 
;(僕だって、たしかに[[ビアン・ゾルダーク|ビアン]]総帥の演説には、惹かれるところがあったものな……)
 
;(僕だって、たしかに[[ビアン・ゾルダーク|ビアン]]総帥の演説には、惹かれるところがあったものな……)
 
:[[ノイエDC]]が設立した際、ビアンのことを思い出しながらの発言。ビアンのカリスマ性を物語る発言。
 
:[[ノイエDC]]が設立した際、ビアンのことを思い出しながらの発言。ビアンのカリスマ性を物語る発言。
;「リミットが来たら、敵中へ突貫する。僕が撃たれている間に、クレーエと接触するんだ。一機を犠牲にして、三機が離脱する……現状では、これが最良の戦術だ」
 
:アルジェリアでの撤退援護作戦時でのパズルの答え。しかし、この答えは部下たちに無視され、全員が離脱することに成功する。
 
;(あの時は……すべてを失ったものな)
 
:隊員、機体ともに失うことなく任地を後にできることを喜びながら。彼もリェータ同様心に傷を抱えていた。
 
 
;「……その辺にしておこうよ」
 
;「……その辺にしておこうよ」
 
:生存係数0.22という超難関ミッションを前に何もかもをあきらめた様子で喋るジマーを力づくで制して。口調も表情も変わらないが確かに激情が感じられた。
 
:生存係数0.22という超難関ミッションを前に何もかもをあきらめた様子で喋るジマーを力づくで制して。口調も表情も変わらないが確かに激情が感じられた。
59行目: 76行目:
 
;(新しい部下たちのために死ねたら、君たちは僕を迎え入れてくれるかい……?)
 
;(新しい部下たちのために死ねたら、君たちは僕を迎え入れてくれるかい……?)
 
:軍人墓地でかつての部下たちの名前と自分の名前が刻まれた墓の前で。かつての部下そしてオーセニのことを思い出していた彼の眼には涙が浮かんでいた。
 
:軍人墓地でかつての部下たちの名前と自分の名前が刻まれた墓の前で。かつての部下そしてオーセニのことを思い出していた彼の眼には涙が浮かんでいた。
 +
;「バルトールが撤退する前に、奇襲をしかけられるというわけですか……面白い」
 +
:ダンから対バルトール戦の作戦を聞いて笑みを浮かべながらこう言った。その姿にリェータはヴェスナーのバルトールへの強い憎しみを感じていた。
 +
;「僕の……判断ミスだったのか……」
 +
:北京での戦闘で突然出現したゼカリアによって部隊が全滅した際に。彼は仲間の死の原因が自分にあると認めることしかできなかった。このことがヴェスナーのトラウマとなった。
 +
;「いいでしょう……どうやら、僕はこいつに乗るために生き残ったのかもしれない。乗りますよ、量産型ゲシュペンストMk-2シュテルベンにも……あなたの計画にも」<br />「ただ、量産型ゲシュペンストMk-2シュテルベンというのは、舌をかみそうだ。愛称、つけさせてもらいますよ。今日からこいつを……ゲシュテルベンと呼びます」
 +
:ダンの申し出を受けて。自ら愛機に名前を付け、これから集まるであろう新しい部下たちを守っていくことをヴェスナーは心に誓った。
 +
;「……ダガーの鹵獲には、全力を尽くしますよ。だけどそれは、報奨金や特進が目当てじゃない。無論、あなたに研究材料を提供するわけでもない」<br />「それが修羅を撃退するために必要だから……そう思うからです」
 +
:修羅を撃退するためにDMXチームと組んでソーディアン・ダガー鹵獲を命じたダンの言葉に、ウタパルを除く三人はオーセニが死亡した時のことを思い出していた。ヴェスナーは語気こそ強くないが強い意志を込めこう返しダンを黙らせた。
 +
;「こうすれば……抜けるのさ」
 +
:ミルトンの命を奪った重装甲のフラウスに対して。相手はその装甲に自信満々だったが、ヴェスナーはバイフォーカル・ガンのロングバレルを相手の腹に突き立て至近距離で発射した。敵を撃墜することに成功したがヴェスナーも爆発に巻き込まれてしまった。
 +
 +
=== スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ ===
 +
;「ああ……助けられる命は助けたい。それに、同じゲシュテルベン乗り……何かの縁だ」<br />(不吉な名前の機体だけあって、パイロットに過酷な運命を強いる星周りらしいね、ゲシュテルベンは……)
 +
:セレーナを救助しての台詞。戦闘の状況からチーム・ジェルバが壊滅した事を察しての一言であり、仲間の死を目の当たりにする現実とそれを突きつけられた様を自分に重ねている事が窺える。
  
== 搭乗機体・関連機体 ==
+
== 搭乗機体 ==
 
;[[ゲシュテルベン]]1号機
 
;[[ゲシュテルベン]]1号機
 
:FDXチームにおける彼の機体。
 
:FDXチームにおける彼の機体。
 
;[[ゲシュテルベン改]]1号機
 
;[[ゲシュテルベン改]]1号機
 
:専用の色、仕様、武装を持つ彼の専用機。
 
:専用の色、仕様、武装を持つ彼の専用機。
 +
;[[量産型ゲシュペンストMk-II]]
 +
:第14PT部隊時代の機体。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*ファミリーネームは『エイリアン』でダラス船長役を演じたトム・スケリットから。
 
*ファミリーネームは『エイリアン』でダラス船長役を演じたトム・スケリットから。
 +
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{DEFAULTSORT:うえすなあ すけりつと}}
 
{{DEFAULTSORT:うえすなあ すけりつと}}

2024年5月11日 (土) 22:35時点における最新版

ヴェスナー・スケリット
外国語表記 Vesuna Sukeritto
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

デザイン 八房龍之助
初登場SRW スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
SRWでの分類 NPC
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 33歳
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 FDXチーム13特殊作戦PT部隊
軍階級 少佐 → 中尉 → 大尉
コールサイン フューネラル1
テンプレートを表示

ヴェスナー・スケリットは『スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍南欧方面軍特殊作戦部隊FDXチームに所属する男性パイロット。

ゲシュテルベン1号機およびゲシュテルベン改1号機を操る。おっとりしているようで観察眼に優れているおり、人の心を読むのが得意。他人を駒としてみる面がある。死地に臨んだとき楽しく感じ、自分の命を顧みない悪癖を持つ。 FDXチームの部隊長で戦闘時は砲撃支援を担当。

親族は遠縁の親戚のみ。

L5戦役時、北京での戦闘で自分が小隊長を務めていた第14PT部隊が全滅し自分だけが生き残った過去を持つ。その際、ダニエル社が編成していたDMXチームと遭遇している。その後、中国地区を脱出してDMXチームの設立者ダン・ワッツと接触しFDXチーム隊長になった。当時の階級は少佐。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記
主人公リェータ・ウィーバーの仲間として登場。過去の経験から自分の命をどうでもいいと感じていた。しかし、リェータや仲間たちに救われたことで考えを改め、部隊全員が生き残ることを心がけるようになった。第2部では彼目線で物語が語られることが多く実質的に主人公扱い。知人の死や過去のトラウマなど苦難が続いたがそれらを乗り越えている。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
バラルルートにおいてリェータと共に登場。

人間関係[編集 | ソースを編集]

リェータ・ウィーバー
FDXチームの一人。彼女の活躍を見て自分の考えを改めるようになった。また、よく彼女の心を読み先手を打っている。
オーセニ・ホドロフスキ
FDXチームの一人。あまり交流を持つことはなかったが彼の死を思い出し涙する場面がある。
ジマー・ホルム
FDXチームの一人。彼とは似た者同士だったが、戦いを重ねるうちに変わっていった。
ウタパル・アヴァリ
FDXチームの一人。元DCで敵対していたが後にメンバー入りした。
ラルカ
FDXチームの一人の小型ロボット。作戦開始前の移動中は彼に頼んでパズルを解いている。
カルロ・サッキ
FDXチームの責任者。
ダン・ワッツ
FDXプロジェクトの責任者。DMXチームに入隊するために彼に接触、彼の心理を巧みに読み取りFDXチーム隊長の座を手にした。
ゴート・コットー
コルヴォニード艦長。
エリクソン・サカス
L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は中尉。
アーヤン・シャリフ
L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は中尉。眼鏡をかけた黒人の中年男性。
コレン・ピラー
L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は少尉。人好きする性格で姉にヴェスナーのことをメールで知らせていた。彼の亡骸は軍人墓地ではなく両親とともに眠っている。
コレット・ピラー
ヴェスナーのかつての部下コレン・ピラーの姉。階級は少佐。ヴェスナーと軍人墓地で出会い交流を持つ。その後バルトール事件に巻き込まれた。ヴェスナーは直接手にかけたとは限らないがバルトールの最後の一機を破壊したため彼女を自分の手で殺したと思い絶望する。
ミルトン・ベレワ
彼に命を救われたことがきっかけとなりFDXチームに入隊することとなった。その後、アンゴラ地区カビンダ州の第十二補給基地で偶然再会し暗く沈んだ心を救われた。

名台詞[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記[編集 | ソースを編集]

「ああ、あんまり楽しそうな顔で見ないでくれないか。リェータ少尉は、見世物になるのが嬉しくないらしい」
不機嫌そうなリェータを見るオーセニとジマーに対して。彼女の心の中を的確に見抜いている。
(僕だって、たしかにビアン総帥の演説には、惹かれるところがあったものな……)
ノイエDCが設立した際、ビアンのことを思い出しながらの発言。ビアンのカリスマ性を物語る発言。
「……その辺にしておこうよ」
生存係数0.22という超難関ミッションを前に何もかもをあきらめた様子で喋るジマーを力づくで制して。口調も表情も変わらないが確かに激情が感じられた。
「誰も死なない、死なせない。この作戦がFDXチームのラストミッションにならないことを祈るよ」
インスペクターによるハガネ・ヒリュウ改に対する攻撃を防ぐミッションに向けて、隊員たちに向けて語った目標。
(新しい部下たちのために死ねたら、君たちは僕を迎え入れてくれるかい……?)
軍人墓地でかつての部下たちの名前と自分の名前が刻まれた墓の前で。かつての部下そしてオーセニのことを思い出していた彼の眼には涙が浮かんでいた。
「バルトールが撤退する前に、奇襲をしかけられるというわけですか……面白い」
ダンから対バルトール戦の作戦を聞いて笑みを浮かべながらこう言った。その姿にリェータはヴェスナーのバルトールへの強い憎しみを感じていた。
「僕の……判断ミスだったのか……」
北京での戦闘で突然出現したゼカリアによって部隊が全滅した際に。彼は仲間の死の原因が自分にあると認めることしかできなかった。このことがヴェスナーのトラウマとなった。
「いいでしょう……どうやら、僕はこいつに乗るために生き残ったのかもしれない。乗りますよ、量産型ゲシュペンストMk-2シュテルベンにも……あなたの計画にも」
「ただ、量産型ゲシュペンストMk-2シュテルベンというのは、舌をかみそうだ。愛称、つけさせてもらいますよ。今日からこいつを……ゲシュテルベンと呼びます」
ダンの申し出を受けて。自ら愛機に名前を付け、これから集まるであろう新しい部下たちを守っていくことをヴェスナーは心に誓った。
「……ダガーの鹵獲には、全力を尽くしますよ。だけどそれは、報奨金や特進が目当てじゃない。無論、あなたに研究材料を提供するわけでもない」
「それが修羅を撃退するために必要だから……そう思うからです」
修羅を撃退するためにDMXチームと組んでソーディアン・ダガー鹵獲を命じたダンの言葉に、ウタパルを除く三人はオーセニが死亡した時のことを思い出していた。ヴェスナーは語気こそ強くないが強い意志を込めこう返しダンを黙らせた。
「こうすれば……抜けるのさ」
ミルトンの命を奪った重装甲のフラウスに対して。相手はその装甲に自信満々だったが、ヴェスナーはバイフォーカル・ガンのロングバレルを相手の腹に突き立て至近距離で発射した。敵を撃墜することに成功したがヴェスナーも爆発に巻き込まれてしまった。

スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ[編集 | ソースを編集]

「ああ……助けられる命は助けたい。それに、同じゲシュテルベン乗り……何かの縁だ」
(不吉な名前の機体だけあって、パイロットに過酷な運命を強いる星周りらしいね、ゲシュテルベンは……)
セレーナを救助しての台詞。戦闘の状況からチーム・ジェルバが壊滅した事を察しての一言であり、仲間の死を目の当たりにする現実とそれを突きつけられた様を自分に重ねている事が窺える。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ゲシュテルベン1号機
FDXチームにおける彼の機体。
ゲシュテルベン改1号機
専用の色、仕様、武装を持つ彼の専用機。
量産型ゲシュペンストMk-II
第14PT部隊時代の機体。

余談[編集 | ソースを編集]

  • ファミリーネームは『エイリアン』でダラス船長役を演じたトム・スケリットから。