「覇界王 ガオガイガー対ベターマン」の版間の差分

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:初参戦作品。原作完結から僅か4か月での参戦発表となった<ref>原作小説下巻のあとがきからシナリオに関しては原作完結前にスパロボスタッフへの提出用にプロットを書き起こして、それを追う形で後から原作を執筆する逆転現象が起きていたとの発言が竹田氏によってされている他、漫画版四巻あとがきでの藤沢氏の発言からはかなり早期の段階で参戦の打診があったことが窺える。</ref>。『FINAL』との同時参戦だが、『FINAL』側は機体のみ参戦でストーリーは本作がメインとなる。ただしGGGブルー側の新たな勇者ロボらは未登場、ベターマン側のストーリーもほぼ省かれており、エピソードの再現度としてはスピード参戦もあってか低めとなっている。
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:初参戦作品。原作完結から僅か4か月での参戦発表となった<ref>原作小説下巻のあとがきからシナリオに関しては原作完結前にスパロボスタッフへの提出用にプロットを書き起こして、それを追う形で後から原作を執筆する逆転現象が起きていたとの発言が竹田氏によってされている他、漫画版四巻あとがきでの藤沢氏の発言からはかなり早期の段階で参戦の打診があったことが窺える。</ref>。『FINAL』との同時参戦だが、『FINAL』側は機体のみ参戦でストーリーは本作がメインとなる。ただし勇者ロボの多くが未登場、ベターマン側のストーリーもほぼ省略と、エピソードの再現度としてはスピード参戦もあってか低めとなっている。
 
:小説媒体のため今作にて初めてアニメーションが描かれる。そのため米たにヨシトモ監督、「ガオガイガー」に参加していた山根理宏氏や中谷誠一氏によって絵コンテが制作されている。一部のキャラクターグラフィック原画を漫画版作画の藤沢真行氏が担当している<ref>[https://twitter.com/666nao999/status/1414252808044384261 藤沢真行の2021年7月12日のツイート、Twitter、2021年7月17日閲覧。]
 
:小説媒体のため今作にて初めてアニメーションが描かれる。そのため米たにヨシトモ監督、「ガオガイガー」に参加していた山根理宏氏や中谷誠一氏によって絵コンテが制作されている。一部のキャラクターグラフィック原画を漫画版作画の藤沢真行氏が担当している<ref>[https://twitter.com/666nao999/status/1414252808044384261 藤沢真行の2021年7月12日のツイート、Twitter、2021年7月17日閲覧。]
  

2023年8月20日 (日) 23:32時点における最新版

覇界王 ガオガイガー対ベターマン
原作 矢立肇
著者 竹田裕一郎
キャラクターデザイン 木村貴宏
メカニックデザイン 宮内利尚
山根理宏
藤沢真行
発表期間 2016年9月30日 -
2021年3月17日
話数 全10話(69回)
シリーズ 勇者シリーズ
前作 勇者王ガオガイガーFINALベターマン
初登場SRW スーパーロボット大戦30
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覇界王 ガオガイガー対ベターマン』は竹田裕一郎著作の小説作品。

概要[編集 | ソースを編集]

勇者王ガオガイガーFINAL』のその後を描く続編小説で、『GRAND GLORIOUS GATHERING』のDVD-BOXに収録された特典映像「プロジェクトZ」を内包する物語。

同じく世界観を共有する『ベターマン』のキャラクター達も登場し、地球に迫る新たな危機と勇者たちの最後の物語が描かれる。

藤沢真行氏によるコミカライズ版が連載中の他、登場メカの商品化や楽曲作成なども行われている。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

三重連太陽系でソール11遊星主との死闘を制したGGGであったが、消滅する空間に取り残されてしまい天海護戒道幾巳を確実に帰還させるため、二人を最後のESミサイルに乗せて送り出した。

最後まで諦めようとしなかったGGGはジェネシックガオガイガーの最後のツール「ギャレオリアロード」に一縷の望みを賭け、脱出を試みる。

3年後の西暦2010年、いまだ帰還しないGGGの救出のため、護たち新生GGGは木星へ向かうべく宇宙へ上がるが、突如木星から発せられた強力な磁気嵐、後にインビジブルバーストと呼ばれたそれにより地球は壊滅的な被害を受け、木星への旅立ちを諦め地球の復興を優先する。

さらに月日は過ぎ西暦2016年。20歳になった護たちは救出計画「プロジェクトZ」を再始動させるが、新たな敵「トリプルゼロ」、それを束ねる存在「覇界王」が出現する。

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

新生GGG(ガッツィー・グローバル・ガード)→GGGブルー[編集 | ソースを編集]

天海護
戒道幾巳
蒼斧蛍汰
彩火乃紀
初野華
アルエット・ポミエ
阿嘉松滋
山じい
府中律子
ヤン・ロンリー
牛山末男
牛山次男
牛山あやめ
犬吠崎実
野崎通
平田昭子
アンジェリカ・アネモネ・阿嘉松
鷲ノ宮・ポーヴル・カムイ
タマラ・ゴーゴリ
アーチン・プリックル
菊帆エイル

旧GGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)→GGGグリーン[編集 | ソースを編集]

獅子王凱
卯都木命
大河幸太郎
火麻激
牛山一男
猿頭寺耕助
スワン・ホワイト
獅子王雷牙
スタリオン・ホワイト

GGGグリーン協力者[編集 | ソースを編集]

ソルダートJ
トモロ0117
ルネ・カーディフ・獅子王

民間人[編集 | ソースを編集]

阿嘉松紗孔羅
チャンディー
ケイ
牛山三男
ユカ・コアーラ
アームストロング

ソムニウム [編集 | ソースを編集]

ラミア
シャーラ
ガジュマル
ユーヤ
ヒイラギ
ライ
羅漢
デウス

バイオネット[編集 | ソースを編集]

ドクター・タナトス
バイオネットの総帥。
疑似ゾンダーメタル
素体
疑似ゾンダーロボの核にされてしまった人間。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

リンクが貼られていないメカはSRW未登場。

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

GGGブルー[編集 | ソースを編集]

ガオガイゴー
GGGとアカマツ工業の技術が融合した新たな勇者王。
覚醒人凱号 / ガイゴー
ポルコート
かつてルネと共に行動していた勇者ロボ。過去にボディをバイオネットによって大破され、非変形用の車に超AIを移植されていたが、今回は新たなボディを得て復活する。
ガンシェパー、ガンホーク
ポルコートのサポート用に作られたガンマシン。
ビッグポルコート
ポルコート、ガンシェパー、ガンホークが合体した形態。
月龍
ドイツGGGにて作られたビークルロボ。
日龍
ドイツGGGにて作られたビークルロボ。
星龍神
月龍と日龍がシンメトリカルドッキングした勇者ロボ。
翔星龍神
星龍神の背部に翔竜が合体した形態。
輝竜神
光竜と日龍がシンメトリカルドッキングした勇者ロボ。
新龍神
月龍と闇竜がシンメトリカルドッキングした勇者ロボ。
翔竜
GGG再編計画によって誕生したグリアノイド。超竜神撃龍神天竜神、星龍神の背部に合体する事で飛行可能にさせる事ができる。
覚醒人V2
覚醒人1号と覚醒人Z号の間に位置する機体。

GGGグリーン[編集 | ソースを編集]

ガオファイガー
本作ではプロトタイプ・ファントムガオーが使われている。
氷竜
炎竜
超竜神
翔超竜神
超竜神の背部に翔竜が合体した形態。
ボルフォッグ
ビッグボルフォッグ
ゴルディーマーグ
ダブルマーグ
『FINAL』第2話のスターガオガイガー (レプリジン)戦後に回収されたマーグハンドを改良し、簡易AIを組み込んだハイパーツールロボ。
ゴルディーダブルマーグ
ゴルディーマーグのGGGグリーン復隊の際、ダブルマーグのボディを再改修してゴルディーの超AIを搭載した。
マイク・サウンダース13世
風龍
雷龍
撃龍神
光竜
闇竜
天竜神
キングジェイダー
初代ガオガイガー
ソムニウムが過去から持ってきたギャレオンを現代の技術で新造されたガオーマシンとファイナルフュージョンしたもの。
ファイナル・ガオガイガー
ジェネシックガオガイガーの最終決戦仕様。

ソムニウム変身体[編集 | ソースを編集]

ベターマン・ネブラ
ベターマン・フォルテ
ベターマン・オルトス
ベターマン・アクア
ラミアが変身した姿。
ベターマン・トゥルバ
ガジュマルが変身した姿。
ベターマン・ルーメ
ユーヤが変身した姿。セーメが変身したルーメとは異なり、巨大なクラゲのような状態となる。
ベターマン・ポンドゥス
ヒイラギが変身した姿。
ベターマン・アーリマン
ライが変身した姿。
ベターマン・オウグ
羅漢が変身した姿。
ベターマン・カタフラクト
羅漢の能力によってラミア(フォルテ)が中心となり、シャーラ、ガジュマル(トゥルバ)、ユーヤ(ルーメ)、ヒイラギ(ポンドゥス)、ライ(アーリマン)、羅漢(オウグ)とリンクした状態で変身した特殊形態。

覇界の眷属[編集 | ソースを編集]

覇界王ジェネシック
木星に出現したトリプルゼロの化身。ジェネシックガオガイガーが汚染された姿。
覇界王キングジェイダー / 覇界の箱舟ジェイアーク
トリプルゼロに汚染され覇界の眷属と化したキングジェイダー。
覇界マイク・サウンダース13世、覇界ゴルディーマーグ、覇界ビッグボルフォッグ、覇界天竜神、覇界幻竜神、覇界強龍神
トリプルゼロに汚染され覇界の眷属と化したGGGグリーンの勇者ロボ達。
覇界王ガイガー
「真の青の星の覇界王」に変貌した凱がトリプル・ゼロでファイナル・ガイガーを汚染した姿。

その他[編集 | ソースを編集]

宙龍/ZR-01
木星無人探査船として運用される事になった勇者ロボになれなかった存在。既にトリプルゼロに汚染されており、最初のゼロロボとして認定された。

用語[編集 | ソースを編集]

ガッツィー・グローバル・ガード(GGGブルー)
2012年に新たに再編・設立された新生GGG。長官を阿嘉松滋。スーパーバイザーをヤン・ロンリー。機動部隊隊長を天海護、副隊長を戒道幾巳が務める。
中盤に旧GGG所属である凱が復帰した際、組織の区別をつける為にエンブレムの色が青いことからGGGブルーの名称が採用された。
GGGグリーン
凱たち旧GGGのメンバーの呼称。旧GGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)がGGGブルーとは別組織として存続していた為、凱の所属はこちらになった。
大河が未帰還の間は凱が機動部隊隊長兼長官代理を務めている。
名称はGGGブルー同様、区別をつけるためにエンブレムの色からロゼ・アプロヴァールが命名した。
インビジブル・バースト
2010年に木星より突如発せられた強電磁場。この影響で地球上の文明社会を支えていたコンピューター、電子機器が誤作動や停止したことで無数の事故が発生し、社会インフラは崩壊。交通事故や火災といったトラブルに加えて大地震が頻発するなど、被害は数千万人にも及んだ。この世界規模の被害に対応するべく、木星への出発直前だったプロジェクトZは一時凍結。GGGは復興対応に追われることになる。
強電磁場はその後も継続して発せられ続けており、GGGの超AIロボなど、通常のコンピューターよりも遥かに頑強な防磁対策を施されているメカ以外は機能しなくなっている。また、テレビ配信や無線通信等もほぼ全世界規模で使用不可能。ガオガイゴーのファイナルフュージョン合体プログラムも送信不可能な為、要請シグナルはディヴィジョン艦との間で短距離レーザーによる光学通信に加工。各ガオーマシンは発進前にディヴィジョン艦内で有線接続によるプログラム入力が行われていた。
グローバルウォール計画
インビジブル・バーストへの対処のため、国連が主導で動いた計画。衛星軌道上へと展開した複数の人工衛星にウォールリングを発生させ、オービットベースに張り巡らされているプロテクトシェードを増幅。地球全土を覆うプロテクトウォールとして強電磁場を遮断するというもの。作中では2016年に実行され6年ぶりに無線環境が復帰することとなった他、南極における覇界王ジェネシックとの決戦でも重要な役割を担うことになった。
NEO
トリプルゼロ / <暁の霊気>
高純度のエネルギー「終焉を超えた誓い(オウス・オーバー・オメガ)」の前者はGGG、後者はソムニウム側での呼称。かつてザ・パワーと呼ばれていた物の正体。
ゼロ核(コア)
覇界の眷属と化した人間がゾンダーロボ機界31原種の核と同じような状態となったもの。覇界の眷属と化した勇者ロボの中核となる。護か凱の浄解を用いないと救えない。
ゼロロボ
トリプルゼロに侵され変質したメカのGGG側での呼称。素粒子Z0と似たパターンが感知される。認定ナンバーは「ZR-○○」。
黒化
覇界の眷属やゼロロボによって破壊された地域が変貌したもので、変貌した地域は植物すら生えない死の大地と化す。
疑似ゾンダーロボ
バイオネットが開発したゾンダーの疑似再現の最終段階となるもの。オリジナルと同様、護の浄解を用いないと救えない。
セプルクルム
ソムニウムが潜む人間が知覚できない不可知領域。
ソキウスの路 / STバイパス
アニムスの花が実るアニムスの実の中でも変身に用いられない亜種「ソキウスの実」をソムニウムが口に入れて食すのではなく、実そのものを体内に取り込ませて用いる空間転移能力で、前者はソムニウム、後者はGGG側での呼称。この能力を使用できるソムニウムは現時点ではシャーラのみ。
<パトリア>の刻
ソムニウムが到達を目論んでいる計画。それは人類がアルジャーノンの治療法を確立して克服し、自分達の庇護が必要なくなったのを確信した事により、別次元へ去っていく事であり、次元移動のために必要な「パトリアの実」を採取する計画でもある。
元凶なりし者
ラミア達ソムニウムが、獅子王凱に対してこう呼び敵視している。その理由は、凱が既にトリプルゼロに汚染されており、彼の中に眠り続けている「真の青の星の覇界王」の事を指す。

楽曲[編集 | ソースを編集]

小説単行本特典のドラマCDにて専用の主題歌が用意されている。

なお、この二曲は歌詞にそれぞれもう一方の曲(厳密にはその原曲)の歌詞をイメージしたフレーズが盛り込まれている。

オープニングテーマ
「勇者王誕生! ‐御伽噺(ジュブナイル)ヴァージョン‐」
歌 - 遠藤正明
勇者王ガオガイガー』オープニングテーマのアレンジ。
『30』で採用。プレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。
エンディングテーマ
「鎮-requiem-juvenile-伽」
歌 - ※-mai-
ベターマン』エンディングテーマのアレンジ。
『30』で採用。プレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦30
初参戦作品。原作完結から僅か4か月での参戦発表となった[1]。『FINAL』との同時参戦だが、『FINAL』側は機体のみ参戦でストーリーは本作がメインとなる。ただし勇者ロボの多くが未登場、ベターマン側のストーリーもほぼ省略と、エピソードの再現度としてはスピード参戦もあってか低めとなっている。
小説媒体のため今作にて初めてアニメーションが描かれる。そのため米たにヨシトモ監督、「ガオガイガー」に参加していた山根理宏氏や中谷誠一氏によって絵コンテが制作されている。一部のキャラクターグラフィック原画を漫画版作画の藤沢真行氏が担当している[2]。シナリオは米たに監督と小説版執筆の竹田裕一郎氏が監修を行なっている。
なお参戦にあたり、各キャラクターは成人した護も含めTV版からのオリジナルキャストを起用したが、戒道幾巳は紗ゆり氏が故人のため、米たにヨシトモ監督の指名で斎賀みつき氏が担当している[3]
本作での勇者ロボたちはトリプルゼロに侵食される前に超AIをシャットダウンして覇界の眷属とならなかったため[4]、他作品のロボットをゼロロボとしている。
本作ではトリプルゼロとゲッター線は敵対関係にあり、インベーダーに関しては知的生命体とみていないため攻撃対象となっていない。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 原作小説下巻のあとがきからシナリオに関しては原作完結前にスパロボスタッフへの提出用にプロットを書き起こして、それを追う形で後から原作を執筆する逆転現象が起きていたとの発言が竹田氏によってされている他、漫画版四巻あとがきでの藤沢氏の発言からはかなり早期の段階で参戦の打診があったことが窺える。
  2. 藤沢真行の2021年7月12日のツイート、Twitter、2021年7月17日閲覧。 なお、キャラクターに関しては漫画版のあとがきからラミア以外のベターマンやウッシー四号、ドクタータナトス等の立ち絵を担当したとのこと。
  3. 竹田裕一郎の2021年7月13日のツイート、Twitter、2021年7月17日閲覧。
  4. ボディ自体はトリプルゼロに修復されていたが、超AIを強制的にシャットダウンしたために自ら再起動できないほどのダメージを負ったことがシナリオ上で言及され、これを理由にユニットとしては未参戦となっている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

小説[編集 | ソースを編集]

漫画[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]