「インスペクター事件」の版間の差分
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+ | なお、『[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]]』のPVなどでは、「アインスト争乱」というインスペクター事件の中でアインスト関連のものだけを指すと思しき用語が登場するが、前述のようにアインストの首魁の撃破をもってインスペクター事件の終結とされているように、元々アインストに関連する内容も含まれているため、『外伝』『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』では「アインスト争乱」という用語は一切登場しない。「アインスト争乱」と区別された場合の本項がどこまでの範囲かは不明だが、おそらく「星から来るもの」から[[ウェンドロ・ボルクェーデ|ウェンドロ]]もしくは[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]の撃破までだと思われる。 | ||
+ | 関連して、一部で時系列を「インスペクター事件→アインスト争乱」とされる場合もあるが、実際は(一応は開始・終結のどちらもアインストのほうが遅いが)ほぼ時期が重なっており、終結時期に至ってはせいぜい数時間程度しか変わらないと思われるので、この表現は微妙である。 | ||
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2023年2月28日 (火) 22:27時点における最新版
地球側が「インスペクター」と呼称する異星人の地球侵攻に起因する、地球圏に巻き起こった一連の混乱を指す用語。
旧シリーズでは『第3次スーパーロボット大戦』が、OGシリーズでは『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』及び『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』(OGsでは「エピソード2:The Inspector」)が該当する。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
旧シリーズにおいて、「インスペクター事件」とは第3次スーパーロボット大戦で描かれた戦乱そのものを現す。
「インスペクター」とは、ディバイン・クルセイダーズ(以下、DC)総帥ビアン・ゾルダークがその襲来を警告した異星人である。彼らは入念な下準備の後、転移装置を用いた戦力集中投入による電撃作戦で地球連邦軍を壊滅寸前まで追い詰めた。その混乱に乗じて、ビアンの死により瓦解していたDCがザビ家一党により復興。「DC戦争(第2次スーパーロボット大戦)」を鎮圧したスーパーロボット軍団を主力とする地球連邦軍の独立部隊「ロンド・ベル」がこれらの混乱の平定に動き出し、インスペクター、DCとの三つ巴の乱戦が繰り広げられた。
当初は転移装置を有するインスペクターらが戦いを有利に進めていたが、彼らが地上の拠点としていたヨーロッパ地区を奪回する地球連邦軍の一大作戦「オデッサ作戦」の成功により地上での拠点を失い、地球からの撤退を余儀なくされる。それに乗じてDCの動きが活性化するものの、DCの指導者ギレン・ザビとキシリア・ザビとの内乱が発生、最終的にはロンド・ベルにより彼らが討たれたことで壊滅に至った。その後、インスペクターの指導者であったウェンドロ・ボルクェーデ、及びDCを離れ独自に活動を続けていたパプテマス・シロッコらが倒されたことにより表面上は戦乱が終結した。
しかし、全ての戦乱終結後、ロンド・ベルに協力していたシュウ・シラカワが突如反旗を翻し、ネオ・グランゾンに搭乗してロンド・ベルと対峙する。スパロボ史上でも屈指の性能を誇る同機を駆るシュウは、単機でもロンド・ベルを圧倒したが、最終的にはマサキ・アンドー及びスーパーロボット軍団に倒された(この顛末については、同作においては条件付でプレイ可能な隠し最終話として設定されているが、後のシリーズでは正史として扱われている)。この事件の詳細については30年以上も封印されることとなり、一般には公表されなかった(が、この設定はシュウと対決しない場合のみ語られる上に明かされた詳細の中でもウェンドロ達の正体は不明となっている。『第4次』のエピローグで地球とゾヴォーグは友好条約を結んでおり、ウェンドロらの正体は明らかになっているので、公式設定として扱われていないものと思われる)。
また、この事件から僅かの後、すぐさま「ラ・ギアス事件(スーパーロボット大戦EX)」が勃発。地球圏に吹き荒れる戦乱の嵐が収まる様子は一向に見えないのであった。
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
OGシリーズ中では「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2」における一連の事件を指して用いる。
「インスペクター」と呼称される異星人が地球圏に襲来、転移装置を使用した電撃作戦で地球連邦軍に大打撃を与えたところまでは第3次と同じ。同作ではさらに、DC残党の再編成組織であるノイエDC、彼らに協力し独自の活動を行っていたアースクレイドルの研究者達、平行世界からの転移者であるシャドウミラー、さらに未確認生命体アインストの大量発生により、地球圏は大混乱に陥る。
第3次のオデッサ作戦に相当する作戦として、北米における一大反攻作戦「オペレーション・プランタジネット」が立案され、地球連邦軍とノイエDCの協力により実行に移される。同作戦はインスペクターと手を組んだシャドウミラーの介入により失敗に終わり、地球側にも多大な被害を出す結果となったが、その後の追撃作戦で地球圏における主要生産ラインである月のマオ社・ムーンクレイドルを失ったインスペクターは、地球上の拠点であったネビーイーム(ホワイトスター)への撤退を余儀なくされる。
戦乱の最終局面ではネビーイーム近郊において、インスペクター・シャドウミラー連合軍と、物量にものを言わせてネビーイームへの攻撃を開始したアインストが衝突し、乱戦状態となる。その隙を突き、ヒリュウ改及びクロガネを旗艦とする精鋭部隊がインスペクターのお株を奪う電撃突入作戦を敢行、インスペクターの指導者ウェンドロ・ボルクェーデ、シャドウミラーの指導者ヴィンデル・マウザーを討つことに成功した。最後に残された正体不明の敵勢力・アインストも、その首領格であるシュテルン・レジセイア(ノイ・レジセイアがホワイトスターを依り代として進化した最終形態)を討ち果たしたことで消滅。ここに全ての戦乱は終結した。
OGsにおける主な相違点[編集 | ソースを編集]
OG2ではシュテルン・レジセイアの撃破により全ての戦乱が終結したことになっているが、OGsではこの事件も通過点に過ぎず、当然ながら以後も戦乱が続くことになる(尚、OGsではラスボスの名称が「シュテルン・ノイレジセイア」に変更となっている)。
また、旧シリーズにおけるインスペクター事件の最後に描かれたシュウの離反についてはOG2では再現されなかったが、OGsではその続編『スーパーロボット大戦OG外伝』(修羅の乱)において再現されることとなった(ただし、非常に極悪な性能で評判の高かった旧作のネオ・グランゾンに比べると、何かあったのかと心配になるぐらい弱体化している)。アニメ『ジ・インスペクター』においては、ノイヴォルフの撃破をもってインスペクター事件の終結としており、旧シリーズ同様シュウも決戦に参加している(ただし離反することはなく、最後まで味方である)。
なお、『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』のPVなどでは、「アインスト争乱」というインスペクター事件の中でアインスト関連のものだけを指すと思しき用語が登場するが、前述のようにアインストの首魁の撃破をもってインスペクター事件の終結とされているように、元々アインストに関連する内容も含まれているため、『外伝』『第2次OG』では「アインスト争乱」という用語は一切登場しない。「アインスト争乱」と区別された場合の本項がどこまでの範囲かは不明だが、おそらく「星から来るもの」からウェンドロもしくはヴィンデルの撃破までだと思われる。 関連して、一部で時系列を「インスペクター事件→アインスト争乱」とされる場合もあるが、実際は(一応は開始・終結のどちらもアインストのほうが遅いが)ほぼ時期が重なっており、終結時期に至ってはせいぜい数時間程度しか変わらないと思われるので、この表現は微妙である。
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